この記事では、映画『ルチオ・フルチの マーダロック』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『ルチオ・フルチの マーダロック』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0060909
製作年 | 1985年 |
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上映時間 | 92分 |
ジャンル | ホラー スリラー |
監督 | ルチオ・フルチ |
キャスト | オルガ・カルラトス レイモンド・ラヴロック クラウディオ・カッシネリ コッシモ・シニエリ |
製作国 | イタリア |
映画『ルチオ・フルチの マーダロック』の登場人物(キャスト)
- キャンディス(オルガ・カルラトス)
- ニューヨークの名門ダンススクールで、コーチを務めている女性。近々行われる予定のオーディションで有力候補になっている生徒が次々に殺害され、苦悩する。
- ディック(クラウディオ・カッシネリ)
- キャンディスがコーチを務めるダンススクールの校長。スポンサーの依頼で、オーディションの開催が早くなったことをキャンディスに告げる。
- ボルヘス(コッシモ・シニエリ)
- キャンディスの勤めるダンススクールで起きた連続殺人の捜査に当たる警部。スクール内で殺人が起きたことから、内部の犯行ではないかと推理する。
- ジョージ(レイモンド・ラヴロック)
- キャンディスが夢の中で出会った男性。広告のモデルや映画にも出演していた俳優だったが、今は落ち目になり仕事にあぶれている。
映画『ルチオ・フルチの マーダロック』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ルチオ・フルチの マーダロック』のあらすじ【起】
ニューヨークの名門ダンススクール、アーツ・フォー・リビング・センターで、生徒たちが厳しいレッスンに励んでいた。数か月後に開催されるショーのためのオーディションを行なう予定で、女性コーチのキャンディスは生徒たちに檄を飛ばす。
しかし練習を終えたあとキャンディスは、スポンサーたちと話していた校長のディックから、オーディションを2週間前倒しで行うと知らされる。ただでさえ競争意識が激しい生徒たちの中で、良くないことが起きるかもとキャンディスは不安を訴える。
そしてキャンディスの不安は的中し、その夜練習を終えて帰ろうとしていたスーザンという女生徒が殺害されるという事件が起きる。スーザンはクロロホルムを嗅がされ意識を失った上で、鋭いピンで心臓を一突きにされていた。現場に来た警部のボルヘスは、事件が学内の更衣室で起きたことから、内部の犯行ではないかと推理する。
ボルヘスがディックに聞き込みをしたところ、スーザンは生徒の中では優秀なことで知られ、オーディション合格の有力候補だったこという情報を得る。
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映画『ルチオ・フルチの マーダロック』のあらすじ【承】
スーザンに続いて優秀なのはジャニスという生徒だったが、そのジャニスも次の夜、住んでいたアパートで殺害される。事件現場のアパートに来たボルヘスは、ジャニスが飼っていたカナリアがピンで刺されているのを発見する。ボルヘスは犯人が異常な心理の持ち主だと考え、カナリアが死んでいたことは内密にするよう部下に指示する。
一方キャンディスは、見知らぬ男に殺される夢にうなされていたが、ある日その男が写った広告の看板を町で見かけ、気になってその男のことを調べてみる。するとその男はジョージという名で、以前は雑誌のモデルをしたり映画にも出演していた俳優だったが、今は落ち目になって安アパートで暮らしていることと突き止める。
ジョージのアパートに行ったキャンディスは、ジョ-ジと話すうちに次第に打ち解け始め、夢で出会った男とデートを重ねるようになる。キャンディスも若い頃はダンサー志望だったが、バイクに轢かれて足を負傷し、それ以来ダンサーとしての未来を断たれてコーチになっていた。そういった過去を持つ身として、キャンディスは落ち目になったジョージに仕事を紹介すると申し出る。
映画『ルチオ・フルチの マーダロック』のあらすじ【転】
キャンディスは映画関係の知り合いにジョージの仕事を探してもらうが、折り返しの電話で、ジョージは過去に事件を起こしていて仕事に使えないと打ち明けられる。ジョージは未成年の少女と交際していて、その少女が死んだ際に殺人の疑いをかけられたが、証拠がなく不起訴で終わっていた。それ以来、ジョージは業界を干されていたのだった。
そんな中、ダンススクールの有力な生徒が、アルバイトをしていたベビーシッター先の家で殺害される。その家から逃げるように出てきたディックは警察の尋問を受け、自分が家に入った時はすでに死んでいたと訴えるが、容疑者として拘留されることになる。
次々に生徒が殺され、キャンディスも落ち込む日々が続いていたが、ある日ジョージの部屋の引き出しで、クロロホルムの瓶と飾りの付いたピンを発見する。キャンディスは逃げるように部屋を出ると、生徒を殺したのはジョージだとボルヘスに通報する。
映画『ルチオ・フルチの マーダロック』の結末・ラスト(ネタバレ)
そして次の日、生徒たちが帰りキャンディスが練習湯で1人きりになったところに、ジョージがやって来る。キャンディスはあなたを通報したと叫ぶが、ジョージはピンを持ってキャンディスに迫ると、「あんたがピンを引出しに入れたんだな」と言い放つ。
実は生徒たちを殺したのはキャンディスで、自分が叶えられなかった夢を実現しようとしている生徒たちに嫉妬したあげくの犯行だった。そしてキャンディスを轢いたバイクに乗っていたのはジョージで、キャンディスはそのまま逃げ去った男を執念で探し出し、復讐のために殺人犯に仕立て上げようとしたのだ。
キャンディスはジョージに近付き、「生徒を殺したのがあたしでも、あなたは殺人犯として告発されるのよ」と囁くと、ジョージが持っていたピンで自分の胸を刺して自害する。
そこにボルヘスがやって来て、通報に矛盾があったことから(ジャニスの家でカナリアが殺されたという、公表されていない事実を知っていた)、キャンディスが真犯人だと見抜いていたが、「あなたを無罪にする陪審員はいないでしょうね」と、血に濡れたピンを持つジョージに告げるのだった。
映画『ルチオ・フルチの マーダロック』の感想・評価・レビュー
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映画『ルチオ・フルチの マーダロック』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『ルチオ・フルチの マーダロック』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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