この記事では、映画『梅切らぬバカ』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『梅切らぬバカ』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0067916
製作年 | 2021年 |
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上映時間 | 77分 |
ジャンル | ヒューマンドラマ |
監督 | 和島香太郎 |
キャスト | 加賀まりこ 塚地武雅 渡辺いっけい 森口瑤子 |
製作国 | 日本 |
映画『梅切らぬバカ』の登場人物(キャスト)
- 山田珠子(加賀まりこ)
- 庭に大きな梅の木のある一軒家で、息子と2人暮らしをしている。有名な占い師。
- チューさん(塚地武雅)
- 珠子の息子。自閉症で、もうすぐ50歳になろうとしている。馬が好き。
- 里村茂(渡辺いっけい)
- 山田家の隣に引っ越して来た。家族に相談もなく、独断で一戸建てを購入した。自己中心的な性格。
- 里村英子(森口瑤子)
- 茂の妻。常識的で優しく、いつも息子のことを気遣っている。
- 里村草太(斎藤汰鷹)
- 茂と英子の息子で、小学生。転校した先で、なかなか友達ができない。
映画『梅切らぬバカ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『梅切らぬバカ』のあらすじ【起】
山田珠子と息子の忠男は、庭に大きな梅の木がある一軒家で、2人で暮らしている。
忠男のニックネームは「チューさん」。自閉症で、もうすぐ50歳になる。
ある日、山田家の隣に、里村という名字の家族が引っ越して来た。
里村家は、自己中心的な父・茂と、優しい母親・英子、引っ込み思案な小学生の息子・草太の3人家族だ。
引っ越してきた初日から、里村家の3人は、山田家の庭から大きな梅の木の枝が飛び出し、里村家の敷地にまで伸びていることに困惑する。
その翌朝のこと。チューさんはいつも通り目覚まし時計のアラームで目覚めると、時刻を読み上げる。
速やかに布団を畳むのも、珠子にひげを剃ってもらうのも、そしてその後、珠子と朝食を摂るのも、チューさんの朝のルーティンだ。
チューさんは障がい者を雇用している小さな工場で働いており、そこへ出勤する前にゴミ出しに行く。
そこで、同じくゴミ出しに来た茂と草太に出会い、2人の持ってきたゴミが正しく分別されていないことを指摘する。
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映画『梅切らぬバカ』のあらすじ【承】
英子が、引っ越しの挨拶のために山田家を訪れると、女性たちが待ち行列を作っていた。
英子がこっそり中の様子を伺うと、女性たちは珠子に人生相談をしていた。
珠子が占い師として、女性たちの相談に乗っていることを理解した英子は、行列に並び、自分の順番が回って来てから、珠子に引っ越しの挨拶を済ませ、その上で、山田家の庭の梅の木が、山田家の敷地をはみ出していることに困っていると相談した。
珠子は英子に、梅の木の剪定を約束した。
チューさんの働く工場の上長・大津は、障がい者のグループホームを経営しており、そこに空室が出来たことを珠子に告げた。
チューさんの50歳の誕生日の夜、珠子は彼に、自分と離れて暮らしたいかと訊ねる。
チューさんの答えはイエスで、それに加え「お嫁さんをもらいます」と言い、珠子を笑わせた。
珠子とチューさんがグループホームの見学に行くと、近隣住民がグループホームの存続に反対する運動を起こしていた。特に声高に反対意見を叫んでいるのは、乗馬クラブの奈津子だ。
映画『梅切らぬバカ』のあらすじ【転】
里村家が引っ越してきた日に草太が落としたサインボールを届けるために、チューさんは里村家の敷地に入った。
事情を知らない茂は激怒し、チューさんは出て行ったが、その後、草太の話により誤解が解け、茂は自分のチューさんに対する態度を反省する。
草太は、この町に引っ越してきてから、まだ友達がいなかった。
ボールを届けてくれたお礼を言いに、山田家を訪れた草太は、チューさんと珠子に歓迎され、山田家に自分の居場所を見つけた。
珠子が英子と約束した、梅の木の剪定の日を迎えた。
チューさんは仕事を休んで、剪定を見守るが、枝が切り落とされる度に奇声を上げ、何度も剪定は中断された。
それを見た英子は、初めは呆れ顔だったが、チューさんにとっては、梅の木が父親のような存在であると珠子から聞かされ、心を改め、剪定の中断を望んだ。
チューさんはグループホームで暮らし始め、珠子は独り暮らしになったが、草太は可能な限り山田家を訪れて珠子を手伝った。
ある夜、チューさんは些細な揉め事がきっかけでグループホームを抜け出し、偶然草太と再会した。
映画『梅切らぬバカ』の結末・ラスト(ネタバレ)
チューさんが馬好きであると知っていた草太は、チューさんに馬を見せてあげたいという想いから、2人で乗馬クラブに行こうと誘う。
2人の楽しい時間も束の間、無許可の侵入を警備員に見つかり、草太は逃げ出し、チューさんは捕まってしまった。
その上、ポニーが逃げ出し、自治会長と衝突。自治会長は怪我を負ってしまった。
この1件で、近隣住民による、グループホームの存続反対運動は白熱し、チューさんはグループホームを退去することになった。
草太は「自分がチューさんを置いて逃げてしまった」と、茂と英子に打ち明けたが、茂はそのことは黙っているようにと、草太に指示した。
しかしその後、茂も後ろめたさを感じ、珠子に謝ろうと山田家を訪れたところ、そこには英子と草太の姿もあり、皆でチューさんの帰還を祝っているところだった。
そこに茂も加わり、楽しい時間を過ごす。
ビールを飲み、酔って気が大きくなった茂は「ここにグループホームを建てる」と宣言したが、翌朝には自分の言葉を忘れていた。
チューさんは馬を見てから仕事へ行き、珠子は今日も梅の木を眺めている。
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映画『梅切らぬバカ』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『梅切らぬバカ』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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