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映画『ミスミソウ』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ミスミソウ』の概要:野咲春花は父の転勤の都合で、東京から田舎町の学校に転校することになった。そこで、同級生達から苛めを受けてしまう。担任は助けてくれず、手を差し伸べてくれるのは同級生の相場晄だけだった。

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映画『ミスミソウ』の作品情報

ミスミソウ

製作年:2017年
上映時間:114分
ジャンル:ヒューマンドラマ、サスペンス、ホラー
監督:内藤瑛亮
キャスト:山田杏奈、清水尋也、大谷凜香、大塚れな etc

映画『ミスミソウ』の登場人物(キャスト)

野咲春花(山田杏奈)
父の転勤の都合で、東京から田舎町の学校に転校してくる。妙子をリーダーとしたグループに苛められる。妹の祥子や両親とは仲が良い。
相場晄(清水尋也)
春花のクラスメイト。春花のことを唯一気にかける人物。昔、暴力を振るう父を切りつけ、母に暴行を加えたことがある。普段は穏やかな性格だが、残虐性を秘めており激高すると手がつけられない。
小黒妙子(大谷凜香)
夢は美容師になること。しかし、高圧的な父に反対されている。父は妙子の就職先も自分で決めようとしている。昔は春花と仲が良かった。だが、晄と仲良くする春花を許せず、苛めるようになる。
佐山流美(大塚れな)
春花のクラスメイト。春花の前に、妙子達のグループに苛められていた。大人しく、おどおどした性格。妙子に強い執着心を持っている。
南京子(森田亜紀)
春花のクラスの担任。問題を起こすのが嫌で、春花のことを助けようとしない。妙子のことを友達扱いしている。学生時代、苛められたことがある。ストレスが溜まると吐いてしまう。

映画『ミスミソウ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ミスミソウ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ミスミソウ』のあらすじ【起】

中学生の野咲春花は、父の仕事の関係で家族と共に東京から小さな田舎町に引っ越した。転校した学校は今年廃校になることが決まっており、卒業する生徒は春花を含めてたった十数人しかいなかった。春花以外は幼馴染も同然だった。春花は同級生の小黒妙子をリーダーとしたグループに苛められていたが、父が掛け合っても担任の南京子は助けてくれなかった。春花の味方になってくれたのは、同級生の相場晄だけだった。

卒業まで後2ヶ月だったこともあり、両親は春花を休ませることにした。妙子のグループは春花の様子を伺うため、以前苛めていた同級生の佐山流美に見舞いに行くよう指示した。流美は春花の家に行き学校に来てくれと頼むが、断られてしまう。流美は再び妙子達のグループから苛められることになった。

春花は妹の祥子と散歩の途中で、晄を見かける。晄は「ミスミソウ」の写真を撮っていた。晄もまた春花と同じように転校してきた者だった。祥子が写真を撮って欲しいとせがむため、晄は春花と祥子の写真を撮った。

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映画『ミスミソウ』のあらすじ【承】

春花は祥子に見送られ、晄と出かけた。春花は晄と楽しい時間を過ごした。帰る途中、妙子のグループの加藤理佐子と三島ゆりの姿を見かけた。家の方角を見ると、赤々と燃えていた。春花は燃える家に入ろうとするが、周囲の人に止められる。晄は春花の代わりに家に入り、祥子を抱えて戻ってきた。祥子は息があったが、火傷が酷い状態だった。両親は亡くなり、祥子は入院することになった。

春花の家を放火したのは、流美・理佐子・ゆり・橘吉絵・久賀秀利・真宮裕明・池川努だった。理佐子やゆりが殺人を犯したことに不安を抱く中、他の者達は全く罪悪感を抱いていなかった。妙子はその場におらず、仲間達がしたことに気づいていなかった。流美は酷い苛めを受けていたが、妙子に執着しており興味を引こうとしていた。妙子はそんな流美を煩わしそうにしていた。

春花は学校に行った。春花は酷いショックを受けたせいで、声が出なくなっていた。吉絵は春花の顔を見て、犯人が自分達だと気づかれていると悟る。春花に自殺するよう迫るが、反撃され殺されてしまう。理佐子は、秀利が春花の母に火を点けたのだと教え自分は関係ないと弁明するが、ゆりと共に殺されてしまう。

映画『ミスミソウ』のあらすじ【転】

吉絵・理佐子・ゆりが帰ってこないと騒ぎになり、警察が駆けつけた。秀利は仲間が亡くなったことに怯えながらも、学校から家に帰ることにした。その途中で春花に会い、切りつけられてしまう。秀利は逃げるが、崖から落ちて足を骨折した。身動きが取れない状態で、秀利は苦しんだ。

晄は春花を見舞いに行くが、春花は蒲団の中から起きてこなかった。祖父は学校を卒業後、祥子と春花を連れて東京に戻ることを決めていた。卒業するまでの間、春花を守って欲しいと頭を下げた。晄はそれを了承した。

