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映画『Mr.BOO!インベーダー作戦』あらすじとネタバレ感想

映画『Mr.BOO!インベーダー作戦』の概要:1978年制作の香港映画(原題:売身契)。人気コメディシリーズMr.Boo!シリーズの第二作でホイ3兄弟のドタバタ劇を描く。監督・脚本・主演は長男のマイケル・ホイが担当。

映画『Mr.BOO!インベーダー作戦』 作品情報

Mr.BOO!インベーダー作戦

  • 製作年:1978年
  • 上映時間:97
  • ジャンル:コメディ
  • 監督:マイケル・ホイ
  • キャスト:マイケル・ホイ、サミュエル・ホイ、リッキー・ホイ、バオ・ツイリン etc

映画『Mr.BOO!インベーダー作戦』 評価

  • 点数:75点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★★☆

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映画『Mr.BOO!インベーダー作戦』 あらすじ(ストーリー解説)

映画『Mr.BOO!インベーダー作戦』のあらすじを紹介します。

香港TV局マウスTVに契約をしているタレントのチ・マン(マイケル・ホイ)。
彼は8年契約をしているのにも関わらず、1年経過しても何の仕事ももらえずにいた。

そんなある日キャットTV曲からクイズの司会の仕事を請け負う。
これが中々人気を博し、チはマウスTVに契約解除を申し出る。
しかしあと7年も残っているとこいことで即座に却下されてしまった。
そこでチは自称発明家の弟チョンボと共にマウスTVに忍び込み、金庫から契約書を盗み出す計画をする。

返送して侵入し契約書を持ち出したもののボディガードに見つかり、逃走。
チョンボは咄嗟に隠れた金庫に閉じ込められてしまう。
チョンボの彼女は兄のミヤケのロンと手品師としてショーをして稼いでいた。
チ・マンはロン兄弟のところに行き金庫を開けてくれと懇願する。

その間にもボディガードに追われているチは再び逃走、逃げ込んだ場所は生放送の番組だった。
はちゃめちゃになった番組だったが、弟が作った謎の笑いガスを仕掛けたため会場は大爆笑。
このことがきっかけでマススTVの会長から局長になってくれないかと頼まれるのだった。

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映画『Mr.BOO!インベーダー作戦』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『Mr.BOO!インベーダー作戦』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

ホイ三兄弟の魅力全開の映画

1980年代の日本でジャッキー映画に匹敵するほどの人気を博したシリーズといえばMr.Booである。
監督から製作、主演までこなしたマイケル・ホイは香港でも人気のコメディスターでありホイ三兄弟としても有名。
弟のチョンボ役のリッキー・ホイは霊幻道士でも有名な俳優でとぼけたほわんとした顔立ちが人気である。三男サミュエル・ホイは兄弟の中でも二枚目。
甘いマスクに似合う歌唱力で歌手としても人気がある。芸能界で活躍しているのは3人だけだが本当はもっと兄弟がいるそう。家族全員たげい多才なのであろう。

広川太一郎氏絶品の吹き替え

香港映画で大事なのは吹き替え。特にこの時代の香港映画界は俳優と広東語の吹き替え氏が別にいて、俳優そのものの声では無いことが多い。
つまり出ている役者と声は別人と言うことである。
恐らく仕事を分散させて活躍させるという意味合いであるだろうが、中々日本では考えにくい。
結局好きな俳優の声では無いなら吹き替えでみたほうが面白い。
Mr.Booのインベーダー作戦からは主役のマイケル・ホイの吹き替えは広川太一郎氏が務めている。
これが本当に面白い。
ペラペラと捲し立てる話し方に、ピンチの時でもギャグをしゃべりまくり日本公開オリジナルの作品を作り上げてしまった。
顔に合っている声に吹き替えの台詞がおもしろく、当時はかなり話題になった。
本作品からは是非吹き替えで鑑賞してもらいたい。

わざとらしいセットに愛着

みるのも安っぽいセットが多い映画。
ドリフのコントでも見ているようである。
しかしこの作品に限ってはこれが良い。
なぜか愛着が沸くし、懐かしく気楽に鑑賞しているもののすることができる。
これぞ昭和という雰囲気の映画が好きな人は典型的でベタな笑いはきっと嫌いではないはず。

映画『Mr.BOO!インベーダー作戦』 まとめ

香港映画というものは好みがわかれる。
最近でこそCG処理など進みハリウッドのような迫力や面白さが増えてきたが、80年代というのは社会風刺が反映されているのか恋愛や社会問題を取り上げるドラマはやや暗めの作品が多いのが特徴である。

もしくはカンフー映画、ワイヤーアクション、はたまた香港マフィアがはびこる設定がオオク比較的女性に好まれない傾向がある。
その中でコメディに特化したこの作品は、明るくて馬鹿馬鹿しくお茶の間を和ませた。
そのことは日本で上映したときも同じである。
基本的にはアジア圏ということもあり、笑いのセンスは似ているのかもしれないと思わずにはいられない。
だからこそ日本で数々の香港スターが人気になったのだろう。

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