映画『ラブ&マネー』の概要:ステファニーは半年前に仕事をクビになり、貯金も底をつきかけていた。祖母はそんな孫を心配し、従兄が経営する保釈保証会社で求人を募集していることを教えた。ステファニーはそこで逃亡者を捕まえる仕事を請け負うが、対象者は元恋人だった。
映画『ラブ&マネー』の作品情報
上映時間:91分
ジャンル:アクション、コメディ
監督:ジュリー・アン・ロビンソン
キャスト:キャサリン・ハイグル、ジェイソン・オマラ、ダニエル・サンジャタ、ジョン・レグイザモ etc
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映画『ラブ&マネー』の登場人物(キャスト)
- ステファニー・プラム(キャサリン・ハイグル)
- 元デパートの下着部門の責任者。従兄のヴィニーが経営する保釈保証会社で、逃亡者を捕まえる仕事を請け負う。モレリと付き合っていたが、ある日突然連絡が来なくなり捨てられる。
- ジョー・モレリ(ジェイソン・オマラ)
- ステファニーの元恋人。警察官。殺人の罪を擦りつけられる。現在逃亡中。
- リカルド・マニョーソ(ダニエル・サンジャタ)
- 通称レンジャー。最強の賞金稼ぎ。射撃の腕も超一流。ピッキングも得意。新人であるステファニーの面倒を見ることになる。
- ジミー・アルファ(ジョン・レグイザモ)
- ジムのオーナー。表向きは穏やかで人当たりのいい人物なのだが、裏ではヘロインの密輸に関わっており、殺人も厭わない残忍な人物。
- ルーラ(シェリー・シェパード)
- 売春婦。危険を顧みずステファニーに情報を教えてあげる、親切で優しい人物。
- エディ・ガザラ(ネイト・ムーニー)
- ステファニーの旧友。トレントン警察の警部補。
- バーニー・クンツ(アダム・ポール)
- ステファニーのお見合い相手。家電店を経営している。
- コニー・ロゾリ(アナ・リーダー)
- ヴィニーが経営する保釈保証会社の社員。妹のティナはステファニーと同級生。
- ヴィニー・プラム(パトリック・フィッシュラー)
- ステファニーの従兄弟。保釈保証会社を経営している。結婚している。
- ベニート・ラミレス(ギャヴィン=キース・ウメー)
- 14歳の頃からジミーのジムに通っている。裏でジミーと手を組み、ヘロインの密輸に関与している。暴力的な性格。目撃者を殺して無罪を勝ち取る、凶悪なレイプ犯でもある。
映画『ラブ&マネー』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ラブ&マネー』のあらすじ【起】
ステファニー・プラムは工業都市トレントンで育った。母は5分でも遅刻すると騒ぎ出すほど心配性で、父は自由で奔放な祖母のメイザと相性が悪かった。ステファニー自身は6か月前にデパートをクビになり、貯金も底をつきかけていた。10分後には所有していた車も没収予定だった。母は再婚を勧めてくるが、ステファニーはもう結婚はコリゴリだった。
メイザの勧めで、従兄のヴィニーの保釈保証会社に面接に行くことになった。そこで受付をしていたコニーから、逃亡者逮捕請負人の仕事を紹介される。ステファニーは犯罪都市で営業経験があったので、ならず者も平気だった。対象者は法廷未出頭者で、捕まえれば保釈金の10%が貰えることになっていた。
ヴィニーはステファニーでは頼りないと、仕事を任せることを嫌がった。ステファニーは結婚式の日にキスをしてきたことや、SMプレイの店に出入りしていることを奥さんにバラすと脅し、仕事を任せてもらった。ステファニーが担当することになったジョー・モレリは、ステファニーにとって因縁の相手だった。付き合うためにバージンを捧げたのだが、17歳のときにバイト先(ベーカリー)でセックスをした後連絡が来なくなったのだ。ステファニーはこのときの恨みを晴らせると、闘志を燃やした。
