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映画『モンテ・クリスト伯』あらすじ・ネタバレ結末と感想

この記事では、映画『モンテ・クリスト伯』のあらすじをネタバレありで解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『モンテ・クリスト伯』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『モンテ・クリスト伯』の結末までのストーリー
  • 『モンテ・クリスト伯』を見た感想・レビュー
  • 『モンテ・クリスト伯』を見た人におすすめの映画5選

映画『モンテ・クリスト伯』 作品情報

モンテ・クリスト伯

  • 製作年:2002年
  • 上映時間:131分
  • ジャンル:ヒューマンドラマ、歴史
  • 監督:ケヴィン・レイノルズ
  • キャスト:ジム・カヴィーゼル、ガイ・ピアース、ダグマーラ・ドミンスク、リチャード・ハリス etc

映画『モンテ・クリスト伯』 評価

  • 点数:80点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★☆☆

[miho21]

映画『モンテ・クリスト伯』 あらすじ(ストーリー解説)

映画『モンテ・クリスト伯』のあらすじを紹介します。

時は19世紀初頭港町マルセイユ。

純朴な航海士エドモン(ジム・カウィーゼル)は、美しい幼馴染メルセデス(ダグマーラ・ドミンクス)と恋人同士。
彼の親友であり、伯爵家の息子フェルナン(ガイ・ピアース)もまたメルセデスに想いを寄せていたものの、メルセデスはフェルナンの財力に興味はなかった。

メルセデスとの結婚を控えていたエドモンは、フェルナンと船で航海に出た矢先、エルバ島に漂流。
マルセイユに帰ってきたエドモンは、船長に昇格。メルセデスと結婚したものの、何者かの密告により謀反の冤罪を着せられる。

断崖絶壁のイフ島に流刑となったエドモンは、ある日、脱出用の穴を掘り進めていた謎の司祭(リチャード・ハリス)と出逢う。
司祭は無学だったエドモンに英知、護身術、社交術を教えた後に息を引き取った。

エドモンは、あの日、エルバ島で受取った謎の書簡は、ナポレオンの謀反の書簡だった事。
彼が無学だった事を逆手にとり、フェルナンが自分に罪を被せた事を知る。

彼は、謎の貴族・モンテクリスト伯と素性を変え、社交界に返り咲き、フェルナンに復讐しようとする。
そこに居たのは、フェルナンの妻となってもエドモンを忘れていなかったメルセデスと、息子であるアルベール(ヘンリー・カヴィル)の姿だった。

映画『モンテ・クリスト伯』 結末・ラスト(ネタバレ)

エドモンは、自分が船長になった事を恨んだ船員、フェルナンに有利に働く様動いた裁判官などを、着々とその手にかけて行く。

しかしフェルナンは、最後になって、ようやくモンテクリストがエドモンだと知っても、まだ罪を認めない。

クライマックスは、エドモンとフェルナンが草原の中で、フェンシングで対決するシーンになっている。
それは彼らがまだ仲たがいする前の頃に戻った様であり、メルセデスの一件さえなければ2人の絆は、途絶えることはなかったという暗示でもある。

そしてエドモンの剣の前にひれ伏すことになったフェルナンを見送ったメルセデスは、アルベールはフェルナンの子ではなく、エドモンの息子である事を打ち明ける。

映画『モンテ・クリスト伯』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『モンテ・クリスト伯』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

主演陣には新鋭、脇役にはベテランを起用した顔ぶれ

何度も映画化されている古典だけに、才能あふれる気鋭の俳優を主演にする、というのがプロデューサーの意向だった。
その為に選ばれたのが、当時『シン・レッド・ライン』で注目されたジム・カヴィーゼルと、『メメント』で脚光を浴びたガイ・ピアースという対照的な2人だった。

2人に華を添えるファムファタールとしてポーランド生まれの新人、ダグマーラ・ドミンクスが、息子役のアルベールに当時新人だったヘンリー・カヴィルがキャスティングされている。

これとは対照的に、脇を固める俳優にはヤコボ役のルイス・ガスマン、ダンクラール役のアルビー・ウッディングトンをはじめとして経験豊富な俳優が出演している。

中でも、謎の司祭・ファリアを演じたリチャード・ハリスの存在は際立っている。
彼は役を演じる時に、長い間の幽閉により、暴力主義から反暴力主義へと移行したという、ネルソン・マンデラをイメージしたらしい。

