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映画『ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式』の概要:別の死体が入った棺が届くことから始まった不可思議な葬式。個性豊かなダニエルの親族が招く、問題だらけの葬式を描く。フランク・オズ監督が手がけた、90分のライトなコメディ。

映画『ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式』の作品情報

ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式

製作年:2007年
上映時間:90分
ジャンル:コメディ、ヒューマンドラマ
監督:フランク・オズ
キャスト:マシュー・マクファディン、キーリー・ホーズ、アンディ・ナイマン、ユエン・ブレムナー etc

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映画『ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式』の登場人物(キャスト)

ダニエル(マシュー・マクファディン)
ハウエルズ家の長男。責任感は強いが自信がない男性。妻との新居の敷金も工面できず、有名作家になった弟に引け目を感じている。
ジェーン(キーリー・ホーズ)
ダニエルの妻。義母・サンドラに冷たくあしらわれ続けているが、葬式が終わったあとの新たな生活に期待している。不安定なダニエルを支える存在。
ハワード(アンディ・ナイマン)
小心者で自分が何より大切な男。場の空気を読むのが得意ではなく、自分が気になることに夢中になってしまう。ダニエルとロバートの協力者の一人。
ジャスティン(ユエン・ブレムナー)
ハワードの友人。ダニエルの父親には会ったことはないが、マーサに会いたい一心で葬式に参加する。ハワードの手助けをせず、常にマーサと話す機会を伺う男。
マーサ(デイジー・ドノヴァン)
ダニエルの従妹。強気な女性だが、厳格な父親に弱く婚約者のサイモンの存在を明かせずにいる。
サイモン(アラン・テュディック)
弁護士である、マーサの婚約者。真面目さが売りだが、マーサの弟が持っていたいわくつきの薬を服用し誰にも見せたことのない姿を晒してしまう。
ロバート(ルパート・グレイブス)
ダニエルの弟。両親の元を離れ、一人ニューヨークで意気揚々と暮らしている。人気小説家であり、親族からもチヤホヤされる存在。

映画『ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式』のあらすじ【起】

作家志望のダニエルは今や人気作家となった弟のロバートに引け目を感じている。父親の葬式は長男として仕切らなければならないものの、落ち込んでいる母・サンドラや上手くいかない現実にヤキモキとしていた。妻のジェーンはこの葬式を機に、新天地で新たな暮らしを始められると信じていたが、実はダニエルは敷金を工面できず契約ができていないことを言えずにいた。

参列者のハワードは友人・ジャスティンを連れてアルフィー叔父さんを迎えに行く。ジャスティンの目的は親戚のマーサだと気づいていた。横暴な立ち振る舞いのアルフィー叔父さんに手を焼くもジャスティンには手伝ってもらえず、一人奮闘するハワード。駐車スペースもマーサに奪われ、遠くから車椅子を押して向かわなければならず、てんてこ舞いであった。

初めて婚約者・マーサの家族に会うことで緊張を抑えきれないサイモン。ソワソワとした様子を見兼ねて、マーサは弟・トロイの部屋にあった安定剤を飲ませるが、様子がおかしくなっていることに気づく。

ニューヨークから戻ってきたロバートが葬式の費用を折半してくれると思っていたダニエル。その現金を新しい家の敷金に充てるつもりだったのだ。しかし、プライドの高いロバートは見栄の張った生活を維持するのに必死だった。すぐに現金は用意できないと言うロバートにダニエルは戸惑うのだった。

映画『ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式』のあらすじ【承】

さらに一家を代表して弔辞を読むのはロバートであるべきだと、サンドラの兄・ビクターに言われてしまい気を落とすのだった。その頃ジェーンは、ピリピリとしたサンドラから八つ当たりを受けながらも我慢していた。

一向に到着しないアルフィー叔父さんを待ちながら、ソワソワするダニエルはピーターという男性に声をかけられてもろくに話を聞かなかった。その頃、サイモンの言動は手が付けられないほどおかしくなっていた。トロイは自分の部屋に置いていた薬を飲んだと知り、正直に幻覚誘発剤であることを明かす。なんとか誤魔化そうとするマーサをよそに、汗だくでアルフィー叔父さんを連れてきたハワードが到着し、葬式が始まってしまう。

