映画『ミス・エージェント』の概要:探偵のモリーはFBI捜査官のアーモンに、アレックスという女性を保護しつつ、ある情報を探してきて欲しいと依頼される。その情報とは、起訴状が出ているマフィアのボスが不利になるような証拠だった。モリーは大学寮に潜入し、アレックスの近辺を調べ始めた。
映画『ミス・エージェント』の作品情報
上映時間:94分
ジャンル:アクション、コメディ
監督:トム・ヴォーン
キャスト:マイリー・サイラス、ジェレミー・ピヴェン、マイク・オマリー、ジョシュ・ボウマン etc
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映画『ミス・エージェント』の登場人物(キャスト)
- モリー(マイリー・サイラス)
- ダラス市公認探偵。バイク好き。1歳で射撃をマスターし、柔術は黒帯。アーモンからアレックスを守る仕事を依頼される。ブルック・ストーンブリッジという偽名を使い、アレックスが在籍する大学に潜入する。
- ニコラス(ジョシュ・ボウマン)
- 大学生。バイク好き。他の女子学生とは違うモリーに好意を持つ。
- アーモン(ジェレミー・ヴェン)
- 15年前にアメリカに来たグルジアのマフィア、ヴォー・カシャロフの手下。FBI捜査官を装い、モリーにアレックスを探らせる。
- サーシャ・ストールゼンスキー(エロイーズ・マンフォード)
- 大学寮のカッパ・カッパ・ゼータ(通称KKZ)の支配者。かつては太っていて、友人達からのけ者にされる人生だった。大学デビューをするため名前や過去を偽っている。窃盗癖がある。
- コットン(ミーガン・パーク)
- 大学寮のカッパ・カッパ・ゼータ(通称KKZ)で暮らしている。ちょっとおバカなところもあるが、明るくて楽しい女性。
- アレックス・パトローン(ローレン・マクナイト)
- 大学寮のカッパ・カッパ・ゼータ(通称KKZ)で暮らしている。父のジェイソンはカシャロフ組織の会計士で、証言台に立つようFBIから説得されているため命を狙われている。父の命を守るため、カシャロフに不利になる情報を隠し持っている。
映画『ミス・エージェント』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ミス・エージェント』のあらすじ【起】
探偵のモリーが浮気男の調査を行っていると、FBIのアーモン・ランフォードが現れる。アーモンはカシャロフという男に関係のある仕事を、モリーに依頼しようとしていた。ヴォー・カシャロフは15年前にアメリカに来た、グルジアのマフィアのボスだった。カシャロフは麻薬から暴行まで何でもやる男で、危険な人物だった。今日カシャロフの起訴状が出る予定で、現在カシャロフ組織の会計士であるジェイソン・パトローンを、証言台に立つよう説得しているところだった。アーモンの依頼とは、そのパトローンの娘であるアレックスを守ることだった。アレックスは大学の社交クラブに在籍していた。アーモンはモリーの経歴を調べ、白羽の矢を立てたのだ。モリーは11歳で射撃をマスターし、柔術は黒帯だった。
カシャロフは“心の刺客”という手法を使い、アレックスを追い込んでいた。“心の刺客”とは東欧で使われている手法で、敵の家族の生活に刺客を送り込み、親しい友人として振る舞わせ、従わせる方法だった。アレックスは父親の命を守るためにカシャロフが不利になる情報を持っていたが、それは何か分かっていなかった。アーモンは1万5000ドルの報酬を渡すので仕事を引き受けてくれと頼むが、モリーは父の世話があり街を離れられないので無理だと言って断った。
モリーの父は警察官だったのだが、ギャンブル依存症になりクビになっていた。モリーが家に帰ると、競馬をした痕跡が残っていた。帰って来た父を問い詰めると、1万7000ドル負けたことを打ち明けられる。モリーはお金のために、仕方なくアーモンの依頼を引き受けることにした。
モリーはアーモンに倉庫に連れて行かれ、ビジーという女性を紹介される。ビジーはおしゃれな大学生のファッションや言葉遣いをモリーに教えた。その合間に、アーモンから大学寮内の人間関係を教えられる。アレックスが暮らす大学寮のカッパ・カッパ・ゼータ(通称KKZ)は、サーシャ・ストールゼンスキーという冷酷で権利欲の強い女性が支配していた。
