映画『ザ・フライ2 二世誕生』の概要:本作は、1989年5月3日公開されたSFホラーです。本作監督のクリス・ウェイラスは今作が初監督です。本作では一作目のザ・フライの主人公のハエの遺伝子を受け継ぐ息子の人生について描かれています。
映画『ザ・フライ2 二世誕生』の作品情報
上映時間:105分
ジャンル:SF、ホラー
監督:クリス・ウェイラス
キャスト:エリック・ストルツ、ダフネ・ズニーガ、リー・リチャードソン、ジョン・ゲッツ etc
映画『ザ・フライ2 二世誕生』をフルで無料視聴できる動画配信一覧
U-NEXT | ◯ |
---|---|
Hulu | × |
Amazonビデオ | ◯ |
dTV | × |
TELASA | × |
TSUTAYA DISCAS | ◯ |
ビデオマーケット | × |
Netflix | × |
※動画の配信情報は2022年5月時点のものです。配信状況により無料ではない場合があります。最新の配信状況は各動画配信サービス(VOD)の公式サイトでご確認ください。
映画『ザ・フライ2 二世誕生』の登場人物(キャスト)
- マーティン・ブランドル(大人:エリック・ストルツ / 3歳:ハーリー・クロス / 2歳:マシュー・ムーア)
- 本作の主人公でハエの遺伝子を持つ男。彼は医者からは世界でも二人しかいない難病であると告げられています。もちろんそのもうひとりは父親であるがマーティン本人も事実は知りません。
- ベス・ローガン(ダフニ・ズーニガ)
- マーティンが勤めている会社の社員で恋人の女性です。マーティンの素性を知らないが彼の猛烈なアプローチによってお互いが惹かれあう存在になりました。
- アントン・バートック(リー・リチャードソン)
- マーティンの会社の社長で父親的存在ですがマーティンのことは実験材料としか思っておらずテレポッドの開発に利用しようとしています。
- スタシス・ボーラン(ジョン・ゲッツ)
- 一作目の主人公にこっぴどくやられ、元恋人も奪われた不運な男です。今作ではマーティンに重要なアドバイスをする役柄を演じています。
映画『ザ・フライ2 二世誕生』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ザ・フライ2 二世誕生』のあらすじ【起】
マーティンはバードック産業の研究室で産まれたハエの遺伝子を持つ人間です。母親はマーティンが産まれた時に亡くなりました。また父親は自らが開発したテレポッドと呼ばれる空間移動装置を完成させた後、醜い姿に変貌し亡くなってしまいます。両親が居ない彼には、社長のバードックが父親のような存在になっていて、信頼できる存在です。
一方、バードックはマーティンの驚異的な成長の早さや天才的な頭脳に興味を持っており、マーティンを素晴らしい研究対象としてみていました。また、バードッグはテレポットの開発に躓いていたのでマーティンの素晴らしい才能をこの開発に活かそうと考えていたのでした。日に日に成長していくマーティンにバードックは研究者として働くことを提案します。バードックの思惑など何も知らないマーティンは、研究者になることを受け入れます。
研究者になったマーティンは、父親やテレポッドの研究について知ると早速、コンピュータープログラムの研究に取り掛かりました。
映画『ザ・フライ2 二世誕生』のあらすじ【承】
研究が進んでいたある日の夜、マーティンは違う研究室を訪れるとベスという研究員の女性に出会います。ひと目で恋に落ちたマーティンはベスにアプローチしました。ベスが夜になるとマーティンの研究室へ訪れました。こうして二人の仲はすぐに深まっていきました。しかし、研究が進むのと同時にマーティンの身体はその間にも少しずつ変化していました。
ベスとの関係は簡単なものではありませんでした。ベスとマーティンの恋仲がバードックに見つかるとすぐにベスは遠方の町まで部署を移動されてしまいます。マーティンは怪しく思い自分の部屋が監視されていることに気が付きました。すぐに会社の監視室へ向かうと自分の部屋の映像がありました。それだけではありません、バードックが保管している資料の中には研究所だけでなく父親の資料も保管されていました。父親の醜くなった姿を見てバードックが信じられなくなったマーティンは会社から飛び出しベスの元へ行きました。
映画『ザ・フライ2 二世誕生』のあらすじ【転】
