映画『オンリー・ユー』の概要:1994年公開のアメリカ映画(原題:Only You)。マリサ・トメイをヒロインに迎えたロマンティック・ラブコメディで現代版のローマの休日。ファンタジーと恋愛をうまく混ぜた作品。
映画『オンリー・ユー』 作品情報
- 製作年:1994年
- 上映時間:108分
- ジャンル:ラブストーリー
- 監督:ノーマン・ジュイソン
- キャスト:マリサ・トメイ、ロバート・ダウニー・Jr、ボニー・ハント、ヨアキム・デ・アルメイダ etc
映画『オンリー・ユー』 評価
- 点数:65点/100点
- オススメ度:★★★☆☆
- ストーリー:★★★★☆
- キャスト起用:★★★☆☆
- 映像技術:★★★☆☆
- 演出:★★★☆☆
- 設定:★★★☆☆
[miho21]
映画『オンリー・ユー』 あらすじ(ストーリー解説)
映画『オンリー・ユー』のあらすじを紹介します。
医者のドウェインと婚約をしているフェイス(マリサ・トメイ)は、教師として働いている。
フェイスは昔、兄のラリーとした占いゲームで運命の人だと提示がでた名前が「デイモン・ブラッドリー」。
これを信じ続けた彼女はその後、占い師に告げられた運命の人の名も同じだったことからデイモンこそが自分の運命の相手だと信じて疑わなかった。
ある日、ドウェイン宛にかかってきた電話、その相手はデイモン・ブラッドリーと名乗る男だった。
驚いたフェイスはデイモンが今滞在しているという旅先のイタリアのローマに飛ぶ。
そして念願叶い、デイモンと初対面を果たしたフェイス。
当然のごとく良いムードになったのだが、実は彼の名前はピーターといった。
アメリカでフェイスに一目ぼれしたピーターは、彼女の弱点をつき騙したのだった。
これに怒ったフェイスは帰国しようと空港へ。
しかしまたしてもピーターの作戦にはまってしまう。
ピーターのことは腹が立つものの、簡単に男性のところへ来れてしまうほど婚約者を愛していないのだと気づいたフェイスは婚約を解消。
その後、空港で別れを告げられたピーターの姿を見て自分の彼への愛を確信したフェイスは、彼の乗った飛行機まで追いかけるのだった。
映画『オンリー・ユー』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『オンリー・ユー』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
マリサ・トメイのお茶目さ爆発
1990年代に可愛らしい女優がいた。
それがマリサ・トメイである。
ショートカットが小顔の彼女によく似合っていたのが記憶に残っている人も多いのでは無いだろうか?
おてんばな雰囲気で元気一杯の彼女の笑顔はこの明るい作品にぴったりであり、まさにお茶の間を沸かせる女優だった。
しかし、何故かその後は作品に恵まれずぱっとしない女優として活動を続けることに。
その後はすっかり大きい作品からは姿を消してしまった彼女だが、今見てもその若さ溢れる姿は見ている側も元気をもらえるのでおすすめである。
ファンタジー要素溢れる現代版ローマの休日
この物語のキーワードは占いで出た名前だ。
その名前を運命の人だと信じて疑わないヒロインのロマンティックな道中が笑えるし、ロマンがあって素敵でもある。
結果的に兄のいたずらであったわけで、本当の占いでは無かったのだが。
そして何より本当に大事なものは恋の気持ちで、占いで言われた相手ではないという王道のラブストーリー。
そりゃそうくるよね!というストーリーの流れではあるが、この安心感がたまらなく心地よいのである。
ラストシーンこそハッピーエンドになるのでちょっと風味は違うが、作風自体はローマの休日を思わせる明るく可愛らしいものに仕上がっている。
王道で安心のラブコメディ
ラブコメはこうでなくちゃいけないよという典型的な明るい映画。
可愛らしくて少々切ないながらも、笑いもある安心ストーリー。
特に女性が好きそうな話だが、万人ウケするだろうキュートな物語である。
マリサ・トメイがとにかく可愛い今作。くっきりとした目鼻立ちと可愛らしい笑顔が印象的な女優さんだと言うことは他の作品を見て知っていましたが、こんなにも彼女の可愛さが爆発している作品は他にないと思います。
ストーリーは王道なので安心して見られるし、相手はロバート・ダウニーJrという事もあり間違いありません。
フェイスの衝動的すぎる行動や、あっさりと婚約破棄してしまう点などツッコミどころはありますが、イタリアの風景と可愛らしい男女の恋模様を見られる作品として、十分満足出来るでしょう。(女性 30代)
映画『オンリー・ユー』 まとめ
マリサ・トメイといっても知らない人も多いだろう。
イタリア系アメリカ人の両親のもとに生まれた彼女は、目鼻立ちのはっきりとした個性的な美人女優である。
今でこそあまり観ないが彼女はまさにお茶の間のヒロイン力のある、魅力的な女優だった。
彼女の代表作は「忘れられない人」と本作品。
忘れられない人がシリアスで悲恋なのに対し、明るくコミカルな設定のラブコメであるこの映画はより彼女の可愛さを発揮させている。
パッケージも借りやすいキュートな作りで目を引くのも特徴。
個人的にもう1度観たい1990年代のラブコメに必ず入るのがこの映画である。
このタイトル自体あまり知らない人も多いと思うが、ぜひ観てもらいたいオススメの1本。
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