映画『マイ・ブラック・ミニドレス』の概要:2011年製作の韓国映画。「宮」で人気を博したユン・ウネを主役に人気女優4人を集めた韓国版SATCと注目された作品。大学で知り合った4人組が卒業後夢と理想に苦しむ姿を描いている。
映画『マイ・ブラック・ミニドレス』 作品情報
- 製作年:2011年
- 上映時間:108分
- ジャンル:ヒューマンドラマ
- 監督:ホ・インム
- キャスト:ユン・ウネ、パク・ハンビョル、チャ・イェリョン、ユ・インナ etc
映画『マイ・ブラック・ミニドレス』 評価
- 点数:70点/100点
- オススメ度:★★★☆☆
- ストーリー:★★★☆☆
- キャスト起用:★★★★☆
- 映像技術:★★★☆☆
- 演出:★★★☆☆
- 設定:★★★☆☆
[miho21]
映画『マイ・ブラック・ミニドレス』 あらすじ(ストーリー解説)
映画『マイ・ブラック・ミニドレス』のあらすじを紹介します。
大学の演劇映画学科で知り合った4人は、在学中いつも一緒に行動する仲良し4人組だった。
それぞれ夢や憧れはあったものの、現実がそんなに甘くないことも知っている彼女らはお互いに聞くことも話すことも避けていた。
そんな彼女たちも卒業し、自分の道へ進んでいた。
ユミン(ユン・ウネ)は脚本家アシスタントとして働き始めるものの、中々認めてもらえず不満な毎日。
ヘジは顔もスタイルも抜群で自分を磨くことには努力を惜しまない。
スジンは女優を目指しオーディションをうける毎日だが報われず。
ミニは裕福な家庭の子であるが両親が不仲であり家庭は最悪、留学を希望している。
そんな4人は卒業しても集まる仲良しだ。
しかしクラブでヘジがスカウトされ華やかな生活を送ることになってしまい、彼女たちの中に嫉妬や妬みが生まれてくる。
しかし自分の現実と理想、友人の挫折や成功を目の当たりにし自分はどうなのか見つめ直す彼女たち。
成功の裏側に努力があることに気がつき始めた彼女たちは大きく成長していく。
映画『マイ・ブラック・ミニドレス』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『マイ・ブラック・ミニドレス』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
女優を楽しむ映画
この映画は出演している女優陣を楽しむ映画である。
人気ドラマ『宮』のヒロインを演じてファンを増やしたユン・ウネを筆頭に、いまの韓国ドラマを引っ張っている若手女優四人を主人公にしていることが最大の見所である。
スタイル、顔立ちともに抜群の彼女たちがファッションのおしゃれさや夜遊び、そこそこの真面目なライフスタイルを視聴者に楽しませる。
映画を見終わったあと見事に彼女たちの印象しか残らない映画だがそれが本作の醍醐味であろう。
20代の女性に見てほしい作品
この映画は女優のファンでない限り男性が楽しめる映画の作りにはなっていないだろう。
それなりにすべてが順調で平凡な女学生がその先の輝かしい自分の未来を夢見る、そんな映画だからだ。
卒業したあとそれぞれの人生の理想と現実に苦しみ、今までいつも一緒にいた友人には嫉妬をし、本当の自分、これからの自分の生活を地に足つけて見つめ直す映画である。
誰もが感じた不安や妬み、焦りをファッショナブルな画像で娯楽作品として描いている。
中身はない、韓国版SATC
内容は盛り上がりにかけ、見た目の楽しさだけを提供する映画である。
中身が深く、感動し、人生の重さを知るみたいな感じの映画を期待しているひとは観るのを薦めない。
少しだけ笑えて、少しだけ感動し、少しだけ涙するそんなカジュアル映画である。
ハリウッドドラマから映画化した人気のSATCを、もう少し軽くしてみました!という雰囲気。
お国柄かアメリカほどはっきり色々表現できないのか大人感は少ないが、2時間見るには飽きない作品である。
ユン・ウネに注目
韓国ドラマの『宮』 『コーヒープリンス』などでその演技力を高く評価されているユン・ウネ。
とにかく素直そうな顔立ちに、抜群のスタイルが男女共に人気である。
本作品もユン・ウネの主演ということで観賞したひとも多いはず。
彼女の演技はずば抜けている。
泣くシーンでは目を真っ赤にし本当に泣き、笑うシーンではわざとらしくなく本当にお腹からゲラゲラ笑っているようだ。
ドラマの役柄がそのまま彼女のような気がして、作品にのめり込んでしまうひとが続出するのはそのせいであろう。
映画『マイ・ブラック・ミニドレス』 まとめ
韓国映画は種類様々、最近はアクションから感動ものまでその技術力を遺憾無く発揮し世界に見せつけているようにも見える。
そのなかで本作は何も考えたくない夜中に、女性が気軽に楽しめる映画である。
女性に見てほしい1本で、女優陣の可愛さはたまらない。
ファッショナブルな映像と彼女たちの衣装、華やかな夜遊びも目で楽しめる。
ふと見終わったあと内容ってどんなだったか?と考えるほど深い物語ではないものの、楽しめた印象は非常に強く残っているそんな作品なのだ。
ユン・ウネの魅力を知ってもらうにはお奨めの映画であり、その可愛さに多くのひとが魅了されること間違いなしだ。
韓国版SATCというと言い過ぎの気もするが、友情や現実に悩む等身大の姿が描かれている良質な作品である。
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