12000作品を紹介!あなたの映画図書館『MIHOシネマ』

映画『レジェンド&バタフライ』のあらすじ・感想・評判・口コミ(ネタバレなし)

東映70周年を記念して制作された超大作、それこそが本作である。東映作品に初めて木村拓哉が出演するということでも大きな話題を呼んだ。圧倒的なアクションシーンは必見。

映画『レジェンド&バタフライ』の作品情報

レジェンド&バタフライ

タイトル
レジェンド&バタフライ
原題
なし
製作年
2023年
日本公開日
2023年1月27日(金)
上映時間
148分
ジャンル
アクション
監督
大友啓史
脚本
古沢良太
製作
手塚治
藤島ジュリーK.
早河洋
高木勝裕
金岡紀明
與田尚志
村松秀信
相原晃
中山正久
製作総指揮
不明
キャスト
木村拓哉
綾瀬はるか
宮沢氷魚
市川染五郎
和田正人
高橋努
浜田学
本田大輔
製作国
日本
配給
東映

映画『レジェンド&バタフライ』の作品概要

日本には、『三大メジャー』と呼ばれる三大映画会社がある。東宝、松竹、そして、本作を制作した東映である。まさに邦画界を牽引してきたこの三社。そして、その中で東映は、2021年を持って記念すべき70周年を迎えることとなった。その70周年を盛大に祝うべく制作されたのが本作である。これまで数多くの作品に出演してきた木村拓哉だが、東映作品に出演するのは意外なことに初めて。そんな大人気木村拓哉が、同じく無類の人気を誇る織田信長を演じるというのだから、話題にならないはずがない。約20億円もの制作費を注ぎ込んで制作された意欲作。是非スクリーンで見届けよう。

映画『レジェンド&バタフライ』の予告動画

映画『レジェンド&バタフライ』の登場人物(キャスト)

織田信長(木村拓哉)
『うつけ者』と称される戦国武将。圧倒的なカリスマ性と知略を持ち合わせる。
濃姫(綾瀬はるか)
信長と政略結婚をさせられた美濃国の女性。気が強く、織田信長にも臆することなく意見を放つ。

映画『レジェンド&バタフライ』のあらすじ(ネタバレなし)

時は戦国時代、尾張の国に『うつけ者』と称される人物がいた。後世まで名を語り継がれていくことになる織田信長である。彼は、政治のため美濃の国の濃姫と結婚をすることになった。いわゆる、政略結婚である。しかし、女性は男性の後ろをついていくものとされていたその時代にそぐわず、濃姫は非常に気の強い人物であった。濃姫はあの織田信長に対しても遠慮なく意見をぶつけ、二人は衝突を繰り返す。しかし、ある日共に作戦を立案し窮地を脱したことから、二人は互いを認め合うようになっていく。こうして、織田信長と濃姫の、二人の天下統一の日々が始まったのであった。

映画『レジェンド&バタフライ』の感想・評価

織田信長×木村拓哉

日本史を学ぶ上で、必ず学ぶのが武将織田信長。日本史の中でも戦国時代は最も人気の高い時代の一つ。その中でもトップレベルの人気を誇る武将こそが織田信長である。第六天魔王とも称される、独自のカリスマを持っていた織田信長。そして、そんな織田信長を演じるのは元SMAPのメンバーである木村拓哉である。木村拓哉といえば、現在でもあらゆるドラマ、映画、CMなどにも引っ張りだこの大人気タレント。近年では家族との仲睦まじい様子も大きな反響を呼んでいる。そんな両者が奇跡のタッグ。まさに、カリスマとカリスマ同士のコラボと言えるだろう。木村拓哉、織田信長、両者の人気がさらに跳ね上がること間違いなし。

木村拓哉のカリスマ

元SMAPのメンバーで、アイドル、俳優、歌手と様々な肩書きを持つ木村拓哉。彼がSMAPのメンバーで無くなってから早何年も経っているが、その人気には一切の翳りが見えない。木村拓哉の凄さは一体どこにあるのだろうか。それは、木村拓哉がいつまでも『カッコいい』ところにあるのだろう。勿論、元々最上級に顔が整い、その美貌で多くの女性を虜にしてきた木村拓哉。しかし、人間は年齢を重ねるもの。年齢を重ねるうちに様々なものは良くも悪くも変わっていく、それが人間の摂理だ。年齢の変化と共に、新しい自分のキャラクターを模索していく人も多い。そんな中で、木村拓哉は一貫して『かっこいい』を貫いているのだ。そんな姿に、老若男女問わず人々は惹かれてしまうのだろう。本作では、そんな木村拓哉のカリスマ度合いが存分に楽しめる。

