「ミッドナイト・バス」のネタバレあらすじ結末と感想。動画フルを無料視聴できる配信は?

ミッドナイト・バスの概要:小説家、伊吹有喜の同名原作を映画化。東京、新潟間を行き来する深夜バスの運転士である主人公。ある夜、そのバスに16年前に別れた妻が乗車して来る。それをきっかけに、離れて暮らしていた家族が集まるようになり、放置されていた蟠りが解かれ始める。

ミッドナイト・バスの作品情報

ミッドナイト・バス

製作年:2017年
上映時間:157分
ジャンル:ヒューマンドラマ
監督:竹下昌男
キャスト:原田泰造、山本未來、小西真奈美、遠藤雄弥 etc

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ミッドナイト・バスの登場人物(キャスト)

高宮利一(原田泰造)
白鳥交通に勤める深夜バスの運転士。以前は大会社のエリートサラリーマンだった。16年前に離婚し、息子と娘を育て上げる。非常に優しく穏やかな性格。離婚以来、心に蓋をしている。
加賀美雪(山本未來)
利一の元妻。若い頃に利一と結婚して2人の子供を儲けるも、嫁姑問題で心身を追い詰められ離婚。現在は東京で新しい家族と生活を送っているが、頑張り過ぎるあまり更年期障害を患ってしまう。月一で新潟へ通い高齢の父の面倒を見ている。
古井志穂(小西真奈美)
利一の恋人。東京にて小料理屋を営んでいる。控えめで穏やかな女性。バツイチで前夫からは重いと言われたことがある。料理上手。
高宮彩菜(葵わかな)
利一と美雪の娘。友人2人とオリジナルキャラクターとその世界観を作り上げ、コスプレイヤーでありアイドル活動をしている。担当は衣装や装飾品の制作。母美雪に捨てられたと思い込んでおり、頑なに許そうとしない。頑固できつい言葉を使う。
高宮怜司(七瀬公)
利一と美雪の息子。東京の会社に就職し働いていたが、ストレスにより体調を崩し利一の家に身を寄せている。真面目で優しく聡明。気遣いのできる青年。美雪が家出した夜のことをよく覚えており、大人になってから理解を示してくれる。

ミッドナイト・バスのネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ミッドナイト・バス』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

ミッドナイト・バスのあらすじ【起】

新潟の白鳥交通、深夜バスの運転士を勤める高宮利一はバツイチで、2人の子供を引き取り育て上げた。彼は東京に住む恋人の古井志穂を自宅へ招待したが、その日に限って息子の怜司が家に来ていて気まずい雰囲気に。志穂は息子を紹介してくれなかったと気落ちし、東京へ戻ってしまう。

利一の息子、怜司は社会人として東京で働いていたはずだが、仕事も自宅も全て捨てて父の家に身を寄せたと言う。皮膚状態の悪化や体調不良であることから、恐らくストレスに違いない。しばらく滞在させて欲しいと言うため、了承した。

志穂は東京にて、素朴で温かい雰囲気の小料理屋を営んでいる。前回のこともあって、彼女の顔を見がてら、お土産を渡しに行った利一。志穂は怒っていないようだったが、あれ以来、2人の雰囲気はどこかぎこちない。

その日の夜は、新潟へ向かう深夜バスの仕事があった。利一は駆け込みでバスに乗って来た女性にはっとしたが、飽くまで他人の振りをする。新潟のターミナルへ到着。女性は一番に駆け下りて行く。彼は仕事終わりに座り込んでいる女性、元妻の加賀美雪に声をかけた。だが、美雪は元夫の話も聞かず、ふらふらしつつもすぐに立ち去ってしまうのだった。

それから数日後、美雪から会いたいと連絡が入る。彼女の実家は新潟にあり、高齢の父の面倒を見ているらしい。美雪自身は東京に住んでいて、父のために月一で新潟へ通っていると言う。彼女は全てを1人で抱え、更に更年期障害を患い体調もあまり良くないらしい。話を聞いてもらったら少しすっきりしたと言うので、父親のアパートへ送って別れた。

ミッドナイト・バスのあらすじ【承】

利一の娘、彩菜は二次元アイドルをしていた。オリジナルのキャラを製作し、アイドルとして売り出そうと考えているらしい。彼女の担当は衣装や装飾品だと言う。これが意外に大人気らしく、グッズの注文が大量に入って発送が間に合わないので、父と兄にも手伝って欲しいと頼むのだった。

それからしばらく、帰宅した利一は玄関に見知らぬ3人の男女がいて驚く。どうやら彩菜の恋人とその両親らしい。その足でホテルのランチへ双方の家族全員で向かった。相手の両親は酷く不躾で、腹に据えることばかりを言う。家族の顔合わせのことも一切、聞いていなかった彩菜は、恋人の騙し討ちに腹を立てている様子だった。

相手の両親は彩菜が片親であることを気にしているらしい。そこで利一は、美雪に連絡を入れ娘のために協力して欲しいと頼む。その代わり、彼女の実家の手入れと父親の面倒を少しなら引き受けると話した。
利一はこのことを怜司にも話して、協力を仰ぐ。すると、息子は何だかんだ言いつつも手伝ってくれるのだった。

美雪が新潟へ来たため、一緒に祖父の見舞いへ向かった利一だったが、病院の駐車場で彩菜の車を発見してしまう。このままだと鉢合わせする可能性があると危惧したが、案の定エレベーター前で鉢合わせ。怜司はまだしも、彩菜は母親である美雪を許せないらしく、きつい言葉を投げかける。その場は祖父のとりなしでどうにかなったが、美雪は新潟のアパートへ帰り着く前に体調を崩してしまう。娘の言葉が思いの外、堪えたらしい。