マーティンとベスは父親のことを知っている唯一の存在であるスタシスの元へ向かうことを決意します。スタシスに会うことが出来た二人は、マーティンの父親のことや母親のことについて詳しく知る事が出来ました。始めは父親にこっぴどくやられたことを怨んでいたため拒否していたスタシスでしたが二人の熱意に負けたようで車まで貸してくれました。二人は追ってから逃れ一息つくためにモーテルへと向かいました。
モーテル到着後、マーティンは自分の身体に新しい異変を感じてきました。それは今までと違い自分の身体が治っていく感覚であり、自分が進化していくのを感じました。そのマーティンの変貌する姿に限界を感じたベスは研究所に連絡し、マーティンを引き取ってもらうのでした。引き取ってもらう時のマーティンはすでに異変どころではなく、昆虫の繭のような姿に変貌していました。研究員たちもその姿には驚きを隠せず防護服を着用してマーティンを保護するのでした。
映画『ザ・フライ2 二世誕生』の結末・ラスト(ネタバレ)
研究所に到着したマーティンを科学者たちはすぐさま調査し始めました。その裏でバードックはマーティンがプログラミングを完成させたテレポッドを使用しようとしますがマーティンが特殊なプロテクトをかけており、マーティン以外は使えないようになっていました。マーティンは繭になっておりプロテクトを解けないため、バードックは腹を立てマーティンの彼女のベスにきつく問い詰めました。
そしてその時、マーティンの繭が心臓の鼓動を止めました。調査を始めた科学者ですが、その後ろで完全体となったマーティンが繭を突き破り科学者に襲い掛かり殺害しました。マーティンの姿はすでに人間の面影はなくおぞましく巨大なクリーチャーに成り果てていました。
その後もマーティンは大量の人間を殺害しながらテレポッドの元に向かいました。テレポッドの元にはバードックとベスと警備の人間が数名いました。マーティンはすぐさま警備の人間を世にもおぞましい殺し方で殺害し、バードックとベスの元に向かいました。バードックからベスをすぐに奪い返したマーティンはバードックを抱えたままテレポッドが接続してあるパソコンを操作しはじめました。パソコンのプロテクトを解き、何かのプログラムを実行したマーティンはテレポッドの方に向かい、バードックと共にテレポッドに入ってくのでした。実はマーティンは人間に戻る方法を知っており、その方法とは健康な人間と共にテレポッドに入り転送することでその人間と自分のハエの遺伝子を交換して治癒する方法でした。
テレポッドから出てきた二人はおぞましい物体に包まれてましたがなんとマーティンは綺麗な元の人間になっていたのでした。バードックはおぞましく動くことも不自由なクリーチャーと成り果てていました。そしてバードックはその後殺処分されることもなく、永遠に研究所で実験動物として苦しみながら生きるのでした。
映画『ザ・フライ2 二世誕生』の感想・評価・レビュー
前作で死亡した科学者セスと恋人の女性記者ロニーとの間に生まれた息子マーティンの話。
ハエ男としての遺伝子もしっかり受け継がれており、おまけに科学者としての才能も父譲りだ。
前作同様に本作でも、”愛”が描かれつつ、人間の精神的な部分が掘り下げられていて、より一層深みが感じられた。
前作よりグロテスクな特殊メイクや演出に磨きがかかり、ストーリーもパワーアップしているところが見どころである。CGを使わずにここまで表現できる凄さを見せつけられた。(女性 20代)
物質転送機の手違いで生まれてしまったハエ男の物語「ザ・フライ」の続編。
前作のハエ男のDNAが実は残されていて、その卵から子どもが産まれるというところから物語が始まる。
その子どもはマーティンと名付けられ、脳も身体も以上に成長が早い。そして研究対象として、常に監視下に置かれていた。
しかし、育ての親とも言うべき、研究所所長のバートックが自分をモルモットとしてしか見ていなかったことを知ると、不信感が募り、復讐を考えるのだ。
グロテスクなシーンもある反面、こうした人間の愚かさがドラマとして、物語に組み込まれている。欲張りには必ず罰が当たるのだ。(男性 40代)
今作の主人公は前作でジェフ・ゴールドブラムが演じたセスの息子マーティン。前作のラストでセスは死んでしまったため、マーティンは自分の父親がハエ男であったこと、そして自分の病気が父の遺伝であることを知らずにいました。
何も悪いことをしていないのにハエ男となってしまうマーティンはとても可哀想でしたが、周りの人間の醜さや愚かさを浮き彫りにさせるストーリー展開は考えさせられるものがありました。
過激でグロテスクな描写も多いので驚きますが、前作同様かなり楽しめる作品です。(女性 30代)
関連作品
前作 ザ・フライ
みんなの感想・レビュー