濃姫の存在

本作の主人公は間違いなく木村拓哉演じる織田信長であるが、もう一人、本作の重要な鍵を握っている人物がいる。それこそが綾瀬はるか演じる濃姫である。濃姫は、織田信長の妻であった女性。あの織田信長の妻は、並大抵の人物には務まるはずもない。第六天魔王と誰もが恐れた織田信長に、真っ向から意見を返していた豪胆な女性だった。織田信長というキャラクターがあまりに圧倒的であるが故に、これまで彼を主人公に据えた作品ではどうしても彼のカリスマなどに重点を置きがちであった。それを、濃姫という新しい側面から彼を掘り下げた本作は、これまでにない唯一無二の織田信長作品と言っていいだろう。

映画『レジェンド&バタフライ』の公開前に見ておきたい映画

映画『レジェンド&バタフライ』の公開前に見ておきたい映画をピックアップして解説しています。映画『レジェンド&バタフライ』をより楽しむために、事前に見ておくことをおすすめします。

信長協奏曲

前述したように、圧倒的な人気を誇る武将織田信長。そんな織田信長は、これまで数多くの俳優によって演じられてきた。本作で織田信長を演じるのは小栗旬。また、本作の面白い点は織田信長が普通の高校生であるという点。織田信長といえば、前述したように類い稀なるカリスマ性と知略を持ってして後世に名を刻んだ大武将。平凡な高校生とは似ても似つかぬ存在である。そんな織田信長に成り代わることとなったのは、平凡な高校生サブロー。彼は何故か戦国時代にタイムスリップしてしまい、瓜二つの容姿をしていたという理由から織田信長として生きていくこととなる。様々な困難に見舞われながらも、窮地を脱していくサブローだったが…?

詳細 信長協奏曲

るろうに剣心

実写映画は成功しないもの。そういったイメージを抱いている人も多いだろう。中には、わざわざ漫画作品を実写化することに懐疑的な人もいるだろう。確かに、イメージとそぐわずに原作ファンに多大なるショックを与えてしまっている作品も少なくはない。しかし、勿論、ファンの期待を見事に超えて、歴史的ヒットを叩き出した実写化映画も確かに存在するのだ。成功した実写化作品はという質問に対して、必ずといっていいほど名前の上がる本シリーズ。全3部作で構成され、その全てにおいて素晴らしい結果を残している。『あのるろうに剣心シリーズを手がけた監督であれば大丈夫だろう』という信頼を寄せるファンも多いことだろう。本シリーズでも最新作でも、細部にまで拘った殺陣シーンを堪能できる。

詳細 るろうに剣心

武士の一分

これまで多くの役柄を演じてきた木村拓哉は、最新作以外にも時代劇に出演している。それが2006年に公開された本作である。監督は、『たそがれ清兵衛』や『隠し剣 鬼の爪』などを手掛けてきた日本が誇る名監督、山田洋次。木村拓哉演じる三村新之丞は、確かな剣術の腕を持ちながらも毒味役という不名誉な地位に甘んじていた。そんなある日、いつも通り毒見を行っていた三村は、本当に毒を口に運んでしまう。そして、その毒の影響で視力を失ってしまったのだ。武士にとって視力を失うということは致命的。将来への期待を失った新之丞は、復讐への道に進んでしまい…?

詳細 武士の一分

映画『レジェンド&バタフライ』の評判・口コミ・レビュー

映画『レジェンド&バタフライ』のまとめ

本作は、公開前から大きな注目を集めている。岐阜県に2日をかけて行われた『ぎふ信長まつり』に、本作を代表し木村拓哉と伊藤英明が参加したのだ。そんな二人を見るために、なんと46万人ものファンが集結したのである。これは、開催地である岐阜県の人口よりも多い数字。勿論、後方の人は木村拓哉の姿を肉眼で見ることは叶わずという結果に。木村拓哉の人気ぶりと、映画に対する注目度が感じ取れるエピソードだ。そして、満を持して今冬公開。果たして、そのあまりにも高い期待に応えることはできるだろうか。ぜひ劇場でその圧倒的スケールを見届けたいところ。

みんなの感想・レビュー