映画『魔法にかけられて』の概要:意地悪な女王の魔法でおとぎ話の世界から現代のニューヨークに飛ばされてしまったプリンセスは、真実の愛を信じる力で人々を変えていく。アニメーションと実写映像を融合させたミュージカル作品。
映画『魔法にかけられて』の作品情報
上映時間:108分
ジャンル:ラブストーリー、ミュージカル、アニメ
監督:ケヴィン・リマ
キャスト:エイミー・アダムス、パトリック・デンプシー、スーザン・サランドン、ジェームズ・マースデン etc
映画『魔法にかけられて』の登場人物(キャスト)
- ジゼル(エイミー・アダムス)
- 王子様との真実の愛のキスを夢見ながらアンダレーシアの森の奥で暮らしている。天真爛漫な性格で、動物がお友達。エドワードを運命の相手だと感じ、出会って1日で結婚を決めた。魔女に扮したナリッサの魔法でニューヨークに飛ばされる。
- ロバート(パトリック・デンプシー)
- 離婚専門の弁護士。妻とは既に離婚しており、モーガンと2人で暮らしている。付き合って5年目のナンシーにプロポーズしようとしている。現実主義者で、モーガンにはおとぎ話や夢を信じないように教えている。
- モーガン(レイチェル・カヴィ)
- ロバートの娘。ナンシーのことは嫌いではないが、継母という認識を変えられずにいた。誰よりも早くジゼルのことを本物のプリンセスだと信じる。しっかり者。
- エドワード王子(ジェームズ・マースデン)
- アンダレーシアの王子。森の奥で出会ったジゼルを一目見ただけで結婚を決めた。人目を気にせずに愛の言葉を囁くロマンチックな青年。早とちりで度々トラブルを起こす。
- ナリッサ女王(スーザン・サランドン)
- エドワードの継母で、アンダレーシアの女王。王位継承を先延ばすためにエドワードを結婚相手に出会わせないようにしていた。
- ナサニエル(ティモシー・スポール)
- ナリッサやエドワードの家来。エドワードがジゼルを見つけるのを阻止するためにニューヨークへ向かった。ジゼルに毒林檎を食べさせようとするが、毎回失敗する。
- ナンシー(イディナ・メンゼル)
- ロバートの彼女。キャリアウーマン。一緒には住んでいないが、ロバートと交代でモーガンを学校へ送っている。花を贈られて喜ぶなど、ロマンチストな部分もある。
映画『魔法にかけられて』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『魔法にかけられて』のあらすじ【起】
ナリッサはエドワードが運命の相手と出会わないように、トロール狩りで暇を潰させていた。しかし、ある日エドワードは森の奥でジゼルと出会いその場で結婚を決めてしまう。エドワードが結婚すると王位を継承しなければならなくなるナリッサは、魔女に扮してジゼルを魔法の井戸へ誘う。
井戸に突き落とされたジゼルがたどり着いたのはニューヨークのタイムズスクエアだった。行き交う人々は誰も話を聞いてくれず、ジゼルは城を探して歩き回る。ロバートがモーガンと一緒にタクシーに乗っていると、モーガンが城の絵が描かれた看板によじ登っているジゼルを見つける。
ジゼルを見捨てることもできず、ロバートは一度ジゼルを家に連れて帰ることにする。電話を貸して家に連絡させるつもりだったロバートだが、ジゼルはエドワードが探しに来てくれるとだけ告げてそのままソファで眠りこけてしまう。
ロバートはジゼルを家に泊めるわけにはいかないと言ってモーガンを寝かしつけるが、ジゼルの寝顔を見てタクシーを呼ぶのをやめる。
映画『魔法にかけられて』のあらすじ【承】
翌朝。エドワードはジゼルを探しにニューヨークへやってくる。その頃、シャワーを浴び終えたジゼルはバスタオル一枚のまま転び、ロバートを押し倒してしまう。モーガンを迎えに来たナンシーはロバートが浮気していると勘違いして怒って出て行く。
ロバートはジゼルを会社に連れて行き、秘書にジゼルを帰宅させる手筈を整えるように頼む。しかし、アンダレーシアがどこにあるのかもわからなかった。離婚調停の話し合いを終えた夫婦を見たジゼルは、2人が離れ離れになってしまうのは悲しいと泣き始める。
ロバートはジゼルに現金を渡し、家まで帰るように言う。ジゼルはロバートに面倒を掛けたくないと言い残し、公園にいる老婆に紙幣を渡して王子の目撃情報を聞き始める。その様子を見ていたロバートはジゼルを見放すことができず、2人は公園を歩きながら話し始める。
公園のポスターで舞踏会のことを知ったジゼルは、ロバートの名前を使ってナンシーにフラワーリースと舞踏会の招待状を送る。それを受け取ったナンシーは感激し、ロバートを信じることにする。
映画『魔法にかけられて』のあらすじ【転】