この作品の前に、世界中を放浪したカヴィル

この映画でアルベールを演じるヘンリー・カヴィルは、演技学校ストゥ・スクールでは主演もしくは準主役を演じる事が多い俳優で、映画出演時は17歳。
演技学校卒業後に、俳優を続けるべきか悩み、世界中を放浪した末に、再び俳優を志したという。

その復帰第一作がこの作品である。

クライマックスシーンは、特訓の賜物

クライマックスのフェンシングの決闘のシーンは、カヴィーゼル、ガイ共々、1日3時間、1か月フェンシングの特訓に勤しんだ。
ガイは11歳の頃にフェンシングを習い、大会でもメダルを取っていた程の腕前の持ち主だったそうだが、『昔取った杵柄なんてものが通用しなかった』と語っている。


無実の罪で投獄されたエドモン・ダンテスが、絶望の底から知性と財力を武器に復讐を遂げていく過程は、何度見ても胸に迫る。特に、かつて信じていた友や愛した人に裏切られた事実を知った瞬間から、彼の表情が別人のように変わる演出が印象的だった。復讐は冷酷で計算高いが、同時に彼自身を蝕んでいく。最後に示される「許し」という選択は、痛快さと同時に重い余韻を残し、単なる勧善懲悪に終わらない深みを感じた。(20代 男性)


壮大な原作を映画としてまとめ上げた構成力に感心した。牢獄での長い年月が、ダンテスの精神を鍛え上げ、別人へと生まれ変わらせる過程が丁寧に描かれている。宝を手に入れてからの復讐劇は華やかだが、その裏にある孤独や虚無感がしっかり表現されている点が良かった。愛を失い、信頼も捨てた男が最後に何を選ぶのか。その結末は、年齢を重ねた今だからこそ、復讐の空しさとして深く理解できた。(40代 女性)


正直、復讐が進むにつれて胸が苦しくなった。敵を追い詰める展開は爽快だが、かつて純粋だったダンテスの面影が完全に消えていくのが切ない。特に、復讐のために他人の人生まで巻き込んでしまう場面は、彼が被害者でありながら加害者にもなっていることを強く意識させる。ラストで描かれる希望の兆しは救いだが、それまでに失われた時間の重さを思うと、簡単には割り切れない余韻が残った。(30代 女性)


古典文学原作ということで重厚な印象だったが、実際には非常にドラマチックで引き込まれた。投獄、脱獄、財宝、復讐と展開は派手だが、中心にあるのは人間の感情だと思う。裏切りへの怒りが原動力となり、冷静さを装いながらも内面では常に葛藤しているダンテスの姿がリアルだった。復讐を果たしても完全な満足は得られないという結末は、若い自分には少し苦いが、印象に残る終わり方だった。(10代 男性)


長年原作を読んできた身としても、この映画版はテーマを的確に押さえていると感じた。復讐の巧妙さだけでなく、時間が人をどう変えるかが明確に描かれている。特に、かつての恋人との再会シーンは残酷で、美しい。彼女を責めきれないダンテスの複雑な表情が、物語の核心だと思う。最後に復讐よりも未来を選ぶ姿は、人生経験を積んだ今の自分には深く響いた。(50代 男性)


映像の美しさと物語の重さのバランスが印象的だった。豪奢な世界で復讐を進める一方、ダンテスの心は常に牢獄に縛られているように見える。復讐相手が次々と破滅していく展開はスリリングだが、同時に虚しさも募る。最終的に彼が過去に決着をつけ、新しい希望へと向かう姿に、復讐では癒えない傷があることを教えられた気がした。(30代 男性)


若い頃に観たときは復讐劇として楽しんだが、今回改めて観て印象が変わった。ダンテスは復讐を通して強くなるが、同時に人間らしさを失っていく。その代償の大きさが、年齢を重ねた今は痛いほど分かる。最後に示される「待つことと希望」というメッセージは、復讐を終えた後の人生を考えさせる。派手さよりも、静かな余韻が心に残る作品だった。(60代 女性)


ストーリー展開が早く、古典原作に馴染みがなくても理解しやすかった。投獄から脱獄までの緊張感、復讐計画が次々と成功していく知的な快感は見応え十分。ただし、復讐が進むほど主人公が幸せから遠ざかっていくのが分かり、単純にスカッとできない。ラストの選択によって、物語が単なる復讐譚ではなく、再生の物語として完結した点が良かった。(20代 女性)


