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映画『NOPE/ノープ』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『NOPE/ノープ』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『NOPE/ノープ』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『NOPE/ノープ』の結末までのストーリー
  • 『NOPE/ノープ』を見た感想・レビュー
  • 『NOPE/ノープ』を見た人におすすめの映画5選

映画『NOPE/ノープ』の作品情報


出典:U-NEXT

製作年 2022年
上映時間 131分
ジャンル ホラー
パニック
スリラー
ミステリー
監督 ジョーダン・ピール
キャスト ダニエル・カルーヤ
キキ・パーマー
スティーヴン・ユァン
マイケル・ウィンコット
製作国 アメリカ

映画『NOPE/ノープ』の登場人物(キャスト)

OJ(マイケル・カルーヤ)
牧場を営んでいる青年。父親を亡くして塞ぎこんでいる。
エム(キキ・パーマー)
OJの妹。
エンジェル(ブランドン・ペレア)
家電量販店の店員。

映画『NOPE/ノープ』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『NOPE/ノープ』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『NOPE/ノープ』のあらすじ【起】

OJの父が営む牧場では映画撮影に使う馬を飼いならしていた。仕事が減り気味だったが父親は前向きでOJはそんな父を慕っていた。OJが家に戻ろうとしていた時に空から何かが降ってくる。降ってきたコインが当たり、父親が亡くなってしまう。

半年後。父親の仕事を継いだOJは撮影現場に馬を連れてくる。OJは現場に馴染めず、馬も暴れてしまった。彼は今回の仕事を失ってしまう。

妹のエムと帰宅途中、OJは牧場の隣にある西部劇の遊園地に立ち寄る。馬を買い取ってもらうためだ。エムはそのオーナーがかつて活躍していた子役だと気づく。気をよくしたオーナーはドラマの思い出を展示した部屋を見せる。そのドラマは、出演していたチンパンジーが撮影中に暴走し出演者にケガを負わせたせいで打ち切りになったドラマだった。

OJは逃げてしまった馬を探して遊園地までやって来る。彼の耳にイベントの様子が聞こえてくる。怪しげなアナウンスのあと、砂嵐のような突風が吹く。OJは空飛ぶ円盤のようなものを目撃する。家の監視カメラで確認しようとするがその時間は何故か動いていなかった。

映画『NOPE/ノープ』のあらすじ【承】

翌日。監視カメラを増設しようと家電店へと向かう。UFOを撮影し高値で売り込もうとしていた。店員であるエンジェルはその狙いに気づく。

OJの牧場にやってきた彼は2台のカメラを取り付ける。エムは遊園地から馬の像を盗んできて牧場に設置する。エンジェルはエムに追い返された。

その夜。不審な明かりを見たOJが外に様子を見に行くと子供の悪戯であることが分かる。エンジェルからカメラが止まっていると連絡が来る。彼は監視カメラの映像を無断で見ていた。OJは馬の像が空に吸い上げられるのを目撃する。エムの叫びでOJは建物に逃げ込む。外にいた馬は吸い込まれてしまった。エムは逃げるべきだと主張するがOJは馬の世話のために動かないと言う。

エムはカメラマンのホルストに電話をかける。助けを求めると共に撮影を打診するが乗ってくれなかった。

エンジェルがやって来る。非難されるのは分かっていながらも彼は牧場の上に動かない雲があることを報告したのだった。UFO発見への手掛かりを得たエムは興奮するが、OJは冷静にその様子を見ていた。

映画『NOPE/ノープ』のあらすじ【転】

回想。ドラマの撮影現場に子役時代のオーナーはいた。風船が割れる音をきっかけにチンパンジーが暴れ始める。チンパンジーは射殺されてしまう。オーナーはその日のことを思い出していた。イベントに向けてリハーサルを開始する。

イベントでオーナーは特別な体験ができると盛り上げていた。ガラスケースには馬が入っていた。突然、UFOが飛来してくる。オーナーは馬をケースから出そうとするが動かなかった。もの凄い砂嵐とともにオーナーや観客全員が吸い上げられてしまう。そこにOJが到着する。隠れながら馬を助けようとする。

OJからの電話で事件を知ったエムはUFOが家の真上にいることを察する。コインや鍵、人々の血を撒き散らしていた。馬を保護したOJは車で戻って来る。途中で突然停車してしまったOJはドアを開けて様子を伺う。UFOはOJの真上にいた。ドアを閉めてロックすると、OJは朝まで車で過ごした。

夜が明けて車が動くようになったOJは家に到着する。空から馬の像の首が落ちてくる。家に居たエンジェルの車に乗り換え、エムとエンジェルを連れて家から離れる。

映画『NOPE/ノープ』の結末・ラスト(ネタバレ)

