映画『ミーン・マシーン』の概要:自堕落な生活の末に逮捕された元プロサッカー選手が、囚人チームVS看守チームで試合をするというスポーツコメディ映画。「ロンゲストヤード」のパロディ作品。主演は元サッカー選手のヴィニー・ジョーンズ。
映画『ミーン・マシーン』 作品情報
- 製作年:2001年
- 上映時間:98分
- ジャンル:コメディ、スポーツ、ヒューマンドラマ
- 監督:バリー・スコルニック
- キャスト:ヴィニー・ジョーンズ、ジェイソン・ステイサム、デヴィッド・ヘミングス、ラルフ・ブラウン etc
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映画『ミーン・マシーン』 評価
- 点数:95点/100点
- オススメ度:★★★★☆
- ストーリー:★★★★☆
- キャスト起用:★★★★★
- 映像技術:★★★★★
- 演出:★★★★★
- 設定:★★★☆☆
[miho21]
映画『ミーン・マシーン』 あらすじネタバレ(ストーリー解説)
映画『ミーン・マシーン』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む
映画『ミーン・マシーン』 あらすじ【起・承】
プロサッカー選手ダニー・ミーンは、不正試合が原因でサッカー界から追放され、飲酒運転と公務執行妨害で逮捕された。
ロングマーシュ刑務所に収監されたダニーは、看守たちのサッカーチームのコーチになるよう所長から頼み込まれるが、看守長バートンはそれが気に入らない。
しつこくコーチの依頼をしてくる所長から逃げるため、囚人のマッシブは、ダニーがキャプテンをする囚人チームと看守チームの試合を提案。
所長もバートンも提案に乗った。
囚人チームのメンバーが集まらず、ダニーとマッシブは困り果てる。
やがて、看守から理不尽な暴力を受けたマッシブをかばったことで、ダニーのチームに参加する囚人が集まりはじめる。
その中には、サッカー選手時代からダニーの熱狂的ファンだったビリーもいた。
ダニーたちに拒絶されたニトロは、他の刑務所への移転を条件に看守と手を組んでダニーを失脚させようと企む。
一方、囚人サイクスに誘われて始めた博打で借金まみれの所長だったが、サイクスの助言を聞くために競馬新聞の差し入れを許可していた。
その新聞をうまく利用している囚人たちのボス、サイクス。
ニトロは、ダニーがバートンに新聞の不正利用をばらしたと嘘を吐き、サイクスたちに襲わせる。
映画『ミーン・マシーン』 結末・ラスト(ネタバレ)
襲われたダニーだったが、機転を利かせて看守にバレないようにした。
そしてサイクスに、試合の勝敗で賭けをする代わり、彼の部下たちをチームの仲間にしないかと提案するダニー。
サイクスは、部下ケッチと殴り合いをして勝つという条件を出した。
殴り合いに勝利し、11人のチームメンバーが揃ったが、ゴールキーパーがいない。
そこで目を付けたのが、ハンニバルを食べたという噂のある、独房から出たことのない凶悪殺人犯モンク。
サイクスは所長を丸め込み、看守との試合だと聞いたモンクはやる気を出す。
刑務所に出入りしている女性職員は、ダニーとの体の関係と引き換えに看守チームの情報を流す。
しかしニトロがダニーを狙って爆弾をしかけ、偶然それを開けたドックが命を落とす。
ニトロは医療刑務所に送られた。
そしてドックが残した「ミーン・マシーン」のユニフォームを身に着けた囚人チームと、看守チームの試合が始まる。
前半戦、囚人チームは卑怯な手も使いながら1点を入れた。
後半戦で所長から、ドック殺人の共犯にされたくなければわざと負けろ、と脅されるダニー。
そしてやる気を失い、後半戦では2対2のピンチに。
怪我のフリをして一度はフィールドを離れたが、マネージャーのマッシブや仲間たちの姿を見て、試合に戻る決意をする。
そして、ダニーの活躍で囚人チームは勝利した。
看守チームの勝利に大金を賭けていた所長はダニーに詰め寄るが、サイクスと看守バートンがダニーを助けた。
映画『ミーン・マシーン』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『ミーン・マシーン』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
2001年の作品だが色あせない面白さ
ダニーが出演していたCMらしき映像から始まる映画で、最初のインパクトが強い。
刑務所に収容されている犯罪者たちが、看守に一泡吹かせようとするのはありがちな設定だが、肝心のサッカーに詳しくなくても楽しめる内容。
スポーツをテーマにした映画の王道で無難な部分もあり、大団円で終わるために奇抜な展開はあまりないが、色あせない面白さを感じさせる。
練習中に反則を実践して「審判にはバレないように」と注意するシーンには苦笑いさせられる。
大半が下ネタだったり単なる暴力なのは、刑務所が舞台だからこそ。
サッカーの試合が始まるまで時間はかかるが、それを感じさせないテンポの良さや、ドクの死といったドラマ展開もうまく作用している。
強烈なキャラクターだらけ
ハンニバルを殺して食べた、という噂の囚人モンクを演じているのは、当時まだ無名に近かったジェイソン・ステイサム。
ゴールキーパーをしながらダンスを踊ったり、彼の妄想の中で看守たちをボコボコに殴ったと思った次の瞬間、素晴らしいプレイを見せるという、強烈な個性のキャラクター。
どこから出てきたのか謎の、毛皮っぽいコートを羽織ったサイクスがオーナーの貫禄を出しているのはちょっとしたツッコミどころ。
刑務所内での更生プログラムにもかかわらず解説員がいることや、2人とも同じ名前というのも笑いを誘う。
本作が初主演作であり、元サッカー選手のヴィニー・ジョーンズがプレイする試合シーンは見どころ。
しかし他のキャラクターが濃すぎて、主人公ダニーの印象が薄いのが残念。
映画『ミーン・マシーン』 まとめ
ガイ・リッチーの長編映画監督デビュー作「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」で俳優デビューした、ヴィニー・ジョーンズの初主演作品。
1974年に公開されてヒットし、2005年にはリメイク版も公開されたアメフト映画「ロンゲストヤード」のパロディだが、日本ではアメフトよりも浸透度の高いサッカーがテーマでわかりやすい。
サッカー選手から俳優に転身したヴィニー・ジョーンズが魅せるリフティングや、サッカー試合のシーンは見どころ。
無名時代のジェイソン・ステイサムが演じる凶悪殺人犯の、お茶目で面白味たっぷりのシーンには大笑いさせられる。
ジェイソン・ステイサムやヴィニー・ジョーンズが出演する作品を多く手掛けてきたガイ・リッチーが、製作総指揮に名前を連ねている。
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