映画『マキシマム・リスク』の概要:アラン刑事と瓜二つの男が、遺体となって発見された。実は、その男は養子に出された、アランの双子の弟だった。しかも、弟はアランに会いに行こうとしていた。アランは弟に何があったのか知るため、事件の調査を行った。
映画『マキシマム・リスク』の作品情報
上映時間:100分
ジャンル:アクション
監督:リンゴ・ラム
キャスト:ジャン=クロード・ヴァン・ダム、ナターシャ・ヘンストリッジ、ジャン=ユーグ・アングラード、ザック・グルニエ etc
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映画『マキシマム・リスク』の登場人物(キャスト)
- アラン・モロー(ジャン=クロード・ヴァン・ダム)
- 刑事。双子の弟の存在を知らずに育つ。湾岸戦争に参加しており、狙撃の名手として活躍した。寡黙で真面目な性格。
- ミカエル・スヴァロフ(ジャン=クロード・ヴァン・ダム)
- 養子に出されたアランの双子の弟。何者かの襲撃を受け、遺体で発見される。ロシア・マフィアの一員。
- アレックス・ボヘミア(ナターシャ・ヘンストリッジ)
- ミカエルの恋人。クラブを経営している。始め、アランのことをミカエルだと誤解する。自立した強い女性。
- イヴァン(ザック・グルニエ)
- ロシア・マフィアの一員。ミカエルを目に掛けるボス・キーロフに対して、あまり良い感情を抱いていない。
映画『マキシマム・リスク』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『マキシマム・リスク』のあらすじ【起】
南フランス。ある男の遺体が見つかった。その男はアラン刑事と瓜二つだった。目撃者の証言から男は何者かに追われていたことが分かった。そして、所持品にはシェーブルドール・ホテルのマッチがあった。アランは友人のセバスチャン刑事と事件を調査することにした。
アラン達はシェーブルドール・ホテルを訪れた。従業員はアランを宿泊客のミカエルだと誤解し、接客した。アランは誤解を解くことなく、何か連絡がなかったか確認した。すると、アレックス・ボヘミアという人物から電話があったことが分かった。
ミカエルの荷物を確認し、アランを探していたことが分かった。しかも、ミカエルとアランは誕生日が同じだった。アランは母親に話を聞き、ミカエルが養子に出された双子の弟だと知る。アランは養子を斡旋したサンドニ弁護士に話を聞くため、セバスチャンとパリに向かった。
サンドニは殺され、事務所には火が点けられていた。セバスチャンは犯人と思われるロシア人の男を追いかけ、アランは事務所内に取り残されていた秘書を見つける。秘書はアランのことを悪い奴の仲間だと誤解し、怯えた。そして、身を守るため、隠すよう命じられていた養子縁組の書類を渡した。そこに、ロシア人が戻って来て、アランは襲われてしまう。アランは戦い、焼け死ぬ前に秘書と共に事務所内から逃げ出した。
映画『マキシマム・リスク』のあらすじ【承】
ミカエルの里親はロシア人だった。養父はソ連の外交官でパリに5年間在住し、1968年にアメリカへと移住していた。アランは1人でアメリカのニューヨークに旅立った。道中、探し物が得意だという、タクシードライバーのデイヴィスに出会う。アランはアレックスを探すよう頼んだ。
アランはニューヨークでミカエルのことを知っている人物に出会う。ミカエルの家族は行方不明になっていた。ロシアへ帰ったのではないかという噂や、ロシア・マフィアに消されたのではないかという噂が流れたが、はっきりとした理由は分からなかった。両親がいなくなったミカエルは、16歳でロシア・マフィアの一員になった。
アランはアレックスの居場所が分からなかったため、ボヘミアという名前のクラブを訪れてみた。そこで、アランはミカエルだと誤解され、ミカエルの恋人と思われる女性(アレックス)から鍵を受け取る。クラブを出ると、ロシア・マフィアの襲撃に遭った。ロシア・マフィアは自分達を裏切ったと、ミカエルに対して激しい怒りを抱いていた。アランは戦い、返り討ちにした。
アランはデイヴィスの案内で、アレックスから受け取った鍵が使われている安ホテルを訪れた。アランは鍵とは別の部屋を取り、アレックスが来るのを待った。そして、やって来たアレックスに、ミカエルが死んだことを明かした。その時、アレックスが取っていた部屋に、ロシア・マフィアの一味が現れた。アラン達は隙を突いて逃げ出した。
アラン達はロシア・マフィアやサンドニを殺したロシア人の男に襲われるが、デイヴィスに助けられる。しかし、デイヴィスの体に弾が当たってしまっていた。彼が助かる見込みはなかった。パトカーのサイレンの音が聞こえたため、アラン達はデイヴィスをタクシーの中に残してその場を離れた。
