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映画『マザーウォーター』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『マザーウォーター』の概要:とある町で暮らしている、男女7人の何気ない日常を描いている作品。セツコはウイスキーバーを、タカコは珈琲店を、ハツミは豆腐屋の店員として働いていた。そこに、町に暮らす住人達が足を運び、7人の男女が交流を深めるようになる。

映画『マザーウォーター』の作品情報

マザーウォーター

製作年:2010年
上映時間:105分
ジャンル:ヒューマンドラマ
監督:松本佳奈
キャスト:小林聡美、小泉今日子、加瀬亮、市川実日子 etc

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映画『マザーウォーター』の登場人物(キャスト)

セツコ(小林聡美)
ウイスキーバーの店主。物臭な性格で、気の向くままに行動を起こす。ウイスキーバーを始めたのも、他に商品を提供するのが面倒くさいからだった。
タカコ(小泉今日子)
珈琲店の店主。1杯ずつ珈琲をハンドドリップで淹れて提供している。
ヤマノハ(加瀬亮)
家具工房の職人。真面目な好青年。セツコのウイスキーバーの常連。
ハツミ(市川実日子)
豆腐屋の店員。朝早くから起きて豆腐を作っている。タカコの珈琲店に偶然立ち寄り、店主のタカコと仲良くなる。
ジン(永山絢斗)
銭湯のバイト。変化することを極端に恐れており、町に留まっている。マコトと友人関係。
オトメ(光石研)
銭湯の主人。のんびりとした性格。タカコの珈琲店で小説を読むのが日課となっている。
マコト(もたいまさこ)
町をよく散歩している女性。オトメの銭湯に頻繁に通っている。ポプラという名前の赤ちゃんを預かり、よく世話をしている。

映画『マザーウォーター』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『マザーウォーター』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『マザーウォーター』のあらすじ【起】

セツコが営むウイスキーバーに、家具職人のヤマノハが客として訪れる。ヤマノハはセツコに挨拶した後カウンターに座るが、突然椅子が壊れて崩れ落ちてしまう。セツコは椅子ががたついていたことを知っていたので特別驚く様子もなく、ヤマノハが怪我をしていないか心配した。ヤマノハは呆れ果てながらも、明日椅子を直しに来ることを約束した。そして、別の椅子に座り、ウイスキーを注文した。

ハツミが働いている豆腐店に、年配の女性(マコト)が客として訪れる。マコトから店先で豆腐を食べたいと言われ驚くが、ハツミはすぐに気を取り直し、店の中からベンチを持ってきた。マコトはベンチに座って豆腐を食べると、嬉しそうにハツミの顔を見て頷いた。そこに、マコトの知り合いの青年(ジン)が通りかかる。マコトはジンをベンチに座らせると、豆腐を一丁注文した。ジンは突然のことに戸惑うが、美味しい豆腐を食べて笑顔になった。

セツコは椅子の修理のお礼に、ヤマノハにサンドイッチを御馳走した。ヤマノハはサンドイッチを一口食べた後、店で出せばいいのにと呟いた。だが、セツコは軽食を店で出す気はなかった。2人で他愛のない話をしている最中に、ヤマノハは庭先に植えてある木の名前を尋ねた。だが、セツコは適当に植えただけなので、木の名前を覚えていなかった。ヤマノハはセツコのいい加減さを笑った後、セツコの適当は適当じゃないと思うと、哲学的な言葉を呟いた。

映画『マザーウォーター』のあらすじ【承】

ハツミは散歩途中に香った珈琲の匂いにつられ、珈琲店に足を踏み入れる。通りの匂いと珈琲の匂いが混ざり、素敵な匂いに感じたのだ。その時、ハツミは昔から住んでいる人も同じことを思うのか疑問を抱く。店主のタカコはハツミの話を、微笑みながら聞いていた。

マコトは銭湯を訪れ、番頭をしているジンに挨拶をした。傍で赤ちゃん(ポプラ)が寝ていたため、顔を覗き込んで嬉しそうに微笑んだ。ポプラは日々成長しており、顔つきが人間らしくなっていた。その後、ジンが銭湯の前のベンチで休憩をしていると、銭湯の店主であるオトメが戻ってくる。オトメから引っ越さないのか問い掛けられるが、ジンは頑なな態度で引っ越さないと答えた。ジンは変化することを恐れていた。

ハツミは初めてセツコの店を訪れ、ウイスキーしか置いていないことに驚く。だが、すぐに気を取り直し、水割りを注文した。ハツミはウイスキーを一口飲み、嬉しそうに微笑んだ。ヤマノハはハツミの顔に見覚えがあり、声を掛けた。ハツミは豆腐屋で働いていることを話し、気になっていた店にやっと来れたことを打ち明けた。ヤマノハが豆腐屋なら朝早そうだと呟くと、ハツミはやることがあるから目が覚めるのだと照れくさそうに答えた。ハツミはなぜウイスキーしか置いていないのか、セツコに疑問を投げかけた。セツコの答えは、横着をしたからだった。

