この記事では、映画『ラ・ブーム2』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ラ・ブーム2』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。
映画『ラ・ブーム2』の作品情報

上映時間:108分
ジャンル:ラブストーリー、青春
監督:クロード・ピノトー
キャスト:ソフィー・マルソー、ブリジット・フォッセー、クロード・ブラッスール、ドニーズ・グレイ etc
映画『ラ・ブーム2』の登場人物(キャスト)
- ヴィック・ベレトン(ソフィー・マルソー)
- 15歳の高校1年生。パリ在住。2年前にマチューと別れて以来、彼氏はいない。ルカというまだ2歳に満たない幼い弟がいる。
- フィリップ・ベルチエ(ピエール・コッソ)
- 18歳の高校3年生。パリ在住。とある偶然からヴィックと出会い、恋に落ちる。キックボクシングをしているハンサムな青年。
- ペネロプ・フォンタネ(シェイラ・オコナー)
- ヴィックの親友。つい最近初体験を済ませ、男の子のことで頭がいっぱい。両親が離婚し母親としっかり者の妹サマンタと3人暮らし。
- フランソワ・ベレトン(クロード・ブラッスール)
- ヴィックの父親。歯科医だったが論文が認められて研究者となる。2年前には浮気が原因で妻と離婚の危機を迎えていたがその後仲直りをし、現在は妻一筋。
- フランソワーズ・ベレトン(ブリジット・フォッセー)
- ヴィックの母親。2年前からイラストの仕事を始め、現在はアニメーターとして認められつつある。美人でハキハキと物を言う。
- プペット・ヴァラディエ(ドゥニーズ・グレイ)
- ヴィックの曽祖母。ハープ奏者。彫刻家で妻帯者のジャン=ルイを44年間想い続けている破天荒でパワフルな85歳のおばあちゃん。
映画『ラ・ブーム2』のネタバレあらすじ(起承転結)
映画『ラ・ブーム2』のあらすじ【起】
15歳になったヴィックは夏休みを利用してドイツの田舎町へバカンスに来ていた。刺激のない日々に退屈していたところ、ドイツを訪れていた曽祖母のプペットから電話がある。こちらで通っている学校がまだ6日残っていたが、ヴィックはプペットの誘いでパリへ帰ることにする。
パリに着いたヴィックとプペットをヴィックのママが迎えに来ていた。プペットは長年想い続けてきたジャン=ルイの妻が亡くなったと聞いて驚く。ヴィックはすぐに親友のペネロプの家へ泊まりに行く。ペネロプはこの夏、ついに初体験を済ませていた。
翌朝、ヴィックは自分のパスポートが帰りの電車が一緒だったフィリップという青年のものと入れ替わっていることに気づく。フィリップは近くに住んでおり、ヴィックとペネロプは彼の家を訪ねる。高校3年生のフィリップは一人暮らしをしており、フィリップの部屋にはフレドという男友達とカトリーヌという女友達がいた。ペネロプはハンサムなフィリップを気に入り、積極的にアプローチを開始する。
映画『ラ・ブーム2』のあらすじ【承】
歯科医をしているヴィックのパパは、2年前から医学的な研究を続けて論文を書いていた。ママは研究に夢中でいつもうわの空のパパに不満を感じていたが、論文が認められたら研究者の道を歩みたいというパパの願いを聞き入れる。収入は大きく減るが、最近はママのアニメーターとしての仕事も認められつつあり、家計はなんとかなるとパパを応援する。その後パパの論文は銀メダルを受賞し、パパは晴れて研究者となる。
ヴィックはフィリップからデートの誘いを受ける。ペネロプは機嫌を損ねてしまうが、ヴィックも内心はフィリップが気になっていた。デート当日。人気バンドのコンサートを観に来た2人はすっかりいい雰囲気になり、会場でキスをする。帰りのバスでもずっといちゃついていて、これが自宅と反対方向へ行くバスだと終点まで気づかなかった。しかもヴィックはバックを盗まれてしまい、フィリップもほぼ一文無しだった。午前3時も過ぎて帰宅したヴィックはパパに怒られるが、“幸せで家に帰りたくなかった”と正直に話す。パパも恋をした娘の気持ちを理解する。
映画『ラ・ブーム2』のあらすじ【転】
ペネロプにも新しい恋人ができ、ヴィックは堂々とフィリップと付き合い始める。そんな時、最近お互いに仕事が忙しくてゆっくりできていなかったヴィックの両親は、急にアフリカ旅行へ出かけてしまう。
両親が旅立った日はフィリップのボクシングの試合の日だった。ヴィックも応援へ駆けつけるが、フィリップは試合で怪我をしてそのまま入院する。ヴィックは病院の入り口からカトリーヌが出てくるのを見てしまい、フィリップの見舞いには一切行かなかった。
フィリップはどうしてもヴィックに会いたくて早めに退院し、夜にヴィックを誘い出す。ヴィックはルカをペネロプの家へ預けて、フィリップのところへ向かう。ヴィックは初体験を覚悟してフィリップの部屋まで行くが、結局何もせずに帰る。しかし予定を早めて帰国していた両親からは“信頼の問題だ”と、また怒られてしまう。
