映画『ルドルフとイッパイアッテナ』の概要:ルドルフは飼い主のリエちゃんの下で幸せに暮らしていた。しかし、ひょんなことからトラックの荷台に紛れ込んでしまい、全然知らない場所に辿り着いてしまう。ルドルフは戸惑うが、野良猫のイッパイアッテナに助けられる。
映画『ルドルフとイッパイアッテナ』の作品情報
上映時間:89分
ジャンル:ヒューマンドラマ、アドベンチャー、アニメ
監督:湯山邦彦、榊原幹典
キャスト:井上真央、鈴木亮平、大塚明夫、水樹奈々 etc
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映画『ルドルフとイッパイアッテナ』の登場人物(キャスト)
- ルドルフ(井上真央)
- 飼い主の名前は、リエちゃん。ひょんなことからトラックに紛れ込み、家に帰れなくなる。人間の世界のことに疎い。
- イッパイアッテナ(鈴木亮平)
- 飼い主がアメリカに旅立ったことにより、野良猫となる。人間から様々な名前で呼ばれている。人間の言葉が分かる。
- ブッチー(八嶋智人)
- 商店街の金物屋で飼われている。おしゃべりと噂が大好き。商店街の情報通。気が弱い。
- デビル(古田新太)
- ブルドッグ。猫達から「地獄の番犬」と恐れられている。昔はイッパイアッテナと仲が良かったが、イッパイアッテナが野良猫となってから嫌うようになる。
映画『ルドルフとイッパイアッテナ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ルドルフとイッパイアッテナ』のあらすじ【起】
猫のルドルフは飼い主のリエちゃんに置いて行かれ、家で留守番しなければいけないことに寂しさを感じていた。ある日、門が開いていることに気づいたルドルフは、外の世界へと飛び出した。そして、長距離トラックの荷台に迷い込んでしまう。
トラックが停車し、ルドルフは外へと飛び出した。ルドルフは自分がどこにいるのか分からず、街中を走り回った。そんな時、ボス猫のイッパイアッテナと出会う。イッパイアッテナは車に轢かれそうになったルドルフを助けた。
ルドルフは自分が何県に住んでいたか知らず、三丁目から来たということしか分からなかった。家から出たことがなかったルドルフは、人間世界のことに疎かった。イッパイアッテナは何県に住んでいたか分からなければ、帰れないことを教えた。ルドルフはショックを受け、リエちゃんを思いながら泣きじゃくった。
イッパイアッテナはルドルフと一緒に家や店を巡り、ご飯を分け与えてもらった。その時、イッパイアッテナは人間達から様々な名前で呼ばれていた。ルドルフはそのことに驚く。「イッパイアッテナ」は名前ではなく、いっぱいあってどれを名乗ろうか迷っていたときに出た言葉だった。ルドルフはなぜそんなに人間と仲良くするのが上手いのか疑問を抱き、飼い猫だったことがあるのか尋ねた。すると、イッパイアッテナの機嫌が悪くなり去って行ってしまう。
映画『ルドルフとイッパイアッテナ』のあらすじ【承】
ルドルフは金物屋に飼われている猫のブッチーに声をかけられる。ブッチーはルドルフに興味があったが、イッパイアッテナのことが怖くて声をかけられずにいたのだ。ブッチーはイッパイアッテナを怖がっていない動物として、犬のデビルのことをルドルフに話した。2人で見に行こうとするが、デビルの鳴き声を聞いた途端ブッチーが怖がって逃げてしまう。
ルドルフはブッチーからイッパイアッテナの武勇伝と飼い猫だった話を聞く。ルドルフは昔イッパイアッテナが言っていた脅し文句を、イッパイアッテナの前で披露した。すると、脅し文句は軽はずみに口に出す言葉ではないと怒られてしまう。
ルドルフは飼い猫だった頃のことについて、再度イッパイアッテナに尋ねた。すると、イッパイアッテナはデビルが飼われている家の横の空き家へとルドルフを案内した。そこは、昔イッパイアッテナが飼われていた家だった。飼い主はアメリカに引っ越すことになり、イッパイアッテナを置いて行かなければならなくなった。飼い主は旅立つ前、イッパイアッテナに人間が使う文字を教えた。文字が読めるお蔭で学校の献立表を読み、肉を貰いに行くことができた。
昔、イッパイアッテナとデビルは仲が良かった。しかし、イッパイアッテナが野良猫になった途端、デビルが見下してくるようになったのだ。次の日、イッパイアッテナはルドルフとブッチーと一緒に学校に忍び込み、本を使って様々なことを教えた。ルドルフはイッパイアッテナに文字を教えてもらうことにした。
映画『ルドルフとイッパイアッテナ』のあらすじ【転】
