映画『噂のギャンブラー』の概要:「噂のギャンブラー」(原題:Lay the Favorite)は、2012年のアメリカ映画。実在の女性スポーツ賭博師ベス・レイマーの自叙伝を映画化。監督は「ハイ・フィデリティ」、「ハイロー・カントリー」のスティーブン・フリアーズ。主演は「それでも恋するバルセロナ」、「ザ・タウン」のレベッカ・ホール。共演に「ダイ・ハード」、「アルマゲトン」などのブルース・ウィリス。「シカゴ」、「幸せのレシピ」などのキャサリン・ゼタ=ジョーンズ。「シャッター」のジョシア・ジャクソン。ヴィンス・ヴォーン、フランク・グリロなど。
映画『噂のギャンブラー』 作品情報
- 製作年:2012年
- 上映時間:94分
- ジャンル:サスペンス、コメディ
- 監督:スティーヴン・フリアーズ
- キャスト:ブルース・ウィリス、レベッカ・ホール、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、ジョシュア・ジャクソン etc
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映画『噂のギャンブラー』 評価
- 点数:60点/100点
- オススメ度:★★★☆☆
- ストーリー:★★★☆☆
- キャスト起用:★★★☆☆
- 映像技術:★★★☆☆
- 演出:★★★☆☆
- 設定:★★★☆☆
[miho21]
映画『噂のギャンブラー』 あらすじ(ストーリー解説)
映画『噂のギャンブラー』のあらすじを紹介します。
個人客相手に出張専門のストリップダンサーをしていたベス(レベッカ・ホール)は自分の仕事に嫌気が差し、カジノのバーでウェイトレスをやる目的でラスベガスへと向かった。ベスは仕事を探すうちに知り合った女性のホリー(ローラ・プリポン)から紹介された、スポーツブック(スポーツ賭博)を生業とする噂のギャンブラー、ディンク(ブルース・ウィリス)たちのアシスタントをすることになる。彼女はギャンブルの事など何も分からないまま働くうちに、そのスリルに興奮しスポーツブックの世界にのめり込み、仕事だけの関係ではなくディンクに魅かれるようになってゆく。しかしディンクには妻のチューリップ(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)がいて関係は進展しない。日頃から頻繁にベスと行動を共にしていたディンクは、妻のチューリップにベスとの不倫疑惑を掛けられ夫婦仲に亀裂が生じてしまう。ディンクは家庭を守るためベスに仕事を辞めるように頼み、ベスは泣く泣く退職してしまうが、その後ディンクはスポーツブックに負け続け、資金が回らなくなり周囲に当たり散らす。一方で職を失ったベスは、カジノを彷徨うなかで出会ったジェレミー(ジョシュア・ジャクソン)と一夜の関係に陥り、彼と共にニューヨークへ引っ越す事を決めるが、その寸前にベスの前にディンクが現れ職場復帰を願い入れる。ツキを呼ぶ女神としてベスはディンクに必要とされており、チューリップも渋々それを承知し、ベスへの対抗心からかシワ取りの整形手術を受けていた。しかしベスのツキはディンクの期待を裏切る結果になり、再び彼女はディンクの許を離れジェレミーのいるニューヨークへと旅立った。ベスはかつてディンクの顧客であったロージー(ビンス・ボーン)に連絡を取り、彼の違法スポーツブックで高額なギャラを提示され働くことになる。しかし彼女は顧客のトラブルに巻き込まれ多大な損失を抱えてしまい、裏のブックメーカー業が警察に発覚する危険に晒され、さらに彼女の仕事を秘かに手伝っていたジェレミーの社会的地位も危うくなっていた。助けを求めるベスのためにディンクたちは再び集結し、最後の一発逆転に賭ける勝負に出た。
映画『噂のギャンブラー』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『噂のギャンブラー』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
イマイチなシナリオにビッグネームの役者が気の毒
陳腐なアメリカンドリームという感じのコメディであり、ブックメーカーの賭けを生業としているギャンブラーの物語である。人生の一発逆転というドキドキ感は希薄であり、ギャンブルストーリーに不可欠なスリル感も少ない。クライマックスに賭けている金額が8万ドルという程度なので、アメリカンドリームというスケール感も、死ぬか生きるかという類の話でもなく、ほのぼのとした内容で一向にドラマチックな盛り上がりがやってこないのが残念だ。コメディとしては及第点だが、ブルース・ウィリスとキャサリン・ゼタ=ジョーンズが出演していなければ観る価値がないというのが正直な感想である。主演のレベッカ・ホールも一所懸命さが伝わってくるのだが、いかんせんこのシナリオでは役者が気の毒である。ギャンブルものだったらもっとスリリングでなくてはなぁ。。
とにかく印象が薄いです
コメディならコメディで笑いどころをもっと織り込んでいればよいのだが、笑いもそこそこで毒にも薬にもならない。ラスベガスを舞台にしながら華やかさもなく、サクセスストーリーにしても成功するスケールが小さい。有名なギャンブラーのディンクを演ずるブルース・ウィリスの役回りも、カリスマ的なところがなく、何か家庭を守るいいオジサンであり、ギャンブラーとしての鋭さも見えてこない。キャサリン・ゼタ=ジョーンズも終始無表情であり、クライマックスで賭けに勝ったときに踊り狂うエンドロールだけが目立っている。印象薄いなぁ。。
ギャンブルをテーマにした作品は多くありますが、どの作品も桁外れのお金を動かしたり、優れた頭脳や手腕で困難をくぐり抜けて行く姿を見るのが醍醐味だと思います。今作にもそんな日常生活では味わうことの出来ないスリルを求めて鑑賞しましたが、ベスの生き方や、ディンクの手腕などどれをとっても微妙でそこまで興奮できる作品ではありませんでした。
もっと大きな額のお金が動くのかと思いきや、ギャンブルにしてはあっさりしているし、私にはスリルが足りませんでした。もう少し映画らしく、大袈裟にやっても良かったのでは無いかなと感じました。(女性 30代)
映画『噂のギャンブラー』 まとめ
とにかく役者は揃っていながらこの内容かという勿体ない感でいっぱいである。期待して観に行ったプロレスのタイトルマッチが、反則で無効試合に終わってしまったというようなニュアンスだろうか。せめて試合中に大技の二つ三つでも観られればよかったのだが、空手チョップの応酬のみで終わってしまったような感じである。コメディっていうのは難しいんだなぁ。。まぁ、ブルース・ウィリスのファンと、キャサリン・ゼタ=ジョーンズのファンは、とりあえずライブラリーに入れておくかという位の映画でしょうな。レベッカ・ホールのファンは残念です。
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