映画『エスターファースト・キル』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『エスターファースト・キル』のストーリー（あらすじ）をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『エスターファースト・キル』の作品情報
映画『エスターファースト・キル』の登場人物（キャスト）
映画『エスターファースト・キル』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）
映画『エスターファースト・キル』の感想・評価・レビュー
映画『エスターファースト・キル』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

映画『エスターファースト・キル』の作品情報

出典：https://video.unext.jp/title/SID0093671

製作年	2021年
上映時間	98分
ジャンル	ホラーサスペンス
監督	ウィリアム・ブレント・ベル
キャスト	イザベル・ファーマンジュリア・スタイルズロッシフ・サザーランドマシュー・アーロン・フィンラン
製作国	アメリカ

映画『エスターファースト・キル』の登場人物（キャスト）

エスター / リーナ（イザベル・ファーマン）: サールン療養所の危険な患者。10歳ぐらいの女の子に見えるが、実際は31歳である。自由への執着が強く、絵を描くのが好き。時々ピアノも弾く。
トリシア・オルブライト（ジュリア・スタイルズ）: アレンの妻。名家の娘。豪邸に住んでいる。
アレン・オルブライト（ロッシフ・サザーランド）: トリシアの夫。職業は画家。娘が行方不明になったことに傷つき、別人のようになっていた。
ガナー・オルブライト（マシュー・アーロン・フィンラン）: オルブライト夫妻の高校生の息子。特技はフェンシング。エスターにとっては意地の悪い兄。
ドナン刑事（ヒロ・カナガワ）: オルブライト家と馴染みのある刑事。

映画『エスターファースト・キル』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）

映画『エスターファースト・キル』のストーリー（あらすじ）を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『エスターファースト・キル』のあらすじ【起】

2007年のエストニア。サールン療養所にリーナという少女が、収容されていた。リーナは一見おとなしい少女だが、実際は凶暴で何を考えているのか分からない。職員たちは警備体制を厳重にした。ある日リーナは、男性職員を自分の部屋に招き入れ殺害する。その後男から鍵を奪い、療養所から逃げだした。この様子を見た芸術療法士のアナは、ここで働く予定だったが「自分には無理だ」と断念し、その旨を責任者に伝える。アナは車で帰宅した。

リーナは、アナの車のトランクに隠れていた。そして彼女が家の中に入ると殺害した。その後アナの家のインターネットで「行方不明になった少女の一覧」を見て、自分と似た少女を探す。そしてエスター・オルブライトという女子に目を付け、彼女と似たような服装で外へ出かけた。深夜の公園で、警官がブランコに座っているリーナを見つける。名前を訊ねられると、リーナは「エスターよ」と答えた。

コネティカット州在住のオルブライト夫妻に、娘エスターが見つかったと知らせが入る。妻トリシアは、急いでエスターを迎えに行った。娘が失踪してから、4年経過していた。

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映画『エスターファースト・キル』のあらすじ【承】

こうしてリーナはエスターのようにふるまい、オルブライト家の一員になった。だがその家に住んでいた本物の娘と同じように振る舞うのはなかなか難しく、エスターはピリピリしながら毎日を過ごす。周囲の人物も、何となくエスターが別人のようであると感じた。特に心理カウンセラーのシーガーは、エスターにロシア語訛りがあると気づく。またエスターは診察室にいるインコの名前についても、疑わしい発言をした。

絵を描くのが好きなエスターは、父アレンのアトリエがお気に入りの場所となる。またエスターは、ブラックライトを使用したアレンの描画手法に興味を持った。

夕食時ドナン刑事が訪ねて来た。ドナンは穏やかに挨拶をしたが、明らかに何かを疑っている。

アレンはエスターが戻ってきてから、本来の自分を取り戻しつつあった。また妻の慈善活動にも協力的になる。夫婦関係は良好で、夜になると夫妻は昔のようにベッドで抱き合った。これはエスターにとって、見たくない光景である。エスターは夫妻が抱き合っている陰で、トリシアのドレスを破った。

映画『エスターファースト・キル』のあらすじ【転】

夫妻がパーティに出掛け、家には兄のガナーとエスターが残された。ガナーは友人を呼び、パーティを開く。そこへまたドナンがやってきた。ドナンはトイレを借りるふりをして、エスターの部屋へ忍び込み、彼女の指紋のついたレコードを持ち帰った。エスターは、すぐにレコードがないと気づく。

帰宅後エスターの日記を見つけたトリシアは、中を見てゾッとした。日記には「サールン療養所」の判が押されている。またドナン刑事の住所も記されていた。そしてエスターがいないことに気づく。

エスターはドナンの家に侵入し、ドナンを背後から何度も刺した。そこへ駆けつけたトリシアは、ドナンを撃ち殺す。「あなたは大人で指名手配犯なの？」トリシアはエスターに詰問した。

実は夫妻の娘は、失踪したのではなかった。ガナーの起こした暴力的な事故によって、死亡したのだ。このことは夫アレンも警察も知らない。トリシアは始めから、エスターが自分の子ではないと分かっていた。だがまた失踪されると、ガナーの罪を隠したいトリシアにとって都合が悪いのだ。「選んだ役を最後まで演じて」トリシアはこう言った。こうして2人は、共犯者関係を結ぶ。

映画『エスターファースト・キル』の結末・ラスト（ネタバレ）

だがエスターが大人だと分かるとトリシアは、アレンのアトリエで笑う彼女に嫉妬した。そこでエスターに、夫婦の性関係を自慢する。これはエスターにとって、耐えがたいことであった。

アレンはしばらく家を空けることになり、家族全員で駅まで見送りに行った。帰り道、エスターはガナーに催涙スプレーをかけ、逃亡を図る。だがその後警察に補導された。

トリシアとガナーは、エスターの殺害を試みる。このせいでエスターはカッとなり、ガナーを殺した。それを見たトリシアは怒りをむきだしにし、エスターと揉み合いになる。エスターがキッチンに火を着け、家中に火が回った。2人が屋根の上に避難すると、約束をキャンセルしたアレンが、帰宅する。驚いたアレンは屋根に登るが、1人しか救うことができない。そこで、子供だと思っているエスターの手を握る。このせいで、トリシアは屋根から落ちて死亡した。その後アレンは、エスターの入れ歯を見て「お前、何者だ？この化け物」と叫ぶ。アレンは屋根から落ちて死亡し、エスター1人が取り残された。

後日、エスターは火事で全てを失った孤児として保護された。

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