この記事では、映画『N号棟』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『N号棟』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0070945
製作年 | 2022年 |
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上映時間 | 103分 |
ジャンル | ホラー サスペンス ミステリー |
監督 | 後藤庸介 |
キャスト | 萩原みのり 山谷花純 倉悠貴 阿部たかし 諏訪太朗 |
製作国 | 日本 |
映画『N号棟』の登場人物(キャスト)
- 史織(萩原みのり)
- 死恐怖症(タナトフォビア)を抱える大学生。学校では多くの友人に囲まれているように見えるが、実際には死の恐怖から逃れるため明るく振る舞っている。また、元彼の啓太が友人の真帆と付き合っているのを知りながら関係を続けるなど刹那的で身勝手な面も多い。以前は啓太と同じ映像サークルに所属していたが、人間関係が面倒という理由で止めてしまった。入院している母親が脳死状態にあることも彼女のパーソナリティに影響している。
- 真帆(山谷花純)
- 史織と同じ大学の同級生。史織の元彼である啓太と付き合っているが、まだ二人の関係が切れていないことに薄々気付いている。啓太と同じ映像サークルに所属し、卒業制作のロケハンのため啓太、史織と「幽霊団地」を訪れる。
- 啓太(倉悠貴)
- 史織の大学の同級生。史織の元彼で、今は真帆と付き合っている。後ろめたさを感じながらも史織に誘われて今も関係を続けている。史織に頼まれて卒業制作のロケハンに連れて行くことになる。
- 加奈子(筒井真理子)
- 史織達が訪れた団地の住人。団地ではリーダー的な存在で、住人からは一目置かれている。一見温厚な正確で柔和な口調だが、史織達に死者の存在や死後の世界について説き怪しい雰囲気を漂わせる。
映画『N号棟』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『N号棟』のあらすじ【起】
東京の大学に通う史織は、死によって自分の存在が無くなることを過度に恐れる死恐怖症(タナトフォビア)を抱えていた。史織は講義中に居眠りしていたため、教授からレポートを書くよう言い渡される。後日、「死の恐怖」と題された史織のレポートを読んだ教授は賛辞を送り、講義を受けて単位を取るようにと彼女に伝える。
史織は元彼の啓太が友人の真帆と交際していることを知りながら、今も彼を誘い関係を続けていた。友人に囲まれて明るく楽しい大学生活を送っているように見えたが、それも死の恐怖から逃れるためそう振る舞っているに過ぎない。また、史織の母親は植物状態で延命治療を受けており、脳死を受け入れるかどうか病院から迫られていた。
ある日、史織は啓太から映像サークルの卒業制作で真帆とロケハンに行くと聞かされる。啓太によると、ロケハンの場所は岐阜県にある幽霊団地と呼ばれているスポットらしく、今は誰も住んでおらず廃墟になっているという。
興味を持った史織はネットで検索して団地の衛生写真を確認した。すると団地の中庭に無数の人影がひしめいており、気味が悪くなって画面を閉じた。
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映画『N号棟』のあらすじ【承】
数日後、史織は啓太に連絡しロケハンに同行する。到着した三人は、廃墟になっているはずの団地に住人らしき男性がいるのを発見する。男は三人を追い返そうとするが、史織が「入居希望です」と咄嗟に嘘をつくと態度を一変させる。柳井と名乗るその男は団地の管理人らしく、三人を案内してくれることになる。
団地には他にもまだ多くの人が住んでおり、柳井から三谷という女性とその息子の倫太郎を紹介される。彼らは温かく三人を迎えてくれ、歓迎会までしてくれると言う。啓太と真帆は断るが、史織はそれを受け入れ、結局三人は団地に一泊することになった。
その晩、多くの住人達が集まり三人をもてなしてくれる。いつから入居するのかと聞かれ史織が言葉を濁していると、真帆が「映画のロケハンで来た」と本当のことを言ってしまう。それがホラー映画だと分かると急に気まずい空気となり、皆そそくさと部屋を出て行った。
自分達の部屋に戻った史織達は、急に窓を叩くような大きな音がして驚く。真帆が幽霊団地の噂が書かれたネット記事を見せるが、史織は怪奇現象など無いと頑なに否定する。
映画『N号棟』のあらすじ【転】
その後、史織達は柳井から団地に住む加奈子という女性を紹介される。加奈子は史織達に団地の住人は死者の霊と共存しているのだと話し始める。史織が加奈子の話を否定した瞬間、壁や天井を叩くような音が響き渡る。驚いて三人が部屋を出ると、三谷が突然5階の廊下から飛び降りて自殺してしまう。真帆がショックを受ける一方で、史織はカメラを回すように啓太に促す。
再三非常識な言動を繰り返す史織に嫌気が差した真帆は、「史織と関係が続いているのを知っている」と言って啓太を罵倒し、二人と同じ部屋で寝ることを拒否した。柳井はひとまず真帆を預かると二人に告げる。
翌日、目覚めた史織と啓太は住人からランチに誘われる。そこには真帆の姿もあり、すっかり住人の輪の中に入っている様子だった。史織は心霊現象や三谷の自殺のトリックを暴くため、三谷の部屋に行く。するとそこで三谷の霊を目撃、さらに倫太郎までもが飛び降り自殺してしまう。加奈子達に疑われた史織は部屋に監禁され、啓太も住人達に懐柔されてしまう。
映画『N号棟』の結末・ラスト(ネタバレ)
史織は隙をついて監禁部屋を抜け出し、団地の側にある建物に逃げ込む。そこでは、男が遺体から血を抜き、事件の隠蔽を図ろうとしていた。男を警察に突き出そうと連れ出すが、住人達に見つかりドアの空いていた団地の部屋に逃げ込む。部屋にはミイラ化した遺体があり史織は愕然とする。そこへ加奈子が現れ、ミイラは10年前に死んだ自分の恋人だと話した。その後も相次ぐ心霊現象に史織は錯乱し、啓太と真帆、最後に加奈子をナイフで刺し自殺を図る。
しばらくのち、死んだはずの史織や真帆、啓太、そして住人達は、三谷と倫太郎を磔にして謎の儀式を執り行っていた…
数日後、大学に戻った史織は教授を訪ねるが、急に退職し連絡が取れなくなったと知る。その後、病院へ行った史織は母親の人工呼吸器を外し、現れた母親の霊と抱き合った。
団地の住人となった史織は、部屋のベランダに出て解放された表情を浮かべるのだった。
映画『N号棟』の感想・評価・レビュー
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映画『N号棟』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『N号棟』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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