映画『男はつらいよ寅次郎かもめ歌』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『男はつらいよ寅次郎かもめ歌』のストーリー（あらすじ）をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『男はつらいよ寅次郎かもめ歌』の作品情報
映画『男はつらいよ寅次郎かもめ歌』の登場人物（キャスト）
映画『男はつらいよ寅次郎かもめ歌』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）
映画『男はつらいよ寅次郎かもめ歌』の感想・評価・レビュー
映画『男はつらいよ寅次郎かもめ歌』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

映画『男はつらいよ寅次郎かもめ歌』の作品情報

出典：https://video.unext.jp/title/SID0012010

製作年	1980年
上映時間	97分
ジャンル	コメディヒューマンドラマ
監督	山田洋次
キャスト	渥美清倍賞千恵子伊藤蘭米倉斉加年
製作国	日本

映画『男はつらいよ寅次郎かもめ歌』の登場人物（キャスト）

車寅次郎（渥美清）: 日本の至るところを旅するフーテン。口論になると家を飛び出す癖があるが、基本的に面倒見が良く、義理堅い性格。
諏訪さくら（倍賞千恵子）: 寅次郎の異母兄妹。「とらや」の女主人。上京したすみれの職探しや進学の手助けをする。
諏訪博（前田吟）: 桜の夫であり、諏訪家の大黒柱。本作で一軒家を買った。
水島すみれ（伊藤蘭）: 寅次郎商売仲間の一人娘。高校を中退していて、現在は工場勤務。東京で高校進学すること夢見る。
菊地貞夫（村田雄浩）: すみれの恋人。情熱的な性格の持ち主。

映画『男はつらいよ寅次郎かもめ歌』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）

映画『男はつらいよ寅次郎かもめ歌』のストーリー（あらすじ）を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『男はつらいよ寅次郎かもめ歌』のあらすじ【起】

ある晩、寅次郎は夢を見ていた。
江戸の柴又が水害に遭ったことから、代官が村の娘を人柱にすることに決めたのだ。
それを阻止すべく、寅次郎は村娘の身代わりに。
隙をついた寅次郎は代官を成敗し、『自分はお前の実の兄なのだ』と告げるといった内容の夢だった。

寅次郎がいつものように旅から戻ってきた頃、彼の異母兄妹のさくらは一大決心をしていた。
それは一軒家のローン購入だ。
それを祝い、新居には柴又の人たちが集まっていた。
寅次郎もさくらの兄として、一家に対して祝い金を送る。
ただ、寅次郎は普段は根なし草のフーテン。
祝い金の出所をさくらが問いただしても、寅次郎ははぐらかす。
やがてその問答は口論にまで発展し、とうとう寅次郎は新居を飛び出してしまった。

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映画『男はつらいよ寅次郎かもめ歌』のあらすじ【承】

さくら一家の新居を飛び出した後、寅次郎は差追分で賑わう江差町を訪れた。
その先で彼は、かつての商売仲間が孤独死していたことを聞く。
そんな仲間を不憫に思い、自分も弔ってやるべく、彼が住んでいた奥尻島に向かう寅次郎だった。

奥尻島に到着すると寅次郎は、商売仲間の娘・すみれと知り合う。
母親は幼い頃に出ていったようで、今となっては頼る者もいないすみれ。
彼女は高校を中退後、奥尻島の工場で働いていた。
しかし学業が未練として残っていて、いつかは上京して働きながらでも定時制高校に通いたいようだった。
それを聞いた寅次郎は彼女の役に立ちたく思い、上京したら「とらや」を頼るように言う。
そして彼は、「とらや」の住所をすみれに教えるのだった。

映画『男はつらいよ寅次郎かもめ歌』のあらすじ【転】

やがて寅次郎は、東京柴又に戻ることに。
ただ、一人ではない。
奥尻島からすみれを連れて来ての上京だった。

寅次郎をはじめとする柴又の人たちは、なんとかすみれに職を見つけてやろうとした。
それに加え、定時制高校に入るための試験勉強も見てやっていた。
一時期は弱気になるものの、時には厳しい言葉ですみれの背中を押す寅次郎。
それが功を奏し、見事すみれの高校編入が決まる。
さらに、コンビニのアルバイトとしても採用されることになった。
寅次郎もすみれの様子をうかがいに学校に出向き、彼女の同級生と仲を深めるようになる。

その一方、奥尻島では。
島から姿を消したすみれを探す男性がいた。
彼の名前は貞夫、すみれのかつての恋人であった。

映画『男はつらいよ寅次郎かもめ歌』の結末・ラスト（ネタバレ）

貞夫はすみれの行方を捜し続け、柴又に行きつく。
2人は再会し、貞夫は復縁が出来ないか頼み込むのだった。
すみれは快諾、その夜を貞夫と共に過ごすことにする。

その頃、寅次郎たち柴又の人間はすみれの帰りが遅いことに気を揉んでいた。
彼女が帰宅したのは朝方、寅次郎は何があったのか問いかける。
するとすみれは、貞夫を結婚することを報告したのだった。

色々と面倒を見たからこそ、腑に落ちない様子の寅次郎。
しかし最終的には、すみれたちを送り出す決心をする。
彼は「必ず幸せになること」をすみれに約束させ、自身は再び旅に出てしまうのだった。

時が流れて、正月。
すみれと貞夫は、再び柴又を訪れた。
2人が正式に結婚したことを、世話になった面々に告げるためだ。
その場に寅次郎はいなかった。
しかし彼はさくらと、さくらの夫である博に手紙を出していた。
そこには、すみれの父親代わり・母親代わりになることを願う内容が綴られていた。

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