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映画『ルーシー・イン・ザ・スカイ』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『ルーシー・イン・ザ・スカイ』の概要:女性宇宙飛行士が実際に起こした事件を基に制作された作品。宇宙飛行士のクルーとして任務を遂行し、無事に地球へと帰還したルーシー。だが、彼女は宇宙へ再び向かうことに固執し、心の均衡を崩した挙句、人生をぶち壊す事件を起こしてしまう。

映画『ルーシー・イン・ザ・スカイ』の作品情報

ルーシー・イン・ザ・スカイ

製作年:2019年
上映時間:125分
ジャンル:ヒューマンドラマ
監督:ノア・ホーリー
キャスト:ナタリー・ポートマン、ジョン・ハム、ザジー・ビーツ、ダン・スティーヴンス etc

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映画『ルーシー・イン・ザ・スカイ』の登場人物(キャスト)

ルーシー・コーラ(ナタリー・ポートマン)
宇宙飛行士。クルーとして宇宙での任務を終えたが、宇宙の魅力に憑りつかれ心の均衡を崩していく。マークと恋仲になり不倫関係に陥る。
マーク・グッドウィン(ジョン・ハム)
宇宙飛行士。女癖が悪く、若い宇宙飛行士候補生のエリンとも関係を持っている。ルーシーとの不倫関係を楽しんでいたが、心の均衡を崩したことで関係を断ち切る。
エリン・エックルズ(ザジー・ビーツ)
ロボティクスを専攻する宇宙飛行士候補生。若く溌剌とした有望株。経験者のルーシーからアドバイスをもらったことで、念願が叶いオリオンのクルーへと選出される。
ドリュー・コーラ(ダン・スティーヴンス)
ルーシーの夫。非常に穏やかで優しい性格。空軍のパイロットだったが、NASAにスカウトされたことでルーシーと出会い結婚する。

映画『ルーシー・イン・ザ・スカイ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ルーシー・イン・ザ・スカイ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ルーシー・イン・ザ・スカイ』のあらすじ【起】

宇宙飛行士として宇宙での任務を無事に終え、地球へと帰還したルーシー・コーラ。夫ドリューと姪の生活は任務に就く前と変わらず、平穏で穏やかだ。だが、彼女は宇宙に行って外側から地球を目にし、太陽をこの目で見た。その光景は地上にいた時の価値観を壊すには十分な破壊力があった。

宇宙ステーションにて10日を過ごした宇宙飛行士は通常、地球へ帰還した後、体力回復や精神状態の安定を図るために休暇を取る。だが、ルーシーは満足な休暇も取らず、まるで生き急ぐかのように体力を回復させ、セラピストとの会話にも明確に答えた。

ルーシーは再び宇宙へ向かうため、次の目標を定め訓練に明け暮れる。次の任務は宇宙船オリオンでの2週間の予定である。帰還してから翌週には、訓練候補生としてルーシーも青いつなぎを着ることが叶った。候補生は全部で10名。この中から選ばれる人数はほんの数名である。ドリューからは子作りを望まれていたが、ルーシーは宇宙での体験が忘れられず、もう一度だけ挑戦させて欲しいと頼み込んだ。

そんな時、同僚のマーク・グッドウィンから誘われ、宇宙へ行った者同士での集まりに参加したルーシー。彼女は自身の変化を自覚しており、体験者にもその話をする。すると、やはり同僚達も同じ感覚を持って日々を過ごしていた。

映画『ルーシー・イン・ザ・スカイ』のあらすじ【承】

前回の集まりにてマークと急接近したルーシー。ランチを共にすることで更に距離を縮める。彼女はマークと体の関係を持ってしまう。その日の夜、帰宅すると祖母が自宅を訪問していることに気付く。ディナーの約束をしていたことをすっかり忘れていた。

宇宙は広大で地に足をつけて生活している人間が酷くちっぽけなものに思える。ふわふわと浮足立って、落ち着かないルーシー。ドリューはそんな彼女の様子を目にし、本当の意味で帰って来たのだろうかと疑問を抱いているのだった。

その日は水中での訓練に挑んだ。船外活動を想定した訓練だったが、宇宙服に穴が開いてしまい浸水。しかし、ルーシーは冷静さを失わず作業を続行した。その時、彼女の脳裏には宇宙での光景と感覚が蘇る。訓練中止の命令が出ていたにも関わらず、ルーシーは命令に反して、命を危険に晒し救出される。そうして、満たされない何かをマークとの情事で埋めようとするのだった。

