この記事では、映画『空海 KU-KAI 美しき王妃の謎』のストーリー（あらすじ）をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『空海 KU-KAI 美しき王妃の謎』の作品情報
出典：https://video.unext.jp/title/SID0035796
| 製作年 | 2018年 |
|---|---|
| 上映時間 | 131分 |
| ジャンル | 歴史 ミステリー ヒューマンドラマ |
| 監督 | チェン・カイコー |
| キャスト | 染谷将太 ホアン・シュアン チャン・ロンロン 火野正平 |
| 製作国 | 日本 中国 |
映画『空海 KU-KAI 美しき王妃の謎』の登場人物（キャスト）
- 空海（染谷将太）
- 皇帝の病を治すために日本からやってきた若き僧侶。
- 白楽天（ホアン・シュアン）
- 皇帝の記録係。空海と行動を共にするようになる。
- 陳雲樵（チン・ハオ）
- 朝庭の役人。黒猫の呪いに悩まされる。
- 春琴（キティ・チャン）
- 陳雲樵の妻。
- 阿倍仲麻呂(阿部寛)
- かつて皇帝に使えていた男。
- 玄宗皇帝（チャン・ルーイー）
- 唐を統べる皇帝。病に悩まされている。
映画『空海 KU-KAI 美しき王妃の謎』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）
映画『空海 KU-KAI 美しき王妃の謎』のあらすじ【起】
7世紀の中国。
唐の時代の中で、陳雲樵は役人を務めていた。
その妻の春琴が、自宅でメロンを食べていた時のことである。
通りかかった黒猫が、『分けてくれ』と話しかけてきたのだ。
メロンどころか池の魚の目玉まで食べつくした猫はお礼に、庭に埋まっている金銭のありかを教えてくれるのだった。
その一方で、日本から空海という若い僧侶が訪れていた。
病に伏した皇帝を助けるのが彼の目的だったのだが、空海が到着してすぐに皇帝は亡くなってしまう。
空海はそこで猫の毛と足跡を見つけ、追ってみることに。
その先には木札が落ちてあった。
そこに書かれた内容から空海は、皇帝の死は化け猫の呪いによるものなのではないかと考える。
記録係の白楽天は、皇帝の死について記す役目があった。
しかし皇帝の側近から『風邪で亡くなったと書け』と命じられる。
事実と異なることは書かかない信条から、白楽天はそれを拒否。
すると白楽天は解雇されてしまう。
やがて空海と白楽天は、行動を共にするようになった。
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映画『空海 KU-KAI 美しき王妃の謎』のあらすじ【承】
やがて空海は、人語を話す黒猫の話を聞く。
陳雲樵に会いに胡玉楼を訪れた空海と白楽天は、そこの豪華絢爛さに驚く。
どうやら陳雲樵は、猫が示した場所から本当に富を掘り当てたようだ。
陳雲樵が豪遊しているところに、再び黒猫が訪れた。
しかし陳雲樵は猫をぞんざいに扱う。
黒猫は客を襲い、陳雲樵に『明日はお前の屋敷に行く』と告げて去ってしまった。
空海と白楽天は猫について調査し、陳雲樵の屋敷に行き着く。
しかしその直前に、黒猫が陳雲樵の前に現れていたのだ。
黒猫は春琴に取り憑かれ、その状態で詩を詠む。
それは、何十年も前に詠まれた楊貴妃への詩だった。
黒猫が空海に接触されると、彼は真相を話す。
黒猫は『陛下に飼われていた、陳雲樵の父が陛下を生き埋めにした』と話す。
さらに『運命はあの方と同じ』と言い、消えるのだった。
映画『空海 KU-KAI 美しき王妃の謎』のあらすじ【転】
黒猫が詠んだ詩と、話した内容。
そこから空海は、楊貴妃が埋められたと推測する。
楊貴妃について調べると、阿倍仲麻呂という人物の存在を知る空海。
阿倍仲麻呂に鍵があると感じた空海は、彼をよく知る白玲から力を借りることに。
白玲は空海に、阿倍仲麻呂の日記を託す。
日記には、阿倍仲麻呂の『皇帝を愛している』という言葉が綴られていた。
さらに反乱を目論む安禄山を止めようと、皇帝は楊貴妃に対して「尸解」を活用したと書かれていた。
「尸解」とは、人間を仮死状態で埋める特殊な埋葬方法である。
皇帝は楊貴妃を生き埋めにし、安禄山の士気を下げようとしていたのだ。
結果的に楊貴妃は石の棺に入れられて埋められていたようなので、黒猫が言っていたことも間違っていなかった。
映画『空海 KU-KAI 美しき王妃の謎』の結末・ラスト（ネタバレ）
「もしかすれば、楊貴妃はまだ生きているのかもしれない」
そう推測を立てた空海と白楽天は、日記の場所に向かう。
ただ、石の棺の中には何も入っていなかった。
そこに黒猫が現れ、真実を話す。
尸解の仮死状態は2日程度しか続かず、楊貴妃は棺の中で目を覚ましていたのだ。
棺の中の彼女はやがて死んでしまう。
そうなることを皇帝は知っており、楊貴妃が死んだことも部下の責任にしていたのだった。
当時の現場にいた丹龍と白龍は、楊貴妃を救おうとしたが間に合わなかった。
そこで彼らは蘇生を願い、楊貴妃の亡骸を崖の上に移動させていたのだ。
ただ、尸解は2日しか効果がないことを丹龍は知っていた。
怒った白龍は丹龍を立ち去らせ、1人で楊貴妃の亡骸を見守ることに。
だが、亡骸に毒虫が湧いてしまう。
白龍は自分の体に毒虫を移動させ、自らの魂を皇帝が飼う黒猫に移すのだった。
そして黒猫は皇帝に復讐していたのだ。
全てを話すと、黒猫は涙を流して消える。
その後、空海は青龍寺の恵果大師を訪ねた。
その人こそ丹龍であったことが明かされ、物語の幕が閉じる。
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映画『空海 KU-KAI 美しき王妃の謎』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『空海 KU-KAI 美しき王妃の謎』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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