ステファニーはモレリの家に出入りしていた従兄のムーチを、メイザから貰った車で尾行した。すると、古びた建物に辿り着いた。ステファニーは建物の中に入り、モレリと再会を果たす。モレリは昔自分の足を轢いたステファニーのことを恨んでいた。骨折するほどの大怪我で、ステファニーがわざとやったと思っていた。ステファニーは事故だったと弁明し、大人しくついて来て欲しいと頼んだ。しかし、モレリはそれを嫌がった。警官である自分がもし刑務所に入れば、他の囚人から暴行を加えられるのは間違いないからだ。モレリはステファニーにキスをするフリをして車の鍵を奪い、遠くに投げ捨てた。その隙に、車に乗って逃走した。
映画『ラブ&マネー』のあらすじ【承】
ステファニーはコニーから、レンジャーと呼ばれる最強の賞金稼ぎを紹介される。レンジャーはモレリが麻薬密売人のジギーを射殺した罪に問われていることを話すが、ステファニーは殺害された相手まできちんと把握していなかった。レンジャーはステファニーの知識と経験の浅さを指摘し、護身用に銃の購入を勧めた。
ステファニーはレンジャーと共に銃を購入しに出掛けた。射撃の訓練にも付き合ってもらうが、ステファニーが撃った弾は急所とは程遠い場所に当たった。レンジャーはそれを見て、反撃されて殺されるぞと忠告した。反対にレンジャーは、同じ穴に何発でも弾を命中させることができるほどの腕前だった。
ステファニーはモレリの母から情報を得ようとするが、モレリの足を轢いたことで恨まれており、酷い剣幕で罵られて追い返されてしまう。代わりに旧友でトレントン市警察署に勤めるエディを頼ることにした。エディはモレリを追うのは危険だと協力を拒むが、ステファニーが真剣であることを感じ取り、特別にモレリの供述書を見せた。モレリはカルメンという娼婦を助けようとしてジギーに発砲していた。しかも、先に発砲したのはジギーだと供述していた。だが、カルメンもその場にいた他の男性も行方不明になっており、ジギーが銃を持っていたことを証明できなかった。
映画『ラブ&マネー』のあらすじ【転】
ステファニーは娼婦のルーラから、カルメンの恋人のベニートがジムにいることを教えてもらう。そのジムのオーナーのジミーは、ジギーのことを知っていた。ジギーはベニートに目をつけ、ジムの取り分を横取りしようとしていたのだ。ステファニーはさらにカルメンの居場所も聞き出そうとするが、暴力的なベニートを恐れてジミーは話そうとはしなかった。
ステファニーはベニートに話を聞きに行くが、暴力を振るわれそうになる。それを、モレリに助けられる。ベニートは目撃者を殺して無罪を勝ち取る、凶悪なレイプ犯だった。ステファニーは恐怖で涙を流しながらもモレリに突っかかり、情報を求めた。モレリはステファニーに同情して、カルメンが情報提供者で、情報を貰う代わりに護衛をしていたことを話した。ベニートの犯行を疑っており、こっそり見張っていたのだ。
ステファニーが夕飯を食べに実家に帰ると、母がお見合いをセッティングしていた。相手は家電店に勤めるバーニーだった。ステファニーは乗り気ではなかったが、バーニーの口からジギーの話が出てきたので詳しく聞くことにした。バーニーは近所の鮮魚店にジギーが出入りしていることを話した。
ジギーについて詳しく調べると、賭け事が好きなペテン師だと判明する。捜査は順調に進んでいたが、家賃滞納督促状がステファニーの元に届いた。ステファニーが途方に暮れていると、ベニートから電話が掛かってきて、これ以上首を突っ込むなと脅される。ステファニーはレンジャーに助けを求めた。ステファニーはレンジャーの助けを借りてモレリの家に侵入し、ジギーとの関係を示す証拠を探した。だが、何も見つからなかった。その代わり、車の鍵を盗んできた。
モレリが自分の車を盗まれたことを知り、ステファニーの家に侵入して来た。ステファニーはシャワーを浴びている途中だったため、無防備だった。モレリはステファニーの手を、手錠でカーテンレールに繋げた。モレリは車の鍵を探すのを諦め、手錠を外さずに帰っていった。ステファニーはレンジャーに助けを求めた。
