この記事では、映画『ノマドランド』のストーリー（あらすじ）をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『ノマドランド』の作品情報
出典：https://eiga.com/movie/93570/
| 製作年 | 2020年 |
|---|---|
| 上映時間 | 108分 |
| ジャンル | ロードムービー |
| 監督 | クロエ・ジャオ |
| キャスト | フランシス・マクドーマンド デビッド・ストラザーン リンダ・メイ シャーリーン・スワンキー |
| 製作国 | アメリカ |
映画『ノマドランド』の登場人物（キャスト）
- ファーン（フランシス・マクドーマン）
- 夫と死別した60代の女性。
- デヴィッド（デヴィット・ストライザー）
- 国立公園の仕事でファーンと仲良くなるノマド男性。
- リンダ（リンダ・メイ）
- アマゾン配送センターでファーンと仲良くなるノマド女性。
- スワンキー（シャーリーン・スワンキー）
- 癌を患っているノマド女性。
- ボブ（ボブ・ウェルズ）
- ノマドのコミュニティーの集会を開催している男性。
映画『ノマドランド』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）
映画『ノマドランド』のあらすじ【起】
2011年アメリカ・ネバダ州。60代の白人女性ファーンは夫と死別し、企業の倒産で自宅から立ち退きになった。ファーンはヴァンに生活に必要なものをつめこみ、車上生活をするノマドとして生きていくことを決意した。
ファーンは季節労働がない冬の間は倉庫で働き、仕事の期間が終われば車で移動する生活を送っていた。ある日、店で買い物をしていたファーンは教師時代の教え子に再会した。教え子がファーンがホームレスになったのか聞くと、ファーンは「ホームレスではなくハウスレスよ」と答えた。
季節は新年を迎える頃になり、ファーンは車の中で一人新年を迎えていた。
新しい仕事を探していたファーンは、ノマド女性のリンダと出会った。彼女の誘いで、RTRと呼ばれる車上生活者が集まってキャンプをする集会に出ることになった。そこには、様々な事情を抱えた人がおり、戦争でPTSDを負った人や両親を亡くした人がいた。RTRを主催しているのは自身もノマド生活をしているボブという男性であった。ボブは参加者の一人一人の話に耳を傾けていた。
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映画『ノマドランド』のあらすじ【承】
集会では、車の修理の仕方や生活で不便を感じる時の対処法を共有し、ノマド生活を送る人達が繋がる場になっていた。ファーンは闘病生活に苦しみ亡くなった夫の話をした。苦しむ夫を見て、自分が終わらせてあげたいと思ったが行動には移せなかったと話したファーンは涙を流した。ボブは、傷つき悲しむファーンに対して、夫は君と少しでも長く一緒にいたかったんだと思うと言い慰めた。
キャンプが終わり、人々は自分の生活へと戻っていった。ファーンはキャンプで知り合ったデヴィットの紹介で国立公園の仕事を得た。デヴィットとファーンは次第に心を通わせ親しくなっていった。
ある日、デヴィットの元を彼の息子が訪ねてきた。息子は、孫が産まれるから父親であるデヴィットに一緒に暮らすことを提案しに来たのであった。長年子供達と距離を置いていたデヴィットは、息子の提案に戸惑うが、ファーンが背中を押したことで息子達と暮らすことを決意した。デヴィットはファーンに一緒に来るよう誘うが、ファーンはいつか寄らせてもらうと答え、再び一人の旅へと出発した。
映画『ノマドランド』のあらすじ【転】
ある日、ファーンの乗っている車が故障してしまった。なんとか修理を試みるが自分ではどうしようもなかった。しかし古いヴァンにはファーンの思い出がつまっており、彼女はヴァンを手放したくなかった。
修理代を持っていないファーンは、久しぶりに会うことになる姉の家を訪ねた。姉はファーンを快く迎えてくれるが、ファーンの生活を理解してはくれなかった。姉はファーンに一緒に住むことを提案するが、ファーンはそれも断り修理代を援助してもらうと、一人の旅へと戻っていった。
その後、ファーンはデヴィットの家を訪ねることにした。その道中、ファーンは川に裸で浸かって自然の美しさを感じていた。
デヴィットの家を訪ねると、デヴィットは幸せそうに子供や孫達と暮らしていた。ファーンはデヴィットの家族に食事をご馳走になり、その日は暖かいベッドを用意してもらった。ベッドに横たわるファーンは複雑な心境でいた。眠りにつけなかったファーンは、デヴィットの家の庭に停めてあるヴァンに戻ると、毛布にくるまり小さくなって眠った。
映画『ノマドランド』の結末・ラスト（ネタバレ）
また旅に出たファーンは大雨の中、ヴァンを停めて泣いていた。
季節は流れファーンが再び倉庫の仕事をしている頃、RTRのキャンプが開かれる時期になった。キャンプに参加したファーンは交流があったノマド女性のスワンキーが癌で亡くなったことを知った。夜になりキャンプファイヤーが開催されると、ファーンや他の人々はスワンキーとの思い出の品を炎の中に投げて、彼女を偲んだ。
ボブは、ノマドの良いところはさよならがないところであり、別れの際には必ず「またね」と言うのだと話した。ファーンはそのボブの言葉を静かに聞いていた。その言葉を聞いたファーンは自らを顧みて、自分がかつて住んでいた街を訪れることにした。ファーンは自宅から運び出し倉庫に入れっぱなしにしていた荷物を全て処分し、夫の会社や自分の自宅だった場所を見てまわった。美しい自然の中を歩くファーンは、初めて過去と決別し新たな人生を歩むことを決意していた。
映画『ノマドランド』の感想・評価・レビュー
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映画『ノマドランド』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『ノマドランド』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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