裕明と努は秀利の行方が分からなくなったことで春花の犯行を確信し、殺される前に殺すことにした。2人で春花を襲撃するが、反撃されてやられてしまう。晄は春花に会いに行った。春花が泣きじゃくったため、抱き締めて守ることを誓った。すると、春花の声が出た。晄は春花にキスをした。晄は春花と一緒に暮らすため、東京の高校に進学することにした。

流美は雪に埋もれた吉絵達を発見し、自分も殺されるかもしれないと恐怖に怯えた。妙子に連絡を取り助けを求めるが、拒絶されてしまう。春花の家に火を点けようと言い出したのは、流美だった。流美は苛めの標的から逃れ、妙子の関心を得たかったのだ。

映画『ミスミソウ』の結末・ラスト(ネタバレ)

妙子は春花に会いに行って話をした。春花が転校してきたとき、最初に話しかけてくれたのは妙子だった。妙子は自分だけを見て欲しかったのに、晄と仲良くする春花が許せなくて苛めを行ったのだった。春花は妙子に胸を張って生きて欲しいと声をかけた。妙子は春花に、自分を許して欲しいと縋った。妙子が帰ろうとしていると、流美が現れ襲撃される。妙子も必死に反撃するが、刺されて倒れてしまう。

晄は春花に連絡を取り、東京に行くことを決めたことを伝えた。だが、春花はそれを拒絶した。春になって雪が溶ければ遺体が発見されるため、町に留まることを決めていたのだ。晄は拒絶されたことに激高し、電話を滅茶苦茶にした。晄は東京行きを反対した祖母を殴っていた。かつて母を殴る父を切りつけたことがあった。そして、父がいなくなった後は、母を殴っていた。晄は残虐的な性格を秘めていた。

子供達の行方が分からなくなり、両親は学校に詰め寄った。南は両親に責められ、苛められていた学生時代を思い出し情緒不安定になる。南は道路へと飛び出し、除雪車に巻き込まれ亡くなってしまう。

春花が祥子の病室に行くと、流美が祥子を殺そうとしていた。流美は祥子を人質に取り優位に立とうとするが、祥子が体を起こしたことに驚き動揺してしまう。春花はその隙に流美に攻撃するが、祥子の容態が悪化したため妹の元に駆け寄った。その間に、流美は逃げていった。

春花の祖父が何者かに襲撃され、病院に運び込まれる。春花が晄の手を見ると、血で真っ赤に染まっていた。春花が晄に触れられるのを拒絶していると、流美が再び現れた。流美が放火したときのことを話し出したため、春花はそれを止めようとするが流美に刺されてしまう。晄は春花が傷つけられたことに激高し、流美を倒した。その際、晄の鞄が落ちて、中に入っていた物が散らばった。その中には、火の中で祥子を庇う父の写真があった。春花はショックを受け、晄を倒した。春花は祥子から貰ったネックレスを見つめ、雪の中に倒れ込んだ。

妙子は卒業式の後、教室を訪れた。そこで、春花の髪を切っていたときのことを思い出した。

映画『ミスミソウ』の感想・評価・レビュー

押切蓮介原作の漫画を実写化した作品である。ホラーというよりは、バイオレンスな描写が激しい作品になっている。原作の漫画は見たことがないが、映画化されたことで血のシーンや足が折れたシーンなどに生々しさが出たのではないかと思う。とにかく苛めのシーンも殺害するシーンも痛々しい描写が多く、目をそらしてしまうところが正直あった。それは、俳優達の痛がる演技が上手かったからだと思う。登場人物達の関係性や家族との関係性がきちんと描かれているため、ただの暴力映画ではなく考えさせられる内容になっていたのが良かった。(MIHOシネマ編集部)


若者が次々と亡くなる様子は観ていて辛いが、自分が同じ立場になった時に、主人公のような残虐な考えをもたない自信はありません。始めからずっと辛いシーンが続くが、唯一信じていた晄に残虐な一面があり、家族が傷つけられていたことに気づくシーンが一番ショックでした。
田舎特有の閉塞感や、人間関係が濃いところが自然に表現されていると感じました。
山田杏奈さんはじめ、出演者の演技力が高く、緊張感が強い作品でした。(女性 20代)


過度ないじめにより家族を殺されてしまった少女が復讐を果たす物語だが、そこらのホラーよりもよっぽど恐ろしい。人がいじめと聞いて想像するようなレベルのものではない。同級生に家族を殺された悲しみ、怒りは計り知れない。しかし、とはいえ同級生の目をえぐったりと次々と復讐を果たしてしまう彼女もまた、普通ではない。この作品に出てくる登場人物はみんな狂っている。中学生のいじめを描いた作品ではあるものの、グロテスクな描写も異常に多く、観るのには相応の覚悟が必要である。(女性 20代)


原作より大分グロテスクさとバイオレンスが過剰になっており、そういうのが苦手な人には勿論お勧めできない。サスペンスというよりホラーの領域。漫画ではまだ直視できた場面が実写になると、目を逸らしたくなるほど。多分グロやホラーに耐性がある人なら大丈夫なのだろうが、自分にはきつかった。

映画中に色々伝えたい事があるのだろうが、暴力場面ばかりが印象に残り他の感想を持つ余裕がない。山田杏奈の演技はとても良かった。(男性 30代)

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