映画『ミス・エージェント』のあらすじ【承】
モリーはブルック・ストーンブリッジという偽名を使い、ハワイ大学からの編入生としてKKZに潜入した。モリーがサーシャのことを大人っぽいと褒めると、3年間クロアチアでモデルの仕事をしていたことを教えられる。その時、アレックスが通りかかったのが見えたため、モリーはサーシャと会話するのを止め、アレックスが子供の頃に行っていた“ワカワカ・キャンプ”のテーマソングを歌った。作戦は上手くいき、歌に気づいたアレックスがモリーに興味を持った。2人は挨拶を交わし、自己紹介をした。
バイク好きのモリーは校内で修理をしているバイクに興味を持ち、近づいて行った。そこで、そのバイクの所有者であるニコラスと出会う。ニコラスはバイクに詳しいモリーに驚いていた。モリーは若者言葉を使い、苦笑いをしながら話を誤魔化してその場を立ち去った。
モリーはアレックスが出て行った隙に、部屋の中を確認した。アレックスは犬を飼ってないにも関わらず、犬用のぬいぐるみを持っていた。そのことを不審に思っていると、アレックスの同室のテイラーが帰って来てしまう。モリーはアレックスから借りていたパンツを返しに来たと言ってその場をやり過ごした。
モリーは情報を交換するため、アーモンに会いに行った。そこで、ビジーが殺されたという新聞記事を見せられる。カシャロフの仕業だった。アーモンは友人を装っている刺客が誰なのか確認することと、アレックスが持っている証拠が何なのか必ず探し出すよう指示を出した。
夜中、モリーは突然の大きい音に驚き、思わず銃を構えてしまう。すると、KKZの寮生であるコットンが立っていた。パジャマパーティーをするために起こしに来ただけだった。モリーは偽物の銃だと言って誤魔化した。モリーはパーティーで、ニコラスからジャズを流す店に一緒にいかないかとデートに誘われる。だが、モリーは近くで踊る男子生徒が鬱陶しかったため、その男子生徒を肘打ちで沈めると、ニコラスの誘いを断って立ち去った。ニコラスは驚愕するが、他の女子生徒とは一味違うモリーに興味を持った。
映画『ミス・エージェント』のあらすじ【転】
モリーは怪しい人物についてアーモンに報告した。まず、1人目のトロウェイ教授は、今までどの大学で働いていたのか記録が残されていなかった。また、アレックスと仲が良く、できている可能性が高かった。そして、2人目のサーシャは、モデルの話をしたときに右を見ながら口を触っていたため、過去を偽っている可能性が高かった。右を見ながら口を触るのは、女性が嘘を吐くときの仕草だった。しかも、クロアチアはあまり知られていない国のため、細部まで嘘の情報を作ることができた。アーモンはアレックスの恋人の有無について尋ねた。モリーはニコラスという男子生徒と仲が良いが、恋人ではないと思うと報告した。アーモンがトロウェイ教授を調べ、モリーがサーシャを調べることになった。アーモンはニコラスについても調べるよう、モリーに指示を出した。
待ち伏せをしていたモリーは偶然を装ってニコラスに会うと、デートをする約束を取り付けた。その日の夜、2人はジャズバーに出かけた。ニコラスは店内で流れるジャズの音楽を聞き入っていたのだが、モリーから熱心に生い立ちを教えて欲しいと頼まれ、音楽を聞くのを止めてフロリダ出身であることを話した。そして、歩きながら、父が他所に女を作って出て行ったことを話した。モリーも家族について聞かれるが、話したくないと言って誤魔化した。ニコラスが自分だけ話をしないモリーを非難すると、人が平気で嘘を吐くところを見てきたため、信じることができないのだと言われる。ニコラスは嘘を吐かないことを約束し、モリーにキスをした。
ぬいぐるみの販売を寮対抗で競い合っていたのだが、KKZの売れ行きは悪く、ぬいぐるみが大量に余ってしまっていた。モリーは女子学生と不倫をしている医師の浮気現場の写真を撮り、その写真を使って医師にぬいぐるみを買い取ってもらうことにした。医師が全て買い取ってくれたため、KKZのメンバー達は喜んだ。だが、サーシャは密かにモリーに腹を立て、嫉妬の炎を燃やしていた。
モリーはサーシャからプレゼントされたブレスレットをつけて食堂に行った。すると、コットンから自分の物だと言われる。サーシャがモリーを嵌めるために、コットンから盗んだブレスレットを贈っていたのだ。他にも、寮生達の盗まれていた荷物が、モリーの部屋から発見される。