復讐をテーマにしながらも、実は「時間」と「後悔」を描いた映画だと感じた。長い投獄生活が奪ったものはあまりにも大きく、取り戻せない過去が彼を突き動かす。復讐の成否よりも、その過程で失われた人間関係や心の平穏が強く印象に残った。最後に見せる穏やかな表情は、復讐を終えた解放感というより、ようやく前を向けた安堵のように思えた。(40代 男性)


全体を通して重厚で、大人向けの作品だと感じた。裏切りの連鎖と計算された復讐は見事だが、最も心に残ったのはダンテスの孤独だった。誰も信じられなくなった男が、最後に希望を信じる決断をするまでの道のりは長く、苦しい。その分、ラストの静かな救いが胸に沁みる。観終わった後、復讐とは何かを自然と考えさせられる一本だった。(50代 女性)

映画『モンテ・クリスト伯』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『モンテ・クリスト伯』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

グラディエーター

この映画を一言で表すと?

裏切りによって全てを奪われた男の、誇りと復讐を懸けた壮大な運命劇。

どんな話?

古代ローマを舞台に、将軍マキシマスは皇帝の陰謀によって家族と地位を失い、剣闘士として生きることを強いられる。絶望の底から立ち上がり、復讐の機会を静かに待ちながら、彼は再び運命と対峙していく。権力、裏切り、そして名誉を巡る重厚な人間ドラマが展開される。

ここがおすすめ!

復讐を原動力にしながらも、物語の核心にあるのは「誇り」と「生き様」。派手な戦闘シーンの裏にある喪失と葛藤が心を打つ。『モンテ・クリスト伯』同様、復讐が人をどう変えるのかを深く描いた名作で、感情の余韻を求める人に強くおすすめしたい。

オールド・ボーイ

この映画を一言で表すと?

理由なき監禁から始まる、衝撃と狂気に満ちた究極の復讐劇。

どんな話?

突如として15年間監禁された男が、解放と同時に復讐の旅へと踏み出す。なぜ閉じ込められたのか、誰が敵なのかも分からないまま、彼は真実に近づいていく。物語が進むにつれ、復讐の構図は想像を超える形へと変貌していく。

ここがおすすめ!

復讐の先に待つのが救いとは限らないことを、容赦なく突きつける作品。『モンテ・クリスト伯』のダークな側面に惹かれた人には特に刺さる。衝撃的な展開と、人間の業を描くテーマ性が強烈な印象を残す一本。

ショーシャンクの空に

この映画を一言で表すと?

不当な投獄を受けた男が、希望を武器に運命を切り開く物語。

どんな話?

無実の罪で刑務所に収監された銀行員アンディは、過酷な環境の中でも希望を失わず、自らの知性と忍耐で未来への道を切り拓いていく。長い年月をかけて積み重ねられる行動が、やがて奇跡のような結末へとつながる。

ここがおすすめ!

直接的な復讐ではなく、「耐えること」と「希望」が最大の武器になる点が魅力。投獄からの再生という点で『モンテ・クリスト伯』と強く共鳴する。静かだが力強い感動を味わいたい人に最適な名作。

復讐者に憐れみを

この映画を一言で表すと?

復讐が連鎖することで、誰も救われなくなる悲劇。

どんな話?

妹を救うために選んだ誘拐が、取り返しのつかない復讐の連鎖へと発展していく。善意から始まった行動が、次第に暴力と憎しみを増幅させ、登場人物たちを破滅へ導いていく。

ここがおすすめ!

復讐の虚しさと残酷さを徹底的に描いた作品。『モンテ・クリスト伯』で描かれる「復讐の代償」を、より現代的かつ容赦ない視点で突きつける。重いテーマだが、深く考えさせられる一本。

レ・ミゼラブル

この映画を一言で表すと?

赦しと再生が、復讐よりも人を救うことを示す壮大な人間賛歌。

どんな話?

過去の罪に縛られながらも新しい人生を歩もうとする男ジャン・バルジャンと、彼を追い続ける警官ジャベールの対立を軸に、19世紀フランス社会を生きる人々の苦悩と希望を描く。

ここがおすすめ!

復讐ではなく「赦し」を選ぶことで人生が変わるというテーマが、『モンテ・クリスト伯』の終盤と強く響き合う。人は過去を乗り越えられるのかを問いかける重厚なドラマで、余韻を大切にしたい人におすすめ。

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この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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