ある夜、夫と夕食に出掛けたレストランで、同じ候補生のエリン・エックルズと遭遇する。ルーシーは制止したものの、ドリューがエリンに声をかけテーブルを共にすることになった。エリンは若く快活で話も面白い。ところが、同じレストランにマークまで来店してしまう。しかも、ドリューが声をかけてしまい、非常に気まずい思いをするルーシー。マークはすぐに去ったが、彼には女癖が良くないとの噂があったため、ドリューからは気を付けるよう注意されるのだった。

映画『ルーシー・イン・ザ・スカイ』のあらすじ【転】

宇宙飛行士として宇宙へ行き、無事に帰還した同士でもあるマークとルーシーは、不倫関係を継続中だが、マークは経験者としてルーシーが道を見失い、生存の危機に瀕していることに気付いていないと指摘する。その日、ルーシーは職場を早退してマークとの情事に耽った。

深夜になって帰宅したルーシーだったが、ドリューから祖母が意識不明に陥ったと知らされる。しかも、職場を早退していたことも知られ愕然とする。
翌朝、夫と共に病院へ見舞いに向かった彼女は、祖母の耳元で悪態を吐いた。すると、負けず嫌いの祖母は意識を取り戻し、悪態を吐き返すのだった。

病院からの帰り、ドリューと口論になったルーシーだったが、祖母はあれからすぐに容態が急変し、息を引き取った。そのせいで完全に心の均衡を崩してしまったルーシーは通夜の席で突如、ドリューが張り直したクロスを剥がすという奇行に及んでしまう。憤ったルーシーはドリューに怒鳴り返し、好きな人ができたと言って姪と共に家を出て行ってしまうのだった。

ひとまずは祖母が暮らしていた実家へと身を寄せたルーシーと姪。実家にはもう誰も住んでいないが、思い出の品や衣類が多く残っている。
その後、マークは別のプロジェクトで宇宙へ。スペースシャトルは無事に発射し、彼は宇宙へと舞い戻った。しかし、ルーシーは水中訓練での危うさが原因となり、オリオンの候補生から外されてしまう。

彼女は憤りも顕わに何を思ったのか、姪を伴ってマークのオフィスへ侵入しメールを盗み読みする。更にルーシーの精神状態は危うく、任務を遂げられそうにないだろうと上司に報告しているのを発見してしまうのだった。

映画『ルーシー・イン・ザ・スカイ』の結末・ラスト(ネタバレ)

ドリューが帰還後、ホームパーティーへとやって来たルーシーは、そこでエリンと遭遇し、オリオンへのクルーに選ばれたと聞かされショックを受ける。ルーシーは話もそこそこにマークを見つけると、自分をクルーに推薦するよう頼み込む。そして、勝つのは自分だと断言して家を出た。

ルーシーの言動は支離滅裂で姪も大混乱である。その日の夜、ルーシーは深夜営業のスーパーで姪と共に必要な物資を買い込む。それから目的地へ向けて車を走らせた。
その頃、上司の元には夫ドリューが呼び出され、ルーシーの居場所を問われる。留守電に入っていたメッセージから何かを仕出かすつもりだと危機感を募らせたからだった。

ガソリンスタンドで車の給油とガソリン缶4つにガソリンを詰めたルーシー。その後、目的地へ到着した彼女は金髪のカツラを被り、虫よけスプレーを手に車を出て行く。そこは空港で、訓練から戻ったエリンをマークが迎えに来ていた。ルーシーはマークが一人になったところを見計らい、虫よけスプレーを噴射。そこへエリンがやって来たため、ルーシーはマークを攻撃したのはエリンためでもあるのだと言い募る。

だがその時、姪から声をかけられ、はっとしたルーシー。そこで、通報により駆け付けたパトカーのサイレンが聞こえたため、彼女は慌てて逃走したが、敢無く逮捕されてしまうのだった。

3年後、ルーシーは養蜂農場で働くことで心の均衡を保ち、ようやく地に足をつけて暮らす生活に喜びを見出すのであった。

映画『ルーシー・イン・ザ・スカイ』の感想・評価・レビュー

2007年2月に女性宇宙飛行士リサ・ノワックが実際に起こした事件を基に描かれている。事件を起こした動機は痴情の縺れだったらしい。

今作ではさも、宇宙での体験が主人公の心を捕らえ、病んでいく様子を描いているが、実際はこのような現象は起こらないと本物の宇宙飛行士が名言しているらしい。まぁ、気持ちは分からないでもないが、宇宙に行って心の均衡を崩すくらいなら、そもそも宇宙飛行士にはなれないのではないだろうか。そんな突っ込みどころが沢山ある作品ではあるが、主演のナタリー・ポートマンによる熱演はなかなか良かった。しかしながら、作品自体がとても未熟なものであるため、評価はかなり低かったらしい。(MIHOシネマ編集部)

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