テレビにかつてルドルフが暮らしていた場所の風景が写った。そこは岐阜市だった。イッパイアッテナは今いるのが東京都江戸川区北小岩であること、岐阜市がいかに遠いかを教えた。ネコが簡単に移動できる距離ではなかった。しかし、ルドルフはイッパイアッテナの忠告を聞かず、リエちゃんの家に帰るために飛び出してしまう。
ルドルフは岐阜に行こうとして、トラックに飛び乗った。そこは荷台が冷凍庫になっていた。それに気づいたイッパイアッテナはブッチーと共にトラックを追いかけ、凍っているルドルフを救助した。イッパイアッテナは無茶をしたルドルフを殴り、叱った。
ルドルフ達は岐阜行きのバスツアーの広告を見つける。ルドルフはそのバスに乗り、岐阜に帰ることにした。しかし、出発日前日、イッパイアッテナがデビルにやられて怪我を負ってしまう。ルドルフは野良猫に優しい学校の先生の元まで行き、助けを求めた。学校の先生はイッパイアッテナを動物病院まで運んだ。
ルドルフはブッチーからイッパイアッテナがデビルにやられた訳を聞いた。イッパイアッテナは肉を食べたがっているルドルフのために、デビルにお肉を分けてもらいに行った。その時、デビルに襲われたのだった。話を聞いたルドルフはイッパイアッテナの優しさを知って、涙を流した。
映画『ルドルフとイッパイアッテナ』の結末・ラスト(ネタバレ)
イッパイアッテナは生きていたが、しばらく動くことはできなかった。しかし、バスの出発時刻が来てしまう。ルドルフは今まで助けてくれたお礼をイッパイアッテナに伝え、旅立っていったように見せかけた。そして、バスに乗らず、ブッチーと一緒にデビルの元に向かった。ルドルフとブッチーは協力してデビルを池に落とし、懲らしめた。
ルドルフとイッパイアッテナは再び一緒に暮らすようになった。冬が過ぎ、春になった。イッパイアッテナが暮らしていた家は壊され、新たな家が建設され始めた。ルドルフはデビルと仲良くなった。デビルはイッパイアッテナに対して冷たい態度を取ったことを後悔してした。デビルは自由なイッパイアッテナが羨ましかったのだ。ルドルフはデビルからお肉を貰い、イッパイアッテナと一緒に食べた。
イッパイアッテナは岐阜へ繋がる高速道路を通る車があることを突き止めていた。それは、金物屋に荷物を運んで来るトラックだった。イッパイアッテナはルドルフを岐阜まで送り届けようとするが、ルドルフは1人で行くと拒んだ。イッパイアッテナはルドルフの意思を尊重し、岐阜に行くための方法と地名を教えた。
デビルは取っていたステーキをルドルフ達に振る舞った。デビルとイッパイアッテナは和解した。そこで、イッパイアッテナは貨物船に乗ってアメリカに行こうと思っていることを明かした。新しい家が建設され、飼い主が帰って来ないと確信したのだ。
ルドルフはトラックに乗り、旅立っていった。車のナンバープレートを見て、岐阜方面に向かう車を乗り継いだ。ルドルフは無事にリエちゃんの家へ帰ってきた。しかし、そこにはルドルフの弟のネコがおり、ルドルフという名前が付けられていた。しかも、リエちゃんは2匹ネコを飼いたかったが、1匹じゃないとダメだと親に言われていた。ルドルフはリエちゃんの家を去ることにした。
ルドルフは北小岩に戻り、ブッチーと再会を果たす。そこには、旅立ったはずのイッパイアッテナもいた。ルドルフはイッパイアッテナの傍で涙を流した。実は、イッパイアッテナの元の飼い主が、新たに建設された家に帰ってきたのだ。飼い主はイッパイアッテナ達に食事を与えた。
映画『ルドルフとイッパイアッテナ』の感想・評価・レビュー
イッパイアッテナとルドルフの友情が素敵な作品だった。最後にルドルフがリエちゃんの家を立ち去る場面は悲しかったが、イッパイアッテナ達と一緒にいることができたため良い終わり方だった。イッパイアッテナの飼い主は少し無責任だと感じたが、アニメのためそこはさらっと流せば良いかなと思う。飼い主が戻ってきて、イッパイアッテナと再会できたのは良かった。風景の描写に力が入れられていたこともあり、四季が綺麗だった。(MIHOシネマ編集部)
迷子になってしまった飼い猫のルドルフと、野良犬のイッパイアッテナの、心温まる友情物語です。
教養のあるイッパイアッテナの誠実で穏やかな心と、小さいルドルフの真っ正直で従順な心の強さは、自分が落ち込んでいるときに勇気をくれます。そして、仲間の猫たちを思いやる気持ちが満ち溢れていて、どこかほっこりとした気持ちにさせてくれます。
猫の目線から見る不思議な人間関係や、風景の描写も素敵です。
自然と涙腺が緩んでしまう感動作でした。(女性 40代)
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