映画『俺たちステップ・ブラザース 義兄弟』の概要:2008年のアメリカのコメディ映画です。本作はアダムマッケイ監督と人気コメディ俳優のウィル・フェレルがダッグを組んでいます。中年ニートたちの社会復帰を描いており、脚本は監督とウィルの二人で書いています。
映画『俺たちステップ・ブラザース 義兄弟』の作品情報
上映時間:98分
ジャンル:コメディ
監督:アダム・マッケイ
キャスト:ウィル・フェレル、ジョン・C・ライリー、メアリー・スティーンバージェン、リチャード・ジェンキンス etc
映画『俺たちステップ・ブラザース 義兄弟』の登場人物(キャスト)
- ブレナン・ハフ(ウィル・フェレル)
- 中年で家の中でごろごろしたりお母さんにおねだりしたりとマザコン気味の彼は、母親の再婚によって人生が逆転する事に。
- デール・ドーバック(ジョン・C・ライリー)
- 中年で、ドラムが大好き。自分のドラムに触るものは容赦しない。働かず、医師免許も無いのに父親の後を継ぐと言い出す。父の再婚をきっかけにブレナンと意気投合し社会に進出します。
- ロバート・ドーバック(リチャード・ジェンキンス)
- デールの父で医者をしていた。今はナンシーとの船で世界旅行を夢に見ているが、デールとブレナンに阻止されてしまいます。
- ナンシー・ハフ(メアリー・スティーンバージェン)
- ブレナンの母でロバートとは一目で恋に落ちたのだが、離婚してしまいます。ブレナンとデールの行動には広い心で関わっています。
映画『俺たちステップ・ブラザース 義兄弟』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『俺たちステップ・ブラザース 義兄弟』のあらすじ【起】
働かない中年ニートのブレナンは母親のナンシーに甘えて暮らしていました。
そんな毎日に転機が訪れました。ナンシーが再婚する事になったのです。お相手は医者のロバート・ドーバックと言う男性で、パーティー会場で知り合いました。
ブレナンは、それは嫌だと拒否しました。何故なら再婚して向こうの家族と一緒に住むことになったのです。そんな事を言っても、もう決めた事なのだとナンシーが言い聞かせます。更に嫌なのは、相手の男性には一緒に住んでいる子どもがいました。しかも、自分と同じ中年男性です。気が合う事を祈るナンシーに、ブレナンは反対します。
いくら叫んでも喚いても状況は変わりませんでした。
次の日、ブレナンとナンシーは二人と家で食事をする事になりました。沢山の美味しそうな食事を見ても少しも嬉しそうにしていませんでした。ブレナンとデールはお互いに睨み合いました。こんな人を一緒に暮らすなんてどうかしてると互いに喧嘩を始めました。そんな二人に、ナンシーとロバートは困り果てていました。
映画『俺たちステップ・ブラザース 義兄弟』のあらすじ【承】
今日から一緒に暮らす事になった二人に、ロバートはルールを決めました。
空いている部屋にデールのドラムセットが置いてあって動かすなと脅されているので、二人には一緒の部屋で生活してもらう事にするとロバートが提案します。デールは、その話に、悲しげな表情をして、肩を落としました。同じ部屋なんて信じられないとショックを受けるブレナンでしたが、ただ、お母さんにおやすみと挨拶をし、仕方なく一緒の部屋で寝る事にしました。仲良くするようにナンシーは言いましたが、やはり心配でした。きっと大丈夫とロバートは励ましました。
一度でも目を逸らせば、パンチをお見舞いしてやると脅し合いました。互いのベッドの中から争っていると、いつの間にか眠りにつき朝が来ました。
朝が来て、ナンシーに起こされる二人はキッチンに向かい朝食を取ります。二人とも、よく聞くようにとロバートは真面目な顔で言います。二人には、これから自立してもらうようにしようと面接を入れたのです。それも明後日です。必ず行くようにと念を押されると二人は驚き、スーツも何も持ってない事に気付きました。ブレナンはロバートさんのスーツを借りてもいいかと、問いかけました。まず、ロバートさんと言う呼び方は止める様に言われました。そして去り際に、もちろん借りても良いと言われ、嬉しそうなブレナンでした。
映画『俺たちステップ・ブラザース 義兄弟』のあらすじ【転】
二人は一向に仲が良くなる事はありませんでした。突然、デールがドラムに触っただろうと問い詰めてきます。テレビを見ていたブレナンは焦って触ってないと嘘を付きました。そんなはずは無いと叫び、スティックが汚れていた事を主張するデールは、怒っていました。そして二人は、殴り合いになりました。ナンシーは更に心配になり、思い切ってロバートと一緒に、二人の夢である船旅に出かける事を計画し始めました。
時が経つにつれ二人は段々仲が良くなっていきました。突然、今日は、弟夫婦を食事に誘ったとナンシーは二人に伝えると、ブレナンは嫌そうな顔を押していました。
弟夫婦はすぐに家に到着し、一緒に食事をしていると、ブレナンの弟は自慢話ばかりしていました。
困った事に弟は自分よりも頭が良くお金持ちでした。何も言い返せないままブレナンとデールは席を外します。そこで、弟とロバートは契約を交わします。この家を売ろうと言うのです。二人はこの時何も知りませんでした。
映画『俺たちステップ・ブラザース 義兄弟』の結末・ラスト(ネタバレ)
夫婦は二人でこの家を売る事になりました。一週間後です。私達は船旅に出ると突然言い出すロバートは真面目な顔をしていました。冗談だろうという顔でデールが聞いていましたが、意見が変わる事はありませんでした。
今日は面接日です。早速二人は自分達が選んだタキシードスーツに身をまとい、様々な職業の面接を受けましたが、その可笑しな格好から、やはり受かる事はありませんでした。面接にタキシードなんてと馬鹿にされ、追い返されました。行き場をなくした二人は、こうなったら自分達で何とかすると意気込みそれぞれ行動しました。
ブレナンは弟にお願いし、弟の会社で働く事になりました。ミキサーのセールスを俺に任せてほしいとやる気満々です。この事業が、もし失敗してもこちらには何も損はない。成功すれば俺の利益になると、悪そうな顔をして会社の人達も納得しました。
パーティー形式でミキサーの紹介をする事になりました。丁度デールも料理人として働くようになっていたのでパーティーの料理を作ってもらう事にしていました。ブレナンは緊張していましたが、家族も来ていました。失敗は許されないと弟が真剣な眼差しで見ています。するとバンドマンの一人が突然切れていなくなって当たりは騒々しくなってしまいました。失敗だなと弟が思っていましたが、ロバートはデールとブレナンにステージに立つように言います。二人とも緊張してステージ上へ上がると野次が飛びます。
ブレナンが歌い出すと皆感動していました。
パーティーは大成功を収め二人は幸せに暮らしました。
映画『俺たちステップ・ブラザース 義兄弟』の感想・評価・レビュー
マザコンとドラム好きの中年ニート2人が親同士の再婚をきっかけに「兄弟」になるお話。親に甘えて暮らしている中年ニートのブレナンとデール。「中年ニート」と言うイメージ通りの外見で登場した時からすでに面白いです。
そんな2人が対立しながらも、自分自身を見つめ直し「独り立ち」しようと奮起するストーリーはあまりのダメっぷりにもどかしくなりながらも、頑張る姿は応援したくなりました。軽い気持ちで見られるコメディ作品です。(女性 30代)
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