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映画『三十四丁目の奇跡』あらすじ&ネタバレ感想

1947年公開のクリスマス映画。アカデミー賞作品賞にノミネートされ、これまでに4回リメイクされるなど、高い評価を受けている。監督・脚本は『大空港』のジョージ・シートン。

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映画『三十四丁目の奇跡』 作品情報

  • 製作年:1947年
  • 上映時間:96分
  • ジャンル:ファンタジー
  • 監督:ジョージ・シートン
  • キャスト:モーリーン・オハラ、ジョン・ペイン、エドモンド・グウェン etc…

映画『三十四丁目の奇跡』 評価

  • 点数:90点/100点
  • オススメ度:★★★★★
  • ストーリー:★★★★★
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

映画『三十四丁目の奇跡』 あらすじ(ストーリー解説)

映画『三十四丁目の奇跡』のあらすじを紹介します。

冬のニューヨーク。これから始まるクリスマス商戦の先陣を切る形で催される仮装パレードの準備中、酔っ払ったサンタ役の男を叱った老人(エドマンド・グウェン)は、メイシーズの旗艦店の人事係ドリス(モーリン・オハラ)に気に入られ、男の代役を務める。芸達者な老人は見事にサンタクロースを演じ、パレードは大成功。デパートは老人を雇い入れることにする。しかし、面接中に老人がサンタクロースの別名クリス・クリングルを名乗り、サンタクロースを自称したことで妄想癖があるとみなされてしまう。デパートの専属医ソーヤーが診察した結果、精神に異常は見られなかったものの、不仲な妻の話題を振られた際に苛立ちを見せたことから、精神病院に入れるべきだと進言する。一方、老人が入居している老人ホームの医師ピアースは老人には以上がないと主張する。老人はソーヤーの企みで精神病院に入れられてしまい、彼の処遇を巡って裁判が開かれることになった。

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映画『三十四丁目の奇跡』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『三十四丁目の奇跡』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

クリスマスの主役

クリスマスと言えば、イエス・キリストの誕生日とされている日ですね。実際には違うそうですが、年末商戦が最も盛り上がる日と言えるでしょう。本作は商業主義を完全に肯定する内容で、まさにクリスマス映画!クリスマス万歳!資本主義最高だぜ!と声高らかに主張している映画でございます。

なにせ、主人公はサンタクロースを自称する老人なのですから。無垢に見える老人が商業主義に翻弄?され、汚い大人のエゴによって精神病院に入れられてしまう。裁判も不離に進むし、もう奇跡を信じるしかないのですわ〜。うーん、なんでソーヤーは老人を精神病院にぶち込みたかったんでしょうね。そこがイマイチよくわからないんです。老人は人気者なんだからさぁ、いいじゃないですか。雇っても。ドリスの株を下げたくないからなのか……。ファンタジーだから目をつぶるにしては、人間の業がドンと出てくるお話ですからね。ここは残念。中盤ははっきり言ってあんまり良くないですね。娘さんが出てきたり周囲の人々が憤ったり……あの辺の描写はもっとスマートにできるでしょう。

オチは、まあ、宗教国家らしいんじゃないですか。日本でやるとバカバカしくなっちゃいそうですけどね。このバカバカしさがクリスマスっぽくていいなぁ、と私は思うんです。老人はまさにクリスマスの主役になりましたよ、というほのぼの感動ストーリー。序盤と終盤はとても良かったので、高得点です。


本物のサンタさんなのか、ただの妄想癖のある老人なのか、見る人によって捉え方や感じ方が変わる作品でしょう。ストーリーはかなり大人向けで裁判のシーンなども多いので子供には難しいかもしれませんが、作中で語られることは純粋で素敵なお話ばかりで、私にとってはこれぞクリスマス映画と言った感じです。
自分の信じるものを他人に強要する必要は無いし、誰かが信じるものを批判するのも違います。ただ、何かを信じ続けることって本当に素敵で幸せな事だなと感じさせてくれる作品でした。(女性 30代)

映画『三十四丁目の奇跡』 まとめ

クリスマスそのものを題材にした映画はたくさんありますけど、多分本作が一番純粋かつ面白いんじゃないかと思います。昔からクリスマスってのは何も変わらない風習なんだなと分かりますし。古い映画を観る時の楽しみは、町並み、風習、文化です。『浪華悲歌』なんかを観るとたまらんですよ。当時の町並みが。本作ではクリスマスの姿ですね。人の汚さも商業主義も、今と何も変わらない。いやぁ、人間は変わらない生き物ですね。というわけで、クリスマス映画の最高傑作にしてサンタクロース映画の最高傑作『三十四丁目の奇跡』でした。クリスマスに観るには最も適した映画ですから、楽しんでいただきたいと思います。

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