映画『キュート・リトル・バニーズ』の概要：異星人は人口の減少に悩み、地球の女性と交わって子孫を残すことにした。異星人が派遣した部隊は、偶然にも野ウサギと合体する。人間は警戒心なく異星人と合体した野ウサギに近づき、襲われてしまう。
映画『キュート・リトル・バニーズ』の作品情報
上映時間：108分
ジャンル：コメディ、ホラー
監督：トニー・ジョピア
キャスト：キャロライン・マンロー、ゲイリー・マーティン、クリストファー・デイン、ジョン・R・ウォーカー etc
映画『キュート・リトル・バニーズ』の登場人物（キャスト）
- メルヒオール・ハスラム（クリストファー・デイン）
- 通称、メル。家庭を崩壊させた父を恨み、村を出て母の元へ身を寄せていた。ずっとローズに思いを寄せ続けている。
- ローズ（リディー・ミシエック）
- イギリスの小さな村で暮らしている。幼い頃、メルに思いを寄せていた。現在は、チャールズという婚約者がいる。
映画『キュート・リトル・バニーズ』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）
映画『キュート・リトル・バニーズ』のあらすじ【起】
異星人は人口の減少に悩んでいた。そこで、地球の女性と交わり、子孫を残すことにした。異星人の部隊は地球に出動し、偶然にも森にいた野ウサギと合体した。人間は可愛らしい野ウサギが近づいて来ても、警戒しなかった。異星人は人間の女性を襲って誘拐し、傍にいた男性は始末した。
イギリスの小さな村では夏祭りの準備が行われていた。そんな中、森で男性の遺体が発見される。現場を確認したジェームズ巡査は、動物に襲われて殺された可能性を疑う。辺りを封鎖して調査するよう意見を出すが、夏祭りを中止にしたくない主任警部に反対され事故で処理するよう指示される。
バートは金貸しのリチャード・キャメロンから金を借りていたが、返済が上手くいっていなかった。リチャードはバートが持っている農場を手に入れ、コテージを建てて金を稼ごうとしていた。そんな中、バートの放蕩息子であるメルが村に帰ってくる。メルは母が亡くなったことを父に知らせた。そして、母が書いた手紙を渡した。手紙には「憎み合うのはやめましょう」という一文が書かれていた。
映画『キュート・リトル・バニーズ』のあらすじ【承】
メルは幼馴染のローズと再会する。幼い頃、2人は思いを寄せ合っていた。しかし、メルが何も言わず村を出たことに、ローズは怒っていた。しかも、現在ローズには婚約者がいた。それは、メルの知り合いでもあるチャールズだった。一方、異星人は電波の妨害を行い、人間への襲撃を続けた。
メルは村を去った後、ローズに手紙を書いていた。しかし、嫌われたと思って出すことができなかったのだ。メルはその手紙をローズに渡した。手紙を読んだローズは、メルの思いを知って動揺する。メルはずっと一途にローズに思いを寄せ続けており、初キスの相手にしたいと願っていた。ローズはメルの願いを受け入れ、キスをして体の関係を持ってしまう。
チャールズはローズとメルの関係に嫉妬し、腹を立てる。ローズを怒らせるため、わざと彼女の目の前で別の女性（アレクシー）を車に乗せた。チャールズはイライラしながら運転し、野ウサギを轢いてしまう。そこに、異星人と合体した野ウサギが現れ、襲われる。チャールズはクリケットのバットを使って反撃した。
映画『キュート・リトル・バニーズ』のあらすじ【転】
バリーはお宝を探し、仲間と共に森に探索に行った。すると、占い師に見てもらった通り、森の中でボールを見つける。そのボールは金色に輝いていた。バリーがそのボールを持ち出そうとすると、たくさんの野ウサギが集まって来た。仲間は普通の野ウサギではないことに気づき逃げることを勧めるが、バリーは聞く耳を持たなかった。そして、変形した野ウサギに襲われ、バリーは殺されてしまう。
バリーの仲間は森から抜け出し、ジェームズに助けを求めた。バリーの仲間は野ウサギが襲ってきたことを話すが、信じてもらえなかった。そこに、チャールズがやって来る。チャールズは野ウサギに襲われ、アレクシーが攫われたことを話した。
