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映画『ミッション・トゥ・マーズ』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『ミッション・トゥ・マーズ』の概要:2020年、第一次火星探索ミッションへ向かったクルー達は、そこで人工的に作られた遺跡を発見する。早速、調査を開始したが、悲惨な事故が発生。たった1人のクルーを残し、死亡してしまう。主人公は残されたクルーを助けるために火星へと向かうのだった。

映画『ミッション・トゥ・マーズ』の作品情報

ミッション・トゥ・マーズ

製作年:2000年
上映時間:114分
ジャンル:SF、ヒューマンドラマ
監督:ブライアン・デ・パルマ
キャスト:ゲイリー・シニーズ、ティム・ロビンス、ドン・チードル、コニー・ニールセン etc

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映画『ミッション・トゥ・マーズ』の登場人物(キャスト)

ジム・マッコーネル(ゲイリー・シニーズ)
優秀なパイロット。夫婦で火星ミッションへ参加するのが夢だったが、妻が病に冒され看病するため、クルー選出から辞退。ルークとウッディとは親友同士。
ウッディ・ブレイク(ティム・ロビンス)
ジムの親友で救出船の船長を務める。判断力や適格な指示を出し、自らが率先して行動する。クルーの安全を第一に考える素晴らしい人格者。妻のテリーを深く愛している。
テリー・フィッシャー(コニー・ニールセン)
ウッディの妻であり、空気製造装置などの修理をすることができる。電気工学のプロ。夫をとても愛しており、夫婦仲はかなり良い。
フィル・オールマイヤー(ジェリー・オコンネル)
宇宙船のエンジニアで独身。一番年若く、気の好い青年。好物はマーブルチョコレートで、理想の女性のDNA羅列を作ったりする。
ルーク・グラハム(ドン・チードル)
ジムの親友で科学者。明るく人柄がよく、いつもジムを元気づけてくれる。1年もの間、火星にて生き残り、遺跡の調査をする。

映画『ミッション・トゥ・マーズ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ミッション・トゥ・マーズ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ミッション・トゥ・マーズ』のあらすじ【起】

ジム・マッコーネルとその妻は、火星へのミッションを夢見て12年もの間、宇宙飛行士としての訓練を重ねていた。しかし、メンバー選出直前に妻が病に倒れてしまう。ジムは妻の看病するため、クルー選出からの辞退を願い出た。だが、看病の甲斐もなく彼の妻は早逝してしまう。

2020年、テキサス州ディキンソンにて、第一次火星探索ミッションへ参加する宇宙飛行士たちの送別会が行われ、ジムもそれへ参加。親友の科学者ルークやウッディに励まされ彼らが無事にミッションを終えることを祈り、見送るのだった。

13カ月後、火星シドニア地区。探査カメラが謎の遺跡を発見する。
その頃、地球を周回する世界宇宙ステーション、火星ミッション司令室では、クルーからの報告映像を見ていた。そこには、ミッションのバックアップをするためにジムも同席している。

遺跡の場所は基地から約20分。ルークたちはそこへ赴き調査を開始。しかし、探知器やその他の機器類が突如、使えなくなり、山の周囲に強い風が吹き荒れ隆起物を細かい石礫に分解。まるで意思を持った砂のように石礫が集まり、サンドウォームを形成した。クルー達はそれを映像として記録していたが、風が益々強まり立っていられなくなる。彼らは次々にサンドウォームへと吸い込まれ命を落としてしまうのだった。

宇宙ステーションではすぐに異変を察知。緊急招集がかけられる。調査中の地点で凄まじいエネルギーが発生したためだ。火星を周回する物資補給モジュール(以下REMO)に異常はなく、起動も安定している。ただ1つ、REMOのコンピュータに基地からの映像記録が送られていた。かなり乱れた映像でノイズも酷かったが、画面には血だらけのルークが映し出され、皆死んだとメッセージが残されていた。

様々な状況から、バックアップクルー達は意見を出し合い、ルークの救出をするべきだと進言。だが、無事に火星へ着陸できるかも不明で、準備するにしても時間を要する。その間にルークは命を落とすかもしれない。ジムは即座に燃料の計算をし、救出船を出しても帰還が可能であることを報告した。

