映画『オープン・シーズン2 ペットvs野生の動物たち』の概要:「オープン・シーズン」の続編。クマのブーグを始め平和に暮らす森の仲間達。憧れのジゼルとの結婚式を迎えるエリオット。しかし元ペットのウィンナーの飼い主が現れてしまい森の仲間はパニックに。
映画『オープン・シーズン2 ペットvs野生の動物たち』 作品情報
- 製作年:2008年
- 上映時間:76分
- ジャンル:コメディ、アニメ
- 監督:マシュー・オキャラハン
- キャスト:ジョエル・マクヘイル、マイク・エップス、ジェーン・クラコウスキー、コディ・キャメロン etc
映画『オープン・シーズン2 ペットvs野生の動物たち』 評価
- 点数:75点/100点
- オススメ度:★★★☆☆
- ストーリー:★★★★☆
- キャスト起用:★★★☆☆
- 映像技術:★★★★☆
- 演出:★★★★☆
- 設定:★★★☆☆
[miho21]
映画『オープン・シーズン2 ペットvs野生の動物たち』 あらすじネタバレ(ストーリー解説)
映画『オープン・シーズン2 ペットvs野生の動物たち』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む
映画『オープン・シーズン2 ペットvs野生の動物たち』 あらすじ【起・承】
憧れのジゼルとの結婚式を迎えたエリオット。自慢の角が折れてしまい自信喪失したまま結婚式を迎える。
気にするな、何度も生えてくるだろうと励ますブーグを始め、森の仲間達。
そんな式の中、元ペットであるイヌのウィンナーは、行方不明になったウィンナーを諦めきれず撒き餌を仕掛けた飼い主の餌におびき寄せられてしまい仲間の群れから離れてしまう。式では誓いのセリフの際に言いよどむエリオットは、車道に近付いて行くウィンナーを発見。慌てて後を追うが、元の飼い主に捕まってしまった。
車に連れ込まれ走り去ってしまった。
助けに行こうと盛り上がるブーグ達。しかし一方では、飼い主含めた「犬猫のペット連れのキャンプ仲間達」がペット・キャンプ場へと向かっていた。
仲間内のペット達は「野生動物がいかに危険か」を話しのネタにして野生に対しての怒りや不快感を高めていた。
給油中、点検中で停車している車の中にウィンナーを見つけ、ブーグやエリオット達は車内に忍び込むが、鎖で繋がれていて首輪が捕れない。
どうにか外したものの、逃げ損ないウィンナーは車の中にいたまま走り去ってしまった。
映画『オープン・シーズン2 ペットvs野生の動物たち』 結末・ラスト(ネタバレ)
指示のうまい頭のきれるジゼルを前にエリオットはまだ結婚していないのに、と相手の態度をなじり始める。怒ったエリオットはブーグやジゼルと別行動。全くウィンナーを追跡出来ず同じ所で動き回る。
ペット・キャンプに着いたウィンナーは電気柵の中の犬小屋に入れられてしまう。
久しぶりのペット仲間との再開に喜ぶウィンナーだったが、野生を友達と宣言したウィンナーに対してボス的存在であるフィフィは責め、ペットとしての意識を取り戻させようとしてくる。
忍び込んだハリネズミにより救出されたウィンナーだが、代わりに電気を浴びるハメになったフィフィは宣戦布告をする。
ペット達は、ペット・パラダイスに向かうが、野生動物に嫌悪している故に危険地帯。ウィンナーが中にいると信じたブーグ達は、メイクで犬猫に変装して侵入する。
しかしウィンナーと声に出して探した事で、フィフィ達に気付かれてしまう。
捕われたジゼルだが、侵入して同じく捕われたエリオットの熱弁を聞いたペット達の協力により脱出に成功。
ウィンナーは今回の事で縛られてこその自由に気付き、飼い主の元に戻った。
映画『オープン・シーズン2 ペットvs野生の動物たち』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『オープン・シーズン2 ペットvs野生の動物たち』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
エリオット好きに嬉しい
ムードメーカー、かつお騒がせ野郎の「エリオット」に今回はスポットが当たっている。
自身の結婚式を始め、ジゼルに対しての気持ち、仲間を思うエリオットなりの個性が強く出ているので、ついじれったい気持ちを持ちながらも応援したくなる雰囲気。
今回はペットが相手なので、あまり人との絡みは無い。
フィフィなどは少し野生動物に対しての偏見が強い為、「可愛い」印象を持ちにくいが、大事にされているからこそ余裕がにじみ出ている他のペット達と協力しながら、ウィンナー救出する姿が見もの。
長年のペット癖が抜けられず、本来自分が居るべき所がどこか、にちゃんと気が付けたウィンナーも偉い。
せっかく救出したのに、最後に森のメンバーの中から抜けてしまったウィンナーには残念だが、野生の生活とペットとしての生活両面を経験したウィンナーには静かに見守りたい気持ちにもなる。
変装シーンが必見
今回の1番の見所は、やはり「変装」してペット達の中に紛れ込むシーンである。
変装した姿のユニークさと、無理がある感や、高齢リスなのに女性と勘違いされたりなど、つい笑いが吹き出してしまうシーンが多い。
前作の様な感動シーンは無い分、今回は少しバタバタコメディ的な仕上がりなので、家族皆でも楽しめる作品である。
ジゼルの犬としての変装の違和感の無さや、意外とブーグの大型犬変装もオツなので、じっくり見ながら作品の流れを追うと楽しい。
野生、ペット、それぞれの幸せへの価値観が存在する事にも納得出来るし、自分の考える価値観が一番大事だと気付かせてくれる作品である。
今回の主役はエリオット。憧れのジゼルとの結婚式のシーンから始まりますが、スムーズに進むわけもなく、序盤からトラブルの連続。仲間のウィンナーを助けようと奮闘する動物たちの様子は『トイ・ストーリー』のようでブーグとエリオットの関係も、性格は全く違うのに固い絆で結ばれているウッディとバスのようでした。
どの動物も皆可愛いのですが、大型犬に変装するブーグは最高です。絶対バレるでしょと思ってしまうような出来ですが、本人たちは至って真面目なのがとても面白いです。
大人も子供も楽しめるストーリーなので家族みんなでワイワイ見てほしい作品です。(女性 30代)
映画『オープン・シーズン2 ペットvs野生の動物たち』 まとめ
今回は、前作である「オープン・シーズン」の主役であるブーグより、お騒がせキャラクターとも言えるエリオットが主役である。
その分ブーグは、落ち着いた元々ペットだった甘える優しい雰囲気の性格が、補佐役として今回うまく表現されている。
すっかり仲良く団結出来る様になった森の仲間達との距離感も観ていて楽しめる。
野生VSペットは意外と知らない世界、と言える人も多いはずなので、少し新鮮な気持ちで観る事が出来る上に、お互いの立場の違いから観てこその思い込みや偏見がコメディタッチで楽しい。
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