利一と離婚後、子供達とは一切、連絡を取っていなかった美雪。彼女は東京にて新たな家族と暮らしているようだが、東京では頑張り過ぎている様子。故に実家がある新潟に来ると、張り詰めた気持ちが緩むようだった。美雪は別れた後、寂しかったから再婚したと言う。だが、利一は寂しくなかったから再婚しなかったと答えるのだった。

ミッドナイト・バスのあらすじ【転】

利一と美雪の離婚の原因は、どうやら利一の母親にあるらしい。俗に言う嫁姑問題である。彼女は恐らく、義母から散々いびられ耐えられなくなったのだろう。
その日は自宅に美雪を泊めたが、翌朝になって突然、志穂が訪問。彼女は美雪と対峙し、持って来た料理などを差し入れ、そそくさと逃げるように帰ってしまう。
その後、仕事で東京へ行った際、志穂の店を訪ねたが、その時は不在で会えなかった。怜司が気を遣ってお礼を渡して欲しいと言うので、それを置いてその日は帰った。

しばらく後、祖父が東京の施設へ入ることになったので、家族旅行へ行く相談をしようと集まった。だが、彩菜は母親のことを許すことができず、恨み言ばかりを口にして雰囲気は最悪に。美雪は子供達に謝って帰ってしまう。

どうしてそこまで彩菜が憤るのか分からない利一。すると、怜司は美雪が出て行った日のことを語り出した。その日は新潟の流し踊りの祭りがあった。美雪は大きなバッグを持って、一度ふらりと家を出たが、すぐに戻って彩菜を連れて行こうとする。だがそこで、怜司が起きて彩菜は自分が面倒を見るから、1人で行けと言ったのだ。すると、美雪は泣きながら1人で家を出て行ったと言う。ところがその直後、彩菜が起き出して母親の所在を聞いたので、怜司は妹と一緒に美雪を探しに出た。だが、道は祭りでごった返していて、美雪を見つけることができなかった。

怜司曰く、彩菜はきっと美雪と行った方が良かったのだ。利一は一通り話を聞き、何も知らなかったと呟く。彼は当時、仕事で忙しく家にあまりいなかったのだ。故に、子供達が両親のことに関して苦心していたことも全く知らなかった。

このことがきっかけとなり、利一は志穂との関係を見直す。彼は彼女と再婚するつもりもなく、このままでは志穂のためにならないと思い、別れを決心。志穂は一人にしないで欲しいと泣いたが、利一は心を鬼にして彼女の元から去った。

ミッドナイト・バスの結末・ラスト(ネタバレ)

その昔、利一と美雪がまだ夫婦で、子供達と暮らしていた頃。利一は家族を顧みることなく、仕事に励んでいた。故に家族のことをよく理解もせず、きちんと受け止めることもしなかった。だから、子供達が苦しんでいたのも、美雪が苦しんでいたのも分からなかったのだ。そのことに16年も経ってから気付いた利一。自分が情けなくてしようがなかった。

その後、美雪から嫁入り道具として預かっていた着物を彩菜に渡した利一だったが、娘はいつまでたっても頑なで、全く許してくれそうにない。利一もいい加減頭にきて、彩菜と言い合いを展開。結局、娘は仕方なく着物を受け取ったが、佐渡への家族旅行には来なかった。

ところが、ホテルに一泊した翌朝、美雪から貰った着物を身につけた彩菜がホテルへと現れる。娘は娘なりによく考えて来たらしく、その表情はどこか清々しいものだった。
その帰り、彩菜は着物を仕立て直したら出てきたと美雪にお守りを渡す。どうやら、美雪の母親が娘を思い着物に縫い付けていたようだ。そこで、美雪は娘にお守りを返し、持っていて欲しいと言うのだった。そうして、蟠りを解いた家族は船の上で記念撮影。恐らく、祖父とはこれが最後の旅になるだろうと思われた。

それからしばらくして、怜司が突然、インドに行くと言い出す。十分に休んだのでもう大丈夫だと笑う。そして、彩菜はというと恋人の母親と上手くやれそうにないので、婚約を解消したと言う。更に、彼女は友人たちと会社を設立し、アイドル一筋で独り立ちすると宣言。
最後に息子を東京へ送った利一。怜司もまた自立し、父親の元を巣立って行くのだった。

抱えていた蟠りが解け身軽になった利一は、ようやく志穂との関係を改めて考え直す。そうして、彼女へと会いに向かった。ところが、彼女は店を畳んで地方へ引っ越した後。利一は志穂を探して居場所を突き止め、彼女が勤めるレストランへと向かうのであった。

ミッドナイト・バスの感想・評価・レビュー

新潟日報創業140周年記念事業として制作された作品。淡々と流れる時の中で、主人公やその家族が抱える問題を少しずつ明かし、蟠りを解いていく。主演の原田泰造がとても優しい演技をするため、じわじわと沁み込んでくるような印象を受けた。

大人になった子供達はそれぞれに問題を抱えていて、父親は深く踏み込まずに見守っている。それは恋人に対しても同じ接し方なのだが、それが彼の優しさなのかもしれない。恐らく、離婚を経験し蟠りを抱えていたからなのだろう。結局16年もの間、問題は放置されていたわけだが、その時でなければ解決しなかったのだろうとも思う。(MIHOシネマ編集部)

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