映画『真夜中のミゼットデビル(レプリコーン2)』の概要:アイルランド生まれの邪悪な妖精、レプリコーンシリーズの第2弾。千年に一日だけ結婚が許される日を迎えたレプリコーンは、花嫁を見つけるため現代のハリウッドの街に現れる。
映画『真夜中のミゼットデビル(レプリコーン2)』の作品情報
上映時間:85分
ジャンル:ファンタジー、ホラー
監督:ロッドマン・フレンダー
キャスト:ワーウィック・デイヴィス、シェヴォニー・ダーキン、チャーリー・ヒース、サンディ・バロン etc
映画『真夜中のミゼットデビル(レプリコーン2)』の登場人物(キャスト)
- レプリコーン(ワーウィック・デイヴィス)
- アイルランド生まれの邪悪な妖精。人を殺すことを楽しむ殺人鬼。聖パトリックの日が誕生日で、千年に一度の誕生日にだけ結婚を認められている。千年前に娘との結婚を逃したため、その子孫を花嫁にするため現代のハリウッドに現れる。
- ブリジット(シェボニー・ダーキン)
- 千年前にレプリコーンの花嫁にされそうになった娘の子孫。現代に現れたレプリコーンによって花嫁にされそうになる。
- コーディ(チャーリー・ヒース)
- ブリジットの恋人。ハリウッドで観光タクシーのガイドをしている。レプリコーンに誘拐されたブリジットを救うため戦いを挑む。
- モーリィ(サンディ・バロン)
- コーディの相棒の老人。ハリウッドで観光タクシーの運転手をしている。酒が好きで昼間から飲んでいる。レプリコーンと酒飲み競争をする。
映画『真夜中のミゼットデビル(レプリコーン2)』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『真夜中のミゼットデビル(レプリコーン2)』のあらすじ【起】
遥か昔のアイルランド、聖パトリックの日。邪悪な妖精レプリコーンは千回目の誕生日を迎えた。その日は千年に一度だけ、結婚を許される特別な日。見染めた相手がくしゃみを3回すれば結婚が叶うが、別の誰かが「神のご加護を」と祈れば破談になるという。ある奴隷の男は、自分の娘がレプリコーンに見染められたことを知り、「神のご加護を」と祈って結婚を阻止。レプリコーンはその奴隷を恨み、千年後にお前の子孫を花嫁にすると言い残して姿を消した。
千年後の現在。奴隷の子孫ブリジットはハリウッドにいた。彼女のボーイフレンドのコーディは「暗黒ツアー」の観光ガイドをしている。その日、彼はデート代わりにブリジットを観光タクシーの助手席に乗せてツアーに出発。奇術師フーディーニの屋敷前を通った時、木の根元で眠っていたレプリコーンが目覚める。レプリコーンはホームレスから金歯をもぎ取り、千年ぶりの花嫁探しに出発した。
ブリジットはせっかくのデートをツアーに付き合わされて不機嫌となり、別の男イアンをデートに誘った。捨てられたコーディはヤケになってスピード運転を起こして捕まるが、相棒の老人モーリィが身元保証人となって釈放される。
映画『真夜中のミゼットデビル(レプリコーン2)』のあらすじ【承】
レプリコーンは繁華街にやって来て、通行人から指ごと金の指輪を食いちぎるなど、邪悪な活動を開始した。その後、デートが終わったばかりのイアンの前にブリジットの姿で現れて、上半身を脱いで彼を誘惑する。イアンはブリジットがレプリコーンだと気付かずにキスをしようと顔を近づけるが、実際には巨大な刃が回転する農機具に顔面を近づいていた。顔が切り刻まれて絶叫するイアンを眺めながら、レプリコーンは殺人の快感を思い出すのだった。
コーディは花束を持ってブリジットを訪問。彼女が花粉で3回くしゃみすると、隠れていたレプリコーンが花嫁を見つけたと言いながら現れる。レプリコーンは金の壺の中から金の首輪を取り出してブリジットに装着し、棲み家の洞窟に連れ去った。
レプリコーンは金貨をブリジットの体に撒いて婚姻の儀式を挙げようとしたが、金貨が1枚足りないことに気付き、取り戻すため街に戻る。ブリジットはレプリコーンがいない間に洞窟から逃げようとしたが、どんなに逃げても同じ場所に戻る堂々巡りで、洞窟から一歩も出られなかった。
映画『真夜中のミゼットデビル(レプリコーン2)』のあらすじ【転】
コーディはイアン殺害とブリジットの誘拐犯として警察に追われていた。彼はレプリコーンが落とした金貨を調べ、彼の弱点が鉄だと知る。そこにレプリコーンが現れて襲ってきたため、コーディとモーリィは酒場に逃げ込んだ。
酒場は聖パトリックの日を祝うため、大勢の客で賑わっていた。酒豪のモーリィはレプリコーンに酒飲み競争を挑んだ。レプリコーンは客に煽られて酒を飲み、超能力が使えなくなるまでぐでんぐでんに酔っ払う。その後、カフェで何杯ものエスプレッソを飲んで酔いを覚ました。超能力が回復したレプリコーンは店主をエスプレッソマシーンの蒸気で惨殺し、再びコーディの前に舞い戻った。
コーディはレプリコーンと戦いながら、彼を鉄製の金庫に閉じ込めることに成功する。しかし、欲深いモーリィがレプリコーンの金貨を独占しようと考え、コーディを別室に閉じ込めた。モーリィはレプリコーンに向かって、金庫から出してやる代わりに金貨の壺を渡せと要求。レプリコーンは魔法で金貨の壺を出すが、その場所はモーリィの腹の中だった。モーリィの腹はみるみる壺の形に膨らみ、最期はレプリコーンに腹を裂かれて死んだ。
映画『真夜中のミゼットデビル(レプリコーン2)』の結末・ラスト(ネタバレ)
レプリコーンは1枚の金貨を取り戻すため、ゴーカートに乗ってコーディを襲うが、車はコーディの体をすり抜けた。コーディは金貨を持っている限りレプリコーンに殺されないのだと分かり、強気な気持ちに変わる。今ならブリジットを取り戻せると思い、レプリコーンの洞窟へ向かった。
洞窟ではレプリコーンが先回りしてブリジットに催眠術をかけて、彼女を動けなくさせた。コーディはガイコツなどの魔物と対決しながら洞窟の奥に入り、ブリジットを見つけ出す。コーディとレプリコーンは再び対決となり、その騒ぎでブリジットの催眠術が解ける。コーディとブリジットは洞窟から出ようとするが、相変わらず同じ場所に戻ってしまった。
コーディは金貨をレプリコーンに差し出した。しかしそれは、酒場でもらった金貨型のチョコレート。金貨でないと分かり気が動転するレプリコーンに、コーディは鉄の棒を突き刺した。するとレプリコーンの体は爆発して消滅。コーディとブリジットはようやく洞窟を脱出し、口づけを交わすのだった。
映画『真夜中のミゼットデビル(レプリコーン2)』の感想・評価・レビュー
邪悪な妖精レプリコーンが繰り広げる恐怖を描いた『レプリコーン』の続編。ストーリー的には1との関連性はなし。凶悪なのにどこか憎めないレプリコーンを小人俳優ワーウィック・デイヴィスが引き続き好演している。
その他は無名な俳優ばかりだ。特にヒロインの女優が大根過ぎてびっくりする。何故彼女が主役に抜擢されたのか不思議なくらいで、さらに男優も平凡過ぎてパッとしない。惨殺シーンはあるけれど、コミカルテイストが溢れているのであまり怖くないB級ホラーだ。(MIHOシネマ編集部)
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