ジゼルはロバートと食事を楽しんでいた。ジゼルを助けに来たリスのピップは、レストランの店員に扮したナサニエルが毒林檎で作ったドリンクをジゼルに飲ませようとするのを邪魔する。ピップは鼠だと勘違いされてしまい、店内は騒然とする。
鼠騒動がテレビで放映され、それを見たエドワードはレストランがある116番通りまでジゼルを探しに行く。翌日、エドワードはジゼルがいるロバートの部屋まで辿り着き2人は再会を果たす。ジゼルはロバートとモーガンに別れを告げるが、それぞれが名残惜しいと感じていた。
エドワードがジゼルを見つけたことを知ったナリッサは、自ら手を下すためにニューヨークにやってくる。ジゼルはアンダレーシアに帰る前にエドワードとデートがしたいと言い、ニューヨークを観光していた。そして、夜にある舞踏会が終わったらアンダレーシアに帰ると約束する。
モーガンはジゼルに助けを求められ、緊急時用のロバートのクレジットカードを持って一緒に買い物に行く。モーガンは母親と一緒に買い物を楽しんだことがなかった。ジゼルはきっとナンシーが素敵な継母になってくれるとモーガンを励ます。
映画『魔法にかけられて』の結末・ラスト(ネタバレ)
ロバートはナンシーと、ジゼルはエドワードと舞踏会の会場を訪れる。それぞれが自己紹介をし、エドワードがジゼルに宛てた愛の言葉を聞いてナンシーはロマンチックだと呟く。ダンスを楽しんだ後、帰ろうとしたエドワードはジゼルが悲しそうな顔をしていると感じる。
ナリッサは魔女に化けてジゼルに近づく。ロバートがナンシーと踊っているのを見て胸が苦しくなったジゼルは、辛い思いを消せると説明されて毒林檎を食べてしまう。倒れたジゼルを連れて行こうとしたナリッサだったが、エドワードに気付かれてしまい王位をはく奪される。
ジゼルが語っていた真実の愛のキスを思い出したロバートは、エドワードにキスを促す。しかし、ジゼルは目覚めなかった。もしもの可能性を感じたエドワードはロバートにキスを頼む。ナンシーの許可を得たロバートがキスをすると、ジゼルは息を吹き返した。
真実の愛を毛嫌いしているナリッサは巨大なドラゴンの姿になり、ロバートを掴んでビルの頂上に連れて行ってしまう。ジゼルはロバートを助けに行き、ナリッサは地上に落ちて砕け散った。
その後、ナンシーはエドワードと共にアンダレーシアで結婚式を挙げ、ジゼルはニューヨークでロバートとモーガンと暮らし始める。
映画『魔法にかけられて』の感想・評価・レビュー
おとぎ話の世界から飛び出してきたプリンセス、ジゼルと弁護士として働くシングルファーザーのロバートのラブストーリー。
普段仕事や生活に忙しく忘れかけていた、何事も楽しみ、純粋に人を愛する気持ちを思い出させてくれるような映画です。従来のおとぎ話と現代をバランスよく合わせたストーリー展開で、夢の世界と現実世界がうまく組み合わされています。
そしてロバートの子供モーガンとジゼルの物語もとても素敵で、見た人みんなが幸せになれるような物語です。(女性 20代)
ディズニープリンセスの浮世離れした面を、ユーモアを交えて表現しており、今までのプリンセス像を面白ネタとして扱っている面もある。しかし、この作品は従来のプリンセスたちを馬鹿にしているわけではなく、むしろ逆である。主人公のジゼルは、今までのプリンセスの系統を受け継いでいたからこそ、人々を癒し助けることが出来たのである。
どこまでも優しく純粋なジゼルの存在は、現代社会の人達にとっては物珍しく見える。しかし、だからこそロバートの心を動かし、彼の心を救うことが出来たのだろう。やはりディズニープリンセスは素敵な女性なのだと、再認識出来るような夢のある作品である。(女性 20代)
ディズニー映画を実写化し、またストーリーもオリジナルでとても見やすい映画であった。人間界に入ってしまい、何事にも好奇心旺盛で、ふらっとすぐ居なくなってしまうようなジゼルと、放っておけない優しいロバートとの出会い、またジゼルを追いかけるナルシストなエドワード王子など、様々な思いを抱えて繋がっていく。特にロバートの娘のモーガンが素直で可愛く、ジゼルとの姉妹みたいに仲良くなる所が好きだ。わくわくしながら見れて、リアルに描かれている映画だと感じた。(女性 20代)
ディズニープリンセスのジゼルが現実の世界に現れたら…という夢のような話を描ききった作品。ジゼルはとても明るい性格であり、現実世界でも戸惑いつつも、ほんわかとやりとりする所が非常に面白い。確かに現実にこんな人物が現れたらそういうリアクションになるだろうという部分で違和感が無く、かつディズニー映画としての期待は裏切らない見事な作品である。ジゼルが元々の婚約者であるエドワードと結ばれるのではなく、現実世界のロバートのそばにいる事になるという展開も、本作品でしか実現出来ないであろう斬新なエンドとなっている。(男性 30代)