映画『ラブ&マネー』の結末・ラスト(ネタバレ)
ステファニーは事件を見直し、ジギーが殺されたのもカルメンが行方不明になったのも、ベニートがいるジムの通りで起こったことを突き止める。エディにそのことを伝えるが、聞き込みが難しい地区だったため協力を拒まれてしまう。ステファニーは自分で捜査を行うことを決め、カルメンのアパートへと向かった。そこで、カルメンの母から事件の目撃者のチョを紹介される。チョはウイスキーと麻薬でハイになっているときに発砲音が聞こえ、銃を持っていたモレリを瓶で殴って気絶させていた。さらに、その現場には鼻が潰れた男がいたことを話した。
チョが飛び降りて死んでしまう。口封じに殺されたのは明らかだった。ステファニーがその事実に打ちのめされていると、今度はルーラが襲われ、ステファニーの家の前に放置された。
ステファニーはモレリから協力を求められ、お金のためにも犯人を逮捕するためにも受けることにした。ステファニーが囮になって情報を集めることになり、モレリがステファニーの体に録音機をつけていると、本来のモレリの担当者であるモーティが訪ねてきた。モーティは虫垂炎で入院していたのだが、治療が終わって退院してきたのだ。モーティはモレリの書類を渡すようステファニーに迫った。ステファニーが嫌がったため、モーティはモレリの車の鍵を盗んで出て行った。しかし、モーティがモレリの車に乗り込んだ瞬間、車が爆発した。
ステファニーがバーニーの店に買い物に行くと、向かいにある鮮魚店に出入りしている配達業者の運転手の鼻が、潰れていることに気づく。モレリにそのことを伝え、運転手が乗ったトラックを追跡した。トラックが止まった場所に行くと、鮮魚店と同じ名前のボートがあった。ステファニーはやって来たモレリと共にボートを調べ、鮮魚店がヘロインの密輸に関与していることを知る。
発砲音がしたので配達業者のトラックを調べると、鼻が潰れた男の遺体があった。しかも、鮮魚店から運び出した樽には、カルメンの遺体が入っていた。ステファニー達が警察に通報するかどうかで揉めていると、突然現れたベニートに襲われる。ステファニーが催涙スプレーで目を潰し、モレリが棒で殴って気絶させた。そこに今度はジョーが現れ、銃を突きつけられる。ジョーが金の管理、ジギーが運び屋、ベニートが用心棒として密輸の仕事を行っていたのだ。しかも、モレリが助けに行く前に、カルメンは既に殺されていた。ステファニーはジョーが気を逸らした瞬間、銃を撃って射殺した。ステファニーも撃たれていたが、お尻に弾が掠っていただけだった。
ステファニーはモレリをトラックの荷台に閉じ込め、そのまま警察署まで運んだ。そして、体につけていた録音機をエディに渡した。3日後。病院を退院したステファニーは、レンジャーに車で送ってもらっていた。事件のその後を聞くと、ベニートは自白して捕まり、モレリはジギーの指紋つきの銃が見つかって釈放されていた。
ステファニーはヴィニーから懸賞金を受け取った。そこには、ルーラの姿もあった。ヴィニーのアシスタントとして雇われたのだ。ステファニーがそのことに喜んでいると、ヴィニーからモレリが探していたと教えられる。ステファニーが家に帰ると、カップケーキを持ってモレリが訪ねてきた。
映画『ラブ&マネー』の感想・評価・レビュー
会社にクビにされ、従兄弟の会社に勤めることとなったステファニーだが、恐いもの知らずで真っ直ぐ突き進み、好奇心旺盛な性格であったため、とても魅力的であった。捨てられたモレリとの関係や、罪を擦り付けた犯人を追い詰めたりと、見所がたくさんあった。銃を扱ったことのないステファニーだったが、レンジャーと訓練を重ね、上達していた腕前にびっくりした。最後のカップケーキを持ってステファニーの元へ行くモレリの姿が可愛くいと惜しかった。(女性 20代)
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