映画『マキシマム・リスク』のあらすじ【転】
ミカエルはマフィアを抜けようとしていた。アランはアレックスに案内してもらい、ミカエルの家を訪れた。部屋の中を確認すると、アランが載っている新聞の切り抜きがあった。それは、5年前に湾岸戦争で狙撃手として活躍していたときのものだった。アランは5年経ってからなぜミカエルが自分を探したのか、疑問を抱く。
アラン達の前に、FBI捜査官のペルマンとルーミスが姿を現す。ペルマン達はアランのことをミカエルと誤解することなく、ロシア・マフィアを逮捕するために協力を持ちかけた。ミカエルが保管しているあるリストを回収するため、ミカエルに成りすまして欲しいと言うのだ。そのリストはニースの貸金庫に保管されており、組織の犯罪の証拠となる人名が載っていた。アランがペルマン達の態度を怪しみ協力を拒むと、ペルマン達が襲ってきた。アランは反撃し、彼らを手錠で繋いで放置した。
アランはペルマン達がミカエルの死を知っていたことから、FBIが弟を殺した犯人だと気づく。アランはアレックスを置いて、ロシア・マフィアのボスであるキーロフに会いに行った。そして、ミカエルが亡くなったことを伝えた。キーロフはミカエルを息子のように大切に思っていたため、手下に殺さず捕まえて来るよう指示を出していた。アランがマフィアの一員であるイヴァンに殺されそうになったことを話すと、キーロフは激昂してイヴァンを追い出した。
アランはニースに向かうための手助けをキーロフに頼んだ。キーロフは承諾する代わりに、リストの回収を頼んだ。しかし、そこにサンドニを殺したロシア人の男が現れ、キーロフが刺されてしまう。アランがロシア人と戦う中、イヴァンの一味がキーロフを裏切り側近達を殺していった。そして、イヴァンはキーロフに止めを刺した。実は、ロシア人の男はイヴァンが雇った殺し屋だった。
映画『マキシマム・リスク』の結末・ラスト(ネタバレ)
イヴァン一味はアランも始末しようとするが、逃げられてしまう。しかも、騒動を聞きつけた警官が駆けつけ、アランが逮捕された。イヴァン一味はアランに出だしできなくなる。イヴァンはペルマン達に会って話をした。実は、FBIはイヴァンと癒着していた。アランはリストの回収に必要だったため、リストを回収した後に始末することになった。
ペルマン達はアレックスを人質に取り、アランにリストを回収するよう脅しを掛けた。アランは承諾し、一緒にニースの銀行に向かった。ペルマン達はアレックスだけでなく、セバスチャンも人質に取っていた。アラン達が銀行に入った後、イヴァンは殺し屋にアランを始末するよう指示を出した。
銀行の方針で、貸金庫に入ることができるのは荷物を預けた本人だけだった。アランが1人で貸金庫の中に入ると、ミカエル名義の箱の他にアラン名義の箱があった。アラン名義の箱の中には、大金と共に拳銃が入っていた。そして、ミカエルのメッセージが録音されたテープが入っていた。そのテープにはFBIとロシア・マフィアの悪事の証拠が箱に入っているためアメリカ大使館に届けること、アランと再会したかったため足を洗おうとしたこと、アランと母への愛の言葉が吹き込まれていた。アランは弟を思い、涙を流した。
アランは銀行員に、証拠品をアメリカ大使館に届けるよう頼んだ。そして、煙草を使い、警報器を鳴らした。しかし、銀行員が殺し屋に殺され、証拠品を奪われてしまう。アランは後を追い、殺し屋を始末した。騒動の中、ペルマン達は逃亡した。イヴァン一味も逃げようとするが、アランが警察に事情を説明しため取り囲まれてしまう。イヴァンはセバスチャンを人質に取って逃げようとするが、アランにタイヤを撃たれ車が横転した。アランはセバスチャンを救出し、イヴァンは燃え盛る車の中に取り残された。
アランはペルマン達を追い詰め、アレックスを救出した。その後、アランとアレックスは恋人となった。2人はアランの母に会いに行った。
映画『マキシマム・リスク』の感想・評価・レビュー
映画ならではの最強でカッコいい主人公で、アランの圧倒的な強さが見ていて爽快感があった。アランの表情が少し乏しいような気がしたので、もう少し笑顔になる場面があっても良かったのではないかと思う。しかし、弟のミカエルを思うアランの深い愛には感動した。ミカエルがロシア・マフィアに追われていたということが分かったところまでは良かったが、FBIが絡んできたことで少し内容が薄くなってしまったように思う。でも、銃撃戦や爆破のシーンなどはアクション映画らしく、迫力があって良かった。(MIHOシネマ編集部)
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