映画『ミッション・トゥ・マーズ』のあらすじ【承】

仲間の説得によりジムも救出船クルーに選出され、マーズ・リカバリー号が火星へ向けて出発。ミッション開始から173日目。火星には南半球一帯に砂嵐が発生。そんな中、土星探査船(以下SIMA)から火星基地の映像を受信した。

基地は正常に機能中で、温室も無事なようだ。放射線量も平常値だったが、事故地点には磁気嵐が発生しているのか、まともな映像が送られてこなかった。SIMAの映像を宇宙ステーションへ送信すると、翌日の着陸許可が下りる。こんな形で夢にまで見た火星へ、降り立つ日がくるとは思っていなかったジム。

翌日、いよいよ火星の軌道から着陸準備へ。しかし、じき軌道に乗るという時、宇宙塵が船を直撃。これにより、直径1cmにも満たない穴が開いてしまう。船内の空気が減り始める中、クルーは力を合わせ穴の修復を行う。船長のウッディが船外へ出て、居住区に空いた穴の修復に成功。それと同時に船のシステムを再起動し、空気の再充填を行った。空気圧は正常値に戻り、一安心。本来なら、ここで他に損傷がないか確認すべきところだが、軌道突入地点が近づいていたため、ウッディは急いで中へ戻った。

突入準備を完了させ突入地点に到達後、エンジンを起動する予定だったが、実はエンジンへ送る燃料管に甚大な損傷があり、燃料充填時に損傷部から燃料が漏れてしまう。それらは宇宙空間へ出た途端、凍って固まるが、船の移動に伴いエンジンの火口部へと流れて行く。そうして、スイッチを押した瞬間、火口部に移動していた燃料に引火。爆発が発生してしまい、エンジン自体を損傷してしまうのだった。

ウッディは船の破棄を決断し、近くを通るREMOに乗り移ることにする。クルーは全部で4人。船長のウッディ、妻のテリー、ジムとフィルだ。4人は縦に並んで宇宙空間へ。計算では約1km先に周回するREMOが通りかかる予定だった。
しかし、発見したREMOは1km以上も先に行っている。ウッディは自分がワイヤーを持ち、REMOに取り付けることにした。しかし、思ったよりもスピードが出てしまいブレーキがかけられない。彼はワイヤーを取り付けることに成功するも、自分は掴まることができず投げ出されてしまう。

クルーはウッディが命がけでかけたワイヤーを伝い、REMOへ無事に着艦。しかし、ウッディの妻であるテリーは、夫を見殺しにすることができず、単独で助けに向かってしまう。ウッディは妻を助けるため、必死に説得し自ら宇宙服のヘルメットを脱ぎ、自殺するのだった。

映画『ミッション・トゥ・マーズ』のあらすじ【転】

クルーたちはウッディの死を深く嘆きながら、REMOを操作し火星へ無事に着陸した。
一行は基地の状態を確認。地球帰還船(以下ERV)も無事な様子で、空気生成装置は修理が必要だったが、使えそうだった。居住区から温室へ入ったジム。驚いたことにここは正常に機能しており、水まであった。そして、ルークの生存も確認。彼はたった1人で温室を管理し、生き延びていたのである。

正気を取り戻したルークは、ジムたちが救出にやって来たことを聞き、泣いて喜んだ。だが、来る途中でウッディが命を落としたことを聞くと、酷く哀しむのだった。
その後、事故当時の詳細を聞く。彼はなぜ、自分だけが生き残ったかを考え続け、秘密を解くためだと考えた。ジムたちから見たら、彼はすでに正気を失っているように見える。

ルークは強大な力が治まり砂嵐がやんだ後に撮影した映像をジムたちに見せた。そこには、滑らかで巨大な顔が天を向いている。人間じゃない誰かが作った物だと思われる。あれが、山の中に隠されていたのである。更にルークは顔の近辺で聞こえる音について分析。音は常に3つのグループで発音されていた。それを三次元構造式に組み直すと、DNAの羅列ができあがる。ルーク曰くこれはサインらしい。恐らく顔を作った者が署名するものと同義なのだ。
この謎を解くため、彼はずっと火星で生き延びていたのだった。

一息ついた後、フィルの好物であるマーブルチョコを床にぶちまけてしまったジム。彼は色とりどりのチョコを目にし、フィルがこれでDNA羅列を船で作っていたことを思い出す。そして、あのDNA羅列はサインなどではなく、欠けている染色体を埋めろというテストなのだと気付く。ルークたちが行った時は、恐らく答えが間違っていたために襲われたのだ。

