この記事では、映画『手紙と線路と小さな奇跡』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『手紙と線路と小さな奇跡』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0069083
製作年 | 2021年 |
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上映時間 | 117分 |
ジャンル | ドラマ |
監督 | イ・ジャンフン |
キャスト | パク・ジョンミン イ・ソンミン ユナ イ・スギョン |
製作国 | 韓国 |
映画『手紙と線路と小さな奇跡』の登場人物(キャスト)
- ジュンギョン(パク・ジョンミン)
- 数学が得意な男子高校生。へき地にある村に、姉と2人で暮らしている。村には駅がないため、往復5時間かけて通学している。無口だが家族想いの優しい青年。
- テユン(イ・ソンミン)
- ジュンギョンの父。機関士をしており、村を通りすぎる電車を運転している。村では交通の便が悪いため、ジュンギョンとは別々に暮らしている。無口で厳格な父、息子とはあまり口を利かない。
- ボギョン(イ・スギョン)
- ジュンギョンの姉。弟想いで、弟の勉学をそばで支えている。優しく明るい性格。
- ラヒ(イム・ユナ)
- ジュンギョンの同級生。国会議員の父をもつお嬢様。ジュンギョンが非凡であることを、クラスの誰よりも早く気づく。ジュンギョンのことが気になっている。
映画『手紙と線路と小さな奇跡』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『手紙と線路と小さな奇跡』のあらすじ【起】
ジュンギョンは、駅がなく電車が止まらないへき地の村に、姉ボギョンと暮らしていた。学校のある町へ行く道が線路しかないため、村の住人は線路を歩いて渡っていた。しかし、線路を歩くのは、とても危険で過去には亡くなった人がいる程だった。ジュンギョンは村を救いたい想いで、大統領宛てに「村に駅を作ってほしい」と54通もの手紙を書いていたが反応はなかった。
高校生になったジュンギョンは、クラスでラヒに出会う。駅作りのことを知ったラヒは、「親が議員の私なら協力できるかも」とジュンギョンが手紙を書くのを手伝う。2人は互いに惹かれていった。協力して手紙を出すが、大統領からの反応はなかった。
ある日、ラヒはソウルの学校に転校することになる。ラヒは「ジュンギョンも一緒に来てほしい。ソウルで質のいい勉強をすべき」と彼を誘うが、ジュンギョンはついて行かなかった。ジュンギョンは姉を一人、家において行けなかったのだ。
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映画『手紙と線路と小さな奇跡』のあらすじ【承】
ジュンギョンの母は彼を産んだ時に亡くなっていた。そのため、姉ボギョンは母親のようにジュンギョンの世話をしていた。小学4年生のとき、ジュンギョンは学校で賞を取りトロフィーを貰う。帰り道に、線路を歩いていると列車が来て危機一髪で逃げ切った。しかし、逃げたところで、ジュンギョンのトロフィーが線路の下へ落ちてしまう。それを取ろうとしたボギョンは線路から川へ落ちて亡くなってしまった。
ジュンギョンが家で会話していたのは、実は死んだボギョンの幽霊だったのだ。ジュンギョンはボギョンが幽霊として現れた日から、「僕がこの家を離れるまではいてくれ」とボギョンと約束していたのだった。ジュンギョンが村を出ていくことはつまり、姉が成仏してしまい、もう二度と会えなくなることだった。
大統領への手紙がついに届き、村に駅を作る許可が下りた。しかし、国はすぐには作れないため村人たちとジュンギョンは手作りで駅を作った。
映画『手紙と線路と小さな奇跡』のあらすじ【転】
村人達の努力の末に、駅は完成する。しかし、規則違反になるため、父テユンは村の駅には止まらなかった。そんな父を見たジュンギョンは絶望した。ジュンギョンが駅を作りたかった本当の理由は、「自分のせいで母と姉をなくし恨んでいるであろう父親に、褒めてもらいたかった」その一心だったのだ。アメリカ留学の機会を得ていたジュンギョンは、自暴自棄になり受験することを諦めかけていた。
父テユンは、息子の本当の思いをひょんなことから知る。そしてその日、アメリカ留学の試験会場へ送るため、学校の先生がテユンの職場にジュンギョンを迎えにきていた。成績優秀で、アメリカで宇宙を学ぶことが息子の夢だと、テユンは初めて知る。列車を運転するテユンは、規則違反にも関わらず村の駅で電車を止め、息子を迎えに行く。そして、ジュンギョンは父が送ってくれた甲斐あって、ソウルで試験を受けることが出来た。
映画『手紙と線路と小さな奇跡』の結末・ラスト(ネタバレ)
受験の結果、ジュンギョンは合格しており、テユンは自分のことのように合格を喜んだ。出発前、テユンはジュンギョンに、人生で2つ後悔があると話す。一つは、母に陣痛が来たとき仕事で帰れなかった為、死なせてしまったこと。二つ目は、ジュンギョンの小学4年生の授賞式に参加せず、自分が運転する列車のせいでボギョンが亡くなったこと。ボギョンが事故にあった列車は、実はテユンが運転していた事を言えずにいたのだった。そして、また大切な人を失ってしまったらと怖くなり、息子を素直に愛せなかったことを詫びた。「お前は悪くない。罪の意識をもつな」と息子に伝え、ジュンギョンは、「分かった。父さんも自分を憎むな」と伝えた。
アメリカ留学へ出発する日。電車に座るジュンギョンはボギョンに向かって「いってきます」と言い、「いってらっしゃい私のかわいい弟」と答えたボギョンは、成仏していった。
ジュンギョンは空港に着き、ラヒに電話を掛るが出ない。諦めかけて出国ゲートに向かう途中、後ろからラヒの声がして突然彼女が現れる。心配する彼女の口をジュンギョンがキスで塞いで、映画は幕を閉じる。
映画『手紙と線路と小さな奇跡』の感想・評価・レビュー
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映画『手紙と線路と小さな奇跡』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『手紙と線路と小さな奇跡』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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