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映画『マチェーテ・キルズ』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『マチェーテ・キルズ』の概要:入国・税関取締局のマチェーテとサルタナは、麻薬カルテルに武器を売ろうとしている兵士達を取り締まった。しかし、突然現れた覆面の男に、サルタナが殺されてしまう。マチェーテは悲しみに暮れる間もなく大統領から呼び出され、ある任務を言い渡される。

映画『マチェーテ・キルズ』の作品情報

マチェーテ・キルズ

製作年:2013年
上映時間:108分
ジャンル:SF、アクション
監督:ロバート・ロドリゲス
キャスト:ダニー・トレホ、ミシェル・ロドリゲス、ソフィア・ベルガラ、アンバー・ハード etc

映画『マチェーテ・キルズ』の登場人物(キャスト)

マチェーテ・コルテス(ダニー・トレホ)
入国・税関取締局員。メキシコ人。最強の戦士として有名。銃機器の扱いも得意が、刀での戦闘を好む。寡黙で無骨な性格。
ルター・ヴォズ(メル・ギブソン)
宇宙開発と武器製造の分野で世界一を誇る、“ヴォズテック”という会社の経営者。新しい王国を作るために暗躍する。
ルース(ミシェル・ロドリゲス)
マチェーテの友人。右目は見えておらず、眼帯を常に着けている。メキシコ人を守るための組織を運営している。
メンデス(デミアン・ビチル)
メキシコ政府の諜報員で、カルテルへの潜入捜査の任務に当たっていた。しかし、上司の裏切りにより妻と娘を殺されたことで、“マッドマン”という人格が現れる。そして、腐敗した国を正すため、革命家となる。“マッドマン”の他に、穏やかな性格の“革命家”の人格や、戦闘に強い“諜報員”の人格もある。多重人格者。
ブランカ・バスケス(アンバー・ハード)
ミス・サンアントニオとしてミスコンの出場している。大統領を通じて協力者としてマチェーテをサポートするが、実は裏でルター・ヴォズと繋がっている。
アダム・デズデモーナ(ソフィア・ベルガラ)
娼館を営んでいる。父から性的虐待を受けていたことから、男性に対して激しい嫌悪感を抱いている。娘のセレーサも自分の店で娼婦として働いている。
カメレオン(ウォルトン・ゴギンズ / キューバ・グッディング・ジュニア / レディー・ガガ / アントニオ・バンデラス)
殺し屋。顔を自在に変え、男性にも女性にも自由に変身することができる。人に顔を覚えられないために、目撃者は必ず始末する。

映画『マチェーテ・キルズ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『マチェーテ・キルズ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『マチェーテ・キルズ』のあらすじ【起】

アリゾナ州・メキシコ国境。入国・税関取締局のマチェーテとサルタナは、武器を麻薬カルテルに売ろうとしている兵士達を取り締まった。しかし、そこに麻薬カルテルの兵隊達がやって来てしまう。マチェーテとサルタナは殺されそうになるが、突然ヘリコプターから覆面を着けた人達が現れ、麻薬カルテルの兵隊達を射殺していった。マチェーテはその隙に逃げることを勧めるが、サルタナは麻薬カルテルの1人が言っていた“ロケット”が気になり、逃げることを拒んだ。マチェーテは仕方なく襲ってきた麻薬カルテルの兵隊達を倒し、“ロケット”を探すことにした。だが、マチェーテが戦っている間に巨大なミサイルを見つけたサルタナは、覆面を着けた人物に頭を打ち抜かれてしまう。マチェーテはサルタナの遺体を抱きしめ、嘆き悲しんだ。覆面を着けた男はマチェーテを殺すことなく立ち去った。

大統領はマチェーテをホワイトハウスに呼び出し、ある問題の解決に手を貸して欲しいと頼んだ。革命家のマルコス・メンデスがワシントンをミサイルで狙っており、メキシコの麻薬と暴力を一掃しなければミサイルを発射すると脅しをかけてきた。マチェーテの任務は故郷のメキシコでメンデスを探して真相を確かめ、ミサイルのことが真実ならばメンデスを始末することだった。マチェーテは断るが、恋人だったサルタナのために受けろと説得され、苦々しい気持ちで承諾した。

