12000作品を紹介!あなたの映画図書館『MIHOシネマ』

映画『セイブ・ザ・ダイナソー』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『セイブ・ザ・ダイナソー』の概要:ジェイクは母や兄と共に、田舎町のブライトウッドで暮らしていた。ある日、ジェイクは友人達と森に探索に行き、スライム状の不思議な物体を見つける。その物体に薬品などが混ざると、小さな恐竜が誕生した。

映画『セイブ・ザ・ダイナソー』の作品情報

セイブ・ザ・ダイナソー

製作年:2017年
上映時間:94分
ジャンル:SF、アクション、アドベンチャー
監督:マット・ドゥラマンド
キャスト:ジョーダン・デュリウ、アナベル・ウォルフ、スコット・アーウィン、ベス・チャンピオン etc

映画『セイブ・ザ・ダイナソー』の登場人物(キャスト)

ジェイク・エモリー(ジョーダン・デュリウ)
中学生。数年前に父親を亡くしている。ごく普通の心優しい少年。ひょんなことから恐竜を生み出し、マグナスと名付けて飼うようになる。
アビー・タンジー(アナベル・ウォルフ)
ジェイクの友人。ジェイクの良き理解者。マグナスの存在を知り、ジェイクの手助けを行う。父親は環境保護庁の疫学者。
アラン・ファラデー(スコット・アーウィン)
警官。ジェイクの母親のジェニファーに思いを寄せている。素行が悪いジェイクの兄のマイクを何かと気にかけている。
ロデリック(ローランドホームズ)
軍人・大佐。威張り散らしている。秘密裏に行動しており、謎の生物を回収している。目的のためなら手段を選ばない。

映画『セイブ・ザ・ダイナソー』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『セイブ・ザ・ダイナソー』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『セイブ・ザ・ダイナソー』のあらすじ【起】

ジェイクは兄のマイク、母のジェニファーと田舎町のブライトウッドで暮らしていた。マイクは人を困らせてばかりおり、警官の注意を受けることもあった。ジェニファーは看護師として働いていた。そして、ブライトウッドは他の町とは違い、UFOの目撃情報が多発していた。

ジェイクは友人の協力を得て成績表を偽装したことが母にバレてしまい、1週間の外出禁止を言い渡される。しかしある夜、友人達が会いに来て、宇宙人を確認するために森に行こうと誘われる。ジェイクは母にバレないように、家をこっそり抜け出した。

ジェイク達は森を訪れた。そこで、友人のアビーはスライム状の物体を見つけ、研究するために持ち帰った。探検を終えた後、ジェイクは家へと帰るが、母に無断外出がバレており怒られてしまう。

アビーは課題に必要なことだとジェニファーに嘘を吐き、ジェイクの部屋を訪ねた。そして、森から持ち帰ったスライム状の物体を顕微鏡を使って見せた。そこには、今まで見たこともない綺麗な光景が広がっていた。アビーはスライム状の物体の分析をジェイクに任せ、足早に帰っていった。

映画『セイブ・ザ・ダイナソー』を無料視聴できる動画配信サービスと方法
映画『セイブ・ザ・ダイナソー』を無料視聴できる動画配信サービスと方法を分かりやすく紹介しています。

映画『セイブ・ザ・ダイナソー』のあらすじ【承】

ジェイクが研究をしようとしていると、マイクが現れ悪戯される。スライム状の物体、薬品、プロテインシェイクが混ざり、小さな恐竜が誕生した。ジェイクはその恐竜にマグナスと名付け、母や兄に内緒で飼うことにした。

病気が集団発生している可能性があるということで、環境保護庁の疫学者のフレッド博士と軍人のロデリック大佐が町にやって来る。ジェイクはマグナスの世話をしたかったが、母と町役場に行ってロデリック達の話を聞くことになった。町役場に来ていた町民が、不思議な生物を捕まえたとロデリック達に訴えた。ロデリックはただのナマズだと言いながらも、検査するため運び出すよう部下に指示を出した。

フレッドは娘のアビーを連れ、慌ててロデリックの後を追いかけた。そして、ナマズによく似た生物を引き渡すよう交渉した。フレッドの目から見て、運び出された生物はナマズではなかった。アビーはロデリックと父の険悪な雰囲気を見て不安を抱き、父に何が起きているのか尋ねた。フレッドにも何が起きているのかよく分からなかったが、身の危険を感じていた。アビーに携帯のGPS機能をONにしておくよう指示を出した。

映画『セイブ・ザ・ダイナソー』のあらすじ【転】

マグナスが一回り大きく成長し、ジェイクの部屋にやって来たアビーに見つかってしまう。アビーは父であるフレデリックに言うことを勧めるが、ジェイクは実験されることを恐れて嫌がった。

アラン警官は窃盗事件の調査を行っていた。すると、ロデリックを始めとした軍人が現れ、調査を引き継ぐと言われる。アランは腑に落ちなかったが本部から退去を命じられ、仕方なくその場を立ち去った。

ジェイクとアビーはマグナスの研究を行っていた。そんな中、マグナスがさらに一回り大きく成長する。アビーはすぐに家よりも大きくなることに気づき、父に言うべきだとジェイクに忠告した。ジェイクが嫌がっていると、友人達がやって来てマグナスが見つかってしまう。友人の1人がマグナスの姿をネットで広めようとしたため、ジェイクは怒って友人達を家から追い出した。