映画『マザーウォーター』のあらすじ【転】

タカコは豆腐屋を訪れ、店員がハツミだったことを知り、驚きの声を上げる。ジンが店先で豆腐を食べている姿を見て、タカコは豆腐を一丁購入してベンチに座った。タカコはのんびりと町の景色を見ながら、豆腐を食べた。

オトメは珈琲店を訪れ、小説を読みながら珈琲を飲んだ。タカコに毎日珈琲を同じように入れられるのか尋ねると、タカコは絶対に作れないと答えた。だが、その作れないのがいいのだと微笑んだ。オトメはタカコの美味しい珈琲を飲みながら、自分ではちょうどいい感じに作れないのだと愚痴を零した。タカコは豆や淹れ方、場所を変えればいいのだとアドバイスを送った。オトメは場所について今まで考えたこともないことだったので、驚きの声を上げた。タカコは最後に、この辺に住んでいれば大丈夫だと微笑んで会話を締め括った。

ジンがウイスキーバーを訪れると、マコトの姿があった。マコトはオトメとポプラも誘ってくればいいのにと声を掛けた。ジンは戸惑いながら、バーに子供を連れてくるのはよくないのではと呟いた。ジンは真っ当な考えを言っただけだと思っていたが、マコトはジンの考えを不思議がり、面白い子だと笑いだした。

ハツミはタカコに誘われ、夕食を御馳走になる。日常生活が見えない人だったので、料理ができることに驚いた。タカコは食べたい物しか作れないのだと謙遜するが、ハツミはたまに作ろうと思っていた物とは別の料理ができるので、羨ましく感じた。そんなハツミを見て、タカコは豆腐を作っていることを指摘した。話をしている内に、ハツミは子供の頃から豆腐が好きだったことに気づく。豆腐が好きだから、豆腐が上手に作れたのだ。

映画『マザーウォーター』の結末・ラスト(ネタバレ)

ヤマノハがバーでウイスキーを飲んでいると、セツコから携帯電話を使っているところを初めて見たと指摘される。ヤマノハは会社の同僚が突然失踪したため、探していることを打ち明けた。同僚が無事でいるのか心配する気持ちもあったのだが、ヤマノハはどこかワクワクした気持ちを抱いてしまったことに罪悪感を感じていた。だが、セツコはヤマノハの気持ちを否定せず、人には誰にでもあることだと思うと伝えた。そして、思ってしまったことをシンプルに受け止めればいいのだとアドバイスを送った。

セツコが店先で豆腐を食べていると、マコトがポプラを連れて訪れる。先にベンチで豆腐を食べていたタカコやハツミと一緒に、ポプラの愛くるしい表情を見て和やかな時間を楽しんだ。その頃、オトメはジンに町を出て行くことを勧めていた。ジンはその提案を聞き流し、次のバイトが変な人だったらどうするのか問い掛けた。オトメは穏やかな表情で、面白いと思えばたいしたことではないと答えた。

失踪した同僚がヤマノハに連絡をしてきた。ヤマノハはたいして親しくもなかった同僚が、自分に連絡をしてきたことに疑問を抱く。セツコに会いに行くことを勧められるが、未だに罪悪感を抱いていたため、会うのを躊躇っていた。だが、セツコからもっと気楽に考えればいいのだと背中を押され、ヤマノハは同僚に会いに行くことを決める。

ジンはマコトと川辺で座り込み、ゆったりとした時間を過ごしていた。すると唐突に、ジンが決めていいのだと言われる。自分で決断すれば、どうなっても楽しむことができるのだ。ジンがそれでも決断できずにいると、一度失敗してみればいいのだと励まされる。

ジンが銭湯の仕事を辞めた。オトメはバイトの募集を出していたが、まだ誰も雇ってはいなかった。マコトは楽しそうな顔で、次もジンのような発展途上の子供がくるのだろうかと思いを巡らせた。

タカコとハツミはポプラを連れ、セツコの店を訪れた。その時、ハツミが以前暮らしていた町が今住んでいる町と似ていることを知り、3人で出かけることを思い立つ。そこに、ポプラの母が訪ねてくる。

映画『マザーウォーター』の感想・評価・レビュー

感想というのは観る側の心や体の状態に大きく左右される。あらためてそんなことを思ったのは、以前「癒される」と思って好意的な印象を持っていたこの映画を観返した時だ。
例えるなら、パンがなくて困っている時に「お菓子を食べればいいじゃない」と言われてる気分になるというか…なにかと鼻につくのだ。しかしそれは今こちらにパンがないからで、もし十分なパンがあれば「そうだねお菓子いいよね」と思えるのだ。
というわけで多分この作品は悪くない。こちらに余裕がないのだ、今は。
ただ子供を飲み屋に連れて行くのは今も昔もNGです。(男性 40代)

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ局の映画番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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