映画『ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲』の概要:『Mr.ビーン』で有名なローワン・アトキンソンが出演する007のパロディ映画の第3弾。今作では、アトキンソン扮するMI7のエージェントがインターネットの世界を乗っ取ろうとするIT事業家の陰謀に挑む。
映画『ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲』の作品情報
上映時間:89分
ジャンル:コメディ、アクション
監督:デヴィッド・カー
キャスト:ローワン・アトキンソン、オルガ・キュリレンコ、ベン・ミラー、ジェイク・レイシー etc
映画『ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲』の登場人物(キャスト)
- ジョニー・イングリッシュ(ローワン・アトキンソン)
- MI7のエージェントだったが、引退して学校で働いている。現役エージェントの正体が暴かれてしまい、現場復帰を命じられる。
- オフィーリア(オルガ・キュレンコ)
- ヴォルタの元に潜入しているロシアのスパイ。ジョニーを殺すように指令を受けるが、途中から手を組むようになる。
- ボフ(ベン・ミラー)
- ジョニーの相棒で、ジョニーのことを尊敬している。妻は原子力潜水艦の艦長をしている。
- 首相(エマ・トンプソン)
- イギリスの首相。国際会議を控えており、何か注目を集められる成果を作りたいと考えている。
- ヴォルタ(ジェイク・レシリー)
- IT事業家。世界中のビッグデータにアクセスして、インターネットの世界を混乱に陥れようと目論んでいる。
映画『ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲』のあらすじ【起】
イギリスの諜報機関MI7がハッキングされて世界各地にいるエージェントの正体が暴かれてしまう。首相は引退したエージェントを呼び戻して調べさせるように命じる。一線を退いたジョニーは学校で子供達にカムフラージュや爆弾処理などスパイの技術を教えていた。そこにMI7からの通知が届けられる。ジョニーは他の元エージェントたちと共に本部に集まる。しかし、ジョニーがペン型の催眠弾を誤操作させていまい全員が眠り込んでしまう。このため、ジョニーただ一人に指令が託される。ジョニーは相棒にボフを指名する。そしてスマホやハイブリッド車などハイテクを使うことを拒否し、銃とアストンマーチンで任務に繰り出す。
南フランスのホテルのWi-Fiがサイバー攻撃に使われたことが分かり、2人はホテルに向かう。2人はホテルに滞在している情報屋が怪しいとにらみ、レストランのウェーターの振りをして近づく。そして情報屋の携帯を盗み取る。情報屋は事件と無関係だったが、携帯の写真からサイバー攻撃があった日に沖合に不審な船が停泊していたことが分かる。2人はボートから攻撃が仕掛けられたと推理する。
映画『ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲』のあらすじ【承】
ヴォルタの動画を見た首相は面会をアレンジするように命じる。ジョニーとボフは船に侵入するが、瞬く間にオフィーリアに見付かって倉庫に監禁されてしまう。しかし、ジョニーの機転で扉を爆弾で壊して脱出すると、船内にあるサーバールームを見付ける。2人はサーバールームに位置探査装置を仕掛けて船から脱出する。
オフィーリアが下船して車で移動を始めたので、ジョニー達は尾行する。しかし、途中でジョニーの車はガス欠で止まってしまう。すると、オフィーリアが戻って来て夜にホテルで会おうと申し出る。一方、イギリスでは交通管制がハッキングされてしまう。首相が頭を抱えていると、ちょうど面会に来たヴォルタが瞬く間に解決してしまう。
ジョニーとオフィーリアはホテルで一緒に酒を飲む。その後、オフィーリアはジョニーを殺すように指令を受ける。夜に寝付けずにいたジョニーは睡眠薬を飲もうとして、誤って精力剤を大量に飲んでしまう。活力みなぎったジョニーはダンスフロアに繰り出す。オフィーリアはジョニーと一緒に踊って殺そうとするが、ジョニーはダンスの勢い余ってオフィーリアを投げ飛ばしてしまう。
