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映画『家族を想うとき』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『家族を想うとき』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『家族を想うとき』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0048724

製作年 2019年
上映時間 100分
ジャンル ドラマ
監督 ケン・ローチ
キャスト クリス・ヒッチェン
デビー・ハニーウッド
リス・ストーン
ケイティ・プロクター
製作国 イギリス
フランス
ベルギー

映画『家族を想うとき』の登場人物(キャスト)

リッキー(クリス・ヒッチェン)
フランチャイズで配達ドライバーとして独立。マイホームを買うために日々懸命に働く。真面目な性格の一方で、短気な一面も持つ。
アビー(デビー・ハニーウッド)
リッキーの妻。介護士として働く。優しく思いやりがある性格。
セブ(リス・ストーン)
リッキーとアビーの長男、16歳。リッキーが忙しくなってからは、学校をさぼりがちになり、悪い仲間と夜出かけるようになっている。
ライザ・ジェーン(ケイティ・プロクター)
リッキーとアビーの長女、12歳。賢く、成績優秀。家族が大好きだが、仕事で忙しい両親と夜出かけてしまう兄に、さみしさを抱えている。
マロニー(ロス・ブリュースター)
フランチャイズ先の現場監督者。規則に厳しく、配達支店の売り上げを常に意識している。

映画『家族を想うとき』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『家族を想うとき』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『家族を想うとき』のあらすじ【起】

リッキーは、10年前に銀行の取り付け騒ぎで住宅ローンが流れてしまった後、建設業を転々としながら生活していた。しかし、マイホームの夢を叶えるべく、フランチャイズで配達ドライバーとして独立することを決意する。

フランチャイズ契約するにあたり、配達用のバンを購入する必要があった。バンを購入するには頭金が必要だったが、そんなお金は家にない。リッキーは、介護士として働くアビーを無理やり説得し、彼女の仕事用の車を売り、そのお金でバンを購入した。アビーは介護の訪問先へバスで通うようになり、子供たちとの時間がさらに減っていった。

アビーと子供たちとのやり取りは、仕事間の留守電がほとんどだった。長男セブは16歳になり、壁に落書きをするなどの非行に走るようになる。長女ライザは、学校から家に帰ってもいつも一人きりだった。

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映画『家族を想うとき』のあらすじ【承】

リッキーは待望の自営業になり、働けば働くほど稼げると意気込んでいた。しかし、提供された機器で荷物の管理を行い、大量の荷物を指定時間に間に合うように配達しなければならない。トイレ休憩は勿論考えられていない為、尿瓶を持ち歩くのが必須だった。フランチャイズ元の社員で現場を仕切るのはマロニーだった。自営業とは言葉のみ、実際はフランチャイズ先に縛られて仕事しているも同然だった。

ある日セブが、スプレーで壁に落書きをして警察に捕まる。リッキーは、将来の選択肢を狭めてほしくないという一心で叱った。しかし、セブは知人の話を聞き、「真面目に大学に進学しても、借りた奨学金を返すのに苦労する」と将来への希望を無くしていた。セブはリッキーの働く姿を見て、負け犬呼ばわりし2人は喧嘩してしまう。

映画『家族を想うとき』のあらすじ【転】

リッキーは、ある日ライザをバンに乗せて配達を手伝ってもらった。ライザは父の手伝いが出来てとても楽しそうだった。その晩、久々に家族で食卓を囲み一家団欒を楽しんだ。

リッキーは、家族が壊れかけているのを危惧して、マロニーに1週間の休みを申し入れた。しかし、配達所の利益を維持したいマロニーに言いくるめられ、休みを取得できなかった。

問題を起こし停学になっていたセブが、万引きをしたとリッキーに連絡が入る。警察に迎えに行くが、反省する様子がないセブに腹を立てたリッキーは、「出ていけ」と言い放つ。セブは家を飛び出してしまう。次の日、大事なバンのカギがなくなっていた。仕事に行けず、マロニーから叱責をうけ、罰金を迫られるリッキー。セブの嫌がらせだと思ったリッキーは、帰宅したセブに手をあげてしまう。しかし、実は鍵を隠したのはライザだった。ライザは家族が壊れていくのをみて、バンのカギが無くなればどうにかなると思い隠したのだった。ライザは泣いて謝り、リッキーとアビーは彼女をなだめた。

映画『家族を想うとき』の結末・ラスト(ネタバレ)

リッキーは配達中に、強盗に襲われる。身体を殴られ、配達スキャナーも壊されてしまう。挙句の果てに、尿瓶に入っていた尿までかけられる。

傷だらけの状態で、病院へ行くリッキーとアビー。待合室で電話をかけてきたのは、マロニーだった。怪我のことを心配したあと盗まれた配達物の弁償金について、「パスポート2冊で500ポンド、配達スキャナーは1000ポンド。明日のドライバーは?」とマロニーは電話越しに話をした。それを聞いたアビーは、「夫は1日14時間、週6日おたくで働いている、どこが自営なの?私たち家族をなめないで」と怒鳴りつけ、そのあと泣き崩れる。

診察は後日にして、家に帰る2人。深夜セブが帰宅し、怪我をした父を心配する。翌日、不在票に「怒らないでくれ」と書き残して、怪我をした状態でバンを走らせようとするリッキー。それに気づいたセブとアビー、そしてライザが必死に止めようとするが、「家族を路頭に迷わせる訳にはいかない」と無理やりバンを走らせるのだった。

映画『家族を想うとき』の感想・評価・レビュー

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映画『家族を想うとき』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『家族を想うとき』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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