遊園地の人々が姿を消したニュースが報じられる。エムの元にはホルストから撮影に協力したいと連絡が来る。

カメラを持ってきたホルスト。4人は作戦を立てる。OJは馬に乗って走っていた。そこにバイクが近づいてくる。それはゴシップ系の記者だった。しかし、バイクが動かなくなり彼は吹き飛ばされてしまう。助けに向かうOJだが、UFOを撮影しようと躍起になっている彼は食われてしまう。

OJはUFOを挑発する。大量の旗を浮き上がらせてUFOを詰まらせようとしていた。その様子を撮影していたホルストはさらなる映像を求め飛び出していく。UFOに吸い込まれながらも撮影を続けていた。

エムを助けるため、OJは馬に乗りUFOの注意を引きつける。UFOはOJに襲いかかり、OJの姿は見えなくなってしまった。

エムはバイクに乗るとUFOを遊園地へと誘い込む。そこにあった巨大バルーンを捕食させようとしていた。大きなバルーンを飲み込んだUFOはガス爆発を引き起こし自爆した。その模様は撮影に成功していた。エムは喜びと共にOJを失った悲しみに暮れていた。そこに馬に乗ったOJが現れる。

映画『NOPE/ノープ』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『NOPE/ノープ』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

ゲット・アウト

この映画を一言で表すと?

人種差別を題材にしたサイコスリラーの傑作、想像を裏切る恐怖体験!

どんな話?

黒人青年クリスが白人の恋人の実家を訪れるが、家族や周囲の異様な振る舞いに不安を感じる。やがて彼は、とんでもない陰謀に巻き込まれていく――。不気味な静けさと急転直下の展開に、最後まで目が離せません。

ここがおすすめ!

『NOPE』と同じくジョーダン・ピール監督作品で、社会問題をスリラーに巧みに織り交ぜた構成が秀逸。観終わった後に深く考えさせられるタイプの映画でありつつ、緊張感の連続でエンタメ性も抜群です。ホラーが苦手でも見応えあり!

サイン

この映画を一言で表すと?

空からの“訪問者”に立ち向かう家族の姿を描く、静かな恐怖の秀作。

どんな話?

田舎町の農場で暮らす元牧師のグラハム一家は、畑に奇妙なミステリーサークルが現れたことをきっかけに、地球外生命体の存在を疑い始める。不安が現実となり、やがて家族は試される運命に直面する。

ここがおすすめ!

ジャンルはSFですが、テーマは“信念と再生”。ジャン・ジャケットの正体を追う『NOPE』と同じく、“見えない脅威”に対する人間のリアクションが丁寧に描かれており、ラストにかけての感情のカタルシスが素晴らしい一作です。

アス

この映画を一言で表すと?

“自分そっくりなもうひとり”の恐怖を描いた、ジョーダン・ピールの挑戦作!

どんな話?

家族でバカンスに訪れたある夜、彼らの前に現れたのは自分たちにそっくりな「影」の存在。正体不明の“もう一人の自分たち”に追い詰められながら、物語はアメリカ社会の闇へと切り込んでいく。

ここがおすすめ!

『NOPE』と同様、社会風刺とジャンル映画の融合が光る一本。ホラーとしても完成度が高く、演出・演技ともに緊迫感抜群。深読み要素も満載で、観れば観るほど新たな発見があるリピート鑑賞向け作品です。

アンダー・ザ・スキン 種の捕食

この映画を一言で表すと?

地球に溶け込む“異質な存在”の視点から描く、静謐で異様なSFスリラー。

どんな話?

スカーレット・ヨハンソン演じる正体不明の女性が、スコットランドの町を徘徊し、男たちを誘惑しては姿を消す。彼女の目的と正体が徐々に明らかになる中、人間と“何か”の境界線が曖昧になっていく。

ここがおすすめ!

美しくも不気味な映像と、最低限の説明で進むストーリーテリングが、『NOPE』に通じる“観る側に委ねる”タイプの映画。哲学的な問いも多く、感覚的に楽しむことができるアート寄りのSFです。

クローバーフィールド/HAKAISHA

この映画を一言で表すと?

突如現れた巨大怪物を、ホームビデオ視点で描く体感型パニックSF。

どんな話?

ニューヨークで起きた謎の大爆発。逃げ惑う人々の視点で捉えられたその正体は、都市を破壊する巨大生物だった――。物語は1本のカメラに残された記録映像で語られていく、リアルタイム式の衝撃体験!

ここがおすすめ!

『NOPE』のように“未知の存在が空から襲う”というテーマに共通点があり、ジャン・ジャケットに似たモンスター的恐怖も楽しめます。臨場感と緊迫感に優れた演出で、まるで自分がその場にいるかのような没入感が味わえます。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ局の映画番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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