テキサス州サンアントニオ。大統領はアメリカからメキシコに国境を越えるために、協力者を用意していた。それは、ミスコン出場者のブランカ・バスケスだった。ブランカはミスコンに出場することで、国境付近にいても怪しまれないように身を隠していた。マチェーテはブランカから、メンデスの詳細を教えてもらう。メンデスは“マッドマン”というあだ名があり、元麻薬カルテルの一員で、組織を裏切って革命家に転身していた。アジトがある場所の詳細は不明だったが、娼婦のセレーサがメンデスと通じていることを掴んでいた。

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映画『マチェーテ・キルズ』のあらすじ【承】

ブランカはマチェーテに自分に直通する携帯電話を渡し、セレーサがいるメキシコのアカプルコまでヘリコプターを操縦した。マチェーテはパラシュートを使い、アカプルコの地に降り立った。そして、娼館を訪れセレーナを探していることを伝えるが、娼婦達から一斉に攻撃される。マチェーテが何とかセレーサの元まで辿り着くと、セレーサは自らマチェーテと行くことを望み、持っていた銃を下ろした。

セレーサはメンデスを愛しており、殺さずに止めて欲しいとマチェーテに頼んだ。迎えに来たメンデスの部下のヘリコプターに乗りながら、セレーサはマチェーテにメンデスのことを話した。メンデスは2重人格者で、民のために戦う革命家の顔と麻薬カルテルの再建を狙う“マッドマン”の顔があった。“マッドマン”の人格が顔を出している場合、マチェーテは殺される恐れがあった。その時、メンデスの部下がボスからのメッセージだと言い、セレーサを射殺した。

マチェーテはメンデスと相対した。メンデスは自分の考えをマチェーテに話した。それは、メキシコの真実を隠すメディアや邪魔者を皆殺しにする麻薬カルテルの責任が、アメリカにあるというものだった。マチェーテはイカれた考えだと反論するが、メンデスは堪えた様子はなかった。メンデスは殺されないように、ミサイルの起爆スイッチを自分の心臓に繋げていた。もし、メンデスの心臓が止まればワシントンにミサイルが発射されてしまうのだ。これを止められるのは、アメリカにいる装置の開発者だけだった。マチェーテはメンデスを人質に取りアジトから脱出するが、途中でメンデスは起爆スイッチの安全装置を外してしまう。そのせいで、マチェーテは24時間以内に、装置の開発者の元まで向かわなくてはいけなくなる。

マチェーテはブランカを通じ、大統領に連絡を取って現状を説明した。起爆装置に彫られていたのは、“ヴォズテック”という企業名だった。ヴォズテックはアメリカ軍にも武器を供給している軍需企業だったため、大統領は驚きの声を上げた。マチェーテは今回の件は、メンデス以外に黒幕がいるのではないかと考えた。

メキシコの軍により、メンデス殺害の協力を要請する声明がラジオで放送された。メンデスの首には1000万ドル、マチェーテの首には2000万ドルの懸賞金が懸けられた。“カメレオン”という異名を持つ凄腕の殺し屋も、マチェーテの命を狙おうとしていた。また、娼館の店主のアダム・デズデモーナは娘のセレーサの敵を討つため、娼婦達を引き連れメンデス達の元に向かおうとしていた。マチェーテはメンデスを殺させないようにするため、警察や市民達と戦わなければならなかった。そのことに苦悩しながら、必死に国境を目指した。

映画『マチェーテ・キルズ』のあらすじ【転】

逃げている途中でメンデスが首を撃たれてしまう。マチェーテは診療所の医師を脅し治療をさせた。すると、そこにアダムが仲間を引き連れて現れる。マチェーテは医療道具を使ってアダム達を翻弄すると、メンデスを車椅子に乗せて逃走した。マチェーテは車を運転しながら、なぜ麻薬カルテルを裏切って革命家になったのか尋ねた。メンデスはかつてメキシコ政府の諜報員で、カルテルへの潜入捜査の任務に当たっていたことを話した。メンデスは組織にバレないようにするため、自らも殺人を犯し、手を汚さなければならなかった。その生活が嫌で任務から外して欲しいと上司に相談したのだが、その上司はカルテルに買収されていた。カルテルはメンデスの目の前で、メンデスの妻と娘を拷問した。その時、メンデスに“マッドマン”という人格が誕生したのだ。そして、腐敗した国を変えるため、革命家となったのだ。

