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映画『ムーミン谷とウィンターワンダーランド』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ムーミン谷とウィンターワンダーランド』の概要:ムーミン谷に冬の気配が近づき始めた。ムーミン一家は冬眠するため、準備に追われた。そんなある日、ヘムレンという人物が現れ、クリスマスを教えられる。ムーミン一家はクリスマスが何かよく分からないまま、プレゼントや食事を用意した。

映画『ムーミン谷とウィンターワンダーランド』の作品情報

ムーミン谷とウィンターワンダーランド

製作年:2017年
上映時間:86分
ジャンル:ファンタジー、アニメ
監督:ヤクプ・ヴロンスキ、イーラ・カーペラン
キャスト:宮沢りえ、森川智之、朴璐美 etc

映画『ムーミン谷とウィンターワンダーランド』の登場人物(キャスト)

ムーミントロール(宮沢りえ)
ムーミン族の少年。好奇心旺盛で、行動力溢れる性格。旅に出た親友のスナフキンのことをいつも考えている。
ムーミンパパ(森川智之)
ムーミントロールの父親。シルクハットがトレードマーク。不器用でそそっかしい一面がある。家族思いの優しい父親。
リトル・ミイ(朴璐美)
ムーミントロールの友人。自分勝手で荒っぽい性格。思いのまま行動に移す。タマネギ型の髪型がトレードマーク。
ムーミンママ(朴璐美)
ムーミントロールの母親。料理が得意。どっしりと構え、皆をそのまま受け入れてくれる大きな器の持ち主。
ヘムレン(森川智之)
冬が大好き。行動力溢れる人物で、人の話をあまり聞かない。ムーミン谷に暮らす皆に、クリスマスを教える。

映画『ムーミン谷とウィンターワンダーランド』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ムーミン谷とウィンターワンダーランド』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ムーミン谷とウィンターワンダーランド』のあらすじ【起】

ムーミンは親友のスナフキンと一緒に帆船を作って遊ぶため、川へと出かけた。スナフキンは毎年秋になると旅に出ており、今年ももうすぐ旅立つ予定だった。スナフキンは旅に出て1人で過ごし、新しい道を探索するつもりだった。ムーミンは友人との別れを寂しく思った。

ムーミン谷に冬の気配が近づき始めた。冬になっても枯れない木は、トウヒという木だけだった。トウヒは一年中青々とした葉っぱを茂らせていた。ムーミン谷に魔物のモランがやってきた。モランは凍えるような寒さを辺りに撒き散らせた。

ムーミンはムーミンパパと一緒に枯葉を集めた。冬の間、ムーミンママが育てているバラの栄養にするためだった。その他にも、船を仕舞ったり保存食を作ったり、冬に備えてしなければならないことはたくさんあった。

ムーミンママは冬眠に備え、保存食を作った。しかし、トウヒの葉っぱとキノコが足りなかった。ムーミンママはムーミンパパに採って来て欲しいと頼んだ。ムーミンパパはムーミンと一緒に森に向かった。キノコを採取していると、オオカミの鳴き声が聞こえてきた。冬になるため群れで集まっているのだ。ムーミンは襲われるのではないかと怯えた。

雪が降り始めると、ムーミン一家は冬眠に備えて家の大掃除を始めた。掃除が終わった頃、ムーミンはカーテンを開けて窓の外を見た。すると、雪が降り、地面は白くなっていた。ムーミン一家はベッドに入り、眠りについた。

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映画『ムーミン谷とウィンターワンダーランド』のあらすじ【承】

ムーミンは家の外にいた。誰一人おらず、辺りはシーンと静まり返っていた。ムーミンは心を落ち着かせるため、波の打ち寄せる音を聞きに行った。しかし、海が凍っており、音を聞くことはできなかった。

ムーミンは辺りを彷徨い歩き、氷姫の姿を見かける。ムーミンは彼女が寒さを運んでいるのだろうと予測した。氷姫は静かに移動すると、リスを凍らせた。怯えたムーミンは目を覚ました。今まで見ていたのはムーミンの夢だった。

ミムラ族の女の子であるリトル・ミイは、姉と一緒に洞窟で眠っていた。しかし、リスがやって来て起こされてしまう。リトル・ミイは目が覚めてしまったため、段ボールを使って丘を滑って遊んだ。その時、スキーをしているヘムレンというおじさんに出会う。

ヘムレンは、冬眠は危険なことだとリトル・ミイに教えた。長く眠っていると、骨も筋肉も弱ってしまうからだった。ヘムレンはリトル・ミイと一緒にムーミンを起こしに行った。その道中、ヘムレンはクリスマスの話をした。リトル・ミイはクリスマスを知らなかったため、ヘムレンの話に興味を持った。

