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映画『モンスターVSエイリアン』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『モンスターVSエイリアン』の概要:花嫁のスーザンはこれから挙げる結婚式に胸を躍らせていた。しかし、突如落ちてきた隕石の力を吸収してしまい、体が巨大化してしまう。スーザンは“モンスター”として、世間から隔離されることになった。

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映画『モンスターVSエイリアン』の作品情報

モンスターVSエイリアン

製作年:2009年
上映時間:94分
ジャンル:SF、コメディ、アニメ
監督:ロブ・レターマン、コンラッド・ヴァーノン
キャスト:リース・ウィザースプーン、セス・ローゲン、ヒュー・ローリー、ウィル・アーネット etc

映画『モンスターVSエイリアン』の登場人物(キャスト)

スーザン(リース・ウィザースプーン)
結婚式を控えている花嫁。モンスター名は“ジャイノミカ”。隕石に当たってしまい、体が巨大化してしまう。その後、全身から高度のエネルギーを発し、強力なパワーを持つようになる。
ボブ(セス・ローゲン)
明るく陽気で、無邪気な性格。知能は低いが、言語は話せる。遺伝子組み換えのトマトと化学合成したクリームを融合させたときに誕生した。
コックローチ博士(ヒュー・ローリー)
世界一の頭脳の持ち主。ミュータント・マシンを発明し、自分の体を利用して生命力の強いゴキブリとの融合に挑戦した。しかし、副作用でゴキブリの姿になってしまう。
ミッシング・リンク(ウィル・アーネット)
怪力自慢。2万年凍結していた半魚人。科学者による解凍後、古巣の海水浴場へ逃走し暴れ回っていたところを捕獲される。ムシザウルスの世話を行っている。
ムシザウルス
放射能を浴びた幼虫が体長100メートルに巨大化し、東京を襲撃していたところを捕獲される。言葉は話せないが、理解はしている模様。
W・R・モンガー将軍(キーファー・サザーランド)
モンスター達を捕獲・監視している施設の責任者。エイリアンとの戦いを通じて、モンスター達のことを仲間として認めるようになる。
ギャラクサー(レイン・ウィルソン)
エイリアン。墜落したクアントニウム隕石を求めて地球にやって来る。クアントニウムを取り戻した後、地球の侵略を企む。
デレク・ディートル(ポール・ラッド)
スーザンの婚約者。天気予報を担当しているキャスター。キャリアアップのことしか頭にない。

映画『モンスターVSエイリアン』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『モンスターVSエイリアン』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『モンスターVSエイリアン』のあらすじ【起】

スーザンは朝の5時に友人達に起こされ目を覚ました。友人達に勧められるままテレビを点けると、婚約者のデレク・ディートルが天気予報を伝えていた。天気は晴れで、デレクはスーザンと結婚するのも絶好の日だと話し、スーザンに呼びかけるように愛していると告白した。スーザンはそれを見て、幸せな気持ちになった。

スーザンとデレクは両親や友人達の手を借りながら、結婚式の準備を行った。スーザンは式の後予定しているハネムーンに胸を躍らせていたが、デレクから行先を変更したいと言われる。場所はフレズノだった。パリから変更したのは、“チャンネル23”のキャスターを募集しているからだった。スーザンはショックを受けるが、不満を言うことはできず了承した。そして、デレクのことを応援することにした

スーザンは突然落ちてきた隕石にぶつかってしまう。隕石はスーザンの体に吸収された。母親はそれに気づかず、スーザンの汚れを落として式場に連れて行った。スーザンは結婚式に出るが、突然体が緑色に光り巨大化してしまう。スーザンは自分が巨大化したことを受け止めきれず戸惑った。政府はそんなスーザンに麻酔銃を撃ち、捕獲した。

スーザンは誰もいない部屋で目を覚ました。戸惑っていると、言葉が話せる虫のような生き物(コックローチ博士)や、ジェリー状の生き物(ボブ)、トカゲのような生き物(ミッシング・リンク)が現れる。スーザンは声が出ないほど驚いた。すると、そこに巨大な生き物(ムシザウルス)が現れる。スーザンは助けを求めて、部屋を逃げ回った。そこに、秘密基地の責任者であるW・R・モンガー将軍が現れる。

モンガー将軍はスーザンに秘密基地の説明を行った。1950年、この辺りに暮らす市民達は、モンスターの噂に熱中し、税金を納めなくなった。そこで、政府はモンスターの存在を隠すことにしたのだ。だが、スーザンは自分がモンスターだと言われていることに納得ができなかった。家に帰りたいと嘆くが、モンガー将軍は受け入れず、スーザンのことをモンスター名で“ジャイノミカ”と名付けた。この基地に入れられたスーザンは、両親にもデレクにも連絡を取ることができず、永遠に世間から隔離されることになった。

