映画『ロラックスおじさんの秘密の種』の概要:「スニードヴィル」の町はプラスチックと作り物で出来ていて、草木一本生えていなかった。その町に暮らすオードリーは、本物の木を見たがっていた。テッドはオードリーの願いを叶えるため、本物の木を探すことにした。
映画『ロラックスおじさんの秘密の種』の作品情報
上映時間:86分
ジャンル:ファンタジー、アドベンチャー、アニメ
監督:クリス・ルノー、カイル・バルダ
キャスト:ダニー・デヴィート、エド・ヘルムズ、ザック・エフロン、テイラー・スウィフト etc
映画『ロラックスおじさんの秘密の種』の登場人物(キャスト)
- ロラックスおじさん(志村けん)
- 森の番人。口煩い性格。木の伐採をするワンスラーの行いを止める。
- ワンスラー(トータス松本)
- 発明品「スニード」を作るために森の木を伐採してしまう。森から木が消えた原因を作る。そのことを後悔し、町の外れで1人で暮らしている。
- オードリー(能年玲奈)
- 高校生。絵を描くのが好き。本物の木を見たいと願う。
- テッド・ウィギンス(宮野真守)
- オードリーのことが好き。オードリーの願いを叶えるため、本物の木を探す。
- アロイシウス・ オヘア(山寺宏一)
- 「スニードヴィル」の町で、新鮮な空気を販売して億万長者になる。欲深い人間。監視カメラを使い、町の動きを監視している。
映画『ロラックスおじさんの秘密の種』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ロラックスおじさんの秘密の種』のあらすじ【起】
「スニードヴィル」。そこはプラスチックと作り物で出来ていて、草木一本生えていない自然がゼロの町だった。空気は汚染されていて、購入するのが当たり前だった。空気の販売を思いついたアロイシャス・オヘアは、億万長者になった。
テッドはオードリーのことが好きだった。オードリーは生きている本物の木を見たがっていた。もし見せてくれる男性がいれば、すぐにその人と結婚すると言うほどだった。テッドは家族に木がある場所は無いか相談した。すると、祖母からワンスラーを探せと言われる。ワンスラーがいるのは町の外だった。
オヘアは新商品の会議を行っていた。新商品はペットボトルで新鮮な空気を販売するというコンセプトだった。その商品を作るために工場を建てればば空気は汚染されるため、どんどん商品が売れるという仕組みだった。オヘアはその新商品の案を気に入る。その時、町の外に人が出たという知らせが入る。オヘアは何の目的で町の外に出たのか探るよう指示を出した。
映画『ロラックスおじさんの秘密の種』のあらすじ【承】
テッドはワンスラーに会いに行くが、追い返されそうになる。必死に木のことが知りたいと訴えた。すると、ワンスラーは自分の過去の過ちを語り出した。若きワンスラーは発明品「スニード」を作るための材料を求めて世界中を旅した。ある日、ワンスラーは木々が生い茂り動物達が生活している美しい場所を発見する。ワンスラーは「スニード」を作るために木を伐採した。そのせいで、年老いた不思議な生き物が呼び出されてしまう。その生き物は森の番人ロラックスおじさんだった。
ロラックスおじさんは切られた木を見て悲しんだ。そして、ワンスラーを森から追い出そうとした。しかし、ワンスラーは森を出て行く気はなく、反抗的な態度を取った。すると、ロラックスおじさんは日没までに出て行かなければ、死ぬまで呪われると警告した。ワンスラーは警告を無視して、その夜酷い目に遭う。ワンスラーはそこで話を切り、続きが聞きたければ明日再び来るようテッドに告げた。
次の日、テッドは町の外に出ようとするが、オヘアに阻まれる。木はただで新鮮な空気を作るため、オヘアにとっては邪魔な存在だった。そのため、木のことを探るテッドのことを良く思っていなかった。テッドは余計なことをするなと脅される。テッドは従う振りをして、こっそり町の外に飛び出した。
ワンスラーは話の続きをテッドに語った。夜、ロラックスおじさんはワンスラーが眠っているベッドごと川に流して、森から追い出そうとした。しかし、小熊がベッドに乗っており、一緒に流されてしまう。ロラックスおじさんは目を覚ましたワンスラーに警告し、石を使って彼らを助けた。ロラックスおじさんや森の動物達は、ワンスラーに木を必要としていることを訴えた。ワンスラーはロラックスおじさん達に、二度と木を切らないことを誓った。
映画『ロラックスおじさんの秘密の種』のあらすじ【転】
若きワンスラーは、木の葉を使って作った「スニード」を町に売りに行くことにした。「スニード」は水着にも雑巾にも帽子にもなる優れ物だった。しばらく売れなかったが、ある日町の人の目に留まった。町の人達は「スニード」を欲しがり、森にいるワンスラーの元に押しかけた。
オヘアにより町の外へ出る道が塞がれていたが、テッドは町の外に行くのを諦めなかった。道なき道を走って町の外に出ると、ワンスラーの元に向かった。ワンスラーは話の続きをテッドに語った。若きワンスラーの元に、家族が訪ねてきた。ワンスラーは「スニード」を制作する会社を建てようとしており、家族に協力してもらうつもりだった。
「スニード」を制作するため、木の葉を少しずつ切り取って運んだ。ワンスラーの母は作業効率が悪いと訴え、木を伐採することを提案した。ワンスラーはロラックスおじさん達との約束のことを考えるが、母の意見を無碍することはできず、2~3本ならいいと許可を出してしまう。ワンスラーの家族はどんどん木の伐採を行った。ロラックスおじさんは木の伐採を止めようとするが、ワンスラー達は訴えを無視した。
映画『ロラックスおじさんの秘密の種』の結末・ラスト(ネタバレ)
ロラックスおじさんが訴えても、ワンスラーは木の伐採を止めようとはしなかった。しかし、最後の1本が切られてしまい、会社を続けられなくなる。家族はワンスラーの元から離れていった。動物達はワンスラーを責める元気すらなくしていた。「スニード」を制作するための工場のせいで、森があった場所はスモッグやヘドロで汚染されていた。動物達は自分が住める場所を求めて移動していき、ロラックスおじさんは天へと消えた。
ワンスラーは森に生えていたトラッフラの木の最後の種をテッドに渡し、植えるよう頼んだ。テッドは植えることをワンスラーに約束し、町に戻った。家に帰って植えるために必要な物を用意していると、母から呼ばれる。木の種のことを知ったオヘアがやって来たのだ。オヘアは種を探して部屋を荒らすが、そのことに怒ったテッドの母に追い返される。
テッドは水を吸って芽を出した種をオードリーに見せた。オードリーは感動する。テッド、テッドの母、テッドの祖母、オードリーはオヘアの追跡を躱しながら、町の真ん中に種を植えるために動いた。テッドが種を植えようとしたとき、オヘアが町の人達に木がいかに有害かを訴えた。町の人達も種を植えることを反対する。テッドは町の壁を破壊し、外の世界が汚染されている現実を見せた。そして、暮らし方を変える必要があることを訴えた。
町の人達はテッドの意見に賛同し、種を植えるのを見守った。オードリーはテッドの頬にキスをした。テッドの祖母が植えた種に水をかけた。その後、ワンスラーは自宅の周りでも木を育てた。すると、天からロラックスおじさんが降りてきた。ロラックスおじさんはワンスラーの頑張りを褒め、ワンスラーはロラックスおじさんを抱き締めた。
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