ヴィックは2年前に付き合っていたマチューのブームへ、フィリップを連れて行く。マチューといちゃつくヴィックを見てフィリップはやきもちを焼き、ゲームで娼婦に化けて客引きをすると言い出したヴィックに腹を立てて帰ってしまう。娼婦に化けたヴィックは警察に補導されそうになり、偶然そこを通りかかったパパが警察を客と勘違いして殴りかかる。周辺は大騒ぎとなり、ヴィックたちは大目玉を食らう。
映画『ラ・ブーム2』の結末・ラスト(ネタバレ)
このことがあってから、ヴィックとフィリップは口をきかなくなっていた。お互いにわざと他の人と付き合うふりをして、さらに仲直りのきっかけを失っていく。ヴィックのパパとママも深刻な問題に直面していた。パパはリヨンにいる教授の研究室に誘われ、一家でリヨンに引っ越したいと考えていたが、ママは自分の仕事のことを考えてくれないパパに腹を立てる。
そんな中、プペットはついにジャン=ルイとの結婚を決める。2人は結婚式場で待っている人たちの前を素通りして、すぐにハネムーンへ出かけてしまう。パパはいろいろ考えて単身赴任することに決める。パパはママを愛しているし、ママの仕事のことも認めていた。ママはそんなパパの見送りに来て、切ない気持ちになる。
入試に合格したフィリップはモンテーニュへと旅立とうとしていた。フィリッップは数日前に部屋の合鍵を入れた封筒をヴィックの自宅前に置いていたが、ヴィックはそれを別の男の子からの手紙だと勘違いして開けていなかった。フィリップの出発間際になってそれに気づいたヴィックは彼の部屋へ急ぐがすでに彼はおらず、そのまま駅へと走る。ホームにいるヴィックに気づいたフィリップは、走り出した電車から飛び降りる。ようやく素直になれた2人はホームでしっかりと抱き合うのだった。
映画『ラ・ブーム2』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)
前作から成長したヴィックの姿がとても印象的だった。恋愛に対しても少し大人になり、単なるときめきだけでなく現実とのバランスを考え始める様子がリアル。フィリップとの関係も甘いだけではなく、すれ違いや葛藤が描かれていて共感できた。ラストで彼の想いを受け止める場面は、青春の終わりと新しい一歩を感じさせる余韻があった。(20代 男性)
前作よりも恋愛の描き方が少し切なくなっていて、大人への階段を上る物語だと感じた。ヴィックの揺れる気持ちや不安が丁寧に描かれていて、観ていて感情移入しやすい。フィリップとの関係も理想だけではないリアルさがあり、ラストの選択に納得できた。音楽や雰囲気も含めて、とても美しい青春映画。(30代 女性)
シリーズの続編として、キャラクターの成長がしっかり描かれているのが良い。ヴィックが自分の将来や恋愛について真剣に考えるようになる姿は、前作との対比でより印象的だった。祖母との関係も温かく、作品全体に優しさがある。ラストは少し切ないが、それが青春らしくて良かった。(40代 男性)
キラキラした青春だけでなく、少し苦い現実も描かれているのが印象的だった。ヴィックの恋愛は理想通りにはいかず、迷いや不安がリアルに表現されている。フィリップとの距離感も絶妙で、観ていて胸が締め付けられた。ラストの余韻がとても美しく、静かに心に残る作品だった。(20代 女性)
前作の軽やかさに比べて、より落ち着いたトーンで描かれているのが特徴的。恋愛だけでなく、家族や将来について考えるヴィックの姿が印象に残る。祖母との会話には人生の深みがあり、物語に厚みを与えている。ラストの展開は控えめだが、その分リアリティがあり、心に残る。(50代 男性)
ヴィックの成長がしっかり感じられる続編で、とても好印象だった。恋愛に対しても少し大人びた視点が加わり、単純なハッピーエンドでは終わらないところが良い。フィリップとの関係も繊細で、観ていて共感できる部分が多かった。全体的に優しくて温かい雰囲気が魅力の作品。(30代 女性)
青春映画としての完成度が高く、時代を超えて楽しめる作品だと感じた。ヴィックの心の変化や葛藤が丁寧に描かれており、ストーリーに深みがある。ラストのシーンは派手ではないが、静かな感動があり印象的だった。恋愛だけでなく人生についても考えさせられる内容。(40代 女性)
前作の明るさを期待して観ると少し違うが、その分成長物語としての魅力がある。ヴィックの恋愛は現実的で、理想だけではない部分がしっかり描かれている。フィリップとの関係も含めて、青春の儚さが伝わってくる。ラストの静かな終わり方がとても好きだった。(20代 男性)
恋愛だけでなく、家族や人生観も描かれていて奥行きのある作品だった。祖母の存在がとても大きく、ヴィックにとっての支えになっているのが印象的。フィリップとの関係は切なさもあるが、それがリアルで共感できる。全体的に優しい余韻が残る良作。(50代 女性)
全体的に落ち着いた雰囲気で、大人の入り口に立つ少女の心情が丁寧に描かれている。ヴィックの選択や葛藤が自然で、無理のないストーリー展開が良かった。ラストは派手ではないが、静かな成長を感じさせる締めくくりで印象に残る。シリーズとして非常に完成度の高い続編だった。(30代 男性)
映画『ラ・ブーム2』を見た人におすすめの映画5選
ラ・ブーム
この映画を一言で表すと?
