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映画『ニューヨーク 冬物語』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ニューヨーク 冬物語』の概要:マーク・ヘルプリンのベストセラー小説を『ビューティフル・マインド』などの脚本家として知られるアキヴァ・ゴールズマンが初監督したラブストーリー。コリン・ファレル、ラッセル・クロウなど豪華キャストが共演。

映画『ニューヨーク 冬物語』の作品情報

ニューヨーク 冬物語

製作年:2014年
上映時間:118分
ジャンル:ラブストーリー、ファンタジー
監督:アキヴァ・ゴールズマン
キャスト:コリン・ファレル、ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ、ジェニファー・コネリー、ウィリアム・ハート etc

映画『ニューヨーク 冬物語』の登場人物(キャスト)

ピーター・レイク(コリン・ファレル)
幼い頃に両親に捨てられ、ずっと孤独に生きてきた青年。パーリーのもとで盗賊として生計を立ててきた。
ベバリー(ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ)
肺結核を患い、余命わずかとなった令嬢。病にくじけることなく気丈に生きてきた。
バージニア(ジェニファー・コネリー)
シングルマザーの雑誌記者。正体の不明なピーターをはじめ警戒するが、徐々に打ち解けていく。
パーリー(ラッセル・クロウ)
ピーターの所属する盗賊団のボス。非常に冷淡な性格で、裏切り者には容赦しない。物事を予知する能力に長けている。

映画『ニューヨーク 冬物語』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ニューヨーク 冬物語』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ニューヨーク 冬物語』のあらすじ【起】

ニューヨーク1895年。移民審査局で一組の家族が入国禁止となった。理由は肺結核を患っていたため。夫婦は、せめて生後間もない息子だけでも助けようと、息子を小舟に乗せ海に流した。

ニューヨーク1916年。子供は立派な青年に成長していた。彼は盗賊として生きていたが、盗賊団のボス、パーリーを裏切り追われる身となっていた。パーリーに追われている最中、ふいに現れた白馬に乗って青年ピーターは逃亡に成功する。

ある日ピーターは導かれるようにして一軒の屋敷へ強盗に入る。そこは肺結核を患っている令嬢ベバリーの住む屋敷だった。留守中かと思い盗みに入ったピーターだったが、ベバリーに遭遇。しかし二人は意気投合し互いに自己紹介をしあう。そこで、ベバリーの余命が残りわずかであることを知る。

一方のパーリーは物事を予知する不思議な石の力によって、ピーターの居場所と、後にピーターの運命の女性となり脅威となるベバリーの存在に気付き、二人が結ばれることを阻止しようと彼らを追い始める。

ピーターは追っ手を逃れるため街を出る準備を始めるが、初めて出会ったベバリーに強く惹かれている自分に気付いていた。

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映画『ニューヨーク 冬物語』のあらすじ【承】

ベバリーをさらおうと屋敷を訪れるパーリー。しかしそこに白馬に乗ったピーターが現れ、ベバリーを乗せ逃げ去っていく。

二人はそのままベバリーの別荘地へと向かった。ベバリーの家族に会い、親交を深めていくピーター。ベバリーとの距離も次第に縮んでいく。

パーリーは二人を排除するため、悪の判事のもとへ向かい、掟を破って自陣の外へ向かう許可を貰いに行くが却下される。パーリーは魔王のもとに仕える悪魔だった。悪魔にとって、光をまとうピーターとベバリーは危うい存在だった。

パーリーは、規律を破って堕天使となり、現在は地上で暮らしている男に協力を依頼する。

大晦日のダンス・パーティーに赴いたピーターとベバリー。パーティーは大いに盛り上がるが、給仕として潜入していた堕天使がベバリーに毒を盛る。

その夜、初めて二人は結ばれるが、堕天使の盛った毒によってベバリーは命を落としてしまう。葬式を終え悲しみに暮れるピーターのもとにパーリーの一団が現れ、彼を橋の下へ突き落とす。

映画『ニューヨーク 冬物語』のあらすじ【転】

ニューヨーク2014年。ピーターが橋の下へ落下してから100年が経ったが、ピーターは若き姿のまま生き続けていた。しかし彼は落下の衝撃で記憶を失ってしまっている。ピーターは記憶の片隅にある赤毛の女性の面影を探し求め、来る日も来る日も彷徨い続けていた。

ある日、記憶の断片としてふいに現れた古い屋敷を手掛かりに記憶を探り始めるピーター。偶然出会った雑誌記者のバージニアの助けを借り、図書館でベバリーの屋敷に関する資料を発見。そこでベバリーと自分が並んで写っている写真を見つけ全てを思い出したピーターは涙を流す。

100年間生き続けているピーターを、信じられない思いで眺めるバージニアだったが、自身の勤める会社の社長が、ベバリーの妹であることを知り、ピーターを連れ社長ウィラに会いに行く。ウィラは100歳を越えた老婆になっていたが、ピーターの姿を見た途端彼を優しく抱きしめた。

一方、ピーターがまだ生きていることを知ったパーリーは再び悪の判事のもとへ向かい、悪の力を捨てピーターへの決闘を申し込む。力を失ったパーリーは、戦いに敗北した場合、永遠に命を失ってしまうことになる。それでもパーリーはピーターを倒すことに執念を燃やしていた。

映画『ニューヨーク 冬物語』の結末・ラスト(ネタバレ)

バージニアの家へ夕食に招かれたピーター。そこで、彼女には末期がんに侵されている娘アビーがいることを知る。アビーの髪の毛が赤毛であることに気付いたピーターは、彼女こそが探し求めていた女性であり、彼女を救うために自分は100年もの間生き続けてきたのだと悟る。

そこへ、パーリーが仲間を連れてやってくる。ピーターは屋上に現れた白馬にバージニアとアビーを乗せニューヨークの空を飛び立つ。彼はかつてのベバリーの屋敷へ向かった。

白馬の魔力によってパーリーの手下を蹴散らしたピーターは、ついにパーリーと一騎打ちとなる。激しい戦いの末勝利したピーター。しかし、アビーの息は既に絶えていた。

ピーターは急いでアビーを抱え上げると、かつてベバリーと愛を誓いあったベッドの上にアビーを寝かせ、その額にキスをする。すると、アビーは息を吹き返した。

アビーを救うという使命を果たしたピーターは白馬に乗り上空へと飛び立っていく。やがて夜空を埋め尽くす星の一つとなり、そこで待っていたベバリーと再び結ばれたのだった。

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