この映画を一言で言うのならば、大人版のシンデレラでしょうか。御伽の国で育った主人公が、いきなり現代のNYやってきます。何もかもが分からない事だらけの主人公は、まるで無垢な子供のようです。そんな純粋さに惹かれる現代版のプリンス。この物語には、今までにはない2人のシンデレラが誕生します。
誰かに片思いをしていて思いを告げたい人がいるなら、この映画を観たらきっとヒントが隠されているかもしれません。貴方も、きっと恋をしたくなる映画です。(女性 30代)
こんな嫌味のない、明るくて幸せで、元気が出る作品はディズニーだからこそだと思いました。最初のアニメーションから、現実世界に来た時の実写などの工夫も新しく、小さな子供でも理解しやすいと思いますし、大人でも楽しめました。エイミー・アダムスの天真爛漫で、でもちゃんと世間知らずなプリンセスである立ち振る舞いがなんとも愛らしかったです。ドレスをカーテンで作ったり、ネズミや鳩とも踊ってしまう、これを観たら毎日がハッピーな色に変わっていきそうです。(女性 20代)
おとぎの話のプリンセスが現代にやってきて恋に落ちる…なんてロマンチックな世界観からは想像できないくらい、とにかく面白い。そんじょそこらのギャグ映画よりギャグにパンチがある。正直ディズニーの笑いを舐めていた。プリンセスが野生のハトやゴキブリを巻き込んでお掃除を始めた瞬間本当に声を出して笑ってしまった。
いかにも夢見がちな作品で苦手だな~と感じる人こそ観てほしい。本当に良い意味で期待を裏切られる。
浮世離れしつつもキュートで魅力的なヒロインを演じきったエイミー・アダムスに拍手。(女性 30代)
みんなの感想・レビュー
アニメーションと実写映像が融合したミュージカル映画。
現実世界のニューヨークに来ても変わらないプリンセスの前向きで明るいキュートな姿が、コミカルで可愛らしい。現代人とのギャップや、他のディズニー作品のパロディーも散りばめられていて、笑いを誘うのも見どころだ。
ナンシーが夢の国でどうやって暮らすのか気になるところだが、エンディングの曲とともに、ジゼルとロバートが幸せな家庭を築いているシーンに心が温まる。
最高のハッピーエンド、愛と夢の詰まっている話なので子どもにおすすめしたい。
ディズニー映画として安心して観ることができますね!子どもと一緒にぜひ観てもらいたい映画です。ジゼル姫の素直で明るい姿に元気をもらえます!ネズミだって、鳩だって、ゴキブリだって仲間にしちゃうジゼル姫!エドワード王子のマヌケさがまたいいですね~。自転車にひかれるシーンとか笑えます!ナサニエルのこれまた典型的な悪い下僕のシルエットに逆に拍手です!アニメからそのまま出てきたのかと思うぐらい悪い下僕顔です!リスのピップが非常に可愛いですね!一生懸命にエドワード王子に緊急事態を伝えようと必死のジェスチャーをするのですが、全くエドワード王子が分かってくれないシーンは可愛すぎますよ!最後はドラゴンが出てきて、ご都合主義的に終わりを迎えてしまいますが、まぁ、ディズニー映画ですし、ハッピーエンドでいいじゃないですか!十分に楽しませてくれる映画ですよ!
①ジゼル姫のアニメパワーが爽快!
現実世界では絶対に起こらないことをディズニーマジックでみせてくれました!アニメ映画では何の違和感もなく受け入れていた突然入るミュージカルシーン。これを実写でやると最初は違和感がありつつも、次第に爽快感を感じるようになりました。見所である自然公園でのミュージカルシーンは、おじいちゃんおばあちゃんがダンスを披露し、工事現場のお兄さんたちがアクロバティックな動きを繰り出し、全ての人が一体になって場が盛り上がる様は楽しいですね!現実もこうであったらいいのに!ジゼル姫は動物と会話ができるので、ゴキブリとも一緒に掃除しちゃいます!ゴキブリが歌っているシーンも初めてみました!嫌いな人は要注意なシーンかもしれませんが(笑)
②エイミー・アダムスは33歳!
ジゼル姫であるエイミー・アダムスは実は33歳です!(当時)ディズニー・プリンセスが33歳ってすごい!全く歳を感じさせないエイミーのお姫様ぶりに感服です!
③続編が検討中!?
本作が3億4,000万ドルの大ヒットとなったわけですが、いよいよ続編の制作が決定したそうです!ジゼル姫を演じたエイミー・アダムスの続投などキャストはまだ未定。監督も変更してアン・フレッチャーになるそうですが、女性監督でありダンサーでもある彼女ならではの作品に期待大です!
ディズニープリンセスプリンス
大好きなので見てみたいです‼️
ジゼル姫美人だしエドワード王子
イケメン‼️ピップかわいい‼️