初恋と家族の揺らぎを描く、瑞々しい青春の原点。
どんな話?
13歳のヴィックは新しい学校生活の中で恋や友情に目覚め、初めての“ブーム”に心を躍らせる。一方で両親の関係は揺らぎ、家庭にも変化が訪れる。思春期の不安や期待、家族との距離感を軽やかに描いたフランス発の青春物語。
ここがおすすめ!
続編であるラ・ブーム2の感動をより深く味わうために欠かせない一作。ヴィックの原点となる心情や家族関係が丁寧に描かれており、成長の対比が楽しめる。音楽や雰囲気も魅力的で、青春映画の王道として今でも色褪せない。
恋する惑星
この映画を一言で表すと?
すれ違う恋が心に残る、都会的で切ないラブストーリー。
どんな話?
香港の街を舞台に、二つの恋愛が交差する。失恋した警官と不思議な女性、もう一人の警官と自由奔放な女性。偶然とすれ違いの中で、それぞれの恋が静かに動き出す。軽やかでありながら、どこか寂しさを感じさせる物語。
ここがおすすめ!
恋の儚さやすれ違いの切なさがラ・ブーム2と共通している。スタイリッシュな映像と音楽が印象的で、感情を直接語らない演出が心に残る。恋愛の余韻をじっくり味わいたい人におすすめ。
ブルックリン
この映画を一言で表すと?
揺れる心と選択が胸を打つ、静かな成長の物語。
どんな話?
アイルランドからアメリカへ渡った若い女性エイリシュは、新しい生活の中で恋に出会う。しかし故郷に戻ったことで、二つの人生の間で揺れ動くことになる。どちらを選ぶべきか悩む姿が丁寧に描かれるヒューマンドラマ。
ここがおすすめ!
大人への一歩を踏み出す主人公の心情が、ラ・ブーム2のヴィックと重なる。派手さはないが、繊細な感情の揺れが丁寧に描かれており、静かな感動を味わえる。人生の選択に共感できる人にぴったり。
君の名前で僕を呼んで
この映画を一言で表すと?
ひと夏の恋が永遠になる、繊細で美しい青春の記憶。
どんな話?
イタリアの夏、17歳の少年エリオは父の研究助手としてやってきた青年オリヴァーと出会う。最初は戸惑いながらも、二人は次第に強く惹かれ合っていく。ひと夏の恋が、彼の人生に大きな影響を残す物語。
ここがおすすめ!
恋の喜びと切なさが繊細に描かれており、ラ・ブーム2の余韻に通じる美しさがある。風景や音楽も含めて感情を包み込むような演出が魅力で、静かに心に残る作品。青春の儚さを味わいたい人におすすめ。
あと1センチの恋
この映画を一言で表すと?
近すぎる距離がもどかしい、長年の恋を描くラブストーリー。
どんな話?
幼なじみのロージーとアレックスは、互いに特別な存在でありながらもタイミングが合わず、恋人にはなれないまま年月を重ねていく。人生の選択や環境の変化の中で、二人の関係は揺れ続ける。
ここがおすすめ!
恋愛のタイミングやすれ違いの切なさがラ・ブーム2と重なる部分が多い。軽やかな雰囲気の中にもリアルな感情があり、共感しやすいのが魅力。長い時間をかけた恋の行方に心を動かされる一作。



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