映画『ネオン・デーモン』のネタバレあらすじ結末と感想 | MIHOシネマ
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映画『ネオン・デーモン』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ネオン・デーモン』の概要:モデルを目指し田舎から都会へと出てきた少女が次第に自分の美しさに気付いてゆく中で、多くのライバルから嫉妬を向けられるモデル業界を舞台にしたスリラーサスペンス。少女はこの世界でどう生きていくのだろうか。

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映画『ネオン・デーモン』の作品情報

ネオン・デーモン

製作年:2016年
上映時間:118分
ジャンル:サスペンス、ホラー
監督:ニコラス・ウィンディング・レフン
キャスト:エル・ファニング、キアヌ・リーヴス、クリスティナ・ヘンドリックス、ジェナ・マローン etc

映画『ネオン・デーモン』の登場人物(キャスト)

ジェシー(エル・ファニング)
トップモデルになるという夢を叶えるため、故郷の田舎町からロサンゼルスへとやって来た16歳の可憐な少女。インターネットで知り合った写真家志望の青年ディーンに書類選考用の写真を撮影して貰い、すぐにモデル事務所と契約することとなった。事務所と契約を結んでからは次々と仕事が決まったが、同時にライバルモデル達から尋常でない嫉妬心を抱かれることになる。
ディーン(カール・グラスマン)
インターネットを経由してジェシーと知り合った写真家志望の青年。ジェシーがモデル事務所へ応募するための選考写真を撮影する。ジェシーが事務所と契約を結んだ後も交流を続ける。
ルビー(ジュナ・マローン)
撮影スタジオで出会ったメイクアップアーティスト。ジェシーが所属することになるロバータ・ホフマン事務所のモデル達へメイクを施す一方で、葬儀用のメイクを死体へ施す仕事もしている。可憐なジェシーに想いを寄せる同性愛者。
ジジ(ベラ・ヒースコート)
ロバータ・ホフマン事務所に所属しているトップモデル。最近まで精神科に入院していた。顔の整形手術を行っているが、特別隠そうとはしていない。初対面のジェシーには好感を持っていたが、次第に嫉妬へと変わっていく。
サラ(アビー・リー)
ロバータ・ホフマン事務所に所属しているトップモデル。初対面のジェシーに乱暴な口調で接する。モデル業界は枕営業が常識だとジェシーに吹き込んだ。
ロバータ・ホフマン(クリスティナ・ヘンドリックス)
自身の名前が付いた事務所のオーナー。モデルの選考を毎日自ら行っている。ジェシーの魅力に一早く気付き、わずか数分の面接で採用した。16歳というジェシーの年齢を19歳と偽ることを条件に数々の仕事を斡旋する。
ジャック・マッカーサー(デズモンド・ハリントン)
モデル達がこぞって憧れるカリスマ的カメラマン。彼に売り込んで認められると一躍有名になれるという。偏屈で神経質そうな態度だが、被写体のポテンシャルを偉観なく発揮させ撮影するアイデアと腕は一流。
ハンク(キアヌ・リーブス)
ジェシーが拠点としているパサデナのモーテルの管理人。気性が荒く、理不尽な理由で金銭を要求してくる怪しい男。宿泊客の個人情報も平然と漏らしてしまう。

映画『ネオン・デーモン』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ネオン・デーモン』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ネオン・デーモン』のあらすじ【起】

トップモデルを夢見る少女ジェシーは、夢を叶えるため故郷の田舎町からロサンゼルスへとやって来た。ジェシーはどこか事務所へ所属するために、インターネットで知り合った写真家志望の青年ディーンに応募用の写真を撮影して貰うこととなった。ディーンが撮った写真のテーマは、美しく飾られた死体である。ジェシーはグロスを散りばめた前衛的なメイクに首元から血糊を流し、ドレスを身に纏って目を見開いたままソファーに横たわる。凍てつく美しさに生気を全く感じない構図である。ジェシーが撮影を終え控え室へ戻ると、ロバータ・ホフマン事務所のメイク担当であるルビーという女性に声を掛けられた。ルビーはジェシーを事務所のパーティーへと連れて行く。

ジェシーはパーティーで、ロバータ・ホフマン事務所のトップモデルであるジジとサラを紹介された。ルビーは彼女らにジェシーの魅力を推奨したが、2人はあまり快く思わなかったようだ。それでもジェシーはルビーの口利きで、彼女達の所属する事務所を受けることに決める。

パーティーの翌日、ジェーンはディーンが撮った自身の写真を携えてロバータ・ホフマン事務所を訪れた。面接を担当したロバータはすぐにジェシーの魅力を見抜き、面接もそこそこに契約書にサインを求めるのだった。

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映画『ネオン・デーモン』のあらすじ【承】

所属事務所が決まった日の夜、ジェシーがモーテルへ帰ると部屋の中に山猫が侵入していた。一人では対処できないため管理人のハンクを呼びに行くと、彼は山猫に割られた窓ガラスの修理代や夜中に呼び出されたことへの精神的苦痛に対して損害賠償を求めてきた。ジェシーは仕方なく支払いに応じたが、管理人への不信感が募るのだった。