ヘムレンはムーミン一家を起こし、クリスマスのことを話した。ムーミン一家はクリスマスが何か分からなかったが、とりあえず御馳走やプレゼントの準備を始めることにした。ムーミン一家はクリスマスという人物が来ると誤解していた。

映画『ムーミン谷とウィンターワンダーランド』のあらすじ【転】

ムーミン一家の家に小包が届く。中に入っていたのは、小動物のニブリングだった。ニブリングは邪魔になるからと母に追い出されてきたのだった。ムーミンママはニブリングと一緒に友人のフィリフヨンカの元に行き、クリスマスについて教えてもらった。その時、フィリフヨンカが1人でいると知り、ムーミンママは家に招くことにした。

ムーミンはムーミンパパの水浴び小屋を訪れた。そして、冬の間その小屋で暮らしているおしゃまさんという人物に出会う。おしゃまさんの周囲には、冬にしか姿を見せない不思議な生き物とムーミンのご先祖様がいた。ムーミンは一旦家に帰り、ご先祖様について調べた。その時、ムーミンは照明に被せていた網に、ご先祖様が絡まっていることに気づく。ムーミンはご先祖様に話しかけた。

犬のめそめそはお腹を空かし、ムーミンの家を訪ねた。ムーミンはめそめそを招き入れ、一緒に食事を食べた。美味しい食事に感動しためそめそは、兄弟と呼ぶほど慕っているオオカミにも食べてもらいたいと思うようになる。めそめそはオオカミに会いに行くことにした。すると、体を動かしたいヘムレンが、一緒に行くと言い出した。めそめそは人の話を聞かないヘムレンにウンザリし、1人で移動することにした。

ムーミンパパはクリスマスツリーがどこに生えているどんな木なのか、本を読んで調べることにした。本には、クリスマスツリーは冬でも枯れない針葉樹で、トウヒや松の木のことである。自然から盗めばその家に幸福をもたらすと書かれていた。

映画『ムーミン谷とウィンターワンダーランド』の結末・ラスト(ネタバレ)

ムーミンはプレゼントを用意するにあたって、クリスマスという人物がどんな人なのか想像した。しかし、どういう人物か結論は出ず、どんなプレゼントを贈れば良いのか分からなかった。そこで、ムーミンはおしゃまさんに相談することにした。おしゃまさんは自分が欲しい物を贈ることを提案した。ムーミンが今一番欲しいのは、太陽だった。

おしゃまさんは目に見えない不思議な生き物と、毎年かがり火を用意していた。かがり火をすれば、太陽が戻ってくるかもしれなかった。おしゃまさんはムーミンに薪集めの手助けを頼んだ。ムーミンは了承し、おしゃまさんと一緒に木材を集めた。その途中、ムーミンはムーミンママ達と一緒に、ムーミンパパが伐採してきたトウヒの木の飾りつけも行った。

めそめそはオオカミの群れを見つけ、クリスマスパーティーに誘った。しかし、食べられそうになってしまう。そこで初めて、オオカミと仲良くなるのは無理だと気づく。めそめそが助けを求めて叫んだとき、ヘムレンが助けに現れる。ヘムレンは火を使ってオオカミの群れを追い払った。めそめそはヘムレンに感謝した。

ムーミン達はかがり火を焚いた。すると、火を求めてモランがやってくる。ムーミン達はモランが放つ冷気から逃れるため、洞窟に逃げ込んだ。モランはただ温まりたいだけなのだが、触れると火が消えてしまうため落ち込んでいた。

ムーミンは家に帰り、皆でクリスマスが来るのを待った。しかし、クリスマスは現れなかった。ムーミンはクリスマスのことを気にしながらも、皆でパーティーを楽しんだ。ムーミンママ達も幸せな気持ちになるが、準備を頑張ったためへとへとになっていた。ムーミンママ達はベッドに入り、ムーミンはご先祖様や流しの下の生き物に食事を渡した。

ムーミンは太陽が夏の温かい空気を運んできてくれる夢を見た。目を覚ますと、太陽が輝いていた。ムーミンはおしゃまさんに会いに行った。その後、ムーミンは体験した冬の出来事を思いながら眠りについた。

映画『ムーミン谷とウィンターワンダーランド』の感想・評価・レビュー

サラ・オレインが歌う主題歌がとても美しく、幻想的な物語に合っていたと思う。初めてクリスマスを知ったムーミン谷の住民が、右往左往する様子がとても可愛かった。ただ、スナフキンやスニフなどお馴染のキャラクター達がほとんど出て来なかったのが寂しかった。スナフキンがクリスマスを知ったらどんなことを述べるのか、見てみたかったなと思う。日本語の吹き替えをしている森川智之と朴璐美が凄かった。森川さんは5役、朴さんは13役に挑戦しているのだが、全く違和感を感じなかった。(MIHOシネマ編集部)

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