この記事では、映画『メガマインド』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『メガマインド』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。
映画『メガマインド』 作品情報
- 製作年:2010年
- 上映時間:96分
- ジャンル:SF、アクション、コメディ、アニメ
- 監督:トム・マクグラス
- キャスト:ウィル・フェレル、ティナ・フェイ、ジョナ・ヒル、デヴィッド・クロス etc
映画『メガマインド』 評価
- 点数:95点/100点
- オススメ度:★★★★☆
- ストーリー:★★★★☆
- キャスト起用:★★★☆☆
- 映像技術:★★★★☆
- 演出:★★★★☆
- 設定:★★★☆☆
[miho21]
映画『メガマインド』 あらすじネタバレ(起承転結)
映画『メガマインド』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む
映画『メガマインド』 あらすじ【起・承】
不幸の生い立ちのメガマインドは、生まれてすぐに両親のいた惑星から離れ離れに従者のコブンギョと一緒に脱出をする。逃げる宇宙の中で既に宿敵となる赤ん坊のヒーローとも出会う。
ヒーローは裕福な家庭にロケットが着陸し、メガマインドは刑務所に落下。
囚人達に、何が悪で、何が正義か教えられるメガマインドだが、秀でた知性と悪のツールを作る才能で刑務所の中でも目立った存在に。
外で学習の機会を得て学校に通い始めるが、そこでは宿敵のヒーロー、メトロマンが仕切っていた。何をやっても裏目に出て、みそっかすになるメガマインドとコブンギョ。
悪い子になる運命なら1番の悪い子になろう!と決めるメガマインドはその後も宿敵、宿命としてメトロマンとの戦いに挑んでいく。
しかし、全く勝てた事がないメガマインドは、メトロマンを称えるミュージアムの設立記念に、テレビレポーターのロクサーヌを誘拐する。
ロクサーヌを助けに駆けつけたメトロマンに放った砲撃が偶然命中し、骨だけの姿になってしまったメトロマン。
メトロマンを倒し、街を支配し始めたメガマインドだが、悪さをしても止める者のいない生活と悪事に飽き、張り合いを無くして行く。

映画『メガマインド』 結末・ラスト(ネタバレ)
思い出が辛いと、メトロマンのミュージアムを破壊したメガマインドだが、同じく1人来ていたロクサーヌから隠れる際にミュージアムのスタッフであるバーナードに変身する。
バーナードの姿のまま話す中、新しいヒーローを自分で作り育てる事を閃く。
メトロマンの遺伝子を利用し、ヒーローを生成する銃を作ったメガマインド。
バーナードの姿を借り、同志となって仲を深めていくメガマインドとロクサーヌだが、ロクサーヌがメガマインドの基地に侵入した際に、同行していたカメラマンのハルに誤射してしまう。
体や能力も変化し、新しいヒーローの「タイタン」としてハルを育てるメガマインドだが、ハルは意中のロクサーヌを思いのままにする事と、世界を好き放題にする事しか考えないヒーロー不適任者だった。
しかもキスをしている時に誤ってバーナードの姿になっていた事がロクサーヌにもバレてしまう。投げやりになったメガマインドは、コブンギョにも暇を与え、暴走するタイタンを止める為に戦いに向う。
全く相手にならないメガマインドは、タイタンの能力を元に戻す方法を探るため、ロクサーヌを頼りにメトロマンの基地を探す。基地では死んだはずのメトロマンが1人、快適に暮らしていた。
メトロマンはヒーローとしての自分に疲れ、違う人間として生きていく為に死を演じていたのだ。
頼れないとわかった2人だが、ロクサーヌは誘拐され、刑務所に戻ったメガマインドはコブンギョの計らいでタイタンに立ち向かって行く。
タイタンのパワーに押されるメガマインドだが、メトロマンに変身しタイタンを追い詰める。しかし発音の違和感で正体がバレたメガマインドは再び攻撃され、無くしたはずの銃を見つけ、タイタンから元のハルへと戻すのであった。
新しく町にはヒーローとしてメガマインドは迎えられる。
喝采の中観客に紛れ、新しいヒーローの誕生を祝うメトロマンの粋な姿があるのだった。
映画『メガマインド』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『メガマインド』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
映像や演出の細かさ
映画のしょっぱなから映像のクオリティの高さに目を見張る。
日本では劇場未公開な上に、ソフトの販売も無いと言う作品なのが残念なくらいだ。
変身装置である腕時計の針の動き1つにしても細かい動きで、音声無しで見たとしても映像の質の高さで飽きがこない作品だ。