映画『ミッション・トゥ・マーズ』の結末・ラスト(ネタバレ)

ジムはDNA羅列を完成させ、音に変換し試してみることにした。そして、探査カメラを使い顔の近くへ行き音を再生。すると、まるで招待しているかのように隙間が開くのであった。
フィルをERVにて待機させ、他の3人が顔の中へ入る。中は一面がフラットで真っ白な世界が広がっていた。隙間は閉じてしまい、閉じ込められてしまった3人。

そこで、ジムは宇宙服にて気圧があることを確認。気圧があるということは、酸素もあるということである。3人はヘルメットを脱いだ。すると、背後の壁が作動。誘われるようにそこへ進んだ3人は、太陽系の映像を目にする。彼らは火星を見つけたが、そこに赤い肌をした知的生命体が現れる。火星は元々、地球のように植物が生い茂る星だったが、ある日突然、隕石が衝突。死の星と化してしまう。火星に住んでいた生命体は新天地を求め、星を捨てて次々に旅立って行く。しかし、最後の1基だけが残り、同じように豊かな地球へ自分達のDNAを送った。それは、地球での生命の始まりだった。
火星にいた生命体は、地球にて進化し人間になったのである。この事実に胸を打たれたジム。

フィルからの連絡で砂嵐が近づいていることを知ったルークとテリーは、ジムに帰ろうと言う。だが、元を正せば人間は火星から産まれた生命体で、顔の遺跡はたった1基だけ残った宇宙船だった。ジムはそこに残ることにし、ルークとテリーに戻るよう促した。
ERVではフィルが仲間の帰還を今か今かと待っている。ようやく通信が回復し、仲間が戻ってからエンジンを起動。無事に宇宙への脱出に成功した。

その頃、遺跡に残ったジムは宇宙船を起動。遺跡の額から赤い光と共に浮かび上がる。彼はこれまでの人生を振り返り、広大な宇宙へと飛び立つのであった。

映画『ミッション・トゥ・マーズ』の感想・評価・レビュー

2000年の公開されたSF映画。火星にある謎の遺跡を探索する為に地球からクルーが向かうが、突然巻き起こった意思のあるような嵐に巻き込まれ、次々とクルーが亡くなっていく。前半は、火星で起きる超自然現象をメインにしたような展開となっているが、後半で、超自然現象が知的生命体によって仕組まれていたものであり、ラストには、その知的生命体が、地球人の祖であるというまさかの展開が待っている。単純なSF映画よりも一ひねりある内容は、なかなか見ていて飽きないものであった。(男性 30代)


宇宙船や重力などが出てくる設定は新しくとても魅力を感じたが、疑問点がたくさんありそれのせいでストーリーが頭に入りにくく、集中して観ることが難しかったのでそこは残念だった。宇宙の中で緊迫したシーンは、本当にしっかり出来ているのでドキドキしながら観ることが出来て良かった。

この作品を見た後に監督が『ミッション・インポッシブル』と同じだと知って作品のカテゴリーがかなり違うので驚いた。(女性 20代)


前半は前置きが長いですが、科学的に忠実に宇宙を再現しようとする試みが感じられます。隕石衝突シーンや宇宙遊泳といった、宇宙に対しワクワクもゾクゾクも感じられる本格的なSF映画だと思います。後半は一気に舵を切って、宇宙人が登場して何とも神秘的な展開になってしまいました。監修と製作陣の知識や意欲に極端な差異があったのでしょうか、そんな印象です。前半と後半で焦点が全く違うので、別々の作品と考えれば楽しめるかもしれません。(男性 20代)


作品の中盤の中ぐらいまでは、危機的状況に陥ったクルーを救出するという目的で宇宙を進んでいくので、その後の展開が読みづらいのだが、後半以降は予想を遥かに上回る展開に驚きが隠せなかった。ジャンルが突如、変わったかのようなストーリー展開に驚きそのままの状態で火星の事情が明かされる。そして、状況が飲み込めないまま主人公だけが新天地を目指して火星を出発してしまうので、最早ラストでは茫然としてしまっている。この終わり方で良かったのかどうかもちょっと判断がつかない。設定や火星の事情はとても良かったのに、中盤までの展開で損をしているような気がしないでもない。(女性 40代)

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