翌日、ジェシーは早速カリスマカメラマンのジャック・マッカーサーとのテスト撮影に臨んだ。ジャックはルビーにメイクを施されたジェシーを見るなりインスピレーションが働き、撮影所に居たスタッフを全員退席させて夢中でシャッターを押した。ジャックのジェシーへ対する評価は非常に高く、彼女が新人にも関わらず雑誌の一面に使用するかもしれないとほのめかした。

さらに後日、ジェシーはファッションショー企画者であるロバートのランウェイオーディションにも合格を果たした。定期的に行われるファッションショーの主な出演者はロバータ・ホフマン事務所に所属するモデル達だが、ショーの当日、ジェシーはトップモデル達を差し置き急きょトリで起用されることになった。それまで第一線で活躍していたジジやサラは、若く持て囃されるジェシーに対して強烈な嫉妬心を抱き始めるのだった。

映画『ネオン・デーモン』のあらすじ【転】

ジェシーは、ショーが終わった後のパーティーにディーンを同行して参加した。主催であるロバートは自身の両脇にジジとサラを侍らせているにも関わらず、ジェシーの美しさを絶賛する。そんなロバートに対しディーンは内面の美しさが重要だと反論するが、ロバートにもジェシーにも一蹴されてしまった。ジェシーはいよいよ自分の美しさを自覚し始めているような素振りを見せる。

その夜ジェシーは、モーテルへ帰るなり着る物もそのままに眠ってしまった。管理人のハンクに襲われるという悪夢で目が覚めたジェシーは、隣の部屋から女性の悲鳴が聞こえることに気付く。さらに耳を澄ますと、ハンクが隣人を襲っているようだった。ジェシーは恐怖のあまりルビーに助けを求め、彼女の家に逃げ込んだ。

ルビーの家でシャワーを浴びたジェシーは、眠りにつく前に自身が処女であるという告白をする。その告白にルビーはたまらずジェシーへの想いを告げ、体を求めた。ところがジェシーはそれを拒否し、ルビーは失恋のショックからジェシーへの報復を決める。

映画『ネオン・デーモン』の結末・ラスト(ネタバレ)

翌日、ジェシーはルビーに心境を打ち明ける。今のモデル業界がみんな自分になりたがっていること、自分の美しさに気付くことが果たして悪いことなのかという疑問。とんとん拍子にモデル業界での業績を上げる彼女が、次第に生まれ持っての美しさを自負し始めたことを吐露するのだった。その告白を反論せずに聞くルビー。すると、ジェシーの背後からナイフを持ったサラが襲い掛かった。ジェシーは屋敷の中を逃げ惑うが、サラだけでなくジジも凶器を持って迫って来る。逃げた先にあった水の張られていない中庭のプールに辿り着いた時、ついにジェシーはルビーの手によってプールに突き落とされてしまう。頭から血を流すジェシーは、3人の女達の手によって解体され、挙句食されてしまった。

ジェシーを殺害し食べきったルビーは、恍惚とした表情で彼女と一つになれた幸せを噛みしめていた。一方のジジとサラは、ジェシーが消えたことで再び事務所のトップモデルとして返り咲いた。後日ジャックからのオファーを受け撮影に挑む2人だったが、撮影の最中にジジの様子がおかしくなってしまう。吐き気を催したジジは退席し、えづき続ける。体調の悪そうなジジを心配したサラは彼女の後を追うが、ジジがジェシーのものと思われる目玉を吐き出している場面に遭遇する。ジジは「彼女を私の中から出さないと」と泣きながら自分の腹を掻っ捌き、そして絶命した。それを見たサラはジジの口から吐き出された目玉を飲み込み、凛として再び撮影の現場に戻って行くのだった。

映画『ネオン・デーモン』の感想・評価・レビュー

ニコラス・ウィンディング・レフン監督らしいビビットな彩色とアーティスティックな演出が、モデル業界の生々しい生存競争を描く。作中に使用されるハイブランドの衣装が煌びやかでとても美しい。食人などの衝撃的な展開もお洒落に表現されており、一見しただけでは展開が分かりにくい構成も個人的にはツボだった。

そこまで重要でない役どころであるモーテルの管理人にキアヌ・リーブスを起用したという点は頂けなかった。キアヌが何か物語の鍵を握っているのかと思いきや本当になんでもない役なので、肩透かしを食らったのが惜しまれる。(MIHOシネマ編集部)


本作は、モデルになることを夢見てジョージアの田舎からロサンゼルスへ出てきた少女ジェシーとファッション業界の裏側を描いたスリラーサスペンス作品。
華やかなファッションやバイオレンス描写、色彩豊かで独特な映像表現に心奪われた。
単なる女同士の戦いではなく、人間の嫉妬心や狂気が渦巻く世界観であるところがたまらなく良かった。
グロテスクと美しさの映像世界と不穏な音楽が不安を煽ってくるようで恐怖だったけれど、とにかくかっこよくて最高だった。(女性 20代)

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