スキンヘッドな上に顔色も青っぽい容姿で、けっして格好良さや可愛さの形容ができないメガマインドだが、元々が素直で性格の良い動作をするので視聴者に好かれるキャラクターをちゃんと考えている事が伺える。
見せ場らしい見せ場はどこの場面も、飽きがこない様に展開を散りばめているので、ロクサーヌとのキスシーンになるのか、変身が解けて正体がバレてしまう時なのか、最初にヒーローを倒してしまうシーンになるのかなど、決めかねない。
自分が1番観ていて思い入れが出来るシーンがこの作品の見せ場になる、と言える。
隣の芝生は青くない
元々の目標や張り合いを持つ、持ち続ける事の大事さが伺える。
どんな目標でも、その後の生活が大事、日常の当たり前が大事とも思えるストーリー。
隣の芝生は青いと思い続けたキャラクター達が、その後にどう思い、行動して行くかで本来の自分の目指す方向は変わってきてしまう事がわかる。
ヒーローのメトロマンは音楽家や自由な生活へ、メガマインドはヒーローを倒し悪の総統へ、カメラマンのハルはにわかヒーローへ、どのキャラクターもその後の自分の活かし方次第なのだ。
メガマインドの場合は、ヒロインと支え続けてくれた良き従者、コブンギョの力は元より、生まれ持った性格が幸いしたのだと思う。
「悪役が主役」という逆転の発想が面白く、最後にはヒーローになるという展開が胸熱。メトロマンとの勝負に勝ったあと、虚無感に苛まれるメガマインドの姿が印象的だった。ライバルを失って本当の意味で自分を見つけるというテーマが子ども向け映画ながらも深く、大人でも楽しめた。(20代 男性)
メガマインドの成長がとにかく感動的だった。最初はただの悪役だったのに、ロクサーヌとの関係やタイタンの暴走によって、責任感や勇気を持つようになる過程に心が温まった。見た目はコミカルだけど、内面は誰よりも人間らしくて応援したくなる。息子と一緒に観たけど、私の方が感動してしまった。(40代 女性)
悪役が主役ということで最初は戸惑ったけど、メガマインドのキャラがとにかく魅力的でどんどん引き込まれた。ギャグのテンポもよく、アクションも派手で飽きない。終盤、タイタンとの戦いで「正義とは何か」を問うような展開になるのも良かった。個人的にはドリームワークスの中でもかなり好きな作品。(30代 男性)
メトロマンが引退して音楽活動してたくだり、笑った。あの完璧ヒーローが「疲れた」って言うの、めっちゃリアルだなと思ったし、メガマインドにとっては大きな転機になった瞬間だった。ヒーローがいなくなった世界で、悪役が新たなヒーローになるって展開がすごく新鮮で、見終わって気持ちが明るくなった。(20代 女性)
正直、最初は子ども向けかなと思っていたけど、予想を良い意味で裏切ってくれた。悪役が主人公という斬新な設定、ストーリー展開のテンポ、登場人物の個性、どれも秀逸だった。特にロクサーヌとの関係の変化が丁寧に描かれていて、ただのギャグ映画じゃないという印象。親子で観て欲しい名作。(50代 男性)
タイタン(ハル)が力を手に入れて暴走する過程がリアルで怖かった。「ヒーローになる素質があるのは、力ではなく人格」というメッセージがよく伝わってきた。メガマインドのように過ちを認めて変わろうとするキャラが最終的に勝つ展開は、観ていて爽快だった。女性でも共感しやすいストーリー。(30代 女性)
音楽の使い方が絶妙で、特にAC/DCやガンズのロックが戦闘シーンを盛り上げていたのが最高だった。ヒーロー映画としての王道を踏襲しながらも、主人公が悪役ということで新鮮に感じた。メガマインドのドジっ子感と天才っぷりのバランスが絶妙で、終盤の覚醒には思わずガッツポーズ!(40代 男性)
メガマインドが悪に徹しきれない不器用さが可愛かったし、ヒーローとは何かを考えさせられる内容で、子どもだけじゃなく大人も学びがある映画だった。特に「悪を演じてきた自分を変える勇気」を持ったラストは感動的。アニメ映画にしては珍しく、キャラクターの心理描写が丁寧でよかった。(50代 女性)
テンポが良く、映像もキレイで、子どもと一緒に観るにはちょうどいいアニメ映画。だけど中身は意外に深くて、悪役として生きてきたメガマインドが、初めて自分の「目的」を見つける過程に感動した。スーパーマン的な設定を逆手に取った構成も面白かった。ドリームワークスらしい工夫が光る。(30代 男性)
ヒーローと悪役の関係を逆転させるだけじゃなく、そこに「空虚感」「役割の喪失」といったテーマを入れてくるのがうまい。メガマインドが誰にも理解されずに育ってきたバックストーリーも泣けたし、ラストで街の人々に認められるシーンは思わず涙。こういう「心を動かす」アニメ映画は貴重だと思う。(20代 女性)
映画『メガマインド』を見た人におすすめの映画5選
怪盗グルーの月泥棒
この映画を一言で表すと?