車のタイヤがパンクしてしまったため、メンデスとマチェーテはカルテルの縄張りにある自動車屋から装甲車を盗んだ。カルテルの兵隊達に撃たれるが、装甲車は弾を弾き飛ばした。マチェーテがそのまま国境に向かっていると、1台の女性(変装したカメレオン)が乗った車が現れ、狙撃してきた。さらに、アダム達が乗った車まで現れる。マチェーテはアダム達の車に爆弾を投げつけた。アダム達は車から飛び降りて装甲車を攻撃するが、マチェーテ達に逃げられてしまう。カメレオンは止まっていた車を避けきれず、事故を起こした。

マチェーテ達は国境を越えるが、マチェーテが殺したはずのメンデスの部下(サロール)が仲間を引き連れて待っていた。サロールはメンデスの首を撥ねて殺した。マチェーテ自身も手下達に銃を撃たれてしまう。マチェーテが意識を取り戻すと、なぜかプールの中に浮かんでいた。撃たれた傷も無くなっており不思議に思っていると、男が現れる。マチェーテが浮かんでいたのはヒーリング・プールで、目の前に現れた男は装置の開発者のルター・ヴォズだった。メンデスの心臓は容器に入れられ動かされていたため、ミサイルはまだ発射されていなかった。

ルターはアメリカの敵を作るため、メンデスに武器を流していた。そして、予測不可能なメンデスを見張らせるため、部下のサロールを送り込んでいた。ルターの目的は武器の売買で得た資金で宇宙開発を行い、宇宙を旅した後、地球に新たな王国を作ることだった。ルターは最強の戦士であるマチェーテを配下につけたいと考えており、腕試しとしてマチェーテを何体もの“サローン”と戦わせた。“サローン”は遺伝子操作で生み出したクローン戦士だった。マチェーテは向かってきた全ての“サローン”を倒した。

ルターはマチェーテの遺伝子を使い、最強のクローン戦士を作ろうとしていた。マチェーテはその要求を拒み装置を解除するよう求めるが、ルターは頷かなかった。マチェーテはヴォズテック社の武器を盗み、逃走した。そして、友人のルースに助けられる。ルターは未来を予知することができ、マチェーテと再び相対する未来が見えていた。

映画『マチェーテ・キルズ』の結末・ラスト(ネタバレ)

マチェーテは装置の解除ができる人間についての心当たりをルースに尋ねた。すると、オシリスの元まで連れて行かれる。オシリスはマチェーテの兄を殺害した敵だった。マチェーテは怒りを募らせるが、他に当てがなかったため、頼む他なかった。

マチェーテはブランカに会いに行くが、ブランカはルターとグルで、マチェーテを始末するために仲間を連れて来ていた。マチェーテはルースとその仲間達と共に手下を倒していくが、ブランカに逃げられてしまう。マチェーテは車で追跡した後ブランカの車に飛び移るが、振り落とされてしまう。

マチェーテはヒッチハイクを行うが、その車の運転手はカメレオンだった。マチェーテは銃で脅され、自分が入る墓を掘らされる。だが、運良くその穴は、メキシコからアメリカに亡命する人のためのトンネルへと繋がった。マチェーテはカメレオンが気を逸らした隙に、トンネルへと逃げ込んだ。カメレオンは後を追いかけるが、亡命してきたメキシコ人と間違われ、アメリカ側にいた男達に射殺される。

マチェーテとルースとその仲間達は、ルターが開いたスペースシャトル発射記念パーティーに、使用人として紛れ込んだ。そして、ミサイルを仕組んだのはルターだということを客達に話した。ルターはこの会場にマチェーテが来る未来は見えなかったため、激しく動揺していた。マチェーテはオシリスと共にメンデスの心臓がある場所まで向かうが、ルターにその心臓を撃たれてしまう。ミサイルの起爆スイッチが入り、後5分で発射してしまうことになった。マチェーテはルターに撃たれそうになるが、オシリスがマチェーテを庇って助けた。マチェーテは武器を求めて部屋を彷徨っているときに、サルタナを殺した男が着けていた仮面を発見する。

ルースはブランカに目を撃たれてしまい、両目が見えない状態で戦うことになる。だが、音を聞き分けて戦い、ブランカを倒した。しかし、ルターによって鉄の中に閉じ込められてしまう。ルターは捕まえたルースの仲間と客達と共にスペースシャトルに乗り込み、スペースシャトルを発射させた。その頃、マチェーテは発射されたミサイルに跨り、海の上で導線を切っていた。ミサイルは爆発することなく海の上へと落ちた。そこに、大統領が護衛と共に現れる。大統領はシャトル“スペースX”に乗り、ルターを追いかけるようマチェーテに頼んだ。マチェーテは了承し、シャトルに乗り込んだ。

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