映画『ジム・キャリーはMr.ダマー』の概要:本作は、1995年9月15日公開のドタバタコメディ映画です。普通のコメディ映画と違い突っ込みのいないままストーリーが進んでいく展開は観るものに休憩の暇を与えません。ジム・キャリーはこの役の為に前歯をわざと欠けさせてまで役に挑みました。
映画『ジム・キャリーはMr.ダマー』の作品情報
上映時間:105分
ジャンル:コメディ
監督:ピーター・ファレリー
キャスト:ジム・キャリー、ジェフ・ダニエルズ、ローレン・ホリー、カレン・ダフィ etc
映画『ジム・キャリーはMr.ダマー』の登場人物(キャスト)
- ロイド・クリスマス(ジム・キャリー)
- 本作の主人公です。かなり間抜けで頭の回転が物凄く遅いですが、ピュアな心の持ち主で憎めない役柄です。メアリーに好かれようと彼女が空港に置いていってしまったカバンを届けようと帆走します。
- ハリー・ダン(ジェフ・ダニエルズ)
- ロイドの親友で彼の補佐役を務めると思いきやロイドと同レベルのかなりの間抜けであり、ロイドの熱意に負けてメアリーを追いかける手伝いをします。
- メアリー・スワンソン(ローレン・ホリー)
- 知らぬ間にロイドに好かれてしまっていたある意味不運な女性です。家族の誰かを悪党に誘拐されてしまい身代金を要求されています。
- ジョー・メンタリーノ(マイク・スター)
- 悪党のボスの手下であり、子分を引き連れて身代金の回収に向かいますが身代金の入ったバッグをロイドに奪われてしまいロイド達を追跡します。
- ニコラス・アンドレ(チャールズ・ロケット)
- メアリーと同じ団体で働いてますが実はメアリーの家族を誘拐した真犯人であり、ジョーに指示を出します。
映画『ジム・キャリーはMr.ダマー』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ジム・キャリーはMr.ダマー』のあらすじ【起】
タクシーの運転手のロイドは、今日もミミズのお店を開くという夢に向かって働いています。この日は予約のお客さんがおり迎えに向かったロイドですが、その予約客のメアリーに一目惚れしてしまいます。メアリーはそんなことも露知らずロイドに空港まで向かってくれとお願いします。空港に着いたロイドはメアリーにハグを強要し、メアリーもそれにしぶしぶ応じるのでした。
そしてロイドと別れたメアリーは乗り場に向かう途中でなぜかカバンを床に置いてそのまま立ち去ってしまいます。それを見たロイドはメアリーが忘れ物をしたと思い込みそのカバンを走って拾い上げメアリーに届けようとしますが、時はもうすでに遅くメアリーは飛行機に乗って飛び去ってしまいます。ロイドは仕方なくメアリーのカバンを持って帰りますがその様子を見ていた二人組がいたのでした。
実はそのカバンは大金の入ったカバンであり、メアリーは悪党に家族の誰かを誘拐されておりその身代金の受け渡しをする為にわざとカバンを置いたのでした。そしてその身代金を受け取る筈だった二人組はまんまとロイドに身代金の入ったカバンを持ち去られてしまうのでした。
映画『ジム・キャリーはMr.ダマー』のあらすじ【承】
カバンを持ち帰ったロイドは親友でありルームメイトのハリーにカバンの事とメアリーのことを相談します。しかしハリーは「そんな飛行機で向かうほど遠いところに行くお金はないしメアリーがそれで振り向くはずがない」と言います。それでもメアリーを追いかけると言い張るロイドの熱意に負けてハリーはロイドと共にメアリーにカバンを渡しに行くことを決意します。
その頃、悪党の二人組がロイドたちを見張っており、ロイドたちが車でどこかへ向かったのを見て追跡を開始します。悪党二人組のうちの一人のジョーは知恵をめぐらせある作戦を考え付きます。ロイドたちの先回りをして車が故障してるふりをし、ロイドたちにヒッチハイクしてもらいロイドたちの車に乗せてもらおうという作戦です。上手くいくはずがないと思われた作戦ですがまんまと罠にはまったお人好しのロイドたちはジョーを車の中に乗せてしまいます。ジョーはロイドたちをそのまま射殺してカバンを奪い返そうとしますがロイドたちが他のヒッチハイカーも大量に乗せてしまいそのチャンスがこないまま時間が過ぎていきます。