モリーは父にサーシャについて調べてもらっていたのだが、債務情報から車両管理局の記録まで調べたのにサーシャの記録がなかったと言われる。モリーはサーシャの部屋を漁り、卒業アルバムを盗み出した。そして、サーシャの本名がスージーで、太っていたことを知る。モリーは戻って来たサーシャにそのことを伝えた。サーシャはずっと友達からのけ者にされていたため、大学デビューをするために身分を偽ったことを打ち明けた。モリーにもその気持ちが分かったため、サーシャを助けてあげることにした。その後、サーシャは皆に自分が窃盗を行い、モリーに罪を擦りつけたことを打ち明けた。モリーは、窃盗は過食症や糖尿病と同じように病気なため、許してあげて欲しいと口添えした。寮生達はモリーの言葉に心を動かされ、サーシャを許すことにした。
アレックスが慌てた様子で飛び出していったため、モリーは尾行をした。モリーは人里離れた家でトロウェイ教授と会っていた。その後、モリーはアーモンから、ニコラスがカシャロフの仲間であると教えられる。ニコラスは刑務所の中でカシャロフの手下と知り合い、仲間になったと言うのだ。モリーはショックを受けた。
映画『ミス・エージェント』の結末・ラスト(ネタバレ)
パーティーに参加していたモリーはニコラスを殴って気絶させると、トロウェイ教授達がいた家の中を調べに行った。すると、トロウェイ教授がFBIであることが判明する。パソコンの中を調べようとしていると、覆面を付けた男に襲われる。モリーが必死に反撃すると、その男はモリーを殺すことなく出て行った。モリーはその男がアーモンであることに気づく。外に出て後を追いかけようとしていると、腹を撃たれて倒れているトロウェイ教授を発見する。トロウェイ教授はアレックスが連れ去られてしまったことをモリーに話した。アレックスはカシャロフの会計台帳を持っていた。
モリーはアーモンに会いに行き、台帳と引き換えにアレックスを解放するよう取引を持ち掛けた。次の日、モリーは本物のFBIの協力の元、アーモンを罠に引っ掛けることにした。しかし、アーモンはFBIがいることに気づいており、機械を使って無線機の通信を妨害し、モリーを連れ去った。だが、モリーが持っていたのは偽の台帳だった。アーモンがモリーを脅し本物の台帳の在処を聞き出そうとしていると、コットンが現れる。コットンは探していた台帳を、寮の会議室に置いたことをモリーに伝えた。
モリーがアーモンを連れて会議室に行くと、ニコラスが現れる。ニコラスは殴ったことについて説明を求めるが、モリーはアーモンから銃を突きつけられており話せる状況ではなかった。アーモンはモリーを投げ捨てると、会議室にあった台帳を見ようとした。それに腹を立てたニコラスがアーモンに殴り掛かるが、返り討ちにされてしまう。モリーは父の協力の元、アーモンを捕まえた。
ニコラスの登場以外、モリーが書いた筋書きだった。車にいたアレックスはサーシャが助け出していた。サーシャはぶつかるフリをして、アーモンから車の鍵を盗んでいたのだ。モリーはアレックスのネックレスの中にあった台帳のデータを受け取った。そして、捜査官からFBIに来ないかと誘われるが、父を警察に戻してほしいと頼み、台帳のデータを引き渡した。モリーはニコラスに父を引き合わせた後、KKZの仲間達と共に寮に戻った。
2か月後。モリーは大学に通い、ニコラスと付き合っていた。
映画『ミス・エージェント』の感想・評価・レビュー
探偵であるモリー(マイリーサイラス)が、マフィアに狙われているアレックスを守る為、大学に潜入するというストーリー。シリアスな展開ももちろんあるが、勝気なモリーと、学生とのコメディ感溢れたやりとりも見物である。恋愛的な展開もあり、マイリーサイラスらしいユーモラスでポップな内容も含めて楽しめるだろう。作中ではマイリーがかなり凄腕の探偵として描かれている。ハンナモンタナなどもそうだが、秘密めいた役柄はお手の物といった雰囲気があるが、年齢のせいか、時折他のキャラクターとかぶるような部分もあるのが、惜しいところである。(男性 30代)
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