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映画『マンディ 地獄のロード・ウォリアー』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『マンディ 地獄のロード・ウォリアー』の概要:愛する妻を狂信的なカルト集団に殺された男の復讐劇を描くサスペンス・スリラー。アカデミー賞俳優のニコラス・ケイジが主人公に扮し、斧やチェーンソーを手にカルト集団を次々に血祭りに上げていく。

映画『マンディ 地獄のロード・ウォリアー』の作品情報

マンディ 地獄のロード・ウォリアー

製作年:2017年
上映時間:121分
ジャンル:サスペンス、ホラー
監督:パノス・コスマトス
キャスト:ニコラス・ケイジ、アンドレア・ライズブロー、ライナス・ローチ、ネッド・デネヒー etc

映画『マンディ 地獄のロード・ウォリアー』の登場人物(キャスト)

レッド(ニコラス・ケイジ)
木材の伐採現場で働いており、妻を溺愛している。ジェレマイアの手によって妻を目の前で焼き殺されてしまい、クロスボウや自ら鋳造した斧を武器に復讐に乗り出す。
マンディ(アンドレア・ライズブロー)
レッドの妻。絵画を描いており、湖畔でのレッドとの2人きりの生活に満足している。ジェレマイアと偶然目が合って見初められてしまい悲劇的な運命を辿る。
ジェレマイア(ライナス・ローチ)
狂信的なカルト集団の教祖。神から世の中のものは全て自分のものだと啓示を受けたと信じている。自らの歌をレコードにしており、その出来栄えに自信を持っている。

映画『マンディ 地獄のロード・ウォリアー』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『マンディ 地獄のロード・ウォリアー』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『マンディ 地獄のロード・ウォリアー』のあらすじ【起】

レッドが伐採現場での仕事を終えて湖畔の自宅に帰ってくる。ちょうどマンディは幻想的な絵画を描いているところだった。2人はベッドで横になって一日の出来事や惑星のことを語らいながら穏やかな一夜を過ごす。2人は湖にボートを浮かべて釣りを楽しみ、夜には焚き火をする、明け方になり、動物の鳴き声で目覚めたマンディは森で子鹿の遺体を発見する。マンディは小説を読んで過ごした後、森の小道を歩く。そこでカルト集団が乗った車とすれ違い、ジェレマイアと目が合ってしまう。

ジェレマイアはモーテルで横になりながら、マンディが必要だと言う。そして信者の男を呼びつけ、マンディを連れて来るように命じる。マンディがガソリンスタンドで働いているところに信者の女がやって来る。女はマンディが住んでいる場所を聞いて買い物をして去っていく。夜中、信者の男は森の中で石笛を吹いて、仲間達と車の中で待機する。するとレザージャケットに身を包んだ黒ずくめのバイカー達が現れる。信者の男はバイカー達に仕事を依頼する。

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映画『マンディ 地獄のロード・ウォリアー』のあらすじ【承】

レッドとマンディがテレビを見て過ごして眠りにつく、そこにバイカーと信者達が現れ、2人は捕われてしまう。マンディは猿ぐつわを掛けられ、信者の女から幻覚作用のある怪しい薬を打たれてしまう。そしてマンディはジェレマイアの前に連れて来られる。ジェレマイアはマンディに自分の歌を録音したレコードを聴かせながら、自らが神に選ばれた者だと説く。しかしマンディは曲を大笑いしてしまい、ジェレマイアの怒りを買う。

縛られたレッドの元にジェレマイアがやって来る。ジェレマイアはレッドやマンディのことを罵り、剣でレッドの腹部を刺す。そしてカルト集団はレッドの目の前でマンディを焼き殺してしまう。レッドが泣き叫ぶ中、カルト集団は愉快そうに笑う。

カルト集団が去った後にレッドは自力で拘束を解いて、マンディの遺体の元に駆け寄る。自宅に入って休もうとするが、マンディの夢を見て目覚めてしまう。酒を煽ってみるが感情を抑えることができず、叫び狂ってしまう。

映画『マンディ 地獄のロード・ウォリアー』のあらすじ【転】

レッドはキャンピングカーで暮らす知人の元を訪ねる。知人に預けていたクロスボウを受け取り、マンディがカルト集団に焼き殺されたことを話す。知人は、バイカー達がブラック・スカルズと呼ばれる謎の集団で、LSDの調合師に薬の実験にされて気が狂った連中だという説があることを説明する。レッドは自らの手で特製の斧を鋳造する。

レッドは車で野道を走らせ、バイカーを待ち伏せする。バイカーを見付けてクロスボウで射抜き、車でひき殺そうとする。しかし、車が大破してレッドはバイカーに捕まってしまう。レッドは地下室の鉄パイプに手錠で繋がれ、バイカーにお気に入りのTシャツを破かれる。レッドは鉄パイプを外してバイカーを殴り、地下の穴に突き落とす。そしてカッターを手に地上階に上がり、もう一人のバイカーの首を切りつけて殺す。そこに穴から出てきたバイカーが現れるが、レッドは格闘の末にやっつける。クロスボウと斧を取り戻して家の外に出る。外には最後のバイカーが佇んでいた。レッドは斧を手に襲いかかり、激しい格闘の末にバイカーを火達磨にする。

映画『マンディ 地獄のロード・ウォリアー』の結末・ラスト(ネタバレ)

レッドはバイクでLSDの調合師の元にやって来る。レッドの姿を見た調合師はジェレマイアが北にいることを教える。レッドは坑道を抜けて北に向かい、谷間に建てられた教会に辿り着く。

信者の男女が乗った車が教会から出発したため、レッドはタイヤをパンクさせて車を停止させる。車から降りてきた男を斧で殺すが、女の方は見逃す。夜になり、車を清掃していた信者の男を殺す。さらにチェーンソーを手に別の信者の男に近づく。男の方はレッドよりも大きいチェーンソーを持って襲いかかってくる。レッドは相手のチェーンソーを上手くかわしながら、男を切りつける。最後には鎖で相手をなぎ倒し、チェーンソーで切り殺す。レッドは教会の中に入り、地下に掘られた穴に飛び込む。地下にはジェレマイアがおり、レッドにひざまずいて命乞いをしてくる。しかし、レッドはジェレマイアの頭を素手で潰して容赦なく殺す。そして教会に火を放つ。

復讐を果たしたレッドは車に乗り込む。レッドは初めてマンディと出会った時を思い出し、隣にマンディの存在を感じながら森を走り抜けていく。

映画『マンディ 地獄のロード・ウォリアー』の感想・評価・レビュー

アカデミー賞受賞俳優であることが嘘かのようにC級作品が量産されるようになったニコラス・ケイジの主演のカルト映画。ここでもチープな復讐劇が繰り広げられるだけで中身が薄く、『ザ・ロック』などのアクション映画に出ていた頃の精悍なケイジの姿は見る影もない。血みどろで残虐なシーンが続くのだが、ぼやけた映像効果のために何が起きているのか分かり難い。海外ではそれなりに好評だったようだが、決して万人受けする作品ではない。(MIHOシネマ編集部)

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