夏祭りの会場に、野ウサギにお尻を噛まれた青年が助けを求めてやって来た。しかも、野ウサギは青年のお尻を噛んでいた1匹だけではなく、他にもたくさんいた。人々は恐怖を抱き、会場は混乱に陥る。
ジェームズ達の前にたくさんの野ウサギが現れる。チャールズはクリケットのバットを使い、野ウサギと戦った。その時、変人の男が溜めている尿入りのボトルが倒れ、野ウサギに掛かった。すると、野ウサギは爆発して死んだ。異星人は人間の尿が弱点だった。
映画『キュート・リトル・バニーズ』の結末・ラスト（ネタバレ）
メルはローズと夏祭りの会場にいたが、人の波に飲まれ離れ離れになってしまう。野ウサギと戦いながらローズを見つけた。しかし、メルが守る前に、ローズは野ウサギに連れ去られてしまう。
メルとローズの父親は、異星人の監禁場所から逃げ出して来た女性・フィリスと遭遇する。一方、ジェームズ達は村民に危機を知らせに行くが、会場は襲われた後だった。その場に残っていたバートや村民達に、人間の尿が弱点であることを教えた。
ジェームズやメル達は異星人を倒すため、会議を行った。チャールズ達は銃、包丁、尿を入れた水鉄砲など思い思いの武器で戦うことになった。そして、フィリスは皆と別れ、応援を呼ぶために軍に連絡を入れる係となった。
ジェームズ達は野ウサギの群れと戦った。戦いの途中で、バートはメルと話をした。メルは家庭を壊した父を恨んでいたが、実はそれには理由があった。メルが自分の本当の子供ではないと知ったからだった。何も知らなかったメルは、衝撃を受ける。
仲間達が殺されていく中、ジェームズ達は女性の監禁場所である納屋に辿り着く。周囲にはたくさんの野ウサギがいた。チャールズはローズを助けるために1人で納屋に向かうが、転けて気絶してしまう。ジェームズ達はチャールズを救助した。
メルはローズを救うため、バートや仲間のマイクと行動した。しかし、途中でバートとマイクが野ウサギに襲われてしまう。メルは野ウサギを倒しバートを救うが、マイクが亡くなってしまう。
メル達は納屋に侵入し、捕まっていた女性を見つける。しかし、捕まっていた女性の1人であるアイリーンは異星人の子供を妊娠しており、既に手遅れだった。怪我を負っていたバートは、アイリーンと共に残ることにした。最後に、メルに自慢の息子だと思いを伝えた。メルはバートと固い握手を交わし、ローズと一緒にその場を離れた。
バートは襲ってきた野ウサギを道連れに自爆した。異星人は生き残った仲間と共に地球を離れることにした。戦いが終わり、皆安堵した。ローズは父と無事に再会できて喜んだ。チャールズはメルと戦いを称え合った。その後、キャメロンの元に荷物が届いた。箱を開けた途端、異星人に襲われる。
映画『キュート・リトル・バニーズ』の感想・評価・レビュー
これぞB級と言えるほど、ツッコミどころが満載な作品だった。何も考えずに、さらっと楽しむのが一番だと思う。セクシーなシーンよりも、グロいシーンがとにかく多かった。異星人と合体した野ウサギや人が怪我をしたシーンなど、明らかにCGと分かるのがおもしろかった。一点難点を上げるならば、登場人物が多すぎてシーンの切り替えが多かったのがややこしかったなと思う。あと、ローズが簡単にチャールズを裏切ったため、チャールズが可愛そうになった。（MIHOシネマ編集部）
素晴らしいB級映画です。最初から最後まで「え、なんで？」の連続。そもそも異星人が子孫繁栄のために人間と交わるという設定がもうB級ですよね。
そこから、人間だけではなく「野うさぎ」にも手を出した異星人。見た目は可愛い野うさぎでも中身は異星人に支配されたモンスターでした。
うさぎにお尻を噛まれたり、うさぎをクリケットのバットで退治したり、てんやわんやでしたが、最初はローズとメル、そしてチャールズだけだった登場人物がどんどん増えていき、ラストは誰が何のために戦っているのか分からない状態でした。さすがB級映画です。（女性 30代）
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