マグナスがマイクに見つかってしまう。ジェイクはマイクに協力を仰いだ。一方、町民のウィルは不思議な生き物の死骸を発見し、フレッドに報告した。フレッドはウィルに会おうとするが、行方が分からなかった。しかも、なぜかロデリックがウィルの携帯を持っていた。

映画『セイブ・ザ・ダイナソー』の結末・ラスト(ネタバレ)

さらに大きく成長したマグナスは凶暴化しており、アビーが怪我をしてしまう。唯一ジェイクの言うことだけは聞いていた。マイクは大人に言うことを勧めるが、ジェイクはそれを拒んだ。一方、軍はスライム状の物体から生まれた恐竜を始末していた。しかも、近くをUFOが飛んでいた。ジェイクの友人はその光景を撮影しようとして見つかり、軍に携帯を取り上げられてしまう。そこには、ジェイクの声とマグナスの姿が写っていた。

ジェイクはマグナスを隠すため、アビーと共に廃線を訪れた。その上空でUFOを見つける。ジェイクは驚き、友人に連絡を入れた。友人はUFOではなく、軍事用のドローンだと教えた。マグナスはドローンを破壊し、ジェイク達はその場を逃げ出した。

夜になり、ジェイク達はマグナスを隠して帰ることにした。しかし、マグナスが街中を通って変電所に向かったため、騒動になってしまう。軍にも見つかり、マグナスは捕まってしまった。さらに、フレッドの行方も分からなくなる。軍に拉致されたことが予想された。

ジェイク、アビー、マイク、ジェイクの友人達は軍の基地に侵入するため集まるが、ジェニファーやアランの反対に遭う。実は、ジェニファーは町民が病気を患うようになったことや夫が死んだのは軍のせいではないかという疑いを持っていた。しかし、子供達を危険な目に遭わせたくなかったため、反対していたのだった。ジェイク達はジェニファー達の目を盗み、行動に移した。アランは子供達を止めるのは不可能だと判断し、一緒に基地に向かうことにした。

ジェイク達は基地への侵入に成功する。マグナスの救助、フレッドの救助、基地の秘密を動画で配信する係に分かれて行動した。ジェイクやマイク達はマグナスを見つけるが、弱っていて立ち上がれる状況ではなかった。変温動物のため、体が冷えて動かなくなっているのだ。ジェイク達はマグナスの体を暖めた。だが、移動する前にロデリックに見つかってしまう。

ロデリックはジェイクを脅し、恐竜を生み出した薬品などの成分を聞き出した。その後、マグナスを始末しようとするが、マグナスが動き出したため失敗に終わる。ジェイクは混乱に乗じてマグナスや他の仲間と逃げ出した。しかし、マグナスはジェイクがいくら呼びかけても、基地の外に出ようとしなかった。ジェイクはマグナスとの別れを悲しみながらも、マイク達と立ち去った。

ジェイク達は追いかけてきたロデリックに捕まってしまう。フレッドは軍の不正行為について話し、行いを非難した。ロデリックがそれを認めるが、悪びれた様子はなかった。しかし、ジェイクの友人がロデリックの言動を動画で配信しており、生物兵器テロを企てたとしてロデリックは逮捕された。

ジェイクの前に、小さくなったマグナスが現れる。マグナスはジェイクの元を去り、空へと飛んでいった。

映画『セイブ・ザ・ダイナソー』の感想・評価・レビュー

物語の最初の方は、父親が亡くなってジェイクやマイクの心に影を落としている様子やマグナスとジェイクの関係など丁寧に描かれていたと思う。しかし、物語が終盤に差し掛かってくると、いきなり色んな情報が詰め込まれて一気に終わったような印象を受けた。ジェニファーが夫の死の真相について軍の行動を疑っていることなど、もっと詳しく描かなければいけないのではないかと思う。全体的な雰囲気や設定としてはおもしろいのだが、詰めが甘くて人にはあまりおすすめできない作品だった。(MIHOシネマ編集部)


少年と恐竜の友情物語だけでなく、軍が絡んだ陰謀などもあってなかなか見応えがある作品だった。主人公のジェイクが、大人ではなく中学生なのも良かったと思う。子供らしい無謀さと純粋さが感じられるキャラクターだった。恐竜のマグナスと一緒に暮らすことはできないが、ジェイクとの強い絆が感じられる結末で、少し切ないけれども温かな気持ちになった。現実世界で本当に恐竜が生まれたらどうなるのか、考えながら見られたのも楽しかった。(女性 30代)


『ジュラシックパーク』のような恐竜が現代に存在したらという、人間と恐竜の交流を描く作品かと思って鑑賞しましたが父の死に関係する陰謀や、軍の人間も登場してかなり内容が盛り沢山の作品でした。
恐竜と少年の交流はドキドキ出来て見ていて楽しいのですが、父親の死の謎などは必要なかったかなと感じます。そのせいで、ストーリーが少し難しくなっていて子供向けの作品ではなくなってしまった気がします。もう少し分かりやすく、詳しい描写があると見やすかったです。(女性 30代)

みんなの感想・レビュー