この記事では、映画『くれなずめ』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『くれなずめ』の作品情報
出典:https://mobile.twitter.com/kurenazume/with_replies
製作年 | 2021年 |
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上映時間 | 96分 |
ジャンル | ドラマ |
監督 | 松居大悟 |
キャスト | 成田凌 高良健吾 若葉竜也 浜野謙太 |
製作国 | 日本 |
映画『くれなずめ』の登場人物(キャスト)
- 藤田欽一(高良健吾)
- 東京で劇団を主催しており、舞台演出も手掛ける。
- 明石哲也(若葉竜也)
- 欽一の劇団に所属するコメディ俳優。欽一の支えとなっている。
- 曽川拓(浜野謙太)
- 高校の頃から、仲間たちの中で「ソース」というあだ名で呼ばれていたサラリーマン。余興の出し物をする6人の仲間の中で、唯一の既婚者。
- 田島大成(藤原季節)
- 会社員。吉尾を慕っている後輩として、余興の出し物に参加する。
- 水島勇作(目次立樹)
- 高校卒業後、地元のネジ工場に就職したため、あだ名が「ネジ」となった。
- 吉尾和希(成田凌)
- ウルフルズと岡本太郎を尊敬する優しい男。
- ミキエ(前田敦子)
- 高校時代、吉尾と一緒に清掃委員をしていた。吉尾に対して、真面目に掃除をするよう厳しく叱る場面があった。
映画『くれなずめ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『くれなずめ』のあらすじ【起】
結婚式会場で、6人の男性たちが余興の打ち合わせをしている。
劇団を主宰する欽一、欽一の劇団のコメディ俳優・明石、仲間から「ソース」という愛称で呼ばれるサラリーマンの曽川、ネジ工場で働いているため、「ネジ」と呼ばれている水島、仲間想いで優しい吉尾、吉尾を尊敬する後輩の大成。
6人は高校時代、帰宅部仲間として交友を深め、卒業後も連絡を取り合っていたが、6人で集まるのは5年ぶりだ。
6人は打ち合わせを終えると、その足でカラオケに行き、思い出の歌を一緒に熱唱して盛り上がった。
「そろそろお開きの時間か」と皆が感じ始めた頃、吉尾はふと、何かを思い出したように「もしかして俺って、5年前に、死んで…」と呟いた。
それを聞いた仲間たちは、吉尾の言葉に何も答えず、何事もなかったように笑い合い、ふざけ合いながら解散した。
結婚式の余興として、彼らは、高校時代に文化祭で披露した出し物を選んだ。
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映画『くれなずめ』のあらすじ【承】
結婚式で6人は、赤いふんどし1丁という姿で、ウルフルズの「それが答えだ!」を踊った。
大いに盛り上がるはずと6人が確信していた余興は、盛り上がるどころか、会場のゲストたちのドン引きという結果に終わり、6人は引き出物の紙袋を手に、うなだれて会場を出た。
2次会が始まるまでには3時間もあった。
6人は時間つぶしにと、過去を振り返り始めた。
12年前。明石は高校の文化祭でコントをやろうと考え、清掃委員だった吉尾を誘った。それをきっかけに、吉尾は明石と共に、演劇界を志すようになった。
そこに、ステージを創作していく過程でソース、大成、ネジ、欽一も加わり、文化祭の打ち上げでさらに仲良くなった6人は、また一緒に何かやろうと誓い合った。
9年前。吉尾とネジが大成の部屋に泊った夜のこと。
高校時代の思い出を語るうちに、吉尾が、同じ清掃委員だったミキエを好きだったということが2人にばれてしまい、後に、他の3人にも知られることとなってしまう。
6年前。仙台で会社員をしている吉尾を、欽一が東京の自分の劇団に誘いに来たが、吉尾は断った。
映画『くれなずめ』のあらすじ【転】
2年前。大成は吉尾の親族から受け取った、吉尾が好きだったという菓子を手に、駅のホームにいたところ、ミキエと再会した。
ミキエは大成に、線香を上げに来たと話した。
現在。2次会までの時間つぶしをしている6人の前にミキエが現れ、吉尾に、なぜここにいるかと怒ったように訊ねる。
吉尾はミキエをずっと好きだと告白するが、ミキエには夫も子供もいるという。それに対して吉尾が「幸せになれよ」と激励すると「もう幸せになってるし」とミキエは怒りを露わに答えた。
5年前。明石と欽一の舞台を観るために、吉尾は仙台から東京へやって来た。大成、ネジ、ソースも駆けつけ、舞台は成功を収めた。6人は再会を心から喜んだが、吉尾は「明日も仕事だから、今から新幹線で仙台へ帰る」と、打ち上げ参加の誘いを断った。
明石は吉尾に、乗り遅れたら電話するよう言い、実際に乗り遅れた吉尾が明石に電話をしたが、明石は電話に気付かなかった。
2年前。明石、欽一、大成、ソース、ネジの元に、吉尾の家族から、吉尾の訃報のメールが届いた。
映画『くれなずめ』の結末・ラスト(ネタバレ)
吉尾は、5人の仲間の目の前に姿を現したかと思えば消え、また現れるということを繰り返していた。そんな吉尾に対して「いい加減にしろ」という感情を抑えられなくなった5人は、吉尾ともみ合いになった後、気付くと天国に来ていた。
吉尾は「お前ら、こっち来てどうすんだよ。戻れよ」と言ったが、5人は反発を表すために余興の練習を始めた。
いつの間にか、6人は一緒に、結婚式の余興の最中に戻っていた。赤いふんどし1丁で踊る6人のステージに、新郎新婦もミキエも笑顔で盛り上がっている。
そして、ステージを終えた6人の胸は喜びに溢れていた。
5人は、吉尾と最後に会った5年前の打ち上げの夜をやり直さなければいけないと気付いた。
5年前の夜と同じように笑い合い、同じ話をした。しかし、5人はこれが吉尾に会える最後の夜だと認識しているという点だけが、違った。5人は涙を堪えながら、吉尾の後ろ姿を見送った。
2次会の時間が近づき、5人は美しい夕焼け空の下、「くれなずめ」と心の中で呟きながら会場へ歩き始めた。
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映画『くれなずめ』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『くれなずめ』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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