落ち着いて座っていられないサイモンは、子供じみたダニエルの弔辞に笑いを堪えられない。さらに、棺が動いたと騒ぎだしてしまうのである。棺を倒し、遺体を外に出してしまったサイモン。気が動転したサンドラを見たビクターは、サイモンに対して激怒する。マーサは安定剤が合わなかったと嘘をつき誤魔化すが、トロイから何を飲んだのか知らされたサイモンは暴れ出すのだった。マーサを狙うジャスティンはこの事態を都合よく思うのだった。

映画『ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式』のあらすじ【転】

葬式が中断されている時、ピーターに再び声をかけられ書斎に入ったダニエル。父親からピーターについて話を聞いたことはないが、親し気な写真を見せられダニエルは違和感を覚える。父親から引き継いだ書斎を見渡すと、男性の写真や絵が多いことに気付いた。ピーターは父親の愛人だったのだ。1万5千ポンドを要求されたダニエルは急いでロバートに相談する。

葬式再開までの時間、トロイはサイモンが落としてしまった安定剤の行方を捜していた。その頃、ロバートの決断で小切手を切ることにしたが、ダニエルは自分の描いた小説を勝手にピーターに読まれたことで逆上してしまう。父親の秘密を守ろうと、ロバートはピーターを縛り上げることにした。そこへ入ってきてしまったハワードに、ピーターは発作を起こしたと二人は話した。安定剤を拾ったと言うハワードは、5錠薬を飲ませた。そこへトロイも入ってきてしまい、飲ませた安定剤は幻覚誘発剤だと打ち明けるのだった。

葬式を進めなければならないダニエルとロバートは、ハワードとトロイにピーターを任せてサンドラの元に戻った。そこへ用を足しに来たアルフィー叔父さんの世話に手こずったハワードがパニックを起こし、トロイが目を離した隙にピーターは椅子から飛び降り頭をぶつけてしまうのだった。

映画『ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式』の結末・ラスト(ネタバレ)

ハワードから報告を受けたロバートは、ピーターの存在を隠そうとする。トロイは父親の棺に一緒に入れてしまおうと提案するのだった。その頃、ジャスティンに迫られていたマーサ。実は二人は一度男女の仲になっていたのだ。全裸で煙突に上っていたサイモンは、マーサとジャスティンがキスしている様子を目撃してしまい、暴れ出してしまった。

葬式の参列者が庭に集まっている隙に、ピーターの遺体を父親の棺に入れようと目論んだダニエル。ハワードが必死に司祭を引き留める中、庭では拍手が巻き起こった。マーサはサイモンを説得しようと子供ができたことを告白したのだ。しかしビクターだけは二人の未来を祝福はできない。マーサは初めてビクターに反抗するのだった。

ピーターの処理も終わり安堵したダニエルとロバート。葬式も仕切り直しになった矢先、棺から声が漏れ始める。ピーターは意識を失っただけだったのだ。逃げ出したピーターがサンドラの前で写真を落としてしまい、式はパニックに見舞われた。

咄嗟にダニエルは「父は偉大な人でした」と大声で弔辞を読み上げる。誰も知ることのなかった父親の姿を受け止め、静かに見送りたいと申し出る。長年、夫が体に触れなかった理由が分かったというサンドラ。ロバートも最高の弔辞であったと、ダニエルを褒めるのであった。

アルフィー叔父さんの面倒を見ていたジェーン。一息つきにダニエルの元へ来たが、「安定剤があったから助かった」と口にした。屋根の上では全裸のアルフィー叔父さんがニコニコと幻覚を見ているのだった。

映画『ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式』の感想・評価・レビュー

「ただ静かに送り出したい」そんな当たり前の希望が崩れかける問題児だらけの葬式だった。それぞれに抱えている悩みはいたって日常的。劣等感や秘密の趣味、親に歯向かう勇気。思惑が全く違う方向にあった葬式が、時間を追うごとに同じ目線になっていくから痛快。実にくだらない展開なのだが、見入ってしまう一作であった。コメディらしい90分。大人な友人と分かち合いたい、心地いいお下劣作品である。(MIHOシネマ編集部)


本当は悲しいはずのお葬式。しかし、次から次へと問題が起きて人々が右往左往するので、思わず笑ってしまうおもしろさがあった。ほんの少しだけ感動もありつつ、可笑しい作品。
みんなそれぞれ問題を抱えていて、どうやって事態に収拾をつけるのかハラハラしながら見ていた。最後は無理矢理終わった感じも否めないが、何とか無事に葬儀を終わらそうと頑張っていたダニエル達に拍手を送りたくなった。なんだか元気になれる作品。コメディ映画が嫌いじゃないなら、ぜひおすすめしたい。(女性 30代)

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