映画『夏物語(1996)』の概要:バカンスを過ごすためにディナールへとやってきた青年。恋人を待っていた彼は、そこで二人の女性に出会う。優柔不断な青年が三人の女性を相手にして綴る恋愛劇。エリック・ロメール監督作。
映画『夏物語』の作品情報
上映時間:114分
ジャンル:ラブストーリー
監督:エリック・ロメール
キャスト:メルヴィル・プポー、アマンダ・ラングレ、オーレリア・ノラン、グウェナウェル・シモン etc
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映画『夏物語』の登場人物(キャスト)
- ガスパール(メルヴィル・プポー)
- 数学の修士号を取得し、バカンスでディナールへとやってきた青年。恋人のレナを待っているが、そこで出会った女性達とも関係を深めていく。優柔不断な男。
- マルゴ(アマンダ・ラングレ)
- ディナールのクレープ屋で働く女。人類学の博士課程で、民族音楽の調査などをしている。恋人とは遠距離で、出会ったガスパールと仲良くなる。ちゃんと自分の意見を持っている。優柔不断なガスパールとは何度か口論をする。
- レナ(オーレリア・ノラン)
- ガスパールの恋人。急に約束をキャンセルしたり、突然ガスパールの前に現れたりと、奔放な性格。
- ソレーヌ(グウェナエル・シモン)
- マルゴの友人。ディスコでガスパールと出会い、一緒に叔父の家へ宿泊する。ガスパールを好きになるが、レナとの間で悩んでいるガスパールに苛立ちを覚える。初めて出会った人とは一緒に寝ないという自分の決め事がある。
映画『夏物語』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『夏物語』のあらすじ【起】
ディナールという町に、ガスパールという青年がバカンスへとやってくる。レンヌからきたガスパールは、数学の修士号を取得してばかりだった。
ガスパールは日中に海を散歩した後、夕方になってからクレープ屋を訪れる。そこにはマルゴという女性店員がいた。ガスパールはマルゴに無愛想な態度をとる。
翌日、水着を着て浜辺へと向かったガスパール。そこには、同じく水着を着たマルゴがいた。しばらく一人で泳いだ後、ガスパールは浜辺に座っているマルゴの隣に座る。一月後にはエンジニアとして働くというガスパール。その前にバカンスにきたのだ。マルゴは人類学の博士課程で、民俗学を専攻している。
マルゴとガスパールは浜辺を去り、歩きながら話をしている。マルゴは過去の恋愛について語り出す。
翌日、ガスパールは船乗りに会いに行くというマルゴについて行く。そこでマルゴは、自分の研究対象である民族音楽のインタビューを行う。実はミュージシャンになりたいと思っていたガスパールは、マルゴとの関係を深めていく。
映画『夏物語』のあらすじ【承】
翌日、マルゴとガスパールは海辺を散歩する。ガスパールはマルゴに、レナという恋人を待っているのだと告白する。そして、レナとの関係について語り出す。ガスパールは、レナは自分をあまり好きではないのだと言う。そして、約束の日になっても彼女は来ないのだと愚痴を漏らす。
翌日、マルコとガスパールはディスコへと行く。しかし、あまり楽しそうではないガスパール。
ガスパールとマルゴが再び海辺を散歩する。大勢と人達と騒いで遊ぶことのできるマルゴに、ガスパールは疑問を投げかける。マルゴは、人付き合いが得意なのだと答える。さらにマルゴは、ディスコにいたソレーヌという女の子をマルゴに薦める。
レナとの約束の日から一週間が経った。再び海辺を散歩するガスパールとマルゴ。二人はお互いの恋愛観や、お互いの恋人について語り合う。その後何度も逢瀬を重ねる二人の距離はどんどんと近づき、キスをする関係になる。
海辺で偶然にソレーヌと会ったガスパール。ソレーヌはガスパールを、サン・マロに住む彼女の叔父の家へと招待する。
映画『夏物語』のあらすじ【転】
ガスパールはソレーヌと共に、ソレーヌの叔父の家に宿泊する。そこで叔父夫婦の船に乗って海に出たり、楽しい時間を過ごす。二人の距離は徐々に近づいていく。
夜になり、深い関係になりかけたガスパールとソレーヌ。しかしソレーヌは、初めて会った人とはいきなり寝たりはしないのだと言う。
ディナールへと戻った二人は仲良く浜辺や町でデートをする。その後、ソレーヌの宿泊する部屋へと向かう二人。ガスパールはレナのことをソレーヌに話す。ガスパールはレナと共にウェッサン島へと行く約束をしていた。今すぐどちらかを選べと迫るソレーヌ。ガスパールはソレーヌを選び、二人でウェッサン島へと行く約束をする。
ガスパールはソレーヌとのことをマルゴに話す。マルゴは、レナでなくソレーヌを選んだガスパールに苛立ち、二人は口論をする。
突然レナがガスパールの前に現れる。レナはガスパールへの愛を何度も伝える。ガスパールはレナへの愛を再確認し、前からの約束通りレナと一緒にウェッサン島へと行く決断をする。そのことをマルゴに伝えたガスパール。マルゴはレナを選んだガスパールに納得し、喜ぶ。
映画『夏物語』の結末・ラスト(ネタバレ)
従兄との約束があり、レナはウェッサン島へ何日も滞在できないと言う。二人はそのことで口論してしまう。
ガスパールはマルゴをウェッソン島へと誘う。マルゴも、ガスパールと行ってみたいと言い、二人はキスをする。
ソレーヌと待ち合わせたガスパール。ガスパールはウェッサン島へ一緒に行けないとソレーヌに伝える。友人としてマルゴと一緒に島に行くのだと告白するガスパール。ガスパールはソレーヌに、別の場所へ行こうと提案する。ソレーヌはそれを受け入れず、明日電話すると言って去って行く。ガスパールはどうするか迷っていた。
レナからガスパールに電話がかかってくる。やはりウェッサン島に行きたいと言い出すレナ。そこへ、以前から欲しかった録音機材が安く手に入るという電話がガスパールにかかってくる。ガスパールは録音機材を取りに行くことを理由にレナとソレーヌの約束をキャンセルする。
マルゴが船に乗るガスパールを見送りにくる。今度、友人としてウェッサン島に行こうと言うガスパールを、恋人が帰ってくるから無理だと断るマルゴ。二人は熱いキスを交わして別れるのだった。
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