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映画『ライオン・キング2 シンバズ・プライド』あらすじネタバレ結末と感想

映画『ライオン・キング2 シンバズ・プライド』の概要:『ライオン・キング2 シンバズ・プライド』は、サバンナで生きるライオンのシンバの成長を描いたディズニー長編アニメーション『ライオン・キング』の続編。シンバの娘を中心に展開していく。

映画『ライオン・キング2 シンバズ・プライド』 作品情報

ライオン・キング2 シンバズ・プライド

  • 製作年:1998年
  • 上映時間:81分
  • ジャンル:アドベンチャー
  • 監督:ダレル・ルーニー
  • キャスト:ネーヴ・キャンベル、マシュー・ブロデリック、ネイサン・レイン、アーニー・サベラ etc

映画『ライオン・キング2 シンバズ・プライド』 評価

  • 点数:70点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★★★
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★☆☆

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映画『ライオン・キング2 シンバズ・プライド』 あらすじネタバレ(ストーリー解説)

映画『ライオン・キング2 シンバズ・プライド』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

映画『ライオン・キング2 シンバズ・プライド』 あらすじ【起・承】

プライド・ランドの王となったシンバは、ナラとの間に娘を授かっていた。名前はキアラ。両親に似て好奇心旺盛でやんちゃなキアラには、シンバも心配させられっぱなしだった。ティモンとプンバァがお目付け役としていつもキアラを見守っているが、キアラ本人はそれが見張られているようで気に入らない。

ある日、ティモンとプンバァが目を離しているすきにアウトランドの領域に入ってしまう。そこは、父に絶対に行ってはいけないと言いきかされていた場所だった。
キアラはそこでライオンの男の子・コブと知り合い、仲良くなる。
しかし、2人はお互いの親に見つけられ、引き離されてしまう。アウトランドはかつてプライド・ランドをめちゃくちゃにしたスカーが追いやられた場所だった。2つの領域に住むライオンは敵対する関係なのだ。

引き裂かれた2人は、大人になったある日再会を果たす。コブは群れを追い出されたのだという。コブがキアラをとある危機から救い出したことで、シンバも彼を追い出すことはしなかった。

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映画『ライオン・キング2 シンバズ・プライド』 結末・ラスト(ネタバレ)

キアラとコブは一緒に過ごす内に惹かれ合っていく。
ある日2人が一緒に遊んでいると、コブの母親らの群れが襲い掛かってきた。コブの母は、シンバを襲いに来たのだという。元々はスカーの復讐のためコブがシンバの元に送り込まれたのだが、キアラと接するうち彼女を愛するようになり、その父親であるシンバへの恨みもなくなってしまった。コブがためらっている間にこうして母親たちがやってきたのだ。

シンバは何とか襲撃を逃れるが、コブの目的は知られてしまった。キアラはまたコブと引き離されるが、2人にとって群れ同士の対立など関係ない。

2人は攻撃し合うライオンたちの前に出て、同じライオンが争うのはおかしいと訴える。多数のライオンたちは2人の声に耳を傾け、その考えに賛同する。
しかし、コブの母であるジラは夫スカーの復讐に燃えている。戦いの末にジラは崖から落ち、差し伸べたキアラの手を振り払ってそのまま死んでしまう。

ライオンたちは、若いキアラやコブの考え方を受け入れ、プライド・ランドとアウトランドは手を取り合って和解した。

映画『ライオン・キング2 シンバズ・プライド』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『ライオン・キング2 シンバズ・プライド』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

前作で解決しなかった問題がテーマ

前作では、シンバの父・ムファサが動物の王として君臨し、平和なプライド・ランドを統治していた。そこでムファサを妬む弟のスカーが幼いシンバを使って兄を騙し、死に至らしめた。こうして国を乗っ取り破滅させたスカーは、成長したシンバによって追い出された。
立派に成長したシンバの活躍によって国に平和が戻ったが、根本的な問題は残されたままだった。
スカーは死んだが、彼の妻や子孫は残っており、長年シンバへの復讐を考えていたのだ。

人間の社会でもそうであるように、まとまった集団・組織(ここでは群れ)が複数ある時点で争いは免れない。現実的に考えればそううまくはいかないだろうが、今回はシンバが解決できなかったことを、次世代の若いライオンたちが解決した。

『ロミオとジュリエット』をモチーフにハッピーエンドを

親同士が敵対する群れに生まれたキアラとコブの関係は、まさにロミオとジュリエットである。前作『ライオン・キング』は、シンバとムファサの親子関係に重点を置いてシンバの成長を描いた感動作だったが、今作ではロマンス要素が色濃くなっている。
モチーフとなった『ロミオとジュリエット』では敵対する両家が和解することはなく、2人はすれ違いによって死ぬ悲恋だったが、この映画では同じ構図を持ちながらもハッピーエンドになっている。
敵対する群れの子供の恋を描くことで、プライド・ランドとアウトランドを和解に導いている。

映画『ライオン・キング2 シンバズ・プライド』 まとめ

大ヒットした作品の続編はヒットしないのが常で、この作品も前作に比べればヒットしなかった。だが、他のディズニーアニメの続編と比較すると健闘した方だろう。
それは、作品がモチーフとするものの大きさもあったと思う。前作は『ジャングル大帝』や『ガーゴイルズ』と設定が似ており、話型は古代から人々に好まれてきた貴種流離譚。続編である本作は、『ロミオとジュリエット』をモチーフとしている。これだけでヒットの構図は出来上がっている。

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前作 ライオン・キング

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