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映画『モンスターVSエイリアン』のあらすじ【承】

エイリアンのギャラクサーはクアントニウム隕石を求めて、地球にロボットを派遣した。地球では突如現れたロボットに困惑し、軍が招集され大騒ぎになった。大統領は平和的な対話をしようとロボットに向かって行き、キーボードで音楽を奏でた。受け入れられたかに見えたが、ロボットが突如動き出した。殺されそうになった大統領は、武力行使を指示した。しかし、ロボットに攻撃は全く効かなかった。

大統領はロボットに対抗するため作戦会議を開くが、大した意見は出なかった。そこに、モンガー将軍が現れ、モンスターを使うことを進言した。モンガー将軍は大統領達にモンスターの説明を行った。ムシザウルスは放射能を浴びた幼虫が体長100メートルに巨大化し、東京を襲撃していたところを捕獲した。ミッシング・リンクは2万年凍結していた半魚人で、科学者による解凍後、古巣の海水浴場へ逃走し暴れ回っていたところを捕獲した。コックローチ博士は世界一の頭脳の持ち主で、ミュータント・マシンを発明し、自分の体を利用して生命力の強いゴキブリとの融合に挑戦した。その結果、副作用でゴキブリの姿になってしまう。ボブは遺伝子組み換えのトマトと化学合成したクリームを融合させたときに誕生した。ボブの体は破壊不能だった。ジャイノミカは全身から高度のエネルギーを発し、パワーは強力でサイズも巨大だった。

モンガー将軍はモンスター達に、エイリアンと戦うことを命じた。その見返りとして、大統領はモンスター達の自由を約束していた。スーザン達は喜び、戦闘機に乗り込んだ。ムシザウルスは巨大すぎて乗り込めないため、戦闘機に吊られて移動した。

映画『モンスターVSエイリアン』のあらすじ【転】

スーザン達は久しぶりの外を喜んだ。だが、そこに巨大な歩くロボットが現れる。スーザンは驚きすぎて過呼吸を起こしてしまう。リンクはスーザンに街に隠れておくことを勧めた。リンクはロボットと戦おうとするが、近くで見ると思ったより巨大だったため、戦意を喪失してしまう。

ロボットはスーザンを追いかけた。スーザンが必死に逃げていると、橋の上で事故を起こしているトラックが見えた。スーザンはそのトラックを助け出すが、その間にロボットが近づいて来てしまう。スーザンはロボットに食べられそうになるが、必死に抵抗した。すると、そこにリンク達がやって来る。スーザンはロボットと戦いながら、橋から落ちそうになっている車を守っていた。リンク達はその光景に驚くが、スーザンに助けを求められ反撃に乗り出した。

リンクはロボットに攻撃を仕掛けるが、防御シールドにやられ意識を失ってしまう。コックローチ博士はロボットの口から内部に侵入し、配線を弄った。それにより、ムシザウルスがロボットの目から出ていた光を直接浴びて、身動きが取れなくなる。スーザンは道路の仕切りを外し、人々を逃がしてくれとボブに指示を出した。ボブは仕切りを食べて、人々を逃がした。スーザンは橋に使われていたロープでロボットを縛ると、ミッシングを救って皆と一緒に逃げ出した。橋は崩れ、ロボットの胴体と頭部を分断した。

スーザンはモンスター達と実家に帰った。だが、デレクは仕事に夢中で、自宅にはいなかった。スーザンは両親にモンスター達のことを頼み、デレクに会いに行った。だが、両親はモンスターのことが恐ろしく、世話を放棄して途中で逃げてしまう。デレクも巨大化したスーザンに興味を失っていた。スーザンを元に戻すことよりも、自分のキャリアアップのことが大事だった。デレクははっきりと、会いに来たスーザンに別れを告げた。

スーザンが落ち込んでいると、モンスター達が現れる。モンスター達も地球を救ったにも関わらず、人々が前と変わらず自分達のことを怯えていることにショックを受けていた。スーザンはそれを見て気を取り直し、地球を救ったのは自分達で、モンスター達は素晴らしい能力を持っていると明るく振る舞った。モンスター達もその言葉に元気を貰う。皆が明るくはしゃいでいると、宇宙船が現れスーザンが連れ去られてしまう。しかも、ムシザウルスが宇宙船から攻撃され、倒れてしまう。

映画『モンスターVSエイリアン』の結末・ラスト(ネタバレ)

宇宙船に連れ去られたスーザンは、体からクアントニウムを抽出されそうになるが、檻から抜け出し暴れ回った。ギャラクサーは予測を上回る事態に驚きながら、何とかスーザンの体からクアントニウムを抽出することに成功する。力を失ったスーザンの体は小さく縮んだ。ギャラクサーはクアントニウムの力を使い、地球の支配に乗り出した。

リンク達はムシザウルスの死を無駄にしないためにも、宇宙船に乗り込むことにした。モンガー将軍はモンスター達のことを仲間と認め、敬意を払って宇宙船に送り届けた。リンク達が宇宙船の中を確認すると、ギャラクサーのクローンが兵士として大量にいた。リンク達はギャラクサーのクローンになりきり、スーザンを救い出す。