世界一の悪党が、ある日突然“最高のパパ”になるハートフルコメディ!
どんな話?
世界一の悪党・怪盗グルーが、月を盗もうと企てるも、三姉妹の養父になることで次第に心を変えていく物語。冷酷だった彼が、子どもたちと過ごす中で少しずつ優しさを取り戻していく姿に笑いと涙が詰まっています。
ここがおすすめ!
悪党だけどどこか憎めない主人公、子どもたちとのふれあい、可愛すぎるミニオンたちのドタバタ劇。『メガマインド』と同様に「悪役の変化」を描く心温まるストーリーで、ファミリーで楽しめる王道アニメーションです。
ヒックとドラゴン
この映画を一言で表すと?
敵だったはずのドラゴンと少年が築く、種族を超えた絆の物語。
どんな話?
バイキングの少年ヒックは、ある日敵対していたドラゴンと心を通わせる。村の伝統や価値観と葛藤しながら、ヒックは新たな道を切り開いていく。異種間の友情と成長が描かれる、感動のファンタジーアニメです。
ここがおすすめ!
友情・冒険・家族のテーマが詰まった感動作で、少年とドラゴンの関係がとにかく美しい。『メガマインド』のように“本当の敵は何か”を問いかける作品でもあり、世代を問わず刺さる名作アニメーションです。
Mr.インクレディブル
この映画を一言で表すと?
平凡な日常に飽きた元ヒーローが、再びスーツを着るとき――家族の絆が試される!
どんな話?
スーパーヒーロー活動が禁じられた社会で、家庭を持ち市民として生活していた元ヒーロー・ボブ。ある日、謎の敵に立ち向かうため家族とともに再びヒーローとして立ち上がる。家族愛とアクションが融合した作品です。
ここがおすすめ!
ヒーロー×家族×コメディという絶妙なバランス。『メガマインド』と同じく、ヒーロー像の裏側を描く深みもあり、子どもだけでなく大人にも刺さります。ピクサーらしい温かさと完成度の高さに感動必至!
シュレック
この映画を一言で表すと?
見た目じゃない、本当の「中身のヒーロー」が世界を救う!
どんな話?
世間から恐れられている緑の怪物・シュレックが、ひょんなことからお姫様を救う冒険に出る。道中で友情や恋を育みながら、彼の「本当の価値」が明かされていく、パロディ満載の冒険ファンタジーです。
ここがおすすめ!
「見た目で判断してはいけない」というテーマを笑いと感動で描いた名作。『メガマインド』と同じく、社会から見放された存在がヒーローになる姿に元気をもらえる。ドリームワークスらしいユーモアもたっぷり!
スパイダーマン:スパイダーバース
この映画を一言で表すと?
新たなヒーローの誕生と、無限に広がる“可能性の宇宙”が炸裂する!
どんな話?
スパイダーマンに選ばれた普通の少年マイルスが、別次元のスパイダーマンたちと共に世界の危機に立ち向かう。成長、挫折、友情を経て真のヒーローとして目覚める姿を描いた、ビジュアルも革新的な一作。
ここがおすすめ!
アニメーションの常識を覆すほどスタイリッシュで鮮烈な映像表現は圧巻。『メガマインド』が好きなら、個性的なヒーローたちの共闘と「ヒーローとは何か」を問うテーマにきっとハマるはず。音楽も最高!
みんなの感想・レビュー
狸様
当サイトにお越しいただき誠にありがとうございます!
応援のメッセージとても嬉しく思います。
これからも更新をおこなってまいりますので、
またコメントいただけると非常に嬉しいです(^^)
最近見つけた作品でとても気になっていたので見ようと思っていたのですが日本ではソフトが売っていないと知りとても残念でしたが内容だけでも知れてよかったです(´^ω^`)
これからもレビュー頑張ってください( ^ω^ )