映画『ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲』のあらすじ【転】
ボフは不審な船の持ち主がヴォルタであることを突き止める。ジョニーは本部に戻って上司に警告するが、確実な証拠を入手するように命じられる。ジョニーはヴォルタの屋敷に侵入することにし、まずはヴォルタの屋敷に見立てたVRを使って訓練をする。しかし、ジョニーはVRのゴーグルをつけたまま外に飛び出してしまい、仮想空間と現実を勘違いして書店の客や老女を殴り倒してしまう。
ジョニーは実際にヴォルタの家に侵入する。そこでオフィーリアと遭遇してオフィーリアが覆面捜査をしているスパイであることを知る。2人は協力して、ヴォルタがテロ攻撃を命令しているところをスマホの動画に撮影する。しかし、ジョニーはヴォルタに見付かってしまう。ジョニーは隙を突いて外に逃げ出すと、教習車に乗り込んでヴォルタの追跡をかわす。ジョニーはヴォルタの正体を首相に知らせようとするが、教習車内でスマホを取り違えてしまっていた為に証拠を無くしてしまう。
映画『ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲』の結末・ラスト(ネタバレ)
ジョニーはボフの妻の潜水艦に乗って国際会議の会場に近づく。国際会議には首相やヴォルタが出席することになっていた。一方、オフィーリアはヴォルタを殺そうとするが、正体を見破られていて失敗してしまう。ジョニーは音楽隊に紛れ込んで会場に侵入すると、甲冑を被って警備から身を隠す。
首相は会議の会場で、ヴォルタにデータ管理を任せることを発表する。するとヴォルタは本性を現し、各国にもデータを渡すように要求する。ジョニーは甲冑が脱げなくなってしまいヴォルタを止めることに失敗する。仕方なく携帯電話を掛けて応援を呼ぼうとする。ところが、その電波をボフの妻の潜水艦が受信してしまう。ジョニーが押した番号がミサイルの発射コードと誤認され、そのままミサイルが発射されてしまう。ミサイルはジョニーが船に設置した位置探査装置に反応して船を爆破する。作戦が失敗したヴォルタはヘリコプターに乗って逃げようとするが、そこにジョニーが駆け付ける。ジョニーはヴォルタの銃弾から甲冑で身を守ると、タブレットを投げ付けてヴォルタを倒す。
世界を救ったジョニーは学校に戻り、生徒達から歓迎される。
映画『ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲』の感想・評価・レビュー
とにかく頭を空っぽにしてバカバカしさを楽しむ映画。『Mr.ビーン』が好きな人ならローワン・アトキンソンの七変化する表情を見ているだけで大笑いできること請け合いだ。精力剤を飲んで踊り狂ったり、甲冑を着て動けなくなったりシーンはまさに抱腹絶倒だった。チャップリンやキートンと肩を並べるとまではいかなくとも、アトキンソンは同じ流れを汲んで身体を張った笑いを提供してくれる数少ない俳優だ。(MIHOシネマ編集部)
『ジョニー・イングリッシュ』シリーズ第3弾。前作に引き続きめちゃくちゃおバカでくだらない、最高のスパイ映画です。ローワン・アトキンソンの表情や仕草ひとつひとつがほんとに面白くて、普通のことをしていても彼だから面白くなってしまう気がしました。
一応ストーリーはありますが、そこまで深く考えずにバカだなあと思いながらわいわい見るのをオススメします。
ただ、くだらない笑いが苦手な方は面白さを理解するのが難しいかも知れません。(女性 30代)
全てがデジタルに移行している時代の中、かたくなにアナログを突き通すイングリッシュのスパイ活動。ジョニー・イングリッシュのシリーズは、大体こんなオチが来るかなと、ある程度は予想できるのです。しかし、それを予想通りにも期待以上にも応えてくれるのですが、今作はさすがにやりすぎなのではないかと思うほど、無関係な人にまで大迷惑をかけるイングリッシュにハラハラドキドキしながらも、大爆笑が止まりませんでした。(女性 20代)
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