リンク達は宇宙船の心臓部分(エネルギーコア)を破壊しようとするが、その前にモンスターだとばれてしまう。リンク達は協力して戦い、エネルギーコアがある部屋へと辿り着く。そして、コックローチ博士が機械を操作して、セキュリティガードを突破した。宇宙船の自爆装置が起動し、6分後に宇宙船は完全消滅することになった。ギャラクサーはクアントニウムの力と共に脱出することにした。

リンク・コックローチ博士・ボブが逃げ遅れてしまい、防護壁の中に閉じ込められてしまう。リンク達はスーザンに逃げるよう呼びかけた。だが、スーザンは1人だけ逃げることなどできなかった。逃げようとしていたギャラクサーと戦い、防護壁のドアを開けることを求めた。だが、自爆装置が作動したため、ギャラクサーにもドアを開けることはできなかった。スーザンはクアントニウムを体に浴び、巨大化してリンク達を救い出した。宇宙船から落ちそうになっていると、ムシザウルスに乗ったモンガー将軍が現れ助け出される。ムシザウルスは羽化して背に羽が生えていた。

宇宙の侵略から地球を守ったことで、スーザン達は人々から暖かく迎えられた。そこに、デレクが現れ、スーザンのことを“許す”と伝えた。スーザンの独占取材を条件に、全国ネットでの仕事が決まったのだ。だが、スーザンはデレクと結婚する気はなく、別れを告げた。モンガー将軍はスーザン達に新たな任務を伝えた。カタツムリが原子炉に落ちて巨大化してしまい、“エスカルゴジラ”としてパリへ向かっているのだ。スーザン達はムシザウルスの背に乗り、パリへと向かった。

映画『モンスターVSエイリアン』の感想・評価・レビュー

タイトルだけ見れば非常にB級映画の匂いがするが、フタを開けてみるととてもユニークなモンスターや、マーズアタックさながらのエイリアン、宇宙戦争に出てきそうなロボットなど、SF映画の面白い所をライトにまとめたような軽快な作品。モンスターといっても、元々は人間だったりするのだが、男に振り回される女性が自身のモンスター化を通して、心身ともに強くなるまでの過程なども見所である。所々他の映画で見た事のあるような展開だったりするのだが、それはご愛嬌なのだろう。(男性 30代)

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みんなの感想・レビュー

  1. 匿名 より:

    全体的にノリノリで観ていて楽しい気分になれる。
    ノリは完全にアメリカ風味なので、少しおバカでファンキーなギャグが好きな人には堪らない。
    モンスター達も見た目の可愛さには欠ける気もするが、中身の人の良さがじわりと溢れていて個性が豊か。
    友情の為に自分の姿の大きさを顧みずに、巨大化エネルギーを浴びて救おうとするスーザンはりりしさが光る。
    もう少しダメ男の元婚約者のデレクには最後に痛いお仕置きをしてあげても、許されるのではないかと期待してしまう。
    主人公が元の姿に戻らずに終わる作品は珍しいので、少し不完全燃焼な気持ちも残るが、スーザンの友情を見守ると温かい気持ちになれる。

  2. 匿名 より:

    ①パロディ化している部分も

    地球を侵略しようと目論む、ギャラクサーのクローンの出動シーンなど、色々なSF映画のパロディ化した部分も垣間見られるが、ノリやギャグ要素が散りばめられているので楽しく明るい気分で観る事が出来る。
    せっかく格好良く決めようと泳ぐミッシング・リンクはマンホールにぶつかり出るのに往生するし、食べ物のゼリー相手に真剣にアプローチするボブは勘違いっぷりが可愛い。
    キャラクター達の中身や動作が濃い目なので、つい見落としになりがちだが、サンフランシスコの街並みやビル間の風景もなかなか綺麗である。
    また、ビル間で息を潜めるスーザンに迫るロボットエイリアンの様子や、ブリッジでの戦闘シーンは手に汗を握るものがある。
    細やかな気配りで、乗用車の人々を助ける女性らしいスーザンと、自分のそのままの中身を受け入れ、仲間を思う男らしいスーザンの魅力が光る。

    ②まさかのそのまま説

    主人公のスーザンが元の姿に一旦無事戻る事が出来る。
    しかし、仲間を助ける為、また大きな姿へわざわざ変わってしまいそのままエンドを迎えるのは、少し意外性がある。
    仲間達との友情を重視し、今後の生活はどう過ごしていくのか?など気にはなるが、どんな姿でも自分達には良い所や特技がある、自分達はこのままでも自分であるのだ、と言う事を言いたいのだと思う。
    その気持ちには、モンスターでも人間でも垣根は無いのだと言っている様で、スーザン達の男っぷりにはデレクも見習うべきと思ってしまう。
    観る人によっては、元の姿に戻ってあわよくばまた素敵な人を見つけて欲しいと願ってしまうスーザンの素直さが、この映画では1番の見所かもしれない。