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映画『ラストレター』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『ラストレター』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

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映画『ラストレター』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0049270

製作年 2019年
上映時間 120分
ジャンル ラブストーリー
監督 岩井俊二
キャスト 松たか子
広瀬すず
庵野秀明
森七菜
製作国 日本

映画『ラストレター』の登場人物(キャスト)

岸辺野裕里(大人:松たか子 / 高校時代:森七菜)
夫と子供二人との4人暮らしの主婦。図書館に勤めている。間の抜けた一面があり、憎めない。
乙坂鏡史朗(大人:福山雅治 / 高校時代:神木隆之介)
デビュー作以降、全く書けない小説家。高校時代の初恋の人を想い続けている。
遠野美咲(広瀬すず)
裕里の姉。高校時代、生徒会長をしていた学校の人気者。44歳で亡くなった。
遠野鮎美(広瀬すず)
美咲の娘。母を亡くし、裕里の実家で祖父母と暮らす。母・美咲と瓜二つ。思慮深く大人びた少女。
岸辺野颯香(森七菜)
裕里の娘。いとこの鮎美を慕っている。無邪気な少女。
阿藤陽市(豊川悦司)
美咲の元夫。鏡史郎の大学時代の先輩。謎多き人物。

映画『ラストレター』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ラストレター』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ラストレター』のあらすじ【起】

岸辺野裕里は姉・美咲の葬儀の際、美咲の娘・鮎美から同窓会の案内状を託される。姉の死を知らせるため同窓会に出向いたが、美咲に勘違いされてそのまま会に参加してしまう。裕里は初恋の人・乙坂鏡史郎を見つけて、そっと盗み見た。会場では、美咲が卒業生代表の言葉を読む音声が流された。

帰ろうとしてバスを待っていると鏡史郎が追いかけて来た。裕里は美咲のふりをしたまま、連絡先を交換した。別れ際に「小説、読んでくれた?」と聞かれるが、裕里には分からずその場を去った。

「25年間君に恋しています」そんなメッセージが鏡史郎から届いた。 それが夫に見つかりスマホを壊されてしまう。その事実を手紙に書いて鏡史郎に送った。そして一方的に日常のことを書いて送るようになった。

ある時、実家に帰省したことを手紙に書いた。裕里からの手紙には住所が書かれていないため、鏡史郎は美咲の実家に返事を送った。その手紙は鮎美と裕里の娘・颯香が読むことになった。

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映画『ラストレター』のあらすじ【承】

鮎美も美咲のふりをして返事を出した。「私とのことをどれくらい覚えていますか」
それを読んだ鏡史郎は美咲との記憶を手紙に書いて行く。転校して来て、生物部に入り、裕里と知り合ったこと。裕里から美咲の話を聞き、興味を持ったこと。紹介された美咲の美しさに息を飲んだこと。鏡史郎は裕里にラブレターを託したこと。

裕里は、ひょんなことから義母の高校時代の先生の家で、添削の手伝いをすることになった。鏡史郎への手紙に先生の住所を書いて送った。すると、突然鏡史郎が裕里を訪ねて来た。

裕里は鏡史郎が送った小説を思い出せないと言った。すると「自分がモデルになった小説を忘れるはずない、君は裕里だ」と指摘される。同窓会の時から気が付いていたと。「美咲はどうしているのか?」と問われ、「亡くなりました」と答えると、鏡史郎は絶句する。

美咲は大学時代に駆け落ちのような結婚をして、その男に人生をめちゃくちゃにされた。心の傷は癒えず、何度も自殺未遂をして、最期は山の中で自死した。鏡史郎は相手の男に心当たりがあるようだった。

映画『ラストレター』のあらすじ【転】

裕里は鏡史郎が書いた「美咲」という本をもらった。「姉のふりをして手紙を書いていたら、その人生が続いているような気がした。誰かがその人のことを思い続けていたら生きていることになる」と語った。

裕里は高校時代を思い出した。鏡史郎のラブレターを裕里は美咲に渡していなかった。それが鏡史郎にばれた。ちゃんと本当のことを言えと美咲に言われて「センパイが好きです」と手紙に書いて渡した。鏡史郎は驚いて「ごめん」と言うのがやっとだった。

鏡史郎は、美咲が結婚していた頃住んでいたアパートを訪ねた。すると美咲の元夫・阿藤がまだ住んでいることが分かる。外で飲んでいた阿藤のところに行き、美咲が自殺したことを告げると、阿藤は驚き、黙り込んだ。阿藤を責めると「そうだ。美咲は俺のせいで死んだ。だが、お前はあいつの人生に何ら影響を与えていない。あいつに振られたからあの小説がある。つまりあの小説は俺たちからのプレゼントだ」と言うのだった。

映画『ラストレター』の結末・ラスト(ネタバレ)

鏡史郎は卒業した高校へ向かった。そこで鮎美と颯香と出会う。鮎美と美咲はそっくりだった。鮎美は乙坂鏡史郎であることを見抜き、母の代わりに手紙を書いたことを白状した。

鮎美から「母に会ってあげてください」と言われ、鏡史郎は仏前で手を合わせた。遺影をなぞりながら、美咲の卒業生代表の言葉を一緒に書いたことを思い出す。その時「小説家になれるよ」と言われたのだった。

「美咲」を本棚から取り出した。鮎美は「手紙をもらった時にこの本の人だとすぐに分かった」と言った。鮎美に頼まれて本にサインする。鮎美は手紙の束を見せた。鏡史郎が送ったものだった。「母の宝物でした」と言う。「いつかきっとこの人が母を迎えに来てくれる」そう信じて頑張って来たと。鏡史郎の目に涙があふれた。

裕里の勤める図書館に鏡史郎がやって来た。お土産だと言って、高校や鮎美と颯香の写真を渡す。裕里は「信じるものを追いかけてください。あなたは私のヒーローだから」と言って握手した。

鮎美はずっと読めなかった母の遺書を取り出した。それは、卒業生代表の言葉を書いた原稿だった。

映画『ラストレター』の感想・評価・レビュー

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映画『ラストレター』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『ラストレター』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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