映画『ジム・キャリーはMr.ダマー』のあらすじ【転】
他のヒッチハイカーが全員降りてジョーとロイドたちの三人だけになり、ファストフード店に来ました。ロイドたちはジョーがトイレに行っている間にいたずらで激辛スパイスをバーガーに投入しました。それを知らないジョーは激辛スパイス入りのバーガーを行き追いよく頬張りそのまま卒倒しました。ロイドたちに助けを求め、薬を要求すると、ロイドの手には、ジョーが毒殺しようと持ってきていた薬のケースがありました。ロイドたちはもちろんそのことを知らないのでそのままその薬を飲ませるとジョーの息の根が途絶えました。ロイドたちは、ジョーに脈がないことを悟ると店からそのまま走って逃げました。
ロイドたちは何とかメアリーのいる町にたどり着きました。そしてロイドたちはいつものようにささいな言い争いをしていると、その拍子に開いたカバンから大量の札束が出てきました。ロイドたちは大歓喜して抱き合いました。
映画『ジム・キャリーはMr.ダマー』の結末・ラスト(ネタバレ)
その札束入りのカバンを持ってロイドたちは、全額豪遊に使ってしまいます。そしてカバンの中にはレシートだらけになりました。そして遊び倒していい頃合になった頃にロイドはメアリーのところに行き、空港で君が落としたカバンを拾って届けにきた事を伝えます。たいそう喜んだメアリーはロイドの元に向かいますが、ロイドの部屋に着きカバンの中を見た瞬間にその中身がレシートだけなのを見て驚愕します。
その時、ロイドとメアリーを追跡していた悪党の親玉のニコラスがロイドの部屋に押し入り拳銃で二人を脅し二人をベッドにくくりつけてしまいます。しかしカバンの中のレシートの山を見たニコラスは怒り、二人を撃ち殺そうとしますがハリーが二人を助けに部屋にやってきました。しかしハリーも難なく捕まり万事休すと思われましたが、ロイドたちとメアリーを見張っていた警官隊が突入し、三人は助かりニコラスは逮捕されました。
誘拐されていたメアリーの家族も無事保護されましたが、なんと誘拐されていたのはメアリーの夫でした。恋敗れたロイドはハリーに慰められながら家路に着きました。その途中、セクシーな美女軍団が通りがかり、二人に「私たちにオイル塗りをしてくれる男性を二人探している」と言いました。しかし二人は自分たち二人のことを言っているとは思わずに、男性がいそうな場所を教えて立ち去り、二人仲良く家に向かうのでした。
映画『ジム・キャリーはMr.ダマー』の感想・評価・レビュー
二人のどちらかが冷戦沈着なタイプで、もう一人の言動に振り回される、というのが一般的な映画だと思う。しかし、この映画の主人公のロイドと親友のハリーは、どちらも抜けている。最後までツッコミながら見られて、おもしろい作品だった。ある意味体力がいる映画だったと思う。ロイドもハリーも良い奴で、憎めないキャラクターだった。ジム・キャリーのコミカルな演技は、素晴らしく上手かった。さすがだと思う。楽しくて、なんだか元気がもらえる作品。(女性 30代)
おバカで最悪なのにどこか憎めない2人組のロードムービー。ジム・キャリー演じるロイドの歯抜け姿。これがとにかくおバカに見えるんです。実際に自分の歯を抜いて撮影したなんて噂もあるくらい。
ロイドとハリーの凸凹さがとにかく面白くて、ロイドの勘違いのせいで悪い方向に行ってしまったり、これって笑えるの?とかなりブラックなジョークも盛り込まれているのでヒヤヒヤしながら見てしまいました。とにかく笑えてストレス発散になるので、家族みんなで見て欲しいです。(